リリカルStrikerS 3 ユーノ訓練参加
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ユーノは無限書庫で仕事をしていた。

 

その時、通信が入る。

 

『スクライア司書長、キサラギ一佐がお見えになっております』

 

もうそんな時間か。そんな事を考えながらユーノは司書員に通す様指示する。

 

暫く仕事をしていると軽いノックの音が響く。

 

「どうぞ」

 

ユーノの返答に職員とジンが入ってくる。

 

「やあ、久しぶりだね。元気にしてたかな? 親友」

 

ユーノは嬉しそうに出迎えた。

 

「ああ、何とか・・・ユーノも息災そうで何よりだ。親友」

 

お互い握手を交わした後、ユーノが応接用のソファーに座るよう促す。

 

お茶が運ばれてきてお互いそれを口を付けながら本題に入る。

 

「ユーノ・・・無限書庫の仕事が忙しいのは解っている積りだ・・・俺の願いはユーノに無理をさせることは重々承知している・・・

頼む!! ユーノ!! 1ヶ月に1度でいい!! 6課の戦闘訓練に参加して欲しい!! 

お前なら・・・俺達の世界で“魔王戦争”を俺や“ライザー”と共に戦った“補助魔法の天才”、“史上最強の結界魔導師”、“大賢人”のお前なら・・・頼む!! ユーノ!!」

 

ジンは頭を深々と下げユーノに懇願した。

 

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ユーノは溜息をつきながらジンに質問する。

 

「僕の仕事量がどれ位か知っていていってるのソレ・・・クロノの依頼だって他の管理局の依頼だってある・・・それでも僕に戦闘技能の訓練をやれと? 僕はいい、だが他の司書達に負担を掛ける・・・それでも・・・?」

 

そう質問するユーノ。

 

ジンはコックと頷く。

 

「なのはやヴィータがいるのに?」

 

「ああ・・・あいつ等や新人に見せたい・・・“本物”の戦闘技能を持つ者と持たざる者の違いを・・・そして、持つものどうしの戦いを・・・」

 

ジンはそう言いユーノを真直ぐ見つめる。

 

「皮肉だね・・・人殺しの技能は封印するべきだと説いた僕達が、新人に殺しの術であるソレを見せるなんて・・・」

 

ユーノは悲しそうに呟く。過去を振り返りながら・・・

 

「解っている・・・あくまで非殺傷で頼む・・・なのは達は慢心とまでは行かないが、訓練が固定化しがちだ・・・」

 

「・・・解った・・・引き受けよう・・・」

 

「有難う・・・スケジュールは其方に任せる・・・」

 

こうして、『大賢人スクライア』は六課で訓練を開始した。

 

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1ヵ月後、六課・・・

 

 

「と、言うわけで、君達の訓練を時々見ることになりましたユーノ・スクライアです。よろしく」

 

 

新人達はマジマジとユーノを見た。

 

いや、新人だけじゃない、教官であるなのは、ヴィータもマジマジと見る。

 

「ジン君・・・一体どういうこと?」

 

なのはが理解できないと言わんばかりに質問する。

 

ソレはそうだ・・・なのは達は『大賢人スクライア』の事は知らない。

 

知っているのは『幼馴染のユーノ君』だからだ。

 

「ああ、ユーノに防御戦の訓練を付けてもらう為に招いた」

 

なのはは慌てて、止める。

 

「無理だよ!! ジン君!! ユーノ君は確かにシールド系や結界系、支援魔法は凄いけど攻撃系はサッパリなんだよ!!」

 

やはり、なのはのユーノに対する評価は9年間止まっている。

 

「なのは・・・悪いが今のユーノは俺と同じ位強い・・・悪いがなのは達がどんなに頑張っても今のユーノには勝てない・・・いや、俺達でさえ負ける可能性がある」

 

俺の言葉にヴィータが呟く様にいう。

 

「プライドの高いお前がそこまで言うなんてな・・・そこまで言うなら私達に見せてくれ。ユーノがやれるのかどうか・・・」

 

そうヴィータがジンに問いかけていた。

 

「・・・いいだろう・・・だが、確かめるのはヴィータ、お前がユーノに問いかけろ。お前と鉄の伯爵で」

 

ジンはそうヴィータに言い放つ。

 

