北郷一刀と不思議な漢 第二話
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注意事項

この作品の作者はいまいち三国時代の地理を理解してないです。

 

「そんなこと、あんま気にしないぜ!とか、俺もなんとなくしかわかんないし」とかそんな感じの人達。是非お読みになって、色々指摘してください。参考にします!

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一刀は今日の自分の不幸加減を呪った。目の前にいる三人組。一人は無精ひげを生やし、細身で長身の男。もう一人はものすごい小さい男。最後の一人は長身だがかなり太っていて間抜け面の男。三人とも、服装、装備品、目つきすべてが危ない人だった。及川というストレス発散アイテムがない一刀は、わけのわからない土地でわけのわからないおっさん達にからまれて、キレる一歩手前まで来ていた。しかし、見かけが危ない人は案外いい人が多いという事もあるので、普通にしゃべってみた。

 

「あの〜、ここはどこですか?」

 

「おっ?なんだ?自分のいるところもわからないのか?」

 

「けひひ!お前馬鹿だな〜、ここは地面の上だろ?」

 

小さい奴がそう言った瞬間場が凍りついた。細身の男は情けない顔して俺から目をそらす。

 

「違うんだな〜」

 

そう、太った男が間抜けな声でそう言った。

 

「おう、デク言ってやれ!」

 

どうやら、デクという名前みたいだ。

 

「ここは、地面の上じゃなくて、土の上なんだな〜」

 

また場が凍りついた。細身の男は申し訳なさそうな顔してこっちを見てくる。

 

「やべー、デクに一本とられちまった」

 

「えっへん!なんだな〜」

 

「すまないな」

 

ついに男は謝ってきた。

 

「いや、いいですよ。自分にもあんな友達がいますから。お互い苦労してますね」

 

「でも、いい奴らだぜ!」

 

ああ、この人いい人だ・・・いい人でよかった。

 

「ここの場所だったな、ここは、雍州の金城郡だ。」

 

またもや場が凍りついた。・・・あれ?俺だけ?後ろの二人は”ああ、そうか”とか”そうだったんだな〜”とか言ってる。

 

「(やばい、本気でわけがわからなくなってきた)」

 

一刀が必死に考えていると。

 

「おい、兄ちゃん。お前ひょっとして、どっかの貴族か?そんな光った服初めて見らぁ。」

 

「売れば、いい値がつきそうなんだな〜」

 

「おいてめえ!痛い目あいたくなかったら、身ぐるみ全部おいてきやがれ!」

 

「おいチビ、そんなに、怖がらせるなよ。それに、そんなのより、もっと稼げる方法があるぜ」

 

小さい奴はチビと言うようだ。というかお前たちはなんの話をしている。

 

「なんですかアニキ?」

 

細身の男はアニキというみたいだ。三人ともそのままだなあ・・・というか話を進めるな。

 

「こいつを、餌に身代金を頂戴するんだよ。ありったけのなぁ」

 

「さすがアニキでさぁ。ケヒャヒャ、お坊ちゃま〜おとなしく捕まってくれません、か!」

 

そういいながら、チビは俺の腹にボディーブローをいれてきた。

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「グッ・・」

 

しゃがみこみそうになったが、殴られた痛みよりも怒りのほうが勝って反撃に出た。相手は三人、一人を一撃で葬るにはこれしかない。

 

「金的ーーーーーーーーーーーーーーー」

 

「ギャアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 

股間に一刀の蹴りがクリンヒットして、地面をのた打ち回るチビ。それに駆け寄るアニキ。

 

「大丈夫か?チビ!・・・てめぇ、よくもチビを・・・・・こんにちは〜・・・」

 

アニキが振り向くとそこには一刀がすでに立っていた。

 

「おらぁーーーーーーーーーーーーーー」

 

「んっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 

アニキは声にならない声?をだして股間をおさえながら、うずくまった。三人目と振り返ると、股間をおさえるデク。しかし、なぜか頬が赤い。気持ち悪いと思い睨んでみると、一瞬体を強張らせたが、すぐに腕を頭において一言。

 

「おもいっきり、やってほしいn−−−−−−−−−−−−−−−−・・・んだな〜・・・はあ、はあ///」

 

