白銀の龍 第三話〜龍、空と風を得る〜 |
〜出発してから〜
俺たちが出発してから一ヶ月ほど経った
白「たいぶ日が落ちたな・・・」
蒼狼の背で呟く白夜
焔「そうですね・・・今日の行軍はこのくらいにしたほうが良いと思います。」
白「そうだなぁ〜・・・・行軍やめー!急いで天幕を張れ!!」
言い終わると同時に動き出す兵士達、それを見つめて
白「やっぱり慣れてくると早いな・・・・」
なんていっていると
焔「白夜様!私はご飯を作ってきますね!!」
白「あぁ・・宜しく」
白「・・・・・俺も何か手伝おう!」
そういって天幕を張っている兵士達のほうへ走り出す
天幕を張り終えた白夜と兵士達はご飯の匂いにつられてフラフラとご飯を作っているほうへ行った。
焔「あっ!白夜様!ちょうど今出来たんですよ!」
満開の笑顔で言ってくる姿にドキッとしてしまう
焔「どうしたんですか?」
だまって立っている白夜を不思議に思い聞いてくる焔
白「・・・はっ!いや〜あまりにも可愛かったからつい見惚れちゃって・・」
焔「なっ!///もう白夜様!///」
照れながらも言ってくる焔
白「ごめんって!ところで今日は何を作ったの??」
焔「はい・・白夜様が言ってた。はんばーぐと言うのを作ってみました」
白「マジか!!!」
まさか本当に作ってくれるとは!楽しみだ!
焔「うまく作れたかはわかりませんが・・・」
そう言いながら他の兵士達にご飯をついでいく、この陣営では主従関係はちゃんとなっているものいたって兵士とは仲が良い、
白「全員に回ったか〜?・・・・よし!それじゃぁ!いただきます!」
手と手を合わせて言うと
一同「「「「いただきます!!」」」」
みんなも同じく手と手をあわせて言った。これは、白夜が全員に強制したことで理由は特にない
全員がご飯を食べ終わったのを確認して白夜は
白「全員食い終わったな〜〜・・・あとは自由だが周辺の警備を怠るなよ〜!」
一同「「「「御意!!」」」」
返事をしたのを確認すると自分の天幕(何事にも外見が大事との事で周りよりでかい)に戻っていった
〜天幕〜
この世界に来てちょうど2ヶ月ほど経ったけどいまいちこの世界の状況が分からない・・・
白「そろそろ軍師とかほしいなぁ〜」
俺のしている軍師の中で有名なのは・・・諸葛亮・鳳統・ジュンイク・司馬イ・程イク・郭嘉・陸遜・周喩etcか・・・・一人でもいいから仲間にしたいなぁ〜〜
白「まぁ思ってどうにかなるってことでもないしなぁ〜」
焔「白夜様どうしたのですか?」
俺の横で蒼狼(オオカミ)に餌をあげながら聞いてくる
白「いや〜そろそろ軍師がほしいなぁて思ってたけど、そう簡単に来るはずないよなぁ」
焔「はい・・そればかりは仕方ないですね」
白「はぁ〜そうだよな」
焔「そんなことよりこれから何処に行くんですか?」
白「そんなことって・・・まぁいいけど」
ゴソゴソと何かを広げる
焔「わぁ〜これ地図ですか??」
それは、白夜が太鋼から貰った地図を詳しく書き直した物だった
白「そうだよまぁ俺が新しく書き直したけどね」
焔「凄いです!!」
白「ありがとう(なでなで)」
そう言って焔の頭をなでる
焔「///はぅ〜〜」
白「さてと・・・(あっ!!)?どうかした?」
焔「い・いえなんでもありません!///(もうちょっとなでてほしかった///)」
白「それならいいんだけど・・・今俺たちがいるのがここ揚州(ようしゅう)あたりだな」
ちなみに俺たちが出発した街は徐州(じょしゅう)の西に位置する所だ
焔「へ〜で何処に行くんですか??」
白「このまま南下して呉の孫堅を見てみようと思う」
焔「あの‘江東の虎’をですか?」
白「そうだよ・・・いつか戦うかもしれないからね」
焔「そうですね・・・白夜様は乱世を治るためにこの地に下りた立ったんですよね」
白「一応そうみたいだけどなにより皆が笑って暮らせるような国が創りたいからね・・・だけどそれを邪魔しようとするなら戦う。壁があるなら打ち壊す。まぁ一番は話し合いで決めることだけどね」
焔の目をみて言う白夜。その目には確かに覚悟が表れていた
焔「そうですね・・・今一度言います。我が身果てるまで白夜様のためにこの国のために尽くします。」
臣下の礼をとりながら言う焔
白「あぁ!!これからもよろしくな焔!!」
焔「御意!!」
二人が再度決意を固めていると
兵士「神龍様!!司馬イ・徐庶と言う者が神龍様に会いたいと言う者が来ておられますがどうしますか?」
白「なに!・・・分かった通してくれ!」
兵士「御意!」
それだけ言い走っていく兵士を見届けた後
焔「どうしたのですか?」
白「やっと俺にも軍師が出来るかもしれないぞ」
焔「でわ!」
白「あぁ・・この二人を仲間に出来たら空と風を得たのも同然だ!!」
〜時は遡って陣営のちょっと離れた場所〜
?「神龍様あそこかな??」
