妖精ペリの男
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説明
秋篠宮様が、今 トルコを訪問中だが、紀元前1000年頃からあったといわれる バビロニアの流れを汲み インド神話などにも繋がるペルシャ神話に登場する妖精のペリは、イランの高原地帯に棲んでいるという妖精の一種だ。ぺリは背中に翼のある美男美女で魔法が使え、四大元素の火から作られた存在らしい。麝香やローズウッド(紫檀)などの香りを食すとされ、普段は険しい山の頂や 深い泉の底に住んでいるが、たまに人間界に行き ペリの女性が人間の男と結婚する話もあるという。日本には天の羽衣という 似たような人間と天女の話がある。これはペルシャから日本に伝わった神話なのか、日本からペルシャに伝わっていった話なのかが興味深い。それとも 初代の神武天皇は紀元前660年といわれているから、 もしかすると 奇しくも同時代につくられた神話なのかもしれない。人間の想像力は よく似ているものだからわからない。でも、ヨーロッパの妖精はとても小さいから、人間と結ばれる西端アジアのペリや東端アジアの天女とは明らかに違っているのは間違いないと思う。 ロベルト・シューマン作曲の作品op.50(No.50)『楽園とペリ』(もしくは天国とペリ)は、キリスト教世界ではなく ペルシャ世界を題材としているので『楽園とペリ』と呼ぶ方が好まれていると聞いた。曲の内容は、罪を犯して楽園を追放された 妖精 ペリ族の子供が、再び楽園に戻るために「最も天の心に適う捧げ物」を探すという内容だ。日本ではこの曲はあまり人気は無いが メンデルスゾーンから絶賛されたそうで、ドイツ語圏では大人気らしい。
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