闇姫無双 9 |
ついこの前の黄色い人たちとの戦闘が終わり
桃香は朝廷より褒美として、平原郡のとある城の太守を任された
一刀「義勇軍の褒美としては、まぁまぁかな」
愛紗「そうですね。しかし、太守とはどのような・・・」
一刀「それは白蓮のところで見てきただろ?」
愛紗「そうですが、私は桃香様が政務をしているお姿を一度も見ておりませんので」
一刀「あはは、そうだね。でも、やってくれると信じているよ」
愛紗「それは、そうですね」
朱里「はわわ、ご主人様も愛紗さんもそんなところで話してないで、手伝ってくださいよ〜」
雛里「あわわ、あわわ(目を回してる)」
桃香「もぉ、ご主人様も手伝って〜」
一刀「手伝ってって、さっき手伝ったろ?」
桃香「そうだけど・・・・太守がこんなに忙しいなんて聞いてないよ〜」
現在執務室なる場所で俺と愛紗、桃香と朱里、雛里が総動員で文官の案件や民の要望、軍の予算を決めているのだが
主に俺は文官と民、桃香は民、朱里は文官とそのほかの案件(建築類)、雛里は軍部の掌握とソレの予算設定に追われていた
一刀「たしかに、朱里や雛里は判るが・・・桃香、民の要望だけで何でそんなに溜まるんだ?」
桃香「えっと、それは・・・・エヘ」
一刀「ごまかしたから手伝いなし「え〜」雛里、俺にできそうなものなら渡してくれ」
雛里「はっはい・・・・どうぞ」
一刀「ありがと・・・・これは・・・・愛紗」
愛紗「はい、なんでしょう?」
一刀「これなんだが・・・・で、これと・・・・」
愛紗「・・・・はい・・・・ですね・・・・・わかりました」
俺との打ち合わせを終え、愛紗は部屋を出る
雛里「あわわ、ご主人様すごいです」
一刀「そうでもないよ、朱里大丈夫か?」
朱里「はわわ、だっだいじょうぶでしゅ」
一刀「ちょっと待っててくれ、雛里これ全部借りるぞ」
一応雛里の管轄だから断りをいれ、溜まった案件や報告に目をやる
一刀「・・・で、・・・・こうなると・・・・・なるほど・・・・後で聞かないとな・・・・・・なるほど・・・・それでか・・・・」
などと俺の声だけが響く
俺は報告されてることと提案されてるものを見比べ、可能な限り双方が納得するような答えを書きとめておく
一刀「雛里、これでこの分の案件の要約と答え、ここにおいておくぞ」
雛里「ひゃっひゃい」
雛里は俺の書いた答えを見て、目を白黒させているが、そんなに驚くことは書いてないような・・・
一刀「桃香、手止まってるぞ」
桃香「え?あっそうだね、あはははは」
注意されようやく動き出した桃香の手 俺はしばらく見た後、朱里に話しかけた
一刀「朱里、無理してないか?」
朱里「いえ、大丈夫ですよ。ですが・・・」
朱里の周りは文官から寄せられた案件で埋まってしまっていて、身動きがとりにくい状態だった
一刀「そうだな・・・急を要する案件以外は後日に回して、今は必要な案件だけを・・・・」
朱里「はい、わかりました」
朱里に指示というか、お願いをし終わると桃香が期待を込めた目で俺を見てる
桃香「ごしゅじんさ「お兄ちゃん、街にいくのだ」ぶぅ」
一刀「あぁ、もうそんな時間か・・・それじゃぁ朱里、雛里後は頼んだ」
二人「「はい」」
その横で桃香がぶーたれているが、あの二人ならば大丈夫だろう
鈴々「早くいくのだ」
一刀「わかった、わかった」
鈴々に早くとせがまれ、街に遊びに来た(一応仕事です)
一刀「さすがに幽州よりは活気がないが・・・それは今後俺たちが何とかすればいい話か」
鈴々「お兄ちゃん、何してるのだ?早くいくのだ」
一刀「わかった、わかった。」
その後鈴々にはアレが食べたい、これが食べたいとせがまれたが持ち合わせがないと断った