言い終わる前蹴ったんだが、だめだったか・・・

 

 

まさに多種多様だ、のたうち回るものがいれば、うずくまり呻くもの、なぜか恍惚の笑みを浮かべるもの。・・・やっぱり、気持ち悪い。紐パンとは違う気持ち悪さ。

 

「(とりあえず、色々聞きたいな)」

 

報復されないように武器をとりあげようとすると

 

”ガシッ”

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アニキの剣をとろうとした時、アニキが俺の腕を掴んだ。

 

「待って下せぇ、これは大切なものなんでさぁ。これだけは、これだけは、勘弁して下せぇ!」

 

「いやいやいや、俺は追い剥ぎなんかしないよ。ただ、あんたと話がしたかっただけで、襲ってこないようにとりあげようとしただけだよ」

 

「そうだったんですかい。でも、安心して下せぇ。俺は今みたいに何回か返り討ちにあうことがあったけれど、こんなに強い人は初めてだ、あんたとは二度と戦いたくないって体がいってるんですわぁ」

 

そりゃ、金玉本気で蹴る男なんてなかなかいないからな。俺もそんなやつとは戦いたくないし。

 

「それよりも、そんなにその剣は大事なもの?」

 

「話すとながくなるんですが」

 

「え?じゃあいいy”俺は貧困街で生まれたんでさぁ」

 

だから、人の話を聞けよ。

 

「貧困街で生まれた子供は盗み、物乞い、捨てられた残飯で生きていくんでさぁ。俺は毎日必死で生きてました。そんなある日街に賊が現れたんです。街は焼かれ、人は次々に殺されていきました。俺は命からがらそこから逃げることができました。」

 

「そして、その途中で同じような境遇のチビとデクに会い野草や果物などを食べなんとか命をつないでました。しかし、そんな生活もいつまでも続かず限界に成りそうな時、村を見つけました。その村の人達はボロボロな俺たちを見てご飯に洋服、寝床までわけあたえてくれたんですわ。そして、俺たちはその村で暮らし始めました」

 

遠い目をして語るアニキ。そして、いつのまにか回復している二人が頷いている。

 

「そんな生活を始めて数ヶ月。村で作った野菜を街に売りに行く仕事を俺たちはもらい、街へ行きました。しかし、売れたのは少しだけ。落胆した俺たちは帰る道中官軍に会ったんですよ。その官軍達は酔っ払っていて、これは好機だと思い野菜をうってみたんでさぁ」

 

 

 

「あの〜、野菜買ってくれませんか?」

 

「お、坊主手伝いか?偉いな〜」

 

そう言って、野菜を眺め始める兵士。すると、どんどん人が集まってきた。

 

「お、俺これもらうわ」

 

「じゃあ、俺はこれ」

 

野菜は飛ぶように売れ、荷車にたくさん入ってた野菜があっという間になくなり、俺たちは喜んでいると

 

「おらぁー」

 

”ガッ”

 

「痛っ、やったなこの野郎ー」

 

そう言って官軍達は野菜を投げあいだしました。村のみんなが汗水垂らして必死で作った野菜・・・それをこんな風にするなんて・・・俺たちは凄まじい怒りに飲み込まれました。しかし、相手は酔った大人。こっちは子供。それに酔った大人に貧困街でよく襲われたことのある俺たちは恐怖に負けてそこから立ち去った。

 

「アニキー、俺あいつら許せねーよ」

 

「あぁ、でも、もし俺たちが怒っていたら、殺されてたんじゃないか?」

 

そういって、ごまかす自分が情けなく思えた。重い空気に堪えかねたのかデクが口を開いた

 

「む、村のみんなは野菜が全部売れたってわかったら、褒めてくれるかな〜?」

 

「あぁ、みんな驚くと思うぜ」

 

「アニキー早く戻りましょうよ!」

 

チビの顔に笑顔が戻った。

 

「(デクには後で礼を言わないとな)おう!早く戻るか!」

 

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村に戻った俺たちは言葉を失った。家は焼かれ、村のみんなが血まみれになって倒れていた。

