Between the light and the dark 第二章ー城の外1
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カナンの報告を聞いてから、イランはどうも落ち着かない。水に落とした墨汁のように、不安がジワリと広がってくる。振りきるように駆ける足を速めた。景色は飛ぶように後ろへと流れてゆく。

 

任務が終わって、巣に戻っていたワカは、本家に呼び出されて東の老婆の所にいるとカナンは言った。

「なぜ?」

軽く苛立った声が出た。

「それが…分からなくて。当主さまはすぐに返すと言ってましたが」

それとなく様子を探ったカナンは、さらに首を傾げた。老婆の居にはワカだけではなく、里から集められた美少女がいた。その数、約十人。彼女らにも理由は知らされてないようだった。

「婆さまの場所が場所だけに、ぼくも不安で…」

里に位置する老婆は、女たちに色技を指南する。闇者の女にとって、それは時に何よりの武器になった。

勝手なことをするな。苛立ちは更に煮えたぎる。イランはそんな依頼をワカに振ったことはない。無垢な少女は無垢なまま、自分の手に守られて成長した。

「イランが甘やかした付けが回ってきたんじゃないの」

シランが小さく笑う。アカンも笑った。

「ワカの色仕掛けなんぞ、想像できねえなあ」

「後、その…」

躊躇うように、カナンが頭を掻く。困った時、ワカがよくやる癖が移ったのだろうか。

「当主さまからイランさんにお呼びがかかっています」

「…分かった」

舌打ちしたい気持ちを抑えて、イランは両手で髪をかき上げる。

何事もなかった振りなど、出来るわけがない。かつて親友だった灰色の髪の男。その横で微笑んでいた黒髪の女。昔の因縁が、今になって混ざり合いながらこちらに向かっている気がした。

大切に育てたワカを巻き添えにしながら。

「王女王子は、明朝出立する。アカンが指揮をとれ」

「あいよ」

「すぐに戻る。ああ、それとカナン。オウバイの解毒剤は用意できているな」

「はい、勿論。一番強烈な奴を持ってきました。ただ、副作用で躁になる可能性がありますが」

「あいつは万年躁男だ。問題ない」

じゃあ、行ってくる、とイランは跳ねるように木に駆け登り、里へと向かった。同時に三人も姿を消した。

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闇夜にかがり火が煌々と焚かれている庭の片隅に、一人の男の姿があった。腕を組んで夜空にかかる月を愛でるように天を見上げている。

この何気ない姿が、様になるのを男は知っていた。人は見目良いものに心惹かれる。

静寂の中に控えめな足音が聞こえる。

「ミカゲさま」

期待と恋慕が存分に詰まった声だった。

「遅いではないか、イシ」

堪え切れない風に、王女付きの女官を腕に閉じ込める。

「お前を待ちくたびれてしまったよ」

「申し訳ありません…殿下が…」

恋とはとても都合の良いものだとミカゲは思う。浮ついた台詞や蕩けるような口づけは、女の口から滑らかに情報を引き出してくれる。金も払わなくていい。

しばらく王女の近情を聞いていたミカゲは、ふと不安になった。兄は知っているのではないか。生意気なクソガキどもを殺して、王位を狙っている自分の心を。

あの馬鹿姉弟を殺るなど、簡単なことだと思っていたのに、奇妙な男と女がそれぞれについている。

「明日の朝、お二人はお忍びで港へ行かれるそうです」

「初耳だ」

キキョウもアオイも、どうも様子がおかしかった。呆けたように大人しく、話しかけてもぼんやりした返事しか返ってこなかった。

「どうやら、陛下が内密にとおっしゃったそうで…」

ミカゲは内心舌打ちした。あの兄の考えている事は、昔からよく分からない。きっと何も考えていないのだろうが。

まあ、いい。この城の大半は自分に味方している。この腕の中にいる女官でさえも。

潤んだ瞳で見上げるイシに、口づけると抱きついてきた。重なっていた影は、その内縋るような声と優しく諌める声を残して、離れて消えた。

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眠気の残るぼんやりした頭を振って、アオイは大あくびをした。まだ空は明けていないじゃないか。なんでこんな朝っぱらから城を出なくちゃならないんだ。