そんな時、先の方でなにやらいざこざがアッタみたいだが、警備がまだ来ていない
俺は何事かと鈴々をつれて、現場に駆けつけてみると
男1「てめぇ、ぶつかっておいてあやまりなしとはいい度胸だな」
男2「何言ってんだてめぇ、先にぶつかってきたのは、てめぇじゃないか」
男1「んだと、てめぇやんのか!?」
男2「てめぇがその気なら受けてたってやるぜ」
どうやら酔っ払いの喧嘩らしいが・・・・警備が遅い、これは改善の余地ありだな
一刀「ちょっと、これはどうゆうことだい?」
俺は近くの人に聞いてみた、すると先にいちゃもんつけてきた男が地に転がってる酒瓶でこけてしまい、その近くで飲んでた男に絡んだというらしい
一刀「なるほどな・・・・おい、そこの二人、喧嘩はやめろ、迷惑だ」
男1「なんだぁ?てめぇは、俺が誰だか知ってていっているのか?」
一刀「そんなこと知るか!そんなに喧嘩したいなら城壁の外でやれ」
男2「あっ北郷様、すみやせん。事を大きくしてしまい」
一刀「酔いはさめたか?「はい」ならいい」
男1「おれは・・・な、何を隠そう黄巾の幹部なんだぜ・・・へへへ、どうだ?恐れ入ったか?」
男は大きな声で宣言したが、街の皆には哀れな目で見られていた
男1「ふん、俺様のことを恐れ、声も出せないかぁ?」
男一人が気がつかない、ココでその名を出して恐れる人など居ないということを
一刀「ではアナタはあの黄色い人たちの幹部なんですか?本当に?」
男1「そうよ、やつらからはアニキと言われ、慕われたほどだぜ」
一刀「そう・・・・ですか・・・・」
俺は高笑いしているアニキと呼ばれる男にそっと近づき・・・
男はもう何も話すことができなくなった
一刀「皆すまない、怖い思いをさせて」
俺のその言葉を拒否するように、皆からお礼を言われる
その中で鈴々だけは笑顔だった
次の日執務室では白くなった桃香とよくわからないオーラを纏った朱里と雛里がいて
訓練場では、なぜかうらやましそうに鈴々を見ている愛紗がいて、その鈴々は俺を見つけると不気味な笑顔でよってきてこういった
鈴々「お兄ちゃん、またいっしょに街に逝くのだ」
俺はこの時鈴々に何があったのか知るよしもなかった・・・
おまけ
「孔明と士元」
雛里「あわわ、すごいです」
朱里「雛里ちゃん、どうしたの?」
雛里「あ、朱里ちゃん、えっとね。ご主人様がまとめてくれたコレを呼んでたの」
朱里「へぇ〜、そんなにすごいことが書いてあるの?」
雛里「うん、私なんかが足元にも及ばないほどすごいの・・・」
朱里「そんなに!?たしか、この案を要訳したって言ってたよね・・・・」
雛里「そういってたよ。」
朱里「なら、ココに書いてある『兵種に関して、重要な事柄』は?」
雛里「えっと・・・『兵種に関して・・・兵種には歩兵 弓兵 騎兵 斥候 間謀 工作 水兵などがあり、細かく分けると歩兵はやり兵 剣兵 盾兵などが考えつけれる、また工作兵は投石やショウシャ(丸太をつけた兵器で門を壊す役目)や連弩なども大きな戦では重要になってくる、また斥候 間謀は情報を運ぶのが主なため、武に秀でていなくともよい・・・・・』
『重要な事柄は・・・・戦は兵種が多ければ優位ではなく、いかに有効に活用するかが問題で、例えば機動力のある騎兵だが、山岳部では木が邪魔でその機動力を失う、しかに平地などでは縦横無尽に駆け、敵を翻弄することもできるだろう。
用は使い方の問題だ、いかに将と兵が強かろうともソレに見合った戦場や場所でなければその力は十分に発揮されないだろう』
って書いてあるよ」
その答えに朱里もまた、目を白黒させている
朱里(ご主人様は前、天の国ではただの学生だとおっしゃってましたが・・・・コレほどの知をどこで・・・?)