見ず知らずの俺たちを助けてくれたみんな。手伝いをして頭を撫でてくれたあの手の感触。失敗しても笑って許してくれたあの笑顔。寝る前におやすみと言ってくれるやさしい声。もう、二度と手に入らない。デクはただそこに立ちすくんで涙を流している。チビはみんなのところに駆け寄って、涙を流していた。

 

「お、おか・・えり・・・」

 

声のした方を見ると、俺たちを毎日世話してくれてたおじさんがいた。

 

「”おじさん!”」

 

俺たちはすぐに駆け寄った。おじさんは腹を刺されたようで服が真っ赤に染まっていたが、いつもの笑顔を見せてくれた。

 

「野菜は・・・ちゃんと・・売れたか?」

 

「うん、全部売れたよ。ほらお金も」

 

そう言ってお金の入った袋を見せると

 

「そうか・・偉いぞ・・・・井戸の場所は・・・わかるよな?」

 

「うん。毎日水汲みしたから」

 

「井戸の・・裏の林に・・・木の棒が立ててある」

 

「うん」

 

「そこに・・村のみんなの・・・持ち物が埋まってる・・それを街で・・・・売るんだ・・・・そのお金と・・その野菜を売った・・・・お金で・・生きるんだ・・」

 

おじさんは真剣なまなざしで俺たちに言った。

 

「うん。わかった」

 

俺たちがそう言うとおじさんは笑顔を浮かべた。

 

「でも、なんで埋めてあるんだ〜?」

 

デクがそう尋ねると、おじさんは少し困ったような顔をした。その瞬間俺は気づいた。

 

「おじさん・・まさか賊が来るってわかってて、俺たちを街に?」

 

おじさんは俺の問いかけにしばらく目を閉じて、そして呟きだした。

 

「この村の・・若い者たちは・・・みんな賊に・・・やられちまったんだ・・・・だけど・・お前達が来てくれて・・・・俺も村のみんなも・・・・・喜んだ・・・・お前達と・・一緒に暮らせて・・息子が・・・戻ってきたみたいで・・・・幸せだった・・」

 

おじさんは泣いていた。俺もチビもデクも、おじさんの言葉を聞くために静かに涙をながしていた。

 

「おじさん。俺も幸せだったよ。こんなに人にやさしくされて、こんなにおじさん達に愛されて・・・」

 

「俺もしあわせだった!おじさん達が大好きだった」

 

「おでも、みんなと暮らせて楽しかったんだなぁ」

 

俺たちは必死に泣くのを我慢して笑顔を作った。

 

「そ・・う・か、・・・よかった・・・・”グッ、ゴホッゴホッ!”」

 

「”おじさん!”」

 

「はは・・俺はもう・・・・だめ・・・みたいだ・・・最後に・・言わせてくれ・・・・ありがとう」

 

「お、おじさん・・・おじさん、おじさん、死んじゃやだよ!また、文字を教えてよ!剣術も!まだまだ、たくさんあるよ!・・・俺、おじさんになにもお礼してない、俺、おじさんに頼ってばっかでなにもしてない。おじさん、おじさーーーん」

 

だけど、おじさんはもう動かない。俺たちは明け方までおじさんを抱きしめ泣き続けた。

そして、みんなを土に埋め、みんなの形見を持って村から出た。

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「すいません、長くなってしまって」

 

目に涙を浮かべる一刀をみたアニキは驚いた。

 

「な、泣いてるんですかい?」

 

アニキの言葉で我に返る

 

「えっと、ごめん!そんな大事なものとは知らずに取ろうとしちゃって」

 

俺は涙を拭い頭を下げた。

 

「いや、俺達の方こそすいません。・・・今、昔の事を思い出して決心したぜ、俺は賊をやめる!」

 

「まじっすかアニキ?」

 

「本気なんだかな〜?」

 

「あぁ、俺はこの人についていく!」

 

そう言って俺のほうを指差す・・・って、俺?

