即興コント〜07:ビブラート
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お題:ビブラート

 

 

勘一「ビブラートってなんですかいな? オブラートの類似品?」

 

三郎「音楽用語ですがな」

 

勘一「と言ってもわかりませんぜ」

 

三郎「そうだな、扇風機の前に顔近づけて、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜って声震えるじゃん? あんなの」

 

勘一「なーるほど、胸を叩きながら、ワレワレハウチュウジンダってやるあれですか」

 

三郎「英語的に言うとバイブレーターですなー」

 

勘一「なるほど、バイブもある意味魂を震わせる道具ですな」

 

三郎「携帯の着信バイブでドキッとするからな」

 

勘一「携帯………そう来ましたか」

 

三郎「何か?」

 

勘一「いや、てっきり別の道具かと………」

 

三郎「チナミは18禁がレーティングされてないからそれ以上はダメだゾ」

 

勘一「御意、で日常生活でビブラートなんて言葉使うのかよ」

 

三郎「使いません、せいぜい専門用語を使って、わぁこの人なんだか知らないけど博学ぅ、って思わせる程度」

 

勘一「合コンで使えそうですなぁ」

 

三郎「そもそも合コンなんぞお声のかからない我我には関係ないですな」

 

勘一「貴公と一緒にされるとは心外ですな」

 

三郎「あ〜ん? 裏切る気か」

 

勘一「裏切るも何も、あなた、合コンに着て行く服を買いに行く服すら無いじゃないですか」

 

三郎「さくら、それを言っちゃぁおしめぇよ」

 

勘一「お題トラは最初にやっただろ」

 

三郎「寅さんってさ、本当は妹のことを愛していて、だから毎回わざと失恋してるんじゃないかと思うんだ」

 

勘一「唐突な説来たねぇ」

 

三郎「しかし昔気質の寅さんは妹に横恋慕する自分なんて許せるはずが無くて、本心を見せないようさくらの前から姿を消して旅に出ちゃう」

 

勘一「一緒にいたら辛抱たまらん! バレちゃうかも! ってやつですな」

 

三郎「それゆえ甥の事を自分の息子のように可愛がるんだろうよ」

 

勘一「はぁ、なかなか出来た男、いやまさに男はつらいよだねぇ、しかも文学的な葛藤をも含んでいる!」

 

三郎「心に抱く秘め事がありながらも筋を通してブレない男、そこにシビれる憧れる」

 

勘一「我我はビブラートしまくってますけどね」

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30分で(ry、時間切れ、サゲが思いつかなかった…
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