仮面ライダーディケイド×新・恋姫†無双 第9話
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これまでの仮面ライダーディケイド×新・恋姫†無双は!

 

 

一刀「ハアハア、ハアハア……。またあの夢だ。これで何度目だよ?」

 

何度も見る夢でうなされように起きる一刀。

一刀の周りには無数の地球。そして巫女服の少女管輅。

 

管輅「あの世界を破壊してください」

 

病に倒れる馬騰に頼まれる一刀。

 

馬騰「お主にこの西涼を治めて欲しいのだ」

 

破国を建国した一刀。

そこにボロボロの明命がやって来る。

 

明命「一刀さん……雪蓮様を……呉を助けてください」

 

ディケイドBLACK RXと孫策が戦う。

そしてディケイドBLACK RXはリボルクラッシュで敵を倒し、呉を助けるのあった。

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一刀達はすぐに蜀軍が居るところに到着した。

蜀軍はどうやら真桜と蒲公英の仕掛けた罠だけでなく、何者かと戦っている様子であった。

 

真桜「なんや? 罠にかかってるようには見えへんな」

蒲公英「誰かと戦ってるみたいだね」

一刀「大方見当はつくがな」

星「東王父」

一刀「そう言うことだ。変身!」

 

一刀はディケイドライバーに変身カードを挿入する。

 

ディケイドライバー「カメンライド、ディケイド」

 

一刀はディケイドに変身。そしてすぐに別のカードを挿入する。

 

ディケイドライバー「カメンライド、キバ」

 

ディケイドはディケイドキバに変身する。

 

沙和「それって、蝙蝠?」

一刀「元はな……」

風「でも何で蝙蝠なんですか〜?」

一刀「俺の気分だ。それより突撃するぞ」

破軍全員『はい!』

 

ディケイドキバを先頭に破軍は全軍突撃をかける。

 

 

 

世界の破壊者、ディケイド。

とある外史をめぐり、その瞳は何を見る。

 

 

 

 

オープニング

 

 

ある荒野でマシンディケイダーからおり、景色を眺める一刀。

 

写真のフィルムがいくつも入ったガラス箱をどかす一刀。

 

城の中庭で何かを思う、風、星、凪、真桜、沙和、翠、蒲公英、月、詠、恋、音々音、明命。最後に現れる稟。

 

一刀が中庭の外れでマシンディケイダーにもたれかかり、一刀の周りには自分に味方する13人の少女の虚像が次々に現れる。

 

フィルムが入ったガラス瓶が落ちて割れ、一刀の顔には9人の平成の仮面ライダーの顔が浮かび上がる。

 

どこかで紙飛行機を飛ばして投げる、東王父。

 

一人、空を見上げる凪。

 

13人の少女とその中心にいる一刀。

 

いくつものフィルムが回ると同時に場面が変わり、ディケイドに変身した一刀の周りには先ほど別の少女達が囲み、襲いかかろうとする。

 

ディケイドはライドブッカーのソードモードで少女達の攻撃を防ぎ、少女の一人を斬りかかる。斬られた少女は怪我はしてないが、思わずのけぞる。

 

ディケイドは次に素手で少女達を上手くやり過ごし、攻撃を防ぎ、素手で攻撃する。

 

一刀は稟をマシンディケイダーに一緒に乗せて、走る。その後ろを走って追いかける東王父。

 

仮面ライダーディエンドは己の武器、ディエンドライバーを振りまわすように様々な方向に向け、正面にディメッションシュートを放とうとする。

 

マシンディケイダーで走るディケイド。その周りには己の力が持つ平成ライダー9人が映し出される。

 

 

仮面ライダーディケイド×新・恋姫†無双

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第9話  世界の謎

 

 

蜀軍は横からやって来た破軍本隊と激突する。

その蜀軍と戦うディケイドキバ達は変な感じがした。

 

恋「………何か変」

翠「何が変なんだよ?」

一刀「翠、何度も戦ってるから言われなくても分かるだろ?」

凪「生気が感じられませんね」

一刀「その通りだ」

翠「まあそう言われればそうだな」

星「となると華琳のように操られていると言うことか?」

一刀「そう見た方がいいな。となるとキバよりあっちの方があってたかな?」

 