雛里「・・・ちゃん・・・・・り・・・ちゃ・・・・ん」
朱里「はっ、雛里ちゃん」
雛里「朱里ちゃん?」
朱里「私、ご主人様が敵じゃなくてよかったと本当に思ってるよ」
雛里「そうだね、もしご主人様が敵だったら・・・・・私たち・・・・」
朱里「そうだね・・・・私たちは・・・・」
二人「「作を見破られて、生きていないかもしれないから」」
おまけ2
『侍女2』
私が北郷様を追って、洛陽に向かっていたある日のこと
???「あら、あなた。かわいい顔をしているじゃない」
侍女「へ?いきなりなんですか?」
???「どうかしら?私の天下統一のために力を貸さないかしら?」
侍女「何言ってるのですか?よくわかりませんが、私には心に決めた方がいるので、失礼します」
???「きさま、華琳様が申しているのに、断った挙句に去るつもりか!?」
侍女「はぁ?いきなりきて「アナタかわいいから私のものになりなさい」とか気持ち悪いこといわれて、はいそうですかなんて誰が言うのですか?」
???「キサマ!なんて無礼を!」
侍女「無礼もなにも、名乗りもしない相手にこれ以上鎌ってられません、失礼します」
???「待ちなさい!確かに名乗ってはいなかったわね。私は曹操よ「そうですか」だから待ちなさいって」
侍女「だからなんですか?私急いでるのですが」
曹操「アナタのその武、私のために使わないかしら「使いません」な!?」
侍女「さっきからうるさいですよ、あなたに従える気はありません。それになんですかそこの黒髪の人、曹操さんでしたっけ?アナタのことが好きみたいな態度とって」
??「なんだと、どこがおかしい」
侍女「まぁ、あの方も人それぞれとおっしゃっていたのでべつにどうこうするつもりはありませんよ」
曹操「では、どうやっても私に仕える気はないと?」
侍女「だからさっきからそう言ってるじゃないですか!アナタ馬鹿なんですか?自意識過剰ですか?あの方が曹操は自信家ですごい人だったとか言ってましたが、なるほど確かに自信家ですね。
けれど、それは傍から見るとただの自意識過剰ですよ。あの方の言葉で言わせてもらいますと、
覇王曹操に仕えることができる幸せ、魂に刻みなさいとか考えてたんじゃないですか?
おあいにく様、私は慕える人は北郷一刀様だけと心に誓ったので、曹操さんみたいな馬鹿といっしょになる気はありません、さようなら」
私の言葉が聞いたのか、少しの間黙っていましたが、ようやく言葉を発したと思ったら
曹操「春蘭!その無礼者を斬りなさい!今すぐに!」
春蘭「はっ!」
なんて言ってきましたよ、それにしてもあの青髪の人は先ほどから無言ですね
とめることもしない、ただ無言です。
???「「「「「華琳様〜」」」」」
おや?なにやら聞いたことのある声がしますね
私は大剣を避けながら、その声のするほうをみてびっくり
侍女「なぜ、凪がそこにいるのですか?」
凪「なっ!?霞(かすみ)姉さん、なんでここに!?」
霞「それは私が聞きたいですよ、たしか義勇軍を作っていたのでは?」
凪「はい、しかし黄巾党にやられそうになったとき、秋蘭様に助けていただいて・・・」
霞「なるほど・・・・そうでしたか。無事で何よりです」
凪「ですが、霞姉さま。なぜここに?」
霞「洛陽まで行こうと思い、ココを通ったときにあのおちびちゃんに家臣になれって迫られまして」
凪「霞姉さまも華琳様の家臣に!?ぜひぜひ、華琳様と共に天下を」
霞「それなんですがね、私はすでに主となる方に出会い、その方に会いに行くために旅をしているのです。凪の期待にこたえられずすみません」
凪「いえ、霞姉さまがお決めになられたなら、私は何も申しません」
春蘭「こら!私を無視するでない!」
霞「そういえば、忘れていました・・・・凪、アナタは私と対峙する気はありますか?」
凪「今はまだ、・・・・・ないです」
