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佐由里さんと月宮あゆ、特技も趣味も違う2人が出会ったのは商店街で俺(祐一)が佐由里さんと歩いているときだった。あゆは相変わらずたい焼きを食べていた。佐由里さんは弁当の具の調達のために来ていた。俺が荷物を持っているのを見てあゆは
「祐一君その両手によ」と答えた。あゆは佐由里さんに「私にも料理を教えて」と言ったので俺は「お前は無理だな」と即答した、あゆは「うぐぅ、無理じゃないよぅ」と反論した、それを見ていた佐由里さんは「良いですよぉ」と答えたあゆは「ほんとに!!やったー」と言った。俺は「佐由里さん苦労するよ」と言った、佐由里さんは「初めは誰でも苦労するものですよ」と笑顔で答えた。そして次の休日にあゆと佐由里さんは俺の家に来た、何故なのか知らないがあゆと佐由里さんの意見は一致して俺の家が講習場になった。あゆと佐由里さんが言うにには「秋子さんもいるから大丈夫」だとか、何が大丈夫なのか。俺はそんな2人をほってリビングでテレビを見ていた。そして30分経った頃に佐由里さんが
「祐一さん済みませんがリビングのテーブルの上を片付けてもらえますか?」と言われたのでテーブルの上を片付け始めた、数分後にテーブルはきれいになった。
テーブルがきれいになるのを確認後に佐由里さんとあゆが料理を運んできた、佐由里さんとあゆの持っている料理はどちらもおいしそうに見える、佐由里さんの味はわかるがあゆの味はわからない。佐由里さんとあゆは料理をテーブルの上におくと2人とも俺の向かいに座った俺の食べているときの表情が気になるとのことだ。佐由里さんは「さゆりの自信作ですよ」と言ったあゆは「僕も自信作だよ!」と言った。1皿目の料理の味は佐由里さんの味だった、2皿目もやはり佐由里さんの味だった。俺は2人に聞いた「どうして2皿とも佐由里さんの味なんだ?」その質問を聞いた佐由里さんとあゆは2人とも笑い出した。俺は不思議に思いながら「何で笑っているんだ?」と聞いた。佐由里さんは「その料理2皿ともあゆちゃんがつくったんですよ」と答えた、あゆは「すごいでしょ祐一君!」と自信満々に言った。俺は「ありえない!!あゆが短時間でここまで上達するなんて!」と言った。佐由里さんは「あゆちゃんはレシピ通りにはできないので1回、1回、チェックしていけばこのようにおいしい料理ができるんです」言った。あゆは佐由里さんに「これからもよろしくね」と言った、佐由里さんも「こちらこそよろしくです」と答えた。俺はそんな2人を見ていて佐由里さんに舞以外の友達がまた出来たことを喜びながらあゆにも新しい友達が出来たことを喜んだ、俺はこの2人を暖かく見守って生きたい。たとえ何歳になってもこの2人の友情は消えないだろう。
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