ディケイドキバがあることを考える。

 

一刀(っても俺一人じゃな……。早く、東王父と合流した方がいいな)

 

ディケイドキバがそう考え、一人で大軍の中に入っていく。

 

星「一刀殿!」

翠「こりゃあ、あたし達も急いだ方がいいな」

真桜「せやけど、これだけの数やで……」

凪「それでも急ぐぞ!」

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ディケイドキバは大量の蜀軍の兵達を片っ端からなぎ倒す。

そして蜀の六人の将達と戦っているディエンドとギャレンの姿があった。

 

一刀「おい、東王父。何してんだ?」

東王父「やあ一刀。何、面白そうだからちょっとした事をしてるだけさ」

一刀「そうか……。で、そのギャレンは?」

東王父「お手伝いとして本人に来てもらってるんだけど、さすがにこれだけの人数だからね」

橘「お前、誰だ?」

一刀「通りすがりの仮面ライダーだ。東王父の手伝いをしてるようだな。俺も手伝ってやるぜ」

橘「……すまない」

一刀「さてと、これで三対六か。まあ一人で二人と考えれば良いだろ。

俺はあの関羽と張飛を相手にする。あんたは公孫賛とあの白黒の髪の女、東王父は二人のおばさんを……」

黄忠「おば!?」

厳顔「貴様、今なんと言った!?」

一刀「うん? おばさんじゃ不満か? じゃあ歳のいった女性と言った方が良かったか?」

黄忠、厳顔「「どっちも同じよ(じゃ)!」」

 

黄忠と厳顔がディケイドキバの方に向かって矢と大砲を放つ。

 

一刀「よっと」

 

ディケイドキバはそれを巧みに避ける。

 

一刀「仕方ねえ。東王父、関羽と張飛は頼むぞ」

東王父「任せろ」

一刀「悪いが、おばさん方。俺も少しは本気を出させてもらうぜ!」

 

ディケイドキバが一枚のカードをディケイドライバーに挿入する。

 

ディケイドライバー「フォームライド、キバ! バッシャー!」

 

ディケイドキバはバッシャーフォームにフォームライドし、バッシャーマグナムを持つ。

 

厳顔「またしても言うか! 小童!」

 

厳顔が大砲を撃つ。ディケイドキバはそれを避けながら、バッシャーマグナムで水弾を何発も撃つ。

 

厳顔「うわっ!」

黄忠「桔梗!」

 

黄忠がディケイドキバに矢を射る。

ディケイドキバはアクアフィールドを形成し、自分の周りに疑似水中環境を作り、黄忠と厳顔をその空間に入れる。

 

厳顔「グブっ!」

黄忠「ゴバボバ、びぶぅ(何これ? 水?)」

一刀「さあて悪いが一気にやらせてもらうぜ」

 

ディケイドキバはバッシャーマグナムで無防備の黄忠と厳顔を攻撃する。

 

関羽「紫苑!」

張飛「桔梗!」

東王父「よそ見している暇があるのか?」

 

関羽と張飛がよそ見している隙にディエンドライバーのエネルギー弾を二人に撃つ。

 

関羽「ぐぅ!」

張飛「ぬおわっ!」

 

二人は攻撃を受けて、後ずさりする。

 

東王父「そんなに気にしなくてもあの二人は死なないさ」

 

ディエンドの言う通り。黄忠と厳顔はすぐにアクアフィールドから解放される。

二人は意識がないようだが死んではいないようである。

 

橘「死んでは無いだろうが、水を飲み込んでいるはずだ。急いだ方がいい」

 

ギャレンはそう言うと魏延と公孫賛の二人に黄忠と厳顔の介抱をするように言う。

 

魏延「貴様、後ろから撃つつもりか?」

橘「そんなつもりはない。それに……俺はもう帰る」

 

そう言うとギャレンはその場から姿を消した。

 

魏延「消えた?」

公孫賛「焔耶、それよりも二人を……」

魏延「ああ」

 

魏延と公孫賛は倒れている二人を介抱し、体に含んだ水を吐き出させた。

 