「いいぜ・・・」

 

「ユーノ、それでいいか?」

 

ジンの問いかけにユーノは頷き答える。

 

「僕はそれでいいよ」

 

「決まりだな・・・今から始めるぞ」

 

ジンの宣言に二人は頷き、無言で演習場に歩みだす。

 

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なのはが不安そうにジンに問い詰める。

 

「ジン君、一体ナに考えてるの!? ユーノ君がヴィータちゃんに敵うはずないのに!!」

 

なのはの問いかけにジンは普段道理に答える。

 

「俺はユーノが負けるとは微塵も考えていない。むしろヴィータの心配をしている位だ」

 

なのはは解っていない。ユーノの本当の強さを。そう考えながら静観する事にした。

 

(やり過ぎるなよ・・・ユーノ・・・)

 

むしろユーノがやり過ぎないか心配だった。

 

 

ユーノとヴィータは演習場上空で対峙していた。

 

「格下でも手加減しねーぞ」

 

ヴィータは微塵も自分が負ける気がサラサラ無い事を語外篭める。

 

「よろしく、ヴィータ」

 

一方のユーノは何時も通り、自然体だ。

 

(確かにアイツのシールドやバインド、結界系は強力だが攻撃系は無いに等しい・・・バインド系に気を配っていれば大丈夫だ・・・)

 

ユーノとヴィータはお互いバリアジャケットを装着した。

 

どうやらお互い準備万端だ。

 

そう判断したジンは開始の合図を言う。

 

「お互い準備はできたみたいだな・・・

 

それでは・・・演習開始!!」

 

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ジンの合図と共にヴィータは速攻でアイゼンを振りかぶり、ユーノに振りかざす。

 

しかし、ユーノは自然に除けると同時にカウンターでヴィータの鳩尾に拳を突き入れる。

 

「グゴ!?」

 

ヴィータは苦しそうに呻きを漏らす。

 

ユーノは右手刀でヴィータの首筋を強打した。

 

「ガハァ!?!?!?!?」

 

ヴィータは吹き飛ばされ、廃ビルに叩きつけられる。

 

「無闇に飛び込むのは良くないよ? ヴィータ、だから貰わなくていいカウンターを貰う事になる」

 

ユーノはまるでヴィータに訓練をつけるかの様な感じでそう言う。

 

 

「うそ・・・ヴィータちゃんがあんなに簡単にカウンターを・・・」

 

なのはは呆然と呟く。

 

当然と言えば当然だ、未だにユーノが戦闘の出来ない後方支援と思い込んでいるのだから。

 

「だから言った、ユーノは強いと・・・」

 

ジンは何を今更と言わんばかりに呟く。

 

そうでなければあの魔王戦争を生き残れない。それにユーノには“戦闘結界魔法”を発動していない。

 

ユーノ・スクライアの代名詞、ユーノをユーノたらしめている戦闘結界魔法。

 

相手を結界に押し込みその内部で敵に強烈な攻撃魔法を叩き込む。

 

ソレを使っていないということは言わば様子見だろう。

 

そう考えてジンは演習場を見やる。

 

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ユーノは掌をヴィータに向け魔方陣を展開しこう呟く。

 

「ファイガ」

 

ユーノは無詠唱で炎系最高呪文を打ち出す。

 

「あ、アレって!?」

 

「師匠の魔法と同じ・・・」

 

「しかも、ジン隊長より早え・・・」

 

なのは、アルベルト、ゼーレは驚きを露わにする。

 

(まったく・・・本当にアイツは天才だ・・・俺達の世界の術式を簡単に理解し、ソレをミッド式に術式を改良し運用できるのだから・・・しかもアイツは結界魔導師であり、支援攻撃や援護魔法、補助系魔法も出鱈目・・・俺達と同じEXクラスのランク測定不能の魔導師なんだから・・・

・・・アイツ自分が凡人と未だに考えている節がある・・・

GFのジャンクション数では俺達の中では最多、全魔法装備、召喚獣完全制覇だもんな・・・

幾ら記憶障害が改善されたとは言え・・・俺達でさえ気を抜けば混乱するのにアイツだけは記憶は明確だもんな・・・

どういう頭の構造してんだ? 全く謎だ・・・無限書庫でもGF召喚して働かせていたし・・・

まったく・・・才能の無駄遣いにもほどがある・・・)

