希望と絶望 |
残酷な運命が待っているとしても……。
あなたは、その道を歩み続けますか?
「わかっていたことだろーが」
そうだ。
わかっていた。
それは、最初から決まっていたこと。
「何で今更、泣きそうになってんだよ」
呆れた顔をしてしょうがねーなと苦笑している水面に映る人物。
そう、自分自身。
「進めばいいんだ。 迷わずに」
例えそれが。
自分の死へと突き進んでいるという事になっているとしても。
「他に方法なんてねーだろ」
探した。
俺自身も助かる方法を。
しかし。
絶望以外に見つかったものはない。
俺だけの内に秘めて。
ただただ、仲間たちと希望へと進めばいい。
俺にとってのそれが絶望でも。
大切なモノを守れるならばそれでいい。
傍に俺が存在できなくても。
「どうしたの?」
あとどれくらいだろうか。
「もうそろそろ出発するよ?」
旅が終わってしまうのは。
「あぁ。 今行く」
………あと、僅かだ。
此処は、最後の地。
もうすぐ世界は希望の光に包まれる。
説明 | ||
自分だけが生き残れない。 ……自分が生き残っては誰も救えない。 本当に希望はないのだろうか? |
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