シランとアカンとかいう男は、先程から何やら話しながら歩いている。

「トロいガキだな。さっさと歩けよー」

「あたし、行かない」

城の裏門下で、キキョウが不貞腐れたようにしゃがんだ。

「ここから出たくないもの。どうしてティエンランなんかに行かなきゃならないのよ」

それは全くアオイも同感だった。もっと大勢の臣下や女官たちとゆくものだと思っていたのだ。それが、こんなけったいな男と女と。

「ここにいたら死ぬからだよー」

からかうようにアカンが言う。何を出まかせを。アオイが口を開こうとした瞬間、シランが笑った。

「早速、来たわよ。どうするの?」

「城内で騒ぎを起こしたくねえなあ。ちょっくら離れるか」

「了解」

と、アオイの体がふわりと持ちあがった。何事かと思う間もなく景色はみるみる内に遠ざかってゆく。

「ぎゃー!」

姉の悲鳴が聞こえた。アオイも目を回した。気が付けば辺りは木々の生い茂っている場所だった。

「十人か。殺すのはヤバいな。峰打ち程度で」

「はいはい。カナン、よろしく」

現状分からず、腰を抜かしているアオイとキキョウの前に、上から少年が降ってきた。

「うわ!」

構わず少年は二人を守るように、しゃがんだまま片手を広げる。

そこに男たちが襲ってきた。あれは、城の兵士ではないか。なぜ、ぼくたちを襲うんだ!

散らばった彼らは、次々と呆気なく倒されてゆく。アカンとシランによって。

アカンは小石を見事に敵の額に当てた。血を噴き出して兵は悶絶し崩れた。シランはどこから取り出したのか、しなやかに鞭を振り回した。鋭い音と共に兵の足に絡んだ鞭は、まるで生き物のように撓んでその体を木や地に打ちつけた。

あっという間の出来事だった。襲いかかってきた兵士たちは団子のように積み重なって、うめき声を上げている。

「ねえ、ぼく。教えてくれないかな。誰に命令されたの?あ、そう。言いたくない。仕方ないなあ」

一人の兵に話しかけていたシランがその手を取って、いきなり指を上に折り上げた。小さな鈍い痛音と、絶叫が木霊する。三本目で男は白状した。

「ミカゲ…ミカゲさまです!お二人の殿下の御命を始末するようにと…!」

ああ、やっぱりな。驚きはなかった。むしろ納得した。が、横にいる姉は違った。

「嘘…」

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嘘だろう。

イランは蒼白な顔をして、本家の一室に畏まっている。

御簾の中から聞こえる声は、甲高い男のような、女のような抑制のない声だった。

当主は、絶対にその姿を見せない。声や話し方も代々統一され男か女か、若者か老人か判別が付かない。

が、イランは分かった。明らかに代替わりをしている。そうか。お前はここを継いだんだな。何事もなかった振りをして、すました顔で御簾の中に座っているんだろう。

闇者の里はティエンランとクズハを跨る山々の中にある。常人では越えられない山中の盆地にひっそりと存在していた。

七つの衆と三つの分家は、全て本家に総括される。権は当主が一手に握っており、独裁体制をとっていた。衆の中でも本家衆はより抜きの闇者とされ、当主の命でしか動かない。が、本家が動くときは歴史が動くといわれるほど、沈黙を守っていた。

「時に、イラン」

「は」

「お前の所の娘は美しくなったなあ」

ぞっとするほどの猫撫で声だった。嬉しそうな、からかうような。血の気が一気に引いた。

「名を何というたかの」

「…ワカランにございます…」

「ふふふ」

嘲笑する声は、昔はもっと無邪気だったはずだ。自分もヒサメも、屈託のない笑い声を上げていた。

「婆の所で見たぞえ。随分と可愛がっておるらしいな」

「いえ…」

しばらく動かないイランを嗤うように、扇を弄ぶ音が聞こえた。

「下がれ。追って沙汰する」

御簾の中に飛び込んで、何を考えている、ワカをどうする気だと女の胸倉を掴んで叫びたい衝動を抑えて、イランは立ち上がった。

第一、そんな資格は自分にはない。

巣へと戻る途中、向かいから灰色の髪の男が歩いてくるのが見えた。肩に烏を乗せた男も、イランに気が付いたようだったが、完全に無視をした。

すれ違う瞬間、殺気がぶつかる。烏が慌てたように飛び立って、再び男の肩に止まった。

そよ風が吹いたほどの気はどこへやら、辺りはのんびりとした気配が漂っている。

あの頃は、こんな風になるとは想像すらしていなかった。

三人で笑い転げていたあの頃は。

ぶち壊したのは自分だ。自分だった。

 

その頃、本家奥深い、御簾のある部屋。小さな笑い声がした。先程の抑制のない声とは異なる、若い女の声だった。段々と笑い声は大きくなる。狂ったように、物悲しさを含ませたそれは、ぶつりと途絶え、嗚咽に変わった。

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宿の蒲団にもぐり込んで、キキョウはグズグズと嗚咽を漏らしていた。

