真・恋姫無双 未来から来た子達 董卓√ 序章 |
この作品は、オリジナル要素を大量に含みます。
原作重視の方は、注意して下さい
キャラクター崩壊の可能性もあります
オリキャラありです
それでも良い方は、どうぞ
数週間前、管輅という占師が予言した彗星が幽州に落ちたという噂が出た
大陸中の者達は『大陸に平和を与える天の御使いが降臨した』と思っていた
しかし、幽州以外の場所でも彗星が確認されたと言う噂も出た
この噂のせいで民の者達の不安は更に強まった
ここは、西涼付近にある小さな邑、特徴ある邑と言う訳ではないが村人全員が笑顔で暮らせる、数少ない平和な村であった。
しかし、そんな邑でも賊が襲って来ないわけではなかった。朝廷の力が弱まり、今まで不満を持っていた民達が一斉に暴れだしたのだ。そして、賊となった民達は次々と別の村を襲うようになった。そしてこの邑から二里(一キロ)ほど離れた場所から黄色い布を巻いた集団が三千ほど集まっていた。集団の先頭には頭らしき人物が立っていた。
黄巾の乱
中国、後漢(ごかん)末の農民反乱。後漢代後半、豪族の大土地所有の進展につれて、多数の農民が土地を失って没落した。
頭「てめえら、今日はあの邑を落とすぞ!」
黄巾党「おお!」
頭「あの邑ではかなり食料があると噂されている、ここを襲えば何ヶ月かは食べ放題だ!」
黄巾党「おおお!」
しかし、この賊達は気付いていなかった、そんな噂をされているのに何故その邑は今まで無事でいたのかを
族達は一斉に邑に走り出した、邑の入り口まで行くと不自然な事に気付いた
チビ「アニキ!おかしいです、人の気配がありません」
アニキ「ちっ、俺達が来る事を予想して逃げ出したか。てめえら、食いもんがあるか、隈なく探せ!」
デク「アニキ、あそこ」
アニキ「ん?」
アニキ達が見ると蔵があり、そこには大量の食料が納めてあった。
アニキ「ははは、バカだな食料を置いていくなんて」
食料を見た族達は一斉に蔵まで走り出した
男「お前達が来る事なんてとっくに分かっているんだよ!皆の者!今だ!」
村人「応!」
三人「え?」
顔の半分を仮面で隠した男が合図をすると、盗賊団の端に隠れていたいた村人達が一斉に地面に隠していた縄を引っ張りあげた
当然、不意を突かれた盗賊団は足を引っ掛け転んでしまい、身動きが取れない状態に陥ってしまった・
それと同時に男が突撃の合図を出した
男「突撃!」
村人「おーーーーーーー」
男が先頭に走りそれに続くように村人達が武器を持って盗賊団に襲い掛かった
男は大剣を振り、次々と戦いの構えに入っている賊達を切り裂き、身動きが取れない族達は村人に任せていた
アニキ「ちっ、待ち伏せされていたか退散!退散だ!」
盗賊団の頭が命令を出すが
女「そうはいかないわよ」
アニキ「な!」
盗賊団が振り向くと屋根の上から背の高い薄着の女性と、数人の弓を構えた村人がいた
女「弓兵、放て!!」
盗賊団「な!」
矢の雨が盗賊団に降りかかり何百人もの盗賊団に刺さった
アニキ「チクショウ!覚えていろ!」
女「やなこった(べー)」
男「お前みたいな奴を覚えているほど記憶力良くないのでな」
チビ「待ってくれアニキ!」
頭が逃げていくのを見た他の賊達も後を続くかのように村から逃げ出した
村人は盗賊団の追い払いに成功して喜んでいた
盗賊団を追い払い更に村の被害は殆ど無し、怪我人が数人出た程度だった
男「そう言えばあいつは、来ないのか」
女「森で待ち伏せしているわ」
森
盗賊団が何とか森まで逃げ出せたのはほんの数百程度だった
アニキ「ハア,ハア、ここまで来ればもう大丈夫だろ」
チビ「アニキ、だいぶ数が減りましたね」
アニキ「うるさい!待ち伏せされているなんて知らんかったんだ!」
デク「ア、アニキ、あそこに居るのもしかして」
二人「ん?」
三人が見たのは、青いコートをまとい、顔には二本の傷があり、盗賊団の間では恐怖を具現化したような人物とも噂されている男
その男の隣に大きな我門旗、青い旗に大きく黄色い『未』の文字があった
アニキ「マズイ!未来光だ!」
