闇姫無双 1 |
「天の御使いが舞い降りる時、乱世は平定され人々に平安が訪れるだろう。
その者、太陽のような衣纏いし者 限りない優しさで世を照らすだろう」
そんなうわさが流れてからはや数週間
私の名は関羽 真名は愛紗と言う
私は主となる劉備様(桃香)と共に使えてる張飛(鈴々)と共に各地で賊退治をしているころだった
桃香「ねぇ、愛紗ちゃん。」
愛紗「はい、なんでしょうか?桃香様」
桃香「あの噂って本当かな〜」
愛紗「あの天の御使いでしょうか?」
桃香「そう、その噂」
愛紗「わかりません。しかし世が荒れていますが、乱世とは・・・」
桃香「そうなんだよね〜」
私と桃香様がいま街で流れてる噂について話をしていると・・・
鈴々「お姉ちゃん!愛紗!なにか光るものがおちてくるのだ」
桃香「えーどこどこ?あっ・・・」
それは私たちが居た場所より少し北に落ちた
桃香「ねぇ鈴々ちゃん。行ってみようよ」
鈴々「わかったのだ」
二人は光が落ちた方へ走り出す
愛紗「お待ちください!桃香様!鈴々!」
私の制止も聞かずいってしまわれた
愛紗たちが来る少し前
光が地上に墜落
その光が消え去った後には一人の少年が横たわっていた
その少年の服は日の光を反射させ キラキラ光っていたのだった
そこへ桃香と鈴々が近づく
愛紗「お待ちくださいと・・・どうなされましたか?」
桃香「愛紗ちゃん、この人すっごい変な服着てるよ」
愛紗「変?」
鈴々「なんだかキラキラ光っているのだ」
愛紗「確かに・・・はっ 桃香様離れてください」
私が桃香様の前に立ちふさがる
その少年が気がついたようだ
少年「あれ・・・ここは・・・?」
俺が耳にしたのは女の子の声 それも三人
少年「たしか・・・・遅刻しそうになって走ってるときに何かにぶつかって・・・」
少しずつ気を失う前のことを思い出していく
そんな少年の耳に入ってきた言葉は
愛紗「何者かわかりません 桃香様下がって」
桃香「でも、なんだか優しそうな人だよ」
鈴々「お姉ちゃんは鈴々と愛紗が守るのだ」
少年「ん・・・・・・ここは・・・?」
目を開けるとそこには・・・
目を開けるとそこにはコスプレをした少女たちが・・・
桃香「あっ・・・気がついたみたいだよ」
少年「ココは?」
愛紗「ここは幽州豚郡の五台山の麓ですが」
少年「幽州?琢郡?中国かそこらへんのっぽい名前だが・・・」
桃香「ちゅうごく?ねぇ愛紗ちゃん、そんな邑あったっけ?」
愛紗「いえ、記憶にございません」
桃香「そうだよねぇ〜」
少年「中国じゃない?じゃぁさ今は平成だよね?」
桃香「へいせい?愛紗ちゃんわかる?」
愛紗「いえ、おぬし先ほどから訳のわからぬことを・・・」
少年(平成でもない、中国っぽいけどそれでもない・・・じゃぁココはどこなんだ?」
愛紗「・・・い、・・・・・てる・・・・・の・・・・か」
少年「え?なに?」
愛紗「お前は何者だ」
少年「俺は・・・・」