 

ジンは親友の才能に呆れ半分、褒めるの半分で考え込んでいた。

 

 

ヴィータはファイガの直撃を喰らい失神、勝負はユーノの圧勝で終わった。

 

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ユーノは演習が終わり、廊下を歩いていた。

 

「お疲れ様・・・ユーノ君・・・」

 

ユーノはなのはの呼びかけに反応する。

 

「有難う・・・なのは。別に疲れては無いけど・・・」

 

ユーノはバツが悪そうに答えた。

 

「・・・ユーノ君って・・・実は強かったんだね・・・知らなかった・・・」

 

なのはは呟くように、拗ねた様に言う。

 

「僕は強くないよ・・・ジンに比べたら・・・」

 

「謙遜も過ぎれば嫌味に聞こえるよ・・・それに比べる対象が間違ってる・・・」

 

なのははやはり拗ねていた。

 

自分の恋人なのに恋人の事を知らなかった。

 

ソレがなのはを拗ねさせる要因だった。

 

「拗ねないでよ・・・なのは・・・」

 

「べ、別に拗ねてないもん!」

 

なのははユーノの言葉を聞いて頬をふくらませた。

 

ユーノは溜息を吐きながらなのはを抱きしめる。

 

「ごめん・・・なのは・・・」

 

「・・・もういいよ・・・今度だけだからね・・・」

 

そう言いなのははユーノの唇に自分の唇を優しく押し当てた。

 

 

ソレを物陰から覗いていたジンとはやては・・・

 

「・・・ウチ達も・・・する・・・」

 

「・・・悪くない・・・かも・・・」

 

と、2人に中てられていた・・・

 

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オマケ

ジン・キサラギのFF式レベル。

 

レベル・・・99(カンスト)

 

技・・・ラフディバイド

    フェイテッドサークル

    ブラスティングゾーン

    エンドオブハート

 

オーバーリミット・・・ソールオブライオン(ライオンハートを『ソールオブライオンハート』の状態で可能なリミット技)

 

           ライオンハート(ライオンハートを『ソールオブライオンハート』の状態で可能なリミット技。ジンの技では最強)

           ダメージが9999×50は確実に叩き出せる。

 

ファイナルリミット・・・ラグナロックライオンハート

(はやてとの合体技)ダメージが9999×100は確実な二人の“愛”と“勇気”が生み出したチート奥義

ユーノ曰く『出鱈目だね・・・二人とも・・・』

なのは曰く『にゃはは・・・二人とも程々に・・・』とのこと

これを見た人々はこう漏らす

『あ〜〜・・・世界って切り刻めるんだ〜〜〜〜・・・』

 

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ユーノ・スクライア

 

レベル・・・99(カンスト)

 

技・・・バーニングレイヴ

    メテオバレット

    ディファレントビート

    結界集束

    ワームホールシューター(全体攻撃、対象数100000体攻撃可能。ジンもできない事は無いが脳の処理速度が追いつかない)

    アルテマバスター

スクライア式ファイナルヘブン

 

オーバーリミット・・・グレートアトラクター

           ティプラーカレードスコープ(9999×50は確実に叩き出せる)

 

ファイナルリミット・・・グランドアルテマスターライトブレイカーex

(なのはとの合体技)ダメージが9999×100という何をどう間違えたらそうなったのか解らない砲撃

ジン曰く、『何考えてんだ? ユーノとなのはは?』

はやて曰く『なのはちゃんとユーノ君の“愛”の力やな〜〜〜〜』との事・・・

これを見た人々はこう漏らす

『あ〜〜・・・砲撃で世界が吹き飛ぶの始めて見た・・・』

 

 

 

説明
この作品はオリジナル主人公がリリカルなのはを引っ掻き回すお話です。

作者の妄想が生んだ産物とオリジナルが多く含みます。

気を付けて読んでください。
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コメント
確かにユーノは有能(シャレにあらず)だし凄いところはあるけど…もうユーノじゃねぇ(汗 (TETSU)
更新お疲れ様です。 今回は「え?誰コイツ?ユーノ?違うだろwねーよw」と思ってしまいました。チートすぎるw(taitan)
タグ
リリカルなのは FFオリジナル設定 

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