滑り台などの坂は傾斜が22°を越すと滑り易くなり、人は滑り台が30°を越すと恐怖心を抱くらしい。避難用滑り台の基準は25°以上35°以下となっている。文部科学省が規定した遊具の滑り台は45°以下で、傾斜が途中で変化しても平均が35°以下になるような規定があるそうだ。 今、日本海側は屋根の雪降ろしが大変そうだが、公園の滑り台に雪は積もりにくい。もし屋根がツルツルしていて傾斜が25°以上なら、滑り台のように雪が積もりにくくて 雪降ろしも しやすかったのにと思う。日本の屋根は、勾配を「寸」という単位で表わしていて、水平寸法10寸に対し垂直寸法が何寸あるかを測った数字だそうだ。例えば4.5寸なら勾配が約25°となり 3〜5寸の屋根は一般的な並勾配の屋根だという。屋根の勾配をきつめの5寸(26.6°)にして、表面を滑り台のように摩擦の少ないステンレスで覆ってしまえば、普通の屋根でも、雪が積もりにくく 雪降ろしがしやすいんじゃないかと思った。いっそのこと、屋根全体を滑り台にするのもいい。5寸半迄が一般的な『恐怖心を感じない勾配の屋根』ということだから アミューズメントハウスにしてしまうといいかもね。6寸以上の急勾配にすると 雪は積もりにくくなる、それでも瓦屋根などは雪がくっついて積もるだろう。6寸は30°を越えているから怖いしすべり易くなる。その屋根に上がり、立って雪降ろしをするのはとても危険だ。そして雪が積もらないためにはもっと屋根を急勾配にする必要がある。しかし、急勾配にして屋根が高くなると、建物は風の影響を強く受けてしまうらしい。日本は台風が来るから高くは出来ない。そこで考えた。豪雪時と強風時で屋根の角度が変化すれば良いのだ。 |