魏延「桔梗様、ご無事で?」

厳顔「焔耶……済まない」

黄忠「でも何で私達を殺さなかったの? あなたの力なら殺すことは簡単なはず……」

 

ディケイドキバがディケイドの姿に戻る。

 

一刀「俺は人殺しは嫌いなんでな。それにどうせお前達も人質を取られてるとか何かだろ?」

黄忠「それは……」

関羽「紫苑!」

 

黄忠が何か言いそうだったのを関羽が止める。

 

一刀「なるほど……大体分かった」

 

ディケイドが少し間を置く。それから少し時が経つ。

 

一刀「人質に取られているのは劉備だろ」

???「その通りだ」

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謎の声が聞こえる。

全員がその声の方を向いた。

そこには仮面ライダーサガとサガの持つジャコーダーの赤い鞭に体を縛られている劉備の姿があった。

 

一刀「仮面ライダーサガか……」

サガ「そうだ……」

関羽「桃香様!」

張飛「お姉ちゃん!」

 

関羽と張飛が劉備に近づこうとする。

 

サガ「動くな!」

 

サガが二人に制止を呼び掛ける。

 

サガ「動くとこの女の命は……」

 

サガが上に跳ぶ。サガの上にはキバの紋章が浮かんでおり、サガはその紋章をくぐって、また地面に降りる。

そしてジャコーダーの赤い鞭がキバの紋章を通して釣り糸のようにぶら下がり、それに劉備が上に吊るさられる。

 

劉備「ああっ!」

関羽「桃香様!」

サガ「この女の命は俺が握っている」

関羽「どうすれば……」

サガ「この女を助けたいか?」

張飛「もちろんなのだ!」

サガ「簡単だ。その男……北郷一刀、ディケイドを殺せ」

一刀「何?」

 

その答えにディケイドも少し驚く。

 

一刀「お前も于吉って奴の仲間か。それにあの時のシザースとグレイブも……」

サガ「そうだ。我々にとってお前は邪魔な存在だ」

一刀「何で邪魔かは分からないが……」

サガ「お前が知る必要はない。それと……どうする? このままだと……」

 

サガが劉備の方を見る。

劉備はジャコーダーの赤い鞭で吊るされているつまりはサガの必殺技を食らう手前までの状態であるのだ。

そのため劉備はダメージを負い、火花と代わりと言うのか劉備の着ている服が少しずつだが、血と共に千切れていく。

 

劉備「ああっ!!」

関羽「桃香様!」

サガ「さあどうする?」

東王父「とりあえず面白そうだな」

 

そう言うとディエンドがディケイドにディエンドライバーの銃口を向ける。

 

一刀「東王父」

サガ「お前が殺しても良いぞ。ディエンド」

一刀、東王父「「そうかい……」」

 

ディケイドが無防備になって両手を広げる。

 

一刀「やれよ」

東王父「……」

一刀「俺はお前だろうが誰だろうが構わないぜ。やりたきゃやれ」

関羽「…………うぉおおおおおおおおおおお!!」

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関羽が青龍偃月刀でディケイドの腹部を刺す!

 

一刀「ぐわぁぁぁあああああああ!!」

関羽「………ぐっ!」

 

関羽が青龍偃月刀を引き抜く。そこには血はついていないが致命傷を負ったとされるディケイドが居る。

ディケイドは力尽きるように後ろに倒れる。

 

凪「一刀さん!」

 

そこにタイミングが悪いように凪達がやって来た。

 

稟「これは一体……」

星「愛紗。お前……一刀殿を刺したな」

関羽「……ああ……」

翠「手前ーーーーーーーー!」

星「落ち着け、翠!」

翠「星! お前、一刀を殺されて何も感じないのか!?」

星「感じないわけなかろう! だが……」

 

星は一刀が簡単に刺されるわけがないと信じている。

 

稟「何かあるはずです。一刀殿を刺さなければいけないわけ……」

 

稟が吊るされている劉備の方を見る。

その劉備の方に居るサガは何やら疑念を持っている様子だった。

 

