即興コント〜05:ちくわ |
お題:ちくわ
うー、寒い、コンビニでおでんでも買って食うかなぁ………って、コンニャクと昆布巻きとちくわしか残ってねぇ!
おれはガンモが食いたいんだよ、あと牛すじとはんぺん。
コンニャクも昆布巻きも嫌いだってことは仕方ねぇ、消去法でちくわにしておくか。
三郎 「ちくわだけ買って出るってのもなんだよなぁ、しかも不本意だし」
ノーチェ「助けてくれてありがとう!」
三郎 「なんだお前は」
ノーチェ「私はちくわの国のプリンセス! 悪い魔法使いに捕まってコンビニのおでんマシーンの中に閉じ込められていたのです」
三郎 「えーっと………救急車呼びましょうか? アッチの方の」
ノーチェ「助けていただいたお礼に何か差し上げたいんですが………」
三郎 「あのー、話聞いてます?」
ノーチェ「私にできる事ならなんでもおっしゃってください!」
三郎 「あ、それなら牛すじとガンモとはんぺんが食いたいッス!」
ノーチェ「それはちょっと〜、ちくわならいくらでも都合できるんですが」
三郎 「なんという使えなさ………じゃ、ちくわでいいです、腹減ってるし」
ノーチェ「ええっ、ちくわを食べちゃうんですかっ! なんて酷いことを………」
三郎 「酷いってアンタ、ちくわを食う以外にどうしろと」
ノーチェ「可愛くお化粧してあげるとかぁ、床の間に飾って鑑賞するとかぁ」
三郎 「ねーよwww」
ノーチェ「とにかく、あなたのお役にたちたいんです、代わりにお買い物でも行ってきましょうか? 財布貸してください」
三郎 「なんで見ず知らずの自称ちくわ姫に大事な財布渡さなくちゃいけないんだよ!」
ノーチェ「いーからぁ………ちぇっ、なんだこの貧乏人、1000円しか持ってないじゃん」
ミツル 「見っけたで〜! ちくわ姫、詐欺の現行犯で逮捕や!」
三郎 「なぬ、お前は手配犯かよ!」
ミツル 「泳がせて尻尾を出すのを待っとったんや、ご協力、まいどおーきに」
三郎 「しかも、おれは囮だったのか!」
ノーチェ「くっ、こんなところで捕まるたぁ私にもヤキがまわったようね」
三郎 「さすがちくわ姫、よく焼けてる」
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