 

「いや、無理無理無理無理m”いいっすねー””おでも賛成だ〜”」

 

こいつらマジで人の話し聞けよ。・・・まぁ、利用させてもらうか。

 

「俺はアニキっていいます。真名はありません」

 

「おれはチビって名前です。同じく真名はないでさぁ」

 

「おではデクっていうんだな〜。右に同じなんだなぁ〜」

 

「俺の名前は北郷一刀。ところで真名ってn”じゃあ、あにきってよばせてください!”・・・(人の話を聞いてみようよ)」

 

「えっ?アニキがあにきって呼んだらアニキはアニキじゃなくなって・・・あれ?わけわかんなくなってきた。とりあえず、大兄って呼びますわぁ」

 

「お、おでは・・・”チラッ”・・・///」

 

チラってみるな、そして、頬を染めるな気持ち悪い。心の中で糾弾していると

 

「ご、ご主人様ってよぶんだな///」

 

グッ、やはり紐パン並みの気持ち悪さか。だが、まだだ、まだ終わらんよ。

 

「ところで真名ってなに?」

 

「大兄、真名も知らないんですか?真名っていうのは、真名っていうのはその人が本当に信頼している人だけに教える神聖な名で、もし、本人の承諾なしに真名で呼んでしまうと首がとぶんでさぁ」

 

名前を呼んだだけで死ぬなんてどんな嘘だよ。アニキに聞こうか。

 

「アニk”お、チビにしては上出来じゃねーか”・・・(なんですと?)」

 

「あにき真名には注意してください」

 

「お、おう」

 

やばい、チビに解説されたのが以上にむかつく・・・そう、これは及川に馬鹿にされたような感じだ。イライラしていると

 

「これからどうするんだなアニキ?」

 

「とりあえず、近くの村に行こう」

 

またもや、話を進めている。まぁそれが妥当なんだろうか・・・あれ?俺この人達に流されてる。この意味不明な状況を誰か説明してくれ。・・・見えた!これは夢だ。さっきチビに殴られた痛みは錯覚だ、とりあえずほっぺを・・痛い、痛いじゃないか。どういうことなんだ?俺が考え込んでいると

 

「あにきー、おいてきますよー」

 

ずいぶん前まで行っている三人。とりあえずついてくか

 

一刀の旅は始まった

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あとがき

 

二話目ですね。

今回もごめんなさい。この先も毎回言うつもりです。

 

今回は三人が仲間になりました。デクの”だなあ〜”しつこくてすいません。でもこれ以外わからないんです語尾が。

 

まとめると

アニキ・・・一刀をあにきと呼ぶ。途中から敬語にかえました。頭は普通だが、常識人

 

チビ・・・一刀を大兄と呼ぶ。”さぁ”を語尾につける。言葉使いが汚い、馬鹿

 

デク・・・一刀をご主人様と呼ぶ。”だなあ〜”を語尾につける、馬鹿

 

これからは三人のキャラを開拓してきます。どうぞアドバイスをお願いいたします。

 

次回は一刀ががんばります。

 

ていうか、あとがきって皆さん見てるんでしょうか?書いててむなしくなってきました。

 

三話はいつ更新するか未定です。

 

 

 

 

 

 

 

説明
こんにちは、二話目です。
いま、物凄い萎えてます。一昨日車から降りるとき、ドアを開けた瞬間ロードバイクと接触。怪我はしてなかったんですけど、自転車に損傷を。自分もロードバイク乗ってるからすぐわかったんですが、なんとコルナゴ!(あ、死んだ)と思い警察に電話。保険をきかせて、切符を切られる。まさに、肉を切らせて、骨を絶つ。はぁ、違いますね。

警察署に行ったのは、トラックにはねられたときの被害者側だけだったので、(ああ、逮捕かな?)とか思って調書記入。そして、帰宅。そして、萎えながらのTINAMI。すまいません。もうやめます。

今回は一刀ががんばります。
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コメント
これは笑えますw(ブックマン)
とりあえず、拠点で勘弁してください・・・(bang)
黄巾で天下を…(クロス)
みなさんはアニキ√がみたいんでしょうか?(bang)
wwwwww奇跡のアニキ√wwwwwアニキ達の話に思わず涙。うっうっううう;;(森番長)
なるほど!黄巾三人組とはまた斬新な!しかもアニキのキャラに思わず吹いちゃったよwwこれは続きが早く読んでみたいです!(自由人)
ちょwwwwwまさかの黄布三人組√wwwww やっべ、かなり楽しみだわwwwww(峠崎丈二)
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真・恋姫無双 北郷一刀 黄色い三連星 

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