?「そうね・・・あそこに旗が立ってるけど大綱殿が言ってた旗だから合ってるわよ」
?「どんな人なんでしょうか?」
?「大綱殿が言うにはその武はまさに適う者はおらず、民にもやさしくその懐は計りしれないと言っていたわね」
?「そんなに凄いんだ!!早く会って見たいな〜」
?「そうね・・・いくわよーー」
?「あっ待ってくださいよ〜−−様〜!」
〜陣営前〜
?「着いたわね」
?「はぁはぁ・・・もうーー様速すぎます!!」
?「何言ってんのあなたが遅いのよ」
兵士「っ!誰だそこにいるのは!?」
?「あっ!私は徐庶と言います!!」
?「私は司馬イと言います。ここは神龍殿の・・・天の御遣い様の陣営で間違いないですか??」
兵士「そうだが・・・なにか用か?」
司「神龍殿と会わせてはくれないだろうか?」
兵士「なに・・・神龍様に?」
徐「そうだよ〜私達はそのためにここに着たんだから」
兵士「・・・しばし待たれよ」
〜天幕〜
兵士「連れてまいりました」
白「通してくれ」
兵士「はっ!」
言い終わると同時に天幕の入り口から二人が入ってきた。
まず、一人目は髪は白で腰の辺りまで伸ばしていた。目は黒で身長は焔と同じくらいだ。二人目は、髪は茶髪で目は茶色だった身長は一人目より小さいくらいだな。
司「お初にお目にかかります。私は、司馬イと申し上げます。」
なるほど・・一人目が司馬イか・・・ということは二人目が徐庶かな
徐「こんばんわ〜始めましてだね!私は、徐庶って言うんだよろしく〜」
司「こら!御遣い様の前だぞ!!」
白「いいよ気にしないから」
司「ありがとうございます(ふむさすが大綱殿が言っていただけあるな)」
白「まぁ立っているのもなんだし座りなよ・・仲達さんに元直ちゃん」
ちょっと驚かそうと思いまだ言ってもない字(あざな)を口に出して言ってみる
司「!!どうして私達の字を??」
あからさまに警戒しているなぁ〜
徐「すごいねぇ〜まだ言ってもないのに」
こっちも笑顔のうらに警戒の色が見えるな
白「まぁ天の知識とでも言っておこうかな」
司「ふっはははは!!」
いきなり笑い出す司馬イ
徐「どうしたの蛍様!?」
蛍・・・司馬イの真名かな・・・
司「いやなに・・・大綱殿が言ってたとおりだと思ってな」
焔「!!父上をしっているのか!?」
大綱と名前がでた瞬間に身を乗り出しながら聞いてくる
徐「そうだよ〜あなたが太子慈さん?」
焔「そうだが?」
徐「これ大綱さんが渡してくれってさ」
そう言って何かを渡す
焔「これを父上が・・・・」
手紙かな?それを読んだ瞬間に焔は顔を上気させて俯いてしまった・・・・気になるなあとで見せて貰おう
白「で?俺に用があったんじゃないのか??」
司「そうでした・・・・私達はあなたに仕官しようとここまでやってきました」
白「ふむ」
司「しかしその前に御遣い様が望む世界について聞きたいのです!!」
白「俺の望む世界は・・・誰もが笑って暮らせる世の中、皆が安心して暮らせる世の中を創りたいんだ!!そのために前に立ちはだかる壁があったら乗り越えて打ち壊してでも進もう、行く手を阻む者が現れたら容赦なく倒そう!俺が望むは唯一つ天下泰平のみ!!だから力を貸してくれ司馬イ!徐庶!」
覇気を十分に漂わせながら言う姿はまさに天の御遣い、王そのものだった
焔「白夜様///]
司「(私は待っていたのかもしれないな)分かりました。私の力存分にお使いください。私の真名は蛍(ほたる)どうぞお受け取りください。」
徐庶「うん!!頑張るよ!私の真名は千里って言うんだこれからも宜しくね!!」
白「おう!俺は真名がないから白夜でも神龍でも好きなように読んでくれ!」
蛍「はい白夜様」
千「私は白にぃって読んでいい??」
白「白にぃかいいよ・・・なにわともあれこれからも宜しくな!蛍!千里!!」
蛍・千「「御意(だよ)!!」」
こうして、白夜は名軍師の二人を仲間にすることが出来た。
〜蛍と千里が仲間になってから数日〜
白「蛍、敵は何人くらいいる??」
蛍「はい・・・6,000かと」
白「ふむ・・・俺たちの軍は4000だからか」
なんで人数が増えてるかって??ここに来るまで賊を倒しては吸収してきたからさwとにかく今俺たちは、戦場にいる敵は賊の集まり、まぁ烏合の衆に変わりないんだけど数が数だからなぁ〜
蛍「白夜様・・・敵は所詮は烏合の衆、我が策で蹴散らして見せましょう」
そう今日が蛍と千里の俺の陣営に入っての初陣なのだ
白「おう!頼むぞ蛍(ナデナデ」
そう言って頭を撫でてあげと
蛍「(こういうのもいいものだな)///」
千「あ〜!蛍様が白にぃに頭撫でてもらってる〜!!」
焔「なに!?蛍〜!白夜様から離れろ〜!」
蛍「ちっ・・・・うるさいですよ二人とも」
白「え?今したうt(なんですか?)」
その笑顔怖いよ蛍さん!!
