安全第一
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説明
『安全第一』の後に品質第二、生産第三、と続きがある。1906(明治39)年に、アメリカの大手鉄鋼会社であるUSスチール社の社長が これを工場のスローガンとして提案したのが始まりらしい。日本では、1912(大正元)年に そのエピソードに感銘を受けた古河鉱業足尾鉱業所(足尾鉱業所の建物は1921年に市制を施行した足利市に買い取られ、同市に移築された。1922年から1973年まで市役所として使われた後 取り壊され、2025年3月に記念館が完成予定)の所長が「安全専一」を掲げ、社員に「安全心得読本」を配布したのが始まりといわれている。現在では「安全第一」の部分だけが一人歩きして使われる事が多くなり、工事現場や工場などでは「安全」と「第一」の間に緑十字を挟んで、「安全 ? 第一」と表記されることが多くなったようだ。 そのUSスチール社を日本製鉄が買収する問題で 海外メディアは新年から騒がしい。しかし日本製鉄はノーコメントを貫いている。アメリカとしては 安全第一の理念を日本に真似されただけではなく、それを産み出した会社そのものまで渡すのは 面目を潰された気がするのかも知れない。だが実際はどの企業も『社員の生活=会社存続=売り上げ=金儲け』が第一になっているようだ、企業理念は頭の中だけのお題目になっているのが現実だろう。そして 志をもって入社した新入社員の多くは いつの間にか損得勘定が上手くなり、社畜となって埋もれていくのだ。売り上げ第一=寝ないで働け=不正や事故よりもノルマ達成を優先しよう! きっと事故死の後は…異世界デビューが待っている。
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