和歌山滄竜
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説明
Wikipediaによれば、モササウルス(学名: Mosasaurus)は、約7,000 - 6,600万年前の白亜紀後期に水棲の頂点捕食者といわれて絶滅した爬虫類だ。モササウルス科は複数の亜科に分かれており、モササウルス亜科はさらに細分されて族に分類されている。そして5種あると分類された中で2種の化石が日本から産出している。 和歌山で発見されたモササウルス類のワカヤマソウリュウは、化石がほぼ完全な形で発掘されている。脚ヒレの長さは頭骨よりも長く、前よりも後ろのヒレの方が長い。現代の海棲動物を見馴れた僕には、後ろの方が長いヒレは奇異に感じる。頭骨の眼窩付近がやや左右に広がっていて両眼視ができた可能性があると考えられるそうだ。前脚のヒレの動きを補佐する背筋が発達していたと考えられているそうだ。他のモササウルスには無い イルカのような背ビレが存在した可能性があるという。顎骨はやや華奢で歯も細め。前ヒレが後ろ方向ではなく横方向に伸びるようになっていたらしい。脚ヒレの構造からウミガメやペンギンの泳ぎ方に近いのではと考えられているそうだ。 僕はヒレの大きさから空想する。潜水艦のように、前脚で上下、後ろ脚で推進力、尾のヒレは左右方向の舵取りの役割をする。そしてきっと、方向を定めやすくして直進性を上げる為に背鰭を得た個体が 生存競争に生き残っていったのだ。 ワカヤマソウリュウの頭は小さく顎も華奢であることからジェラシックパークに登場するモササウルスや海洋堂のフィギュアのような獰猛さはなく、両眼視で小魚を的確に捕えて餌にしていた可能性が高いそうだ。
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