白「あはは・・所で策は考えてるの?」
蛍「はい・・・まずは、前線に敵を引き付けます。その間に残りの部隊で敵を包囲し殲滅するという簡単な策です。」
白「なるほど・・・・だけど包囲するまではいいけど殲滅ましちゃ駄目だ。」
蛍「なぜですか??」
白「知ってると思うが俺の軍の兵士は少ないだから少しでも人数を増やしておきたくてね・・・それに賊ももとをただせば農民だ」
蛍「しかし賊が心を入れ替えるとは限りませんが?それに投降しなかったらどうするのです?」
白「心は入れ替えれるさここにいる兵が見本だね・・投降しなかったら殲滅するしかないな」
蛍「はぁ・・・分かりました説得するまで待ちましょうだけど説得できなかった場合は殲滅します」
白「うんそれでいいよ」
蛍「で策の話なんですが、包囲する右翼に焔さん(はい!)左翼に千里(はーい)後方に私前線は・・・・・・白夜様(おし!)」
焔「ちょっと待って!!なんで白夜様が前線なの!?」
蛍「私もやめるように言ったんですが白夜様がどうしてもと・・」
白「大丈夫だよ俺は死なないから」
焔「ですが!!(焔!!)うっ・・・」
白「俺を信じろ敵が何人かかってこようが俺は負けん」
焔「はい・・・・・でも!無理はしないでくださいね!」
白「ははは!ありがとう(ナデナデ」
徐「白にぃ!兵士が待ってるよ!!」
白「今行く!」
天幕を出て蒼狼に乗る
白「相棒よろしくな」
蒼「ガウ!!」
そして、白夜は兵士に向かって叫ぶ
白「我が親愛なる朋よ!!敵は我らより多いいが恐れることはない!!我らには天の加護がついている!!剣を振るい槍を突き立て弓を放て!!全軍抜刀!!!」
シュ!シュ!シュ!
「無用な死より価値ある生を!!!全軍突撃!!!」
ブオオオオオオオ〜!ブオオオオオ〜!(法螺貝の音)
ウオオオオオオオオオ!!!!!!!!ウオオオオオオオ!!!!!!!!!
‘龍神我戟’を持ち、龍の仮面を鼻より上に付け突撃していくその後に続くは、1000人の騎兵
白「はぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ザシュ!!ガギン!!バキャ!!
賊「ぎゃーーーー!!」
賊「グエ!!」
賊「フギュ!!」
白夜は敵をどんどん狩っていくその姿まさに龍神
白「うおりゃーー!!」
ドゴーン
賊「ブッ!!」
賊「ギャッ!」
白「・・・・灰と化せ」
‘龍神我戟’が赤く染まる
白「‘赤龍獄炎翔’!!!!!」
バゴーーーーン
賊はひとことも言わせず灰と化した
白「・・・・・そろそろだな」
焔「皆(みな)この太子慈に続けー!!」
オオオオオオオオ!!!!
蛍「敵の後方を突きます。突撃しなさい!!」
ウオオオオオオオ!!!!
千「みんな〜いっくぞ〜!!」
オオオオオオオオ!!!!
いきなり敵が現れるもんだから賊は浮き足立って瞬く間に包囲された。
白「賊共よ!我は天の御遣いなり!!汝らが罪を償い心を入れ替えるのならば武器を捨て降伏せよ!!せん者は天の裁きを受けよう!!」
白夜が蒼狼に乗ったまま一歩出てそういうと賊は次々と降伏していった。こうして蛍と千里の初陣は幕を閉じた。
〜神龍軍、陣営〜
白「何人ぐらい集まった??」
千「う〜んと・・・・だいたい3000人くらいかな」
白「結構な数になったな・・」
今回の戦はそんなに被害が出てないのでそのまま加算されることになった。
白「全員で7000弱