サガ「………」

関羽「サガとやら、約束通りだ」

サガ「……いいだろう……」

 

サガはジャコーダーから劉備を解放して、地面に下ろす。

関羽達が急いで劉備のところに向かう。

 

関羽「桃香様!」

張飛「お姉ちゃん!」

公孫賛「桃香!」

 

皆がボロボロで疲れきってる劉備をいたわる。

サガはそんな蜀の将を無視して、ゆっくり倒れているディケイドの元に歩いて行く。

 

星「むっ!? 貴様、何を!」

サガ「ディケイドはまだ死んでは無い」

真桜「何やて!?」

サガ「奴が死ねばこの世界はなくなるからな」

凪「世界の破壊!?」

サガ「だが無くならいということはこいつがまだ死んでは無いということだ。

ならば俺がとどめを刺してやる」

翠「そうはさせるかってんだ!」

サガ「邪魔はさせんぞ!」

 

サガがジャコーダーで襲いかかろうとする凪達を全員振り払う。

 

凪「くっ!」

サガ「では……」

 

サガが歩いて、倒れているディケイドのところにたどりつく。

 

稟「一刀さん!」

翠「やめろーーーーーーーーー!」

サガ「王の判決を言い渡す。死だ!」

 

サガがジャコーダーを剣のようにしてディケイドの頸を斬ろうとする。

 

破軍全員『一刀(殿)(さん)ーーーーーーーーーーーーーーー!!!』

 

皆が目を涙目にして叫ぶ!

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サガ「ぐおあっ!」

 

サガが突然攻撃を食らって、後ずさりをする音が聞こえる。

 

稟「え?」

 

皆が涙が溜まる目を拭う。

そこには起き上がってライドブッカーでサガを斬ったディケイドの姿があった。

 

翠「一刀!」

サガ「貴様、何故……」

関羽「私が腹を刺したはず……」

一刀「確かに関羽の攻撃は俺の腹を貫通した。だけどな……」

 

皆がディケイドが刺された腹をよく見るとその刺された腹は少しだけだがゲル状になっていた。

 

凪「それは……」

一刀「俺はこんなこともあろうかとお前が来る前にな!」

 

ディケイドがバイオライダーのカードを見せて説明をする。

それはディケイドが誰を人質にされてるかを考えている時……。

 

一刀(何かあるといけないな……)

 

ディケイドはそう考えてあるカードを一時挿入したのだ。

 

ディケイドライバー「フォームライド、ブラック! アールエックス! バイオ……」

 

その音声を言い終える前にディケイドは無理矢理ディケイドライバーを展開させて、バイオライダーのカードを取り出したのだ。

 

一刀「正直、これは賭けだったがな。うまくバイオライダーの力を出せるか分からなかったからな」

東王父「なるほど、それで無防備になったんだな」

一刀「ああ、そうだ」

サガ「おのれ……ディケイド! ……だが!」

 

サガは操っている蜀兵をその場に集結させる。

 

一刀「全員集まったようだな」

 

そんな時ライドブッカーから二枚のカードを出てくる。

そのうちの一枚は仮面ライダーBLACK RXのカメンライドカードであるが、もう一枚はまだ絵柄がなかったがディケイドが持つことにより絵柄が浮かび上がった。

そのカードはカメンライドカード。仮面ライダーBLACKのカードであった。

 

一刀「こいつはいい……。東王父!」

 

ディケイドがディエンドにその二枚のカードを投げ渡し、ディエンドは受け取る。

 

東王父「なるほど、これは良いカードだ。それに俺の持っているカード一枚を追加しよう」

 

ディエンドがBLACK、BLACK RXともう一枚のカードをディエンドライバーに挿入する。

 

ディエンドライバー「カメンライド、ブラック! ブラック! アールエックス! スカル!」

 

ディエンドライバーを蜀兵達に向けて引き金を引く。

そして蜀兵の前には三人の男。BLACK、BLACK RXに変身するそれぞれの光太郎。スカルに変身する荘吉が姿を現す。

荘吉は腰にロストドライバーを付けてガイアメモリのスカルメモリ持つ。

 

スカルメモリ「スカル!」

 