霞「素直でよろしい。では、アナタは少し黙っていただこう」
私は大剣を避け、懐に入り気を込めた右足で彼女の腹を思いっきり蹴りぬく
春蘭「ぐぅはぁぁぁぁ!」
華琳「春蘭!」
霞「・・・弱いのは罪ですね」
私がそういうと皆さん目の色を変えて、攻撃してきましたが、右足に残ってる気を使い震脚すると誰一人動けず、ただ私が去るのを見てるしかなかったようです
・・・・・
華琳「凪、あれはアナタの姉といったわよね?」
凪「はい、背格好は似ているのですが・・・・実力は天と地ほどの差があると思っています」
華琳「そう、あれを私のものにできたらどれほど楽か・・・」
凪「それは・・・・いえ、なんでもありません」
凪(華琳様、あの姉さんがあそこまでほれ込んだ人を我が軍にいれなければ・・・・私たちは皆、殺されるでしょう)
凪(霞姉さんは、昔本気になった呂布すらも無傷で倒したのですから・・・)
・・・・
霞「それにしても、あのちびっこが覇王といわれてる曹操ですか・・・なんか期待はずれでしたよ、北郷様。それにあの大剣の人、馬鹿なのでしょうか?明らかに罠なのに突っ込んでくるし、ほんと頭痛くなりそうです。ですがあの青髪の人は強そうでしたね・・・・ですが」
霞「私に勝てないような力でしたら、北郷様に瞬殺されそうですね。凪には一応伝えておきましたが・・・次に会うときが楽しみです。」
私が洛陽に滞在して数日、北郷様と劉備が平原郡の城の太守になったと聞き、私は早速移動を始めました
・・・・・・
・・・・・
・・・
凪「あの時、姉さんは私に忠告してくれたのですね。強くならないと死ぬと・・・・」
私はあの時を思い返してみる、姉さんの攻撃の前では誰も動けず、ただ見てることしかできなかったあの日を・・・・
霞「凪、強くなって・・・でないと、私たちはアナタを殺してしまう、私と北郷様とで・・・・」
凪(私は強くなりたい!姉さんに追いつけるように!そしてあの姉さんがほれる北郷という人に会ってみたい!そのために私は!)
凪「強くなる!」
あとがき
えーっと色々考えなしで書いていますので色々おかしいですが
侍女についてはオリキャラとします
恋姫にて、霞はシアと読む人がほとんどですが、闇姫では二通りの名で呼ぶことにします
霞(カスミ)と霞(シア)とで
霞についてはちょっとした設定ですが
背格好や身なりは凪とほぼ同一ですが、体の傷跡が凪より多く、また知らない人が見ると凪が三つ編みをしていないような格好で動いています
武器は凪同様無手、氣の量は凪の10倍程度だと考えてください
おまけの戦闘だけみるとチートクラスですが、大丈夫です。一刀もチートっぽいので
あと、華琳好きの皆様には大変申し訳ありませんが、アレは魏ルート以外だとそう見えてもおかしくないかと思い、あーいった性格にしたのです。
さて、今後凪の成長が気になりますが、董卓編で華雄が討たれると思われガチですが、生き残らせます。しかも陣営に加える形で・・・・
では、今日はこの辺でさよ〜なら〜
説明 | ||
駄文&ノープラン第9弾 何気に応援してくださる方がいるため頑張って降ります とりあえず書きましょう |
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コメント | ||
霞良いなあ。(readman ) 本気になったレンを無傷で倒す侍女よりも強い一刀は何者だ?(btbam) 執筆お疲れ様です〜 霞さんカッコイイ! 華琳涙目w 良い薬だぜ。 ところで華雄の真名はもう決めてたりするんでしょうか? 次回も楽しみに待ってます〜(狩人) 闇姫を通して読みましたが、ほぼ会話主体というのも中々テンポよくて読みやすいものですね。(MuU) |
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