光「最近、近くの邑を襲う賊とはお前達か。聞いていたより数が少ないな、ってことは歩姉達が片付けたのか」
光は自分の武器を構え、盗賊団に向かって走り出した
光「覚悟!」
アニキ「ぎゃあああああああ!」
数時間後、森に逃げ込んだ賊、計六百人は捕縛された
女「お疲れ、光」
光「ただいま歩姉、空は?」
歩「今、けが人の手当てをしている」
光「そう・・・才兄、武器の整備お願いする」
才「おう、任せておけ」
光「そういえばあの賊達はどうするの?」
歩「望がなんとかするでしょう、働く気があるなら村人として受け入れるとか言うんでしょう。元々食料が無くなって襲っているんだろうし。まあ、その気が無いなら霞に引き渡すのも手だね」
光「じゃあ、俺着替えてくる」
俺は家に戻り汚れた身体を拭き、普段着を着て邑の様子を見に行った
村人はいつも通りに笑っており、さっきまで襲われていたなんて嘘みたいだった
光は幼馴染の空が居る家に顔を出した、そこには何人か怪我をした人達がいた。全員、今日の撃退に参加した村人達だった。その奥に忙しそうに看病している空とその手伝いをしている妹の福がいた。何か手伝う事は無いかと尋ねたが、もう手伝う事が無いと言われたためその家を出た。
その後、いつもお世話になっている料理店に入った
光「おじさんこんにちわ」
おっさん「おう、光!今日も一人で盗賊団を撃退したって聞いたぞ」
光「おじさん、撃退したのは村の皆だよ。俺はただ逃げた奴を倒しただけ」
おっさん「何言ってんだよ、他にも聞いているぞ、逃げた盗賊団は五百を軽く越えていたってな」
光「・・・」
おっさん「・・・本当あんた達には感謝している」
いきなりの言葉に戸惑ってしまった
光「おじさん、何言い出すの」
おっさん「いや、前から言いたかった。お前やお前の兄弟達には本当に感謝している」
光「そんな、俺達こそおじさん達のおかげでこの村に住むことが出来たんだよ、恩返しぐらい当然じゃないか」
おっさん「お前達はこの邑を何度も救ってくれた、一回二回じゃない、それに俺達に戦い方も教えてくれた」
光「おじさん・・」
おっさん「だから、もうここの心配はするな。お前達、董卓様から洛陽へ招待されてんだろ?元の世界に帰る為の手がかりを探すために」
光「!知っていたの?」
おっさん「俺の情報網を舐めんな、この邑だけならお前の妹よりすごいぞ」
そう、俺達はこの世界よりはるか未来の世界から来た
最初はここがどこか分からず適当に歩いていたら、このおじさんに出会い、この邑で暮らせるよう手伝ってくれた。ここの村人はどこの者かも知らない俺達を歓迎してくれた。だから俺達はここで出来る限りの恩返しをしようと誓った。
ここでの生活でいくつか分かった事があった
まずここが俺達が住んでいた世界とは違う事
次に真名の事
そして、ここが三国志の世界である事、若干違いがあるが
そんな時に、張遼さんという武将がこの邑にやって来た
その時に洛陽に来ないかと誘われた
実際自分達はここの生活になれ、この邑が好きだった
でも帰りたい気持ちもあった、洛陽に行けば帰る手がかりが見つかるかもしれないと望兄が言っていたから
光「でも、俺達ここ好きだし・・・」
おっさん「だから何だ?」
光「え?」
おっさん「お前達が帰るべき場所は、ここじゃない。だがここはいつでもお前達を歓迎してやる」
光「おじさん」
おっさん「なんかしんみりした空気だな。よし、とびっきり美味いラーメン作ってやる」
光「・・・・ありがとう」
数日後、光は兄弟達と話し合い、洛陽に向かう事を決めた
あとがき
どうも、戦国です
未来家を考えたら、董卓√を書きたくなりました
主人公は光ですが、北郷一刀や、他の子孫達も何人か出て来ます
未来から来た子達もちゃんと投稿しますのでご安心を
ここでは、光と空、そして光の家族(愛里はいない)が一緒に来た話です
説明 | ||
董卓√考えていたら書きたくなりました この作品はオリキャラ中心です 皆さん暖かい目で見て下さい |
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