二人の光太郎はそれぞれの変身ポーズをとる。

 

三人「「「「変身!!!」」」

 

光太郎の一人は仮面ライダーBLACK、別の光太郎は仮面ライダーBLACK RX、荘吉は仮面ライダースカルに変身する。

 

光太郎(BLACK)「仮面ライダー……ブラーーーーーーーック!!」

光太郎(BLACK RX)「俺は太陽の子。仮面ライダーブラーーーーック!! アーーーール! エックス!!」

荘吉「仮面ライダー……スカル。さあ、お前の罪を数えろ」

 

三人が決めポーズをとる。

そこにディケイドとディエンドも並ぶ。

 

光太郎(BLACK)「あの人達は……」

荘吉「どうやら操られているようだな」

光太郎(BLACK RX)「なら、いくぞ!」

光太郎(BLACK)「おう!」

光太郎(二人)「「キングストーーーーンフラーーーーーーッシュ!!」」

 

二人が同じポーズをとって、腰のベルトに付いているキングストーンが光り、蜀兵達を照らし出す。

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蜀兵A「あれ? ここどこ?」

蜀兵B「俺達何をしてたんだ?」

 

蜀兵達は何で自分達がこんなところに居るのかと疑問に思う。

 

サガ「おのれ……。ならば!」

 

サガがそう言うと白装束の兵達が大量に出てきた。

 

荘吉「どうやら膿が出てきたな……」

東王父「それじゃあ、行こうか!」

 

五人の仮面ライダーは出てきた白装束達を手分けして倒していく。

白装束を倒していくディケイドの前にサガが立ちふさがる。

 

サガ「北郷一刀……」

一刀「久々に聞いたな。俺の名……」

サガ「貴様だけは許さん!」

一刀「悪いが俺はそれ以上だ!」

 

ディケイドはケータッチに専用のカードを挿入する。

サガはジャコーダーで阻もうとするが、それをスカルがスカルマグナムでジャコーダーの鞭を撃ち落とす。

 

サガ「何!?」

荘吉「悪いが、邪魔させてもらったぜ」

一刀「さすがハードボイルドの人間だ!」

ケータッチ「クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ……ファイナルカメンライド、ディケイド!」

 

ディケイドは全てのパネルボタンを押して、コンプリートフォームに変身する。

 

サガ「ディケイドーーーーーー!」

 

ディケイドはキバのパネルを押して、Fのパネルを押す。

 

ケータッチ「キバ! カメンライド、エンペラー」

 

ディケイドコンプリートフォームの横にキバエンペラーフォームが現れる。

ディケイドコンプリートがキバのファイナルアタックライドカードを右腰にあるディケイドライバーに挿入する。

 

ディケイドライバー「ファイナルアタックライド、キキキキバ!」

 

ライドブッカーとザンバットソードに力が溜まりファイナルザンバット斬が放たれ、サガに直撃。

 

サガ「ぐぉおおおおわぁぁぁぁああああ!!」

 

サガは大爆発を起こし、キバエンペラーも姿を消す。

サガが居なくなったことで白装束達も爆発していなくなる。

 

光太郎(BLACK)「どうにかなったな」

光太郎(BLACK RX)「ああ、だがあいつらは……」

荘吉「何なのか分からんが、何かあるのは確かだな」

東王父「ごめんね。大したことじゃないのに呼び出して……」

光太郎(BLACK)「構わないよ」

光太郎(BLACK RX)「仲間の仮面ライダーのピンチなんだ。何も悪いことは無いさ」

荘吉「また何かあったら呼んでいいぞ」

東王父「まあ、機会があったらな」

 

そう言ってBLACK、BLACK RX、スカルはその場から姿を消す。

 

東王父「じゃあね、一刀」

 