もう嫌。もう嫌だ、こんな所。

居心地の良い自分の部屋へ帰りたい。女官たちに傅かれていた自分に戻りたい。

今まで、世界は美しく温かだったのに。こんな下界の汚れた場所になんでいなきゃいけないのよ。

「キキョウー。夕餉食べないの?」

シランが宿の戸を開けて声をかけてきた。

「いらないわよっ!」

「あ、そう」

戸の閉まる音がして静寂になる。今度は腹立たしくなった。王女が泣いているのに、なんでみんな構ってくれないの!アオイもアオイだ。姉を放って、あんな輩とご飯を食べるなんて。

何も信じたくはなかった。憧れている叔父に命を狙われていることも、自分がこんな所にいることも。全部悪夢だ。目がさめれば、紅色の緞帳のかかった寝台にいるに違いない。

が、夢の割にはお腹が空く。キュウキュウと鳴いている。ため息をついて身を起こした時、窓から男が入ってきた。

上縁に両手をかけて、静かに滑るように。

「あ…」

夕暮れ時の日に照らされた顔が、ひどく美しく見えた。まるでそこだけ時の流れがゆっくりと移行しているような。

黒い短髪の男は、音もなく床に足を付けると、ちらりとこちらを見た。

「お前一人か」

一番可愛らしく見える角度で、キキョウはコクンと頷いた。

「みんな、わたしを置いてご飯を食べに行っちゃったの」

上目づかいに男を見る。可哀そうでしょう。わたしは今まで泣いていたの。一人ぼっちで誰も相手してくれずに。男は慰めてくれるはずだ。だって、わたしは美しいもの。

が、しかし。

「そうか」

一言言い捨てたまま、さっさと部屋から出ていってしまった。

「あれっ…?」

何故だ。戸惑いは瞬間的に怒りに変貌した。みんなでわたしを馬鹿にして!わたしは王女なのに、もっと敬われるべきであるのに!

不貞腐れたキキョウは、そのまま飛び込むように寝台に横になった。途端に宮に頭をぶつけて悲鳴を上げた。

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深夜、ぼんやり月を見ているワカは名を呼ばれて、顔を上げた。

「お月見をしているの?」

微笑んで隣に座ったクンが小さく息を呑む。

「ああ、月明かりで瞳の色が変わるらしくテ」

聞かれる前に説明をすると、そうなの。と柔らかい声で答えた。

自分で見たことはない。濃く蒼いとイランは言った。そして静かに唇を重ねた。巨大な満月の下で。後にも前にも口づけされたのはそれっきりだ。

以外に柔らかかった男の唇を、ワカははっきりと思い出すことができる。そして赤面してしまうのだった。

「誰かを思い出しているの?」

からかうようにクンが笑った。きれいな人だと思う。しっとりと濃い黒髪、透けるような白い肌、そして人を引き付ける黒い小さな目。シランと同じ造形だが、全く異なる。

シランを闇夜に艶やかに開花する大輪のようだとしたら、このクンはその片隅でひっそりと可憐に咲く野の花だった。儚げで、無条件で守りたいと思わせるような花。

まあ、シランは女じゃないけど。

東の婆さまの館に、訳も分からず放り込まれたワカに、声をかけてくれたのが、クンだった。どこの衆にも属してない女は、気安く接してくれた。

「あの…。いつまでここにいればいいんでしょうカ」

「分からないわ。でも、もうすぐかもね」

ここがどういう所かワカは知っている。覚悟だってある。なのに、ただ掃除をしたり、本を読まされたりしているだけだ。そして、何故かジン語を叩きこまれている。

「ねえ、ワカ」

「はイ」

「あなたの想い人はイランなの?」

ワカは赤い顔をして頷いた。好きだと思う。だけど、分からなくなってくる。

昔、あなただけがあたしの全てと言った。

イランは当たり前だ、おれがそういう風に育てたと嗤った。

それならば、どうして自分に何もしてくれないのだろう。色町に行くくせに。里の女たちとは体を重ねているくせに。

怖くて優しい人。その優しさに手を伸ばそうとすると、思い切り突き放される。まるで雲を掴むようだ、手には何も残らない。

「いいな。好きな人の近くにいることができて」

クンが小さな声で言った。

「良くないデス。余計に痛くて苦しいだけデス」

「ねえ、ワカ」

「はイ」

「イランと寝たことはないの」

ワカは赤面しながら首を振った。

「そういう依頼を受けたこともないの」

無い。

「そう」

刹那にワカは冷気を感じた。研ぎ澄まされた殺気をさらに鋭くしたような、痛い気を。

「じゃあ、わたしはもう寝るわね。お休み」

にっこり笑って、クンは去った。ワカも頷いたものの、気に当てられて声が出なかった。

あたしは何か怒らせてしまったんだろうか。頭を掻いて夜空を見る。

月はなにも答えずに、朧に光を発しているだけだ。

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どこに行くんだと聞いてもイランは答えない。道を逸れてガサガサと林の中へ入ってゆくばかりだった。

アオイは水色の髪に引っかかる枝に難儀しながら渋々後を付いてゆく。姉もむっつり黙ったまま、歩いていた。

外の世界は、活気溢れた猥雑な世界だった。城の中の静かな秩序とは全く異なる楽しい場所だった。見るもの全てが珍しい。楽しい。嘘くささが全然ない。あっという間にアオイは、この変てこな人とも、世界とも馴染んだ。

が、姉は未だに王宮に執着している。飯が不味いの、衣がザラザラして体が痒いの、寝台が硬くて眠れないの、歩き過ぎて足が痛いの、毎日泣き暮らしては、弟を詰った。

「あなたがそんな子だとは思わなかったわ」

「猫被っていたからなあ。姉さまもそうだろう、本性だしちゃいなよ。気持ちいいよ」

本当に気持ちいい。取り繕う手間がないというのは、なんて自由なことなんだろう。

これで玩具がいれば最高なのだけど。

ふとイランの足が止まった。考えごとをしていたアオイは、その背にぶつかった。

「やっと来たか」

嬉しそうに木々を見上げる。どうしたんだ。おかしくなっちゃったのか。

釣られてアオイも上を見た瞬間。黒い影が落ちてきた。

「わあ!」

思わずイランに縋る。反対側で姉が縋った。

黒い影は女だった。長い焦げ茶の髪を後ろに括って、はつらつとした、美しい女だった。ふわりと二人の前に降り立つと、キョトンとしたような目でこちらを向いている。

「子連れ狼…」

その顔が笑いをこらえるように痙攣しだした。

「だれが子連れ狼だ」

パーンと音がして、イランが女の頭をはたいた。アオイは仰天した。堂々と女に暴力を振るう男など初めて見たのだ。

「いや、ちょっと珍しすぎる組み合わせで…イタイイタイイタイイタイ!」

こめかみをグリグリとねじられて、女が悲鳴を上げる。暴力を振るっているのに、なんだか楽しそうにじゃれているみたいだ。

「イラン、この人、誰?」

ぶっすりとした声で、姉が聞く。

「おれの部下だ。ワカランと言う」

「ワカとお呼びくだサイ」

にっこり笑って、ワカはアオイとキキョウを見た。

「ふうん」

意地悪そうな声を上げて、姉がじろじろとワカをねめつける。そしてイランに抱きついている腕に力を入れたのが分かった。

こんな光景を昔見たことがある。ああ、そうだ。気に入っていた人形を、アオイに取られまいと握りしめて睨みつけた、幼い頃の思い出だ。

そんな姉に構わず、スタスタとイランは歩き始めた。

「アカンとカナンはクズハの城に行った。すぐに帰ってくるだろう。シランは上だ」

「はイ。状況は聞きマシタ。で、森に入ったんデスカ」

「町中で暴れる訳にはいかないからな。アオイ」

「分かっているよ」

また、城の兵士たちが襲ってきたのだ。何度目だろう四度めくらいか。アオイは腰の剣を抜いて、姉と共に木の下に避難する。要領も分かってきた。

「殺しはアリですカ?」

「峰打ち」

「了解」

兵士も恐いのだろう。わーと声を上げてやけっぱちのように群がってきた。多い。三十人は下らないのではないか。

と、ワカが飛んで木に駆けた。そのまま回転して足をなぎ払うと男が二人、飛んで行った。勢い付けて肘を打ちおろす、後ろに舞う。その手をイランが取って回した。木を蹴って弾みを付けたワカは同時に三人の男を倒した。イランの長い足も流れるように踊る。

「すごい…」

姉弟には見物する余裕すら生まれてきている。

特にワカ。まるで空で踊っているようだ。宴の踊り子よりも華麗な舞だった。

 

「ああ、最悪。血が付いタ」

伸びている兵士たちを尻目に歩いている時、ワカが悲痛な声を出した。

「ちょっと川で洗ってキマス。ついでに水浴びもしてキマス」

「面白そうだから付いていく!」

イランの返事を待たずに、ワカについてゆく。後ろから怒鳴り声が聞こえたが、聞こえないふりをした。

 

説明
ティエンランシリーズ第五巻。
クズハの王子アオイたちの物語。

「子連れ狼…」

視点:イラン→ミカゲ→アオイ→イラン→キキョウ→ワカ→アオイ
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コメント
天ヶ森雀さま:コメントありがとうございます。こっちの方ばかり書いてしまって主人公は誰だ状態になってしまいましたよ…。(まめご)
闇者衆も色々複雑そうですな。(天ヶ森雀)
タグ
ファンタジー オリジナル 長編 恋愛 ティエンランシリーズ 

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