闇姫無双 4
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一刀と愛紗が仲良く寝てから少したった

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桃香「・・・しゃ・・・・ん、・・・き・・・・て」

愛紗「んん?」

桃香「愛紗ちゃん、おきて」

愛紗「はっ!私は一体・・・・」

桃香「やっとおきてくれた〜、愛紗ちゃんもう夕方だよ?」

愛紗「これは桃香様、申し訳ありません」

桃香「ううん、いいんだよ。愛紗ちゃん気持ちよさそうに寝てたし」

鈴々「愛紗おきたのか?」

愛紗「ああ、ところで鈴々」

鈴々「なんなのだ?」

愛紗「その私の青龍刀がどこにあるかしらんか?」

鈴々「それならお兄ちゃんがいま使っているのだ」

愛紗「ご主人様が!?それは、危険ではないのか?」

桃香「それがねぇ〜、鈴々とご主人様が仕合したのみたけど・・・」

鈴々「一回も勝てなかったのだ(しょんぼり)」

愛紗「お前ほどの武があっても勝てなかった!?」

一刀「あ、愛紗起きたんだね。ごめんね勝手にかりちゃって」

愛紗「いえ、しかしご主人様「なに?」ご主人様はどれほどの武をもっておいでなのですか?」

一刀「武ねぇ・・・・そんな誇れるくらいの武は持ってないよ」

愛紗「しかし、鈴々が敵わぬと申しておりますが・・・・」

一刀「それは・・・ほら、俺が怪我しないように手加減を「していないのだ」・・・・」

愛紗「いきなりで申し訳ありませんが、私とも仕合していただけないでしょうか?」

一刀「愛紗と!?「私では不服でしょうか?」いや、でも俺は武器なんて・・・・」

鈴々「なら、鈴々の蛇矛を貸してあげるのだ」

愛紗「とうゆうわけですが・・・・よろしいでしょうか?」

一刀「わかった、なら受けて立とう」

愛紗「よろしくお願いします」

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こうして始まった

愛紗対一刀

青龍刀対蛇矛

愛紗「では、参る!」

一刀「こい!」

愛紗「はぁあああ!」青龍刀を大きく振り上げ叩き割るように振り落とす

一刀「よっと」俺はそれをサラリと交わす

愛紗「ならば・・・せいっ!」自分よりも弱そうな俺に交わされたのが悔しいのか

突き 払い 時折蹴り 突き 叩き と目を回すような連続攻撃を繰り出してくる

実際桃香は目を回している その横で鈴々はじーっと俺を見ているような気がした

鈴々の視線に気をとられていた俺は「マズッ!」体制を崩した

愛紗「もらったぁぁぁ!」

愛紗が必殺の間合いで振り落とすのが見えた けれどもその刃は俺に届くことはなかった

俺は蛇矛を右手で持ち、左から右へ勢いよく振りぬいた。その時発生した衝撃はで愛紗は

かなりの後方に飛ばされていた

鈴々「やっぱり、鈴々がやられたのと同じことをしたのだ・・・・」

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鈴々がつぶやいてからようやく立ち上がった愛紗と落ち着いた桃香

愛紗「お見事です、まさか私の攻撃が一度も当たらないなんて・・・」

一刀「そんなことないよ・・・ただ、必死になって逃げてただけだから」

愛紗「そうなのですか?」

桃香「ご主人様すごいねぇ、愛紗ちゃんの攻撃を避けるなんて」

一刀「たまたまだよ、それに本気になったら敵わないし」

そうごまかして俺は鈴々の元に矛を持っていく

一刀「鈴々、貸してくれてありがとうな」

俺が鈴々にお礼を言っていると、鈴々が俺にしか聞こえない声で質問をしてきた

鈴々「お兄ちゃん、手加減したのか?」

一刀「してないよ」

鈴々「ごまかさないでほしいのだ。鈴々だって子供じゃないのだ、お兄ちゃんが鈴々と愛紗が同時に仕掛けても簡単にいなせるってことくらいわかっているのだ・・・」

その言葉に俺は鈴々を見誤っていたことを思い知らされた

一刀「鈴々にはばれちゃったか・・・・でも、このことは内緒にしてくれないか?」

笑顔と共に鈴々に語りかけると鈴々は顔を赤くして

鈴々「お兄ちゃんがそうしてほしいなら、そうするのだ。でも、鈴々とやるときは本気でやってほしいのだ」

これが彼女からの精一杯の要求 自分と仕合するときは加減をしないでくれ たとえ実力が上でも

遠慮は無用だと そう言っているようだった

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愛紗「ご主人様?鈴々?行きますよ」

一刀「わかった、それじゃぁ鈴々。いこうか」

鈴々「おうなのだ」

愛紗「どうした?鈴々、なにやらうれしそうだが?」

鈴々「なんでもないのだ、早くいくのだ、もうお腹ぺこぺこなのだ」

愛紗「こらまて!鈴々!」

桃香「まってよ〜愛紗ちゃん、鈴々ちゃん」

一刀「あははは、元気だな」

俺たち四人は桃園を後にした・・・・

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桃香「それでね、ご主人様」

一刀「ん?」

桃香「この近くにね私塾でいっしょだった「白蓮」ちゃんが治めてる街があるの」

一刀「へぇ・・・そうなんだ」

桃香「それでね・・・・」

先ほどから桃香様はご主人様とばかり話をなさって、私たちは蚊帳の外でしょうか!?

うぅ、お姉ちゃんずるいのだ。鈴々だっておにいちゃんと話したいのだ!

と思っていても言葉にできない愛紗と鈴々は膨れ面で恨めしそうに桃香を見ていた

桃香「それでね、「白蓮」ちゃんが今義勇兵を募集してるみたいなの」

一刀「義勇兵?それって・・・」

愛紗「正規兵ではないものの、義によって力を貸してくれる兵たちのことです」

一刀「あぁ、それじゃぁ大梁義勇軍ってそうゆう感じの人たちのことかな?」

鈴々「たぶん、そうなのだ」

さり気に会話に参加する二人の妹を見て、今度は桃香が膨れ始めた

桃香「それでね、「白蓮」ちゃんにお世話になろうかなって・・・」

一刀「それはいいが、義勇兵を集めてるなら、それなりに兵居ないとダメなんじゃないか?」

桃香「それは・・・そうだけど、私たちに兵なんていないし・・・」

一刀「なら、少しの間雇うってのは?兵の格好してもらって、さもこれだけの兵を束ねられるってのを見せ付ければ・・・・」

愛紗「しかし、我らにそのような路銀は・・・・」

一刀「だよな・・・・ん?もしかしたら・・・・」

俺は制服のポッケに手を突っ込んで探してみると

一刀「あった。これならこの時代にもないだろうし・・・・」

桃香「ご主人様?」

一刀「これはね、俺が住んでいたところで普通に使われていたもので、ほらこうやって字が書けるものなんだよ」

桃香「わあ。すごい、すごい。こんな細いのに字がかけてるよ。ご主人様それ頂戴」

一刀「ダメだよ、これは今から売るんだから・・・・桃香は足元見られるだろうし・・・・愛紗」

愛紗「はい、なんでしょうか?」

一刀「これをできる限り高く売ってきてくれないか?」

愛紗「わかりました。では、行ってまいります」

愛紗はあるものを売りに人ごみへ 桃香と鈴々は店を見たいと出かけ

俺は一人、街を散策していた

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おまけ

今回は一刀の視点でお楽しみください

愛紗たちと別れ、俺は一人街を歩いていると

なにやら人形らしきものが売っていた・・・・えっと、夏・・・・人形?簡単な文字しか判らず頭に?を浮かべていたが

その人形は大剣を持っていたので、三国志に出る夏がつき、大剣を持った武将を考えてみた

夏・・・・大剣・・・・もしかして、夏侯惇?たしか武器は大剣だったような・・・・

そして改めてその人形を見てみると、確かに武将らしいのだが・・・髪をオールバックにした女性の人形だった

関羽も張飛も女の子だったから、夏侯惇も女性なのかな・・・

ためしに愛紗からもらった路銀を使いその人形を買ってみたのはいいが

フィギアのように間接が動くわけでもなくただの木彫りの人形だった

一刀「こんなに細かく作られているなら、もしかしたら・・・」

俺はその人形を間接部分ごとに切断、駆動するように調整してみた

一刀「うん、こっちの格好のほうがなんとなくかっこいいな」

その格好とは左足を前 右足を後ろに左足方向に顔を向け、右手で大剣を持ち左手でそっと支えている格好にしてみた

一刀「うん、きれいだし、かっこいいな・・・・」

一人うんうんとうなずいていると、声をかけられた

男「あの、すみません」

一刀「はい?なんでしょう?」

男「その動く人形を私に売ってくれませんでしょうか?」

一刀「え!?でもこれ完成とかでは・・・・」

男「そこを何とか・・・これでお願いします」

一刀「そんな、顔を上げてください・・・・判りました、これでいいのでしたら・・・・」

こうして俺はその人に先ほど作った可動式夏侯惇人形を渡した

代わりに人形を買った値段よりも三倍も多い路銀を手に入れた

 

 

そのころはなんとも思わなかったが・・・・

その人形は完全体夏侯惇人形としてどこかのカラクリ好きの目に留まったとか止まらないとか・・・

そんな噂がどこかで流れていた

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あとがき

前回は眠気にまけかなり適当なところで終わり しかもあとがきを乗せ忘れるという失敗をしました

さて今回出てきた大梁義勇軍は魏ルートにあった三羽鳥の義勇軍をうろ覚えでつけたものでして

おまけには李典(真桜)がほしがっていた夏侯惇人形を出してみました

一刀の武に関しましてはほぼ適当です、ゲーム中ではありえませんけどね

愛紗と鈴々が同時攻撃して軽くいなせるなんて・・・・

まぁ予定としましては恋より数段上の武を目指して修正しようかと考えて降ります

なにやら拠点+本編みたいな進みになっておりますが

皆様は次回どのような物語を期待するでしょうか?

説明
駄文&ノープラン第四弾
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コメント
鈴々可愛えぇ。(readman )
幻の夏侯惇を作ったのは一刀だったのか!!(sink6)
指摘ありがとうございます・・・・直すのめんどくさいですがね(護衛)
p3下部で、「衝撃は」は「衝撃波」だと。(鐵 恭哉)
一刀強いなwwwでもそこがいい。なんだかんだでオマケが面白いですね、次回も期待しています。(影亜)
タグ
一刀 愛紗 白蓮 

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