ディエンドはジャンプしてその場を後にする。

ディケイドは変身を解除して、元の一刀の姿に戻る。

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一刀「さてと……これにて一件落着」

稟「そうですが……」

風「あのサガと言う仮面ライダー。意味深な事を言ってましたね」

翠「ああ。一刀を殺せば、この世界が無くなるって……」

一刀「確かにそんなことを言ってたな……」

星「どうするつもりだ? 一刀殿」

一刀「どうするつもりも何も俺が死ぬ気がないのは分かってるだろ?」

凪「確かに……」

真桜「せやけど一刀が死ねば世界が破壊される。なんか矛盾しとる気がするなぁ〜」

沙和「でもでも一刀さんは壊して来いと言われて来ただけで何をしろとは言われてないんでしょ〜?」

一刀「まあな……。だが、俺は誰も……人を死なせない方法でこの世界を破壊する。だから俺も死なない方法を考えてみるさ」

稟「そうですね……」

 

一刀達が立ちつくす。

 

劉備「あの〜」

一刀「何だ?」

劉備「助けてくれてありがとうございます!」

 

劉備が頭を下げてお礼を言う。

 

一刀「それだけか?」

劉備「え?」

一刀「別にいいさ……。帰るぞ」

 

一刀が皆を連れて帰ろうとすると……。

 

華琳「あら、それだけで良いわけないでしょ」

 

そこに華琳だけでなく孫策達、呉の将達が居た。

 

一刀「華琳」

華琳「劉備」

劉備「はい……」

華琳「あなたはこの男に恩を施されたのよ。だったら恩を越える謝儀をするのが礼儀よ」

劉備「……そうでしたね」

一刀「てことは俺は一気に二つの謝儀をもらうのか……」

孫策「そうね、私たち呉と…劉備の蜀のね……」

 

それから一刀は孫策と劉備から謝儀として呉と蜀の領土をもらい、孫策と劉備達呉蜀の人達は全員形式上、破の都となっている許昌で住むことになり、もう一つの謝儀として全員が真名の交換を行なった。

こうして大陸は破のものへとなった。

 

一刀(これで俺のこの世界の役目は……まだ終わってないよな……)

 

とりあえずの事を終えた一刀は空を眺めてそう思っていた。

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次回 仮面ライダーディケイド×新・恋姫†無双

 

 

 

街を歩く一刀の元にやって来る白装束の青年。

それはなんと一刀が管輅と会うきっかけを作った青年であった

 

青年「北郷一刀、お前を殺す」

 

仮面ライダーネガ電王と戦うディケイド電王。

そして一刀達の元にやって来る管輅。

 

管輅「世界の真実を……です」

 

 

 

全てを破壊し、全てを繋げ!

 

 

第10話  世界の真実

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おまけ

 

 

作者「終わりが見えてきた第9話」

一刀「次でこの物語の真実が明らかになるのか」

作者「そうだ。あと少しで第11話が書き終わる予定だが……」

一刀「何だ?」

作者「いや。本当はもう少し長いものを書きたかったが、それが難しくて短いものになってしまう」

一刀「それはお前個人の問題だろ」

作者「まあな。そしてその次の第12話が最終回だと言っておこう」

一刀「それってバレじゃないか!」

作者「だが私は謝らない。一応第12話の考えは出来てる。後は書くだけだ」

一刀「なあ魏編の時みたいにアフター的な話はあるのか?」

作者「さあね…。それでは…」

説明
この話は真の話と言うよりも無印の恋姫†無双に近い作品です。
そして流れも基本的なところは原作と変わりませんが、仮面ライダーの力があるためセリフや一刀の態度が違うところや話そのものが大きく違うところも出てきたりします。
そのためそんなの嫌だという方は閲覧をご遠慮願います。
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コメント
光太郎たちは義理堅い上に熱いな(VVV計画の被験者)
やっべえ3人かっこいい!(btbam)
BLACK見てました。(ブックマン)
BLAKCさんの作品は10代で終わるのがちょうど良い感じの作品だと思う(スターダスト)
BLACK、BLACK RX、スカル・・・三人の登場に、テンションが上がってきた↑(pandora)
今作の左慈はヤハリ声優ネタですか!?予想通りというか僕もそれ考えてたんです・・・トホホ(笑)(仮面ライダー天皇)
お見事な脚本構成力です!恐れ入りました・・・!!(仮面ライダー天皇)
アフター見てみたいですね♪これからも更新頑張ってくださいね!!(紫皇院)
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