| 食品衛生検査で、菌の検出が多発しているのが「カット野菜」らしい。僕は常々カット野菜はただの飾りで「ぼったくりのなんちゃって食品」だと思っていた。だから 売れ行き好調の知らせを 苦々しく感じていたから、このニュースで内心ほくそえんでいる。カット野菜は 加工されている分 切り口等から菌が付着しやすく、配送や保存状況によっては 菌の繁殖する可能性が高くなるそうだ。消毒後の野菜から菌が検出されるということは、消毒やその後の保管管理が不十分であるとも考えられている。それに、食品加工の段階でユーチューバーが悪さをしている可能性も０ではないのだ。家庭で薬品を用いて消毒するなんてことはまずないだろう。 生野菜の食中毒リスクを防ぐために、飲食店や食品加工工場などではカット野菜の製造時に、殺菌のために消毒剤が使われている。カット野菜の消毒に使われている消毒剤の中で、日本で認可されている最も一般的な薬品は、食品添加物扱いで「アルコールとまぜると危険な次亜塩素酸ナトリウム」で、商品名だとビューラックスなどがそうだ。キッチンハイターやブリーチなどは食品添加物ではないから食品への直接の使用は不可能だ。カット野菜には、国が安全と認めている消毒剤が適切な濃度に薄められて使われている。加工後の大腸菌量を試薬で調べたデータを見ると、生野菜よりカット野菜類の方が危険性が高いことがよく判る。野菜の種類に関係なく、加工されている以上は菌が付着しやすい環境にあるのだ。「今回大腸菌群を調べましたがこの中にはそれ以外の雑菌なども含まれていると考えられます。」とのことだ。?カット野菜は手軽で安全だ、と安心するのはやめた方が良さそうだ。薬品の残留や菌の増殖が気になる人は、食前に水洗いした方が良い。だが残念ながら水溶性のＶＣは 次亜塩素酸ナトリウムと大量の水洗いで50%程度は失われると考えられているから、ＶＣを摂るためにサラダを食べているのなら、他の食品にした方が良いだろう。カット野菜は 健康に必要な野菜の量はとれずに、健康を害する危険な菌をとることになるのだった。100円程度で野菜を摂りたいのだったら、青汁を飲んだ方が良さそうだ。野菜をきちんと摂るなら 茹でた温野菜をＶＣで和えた温野菜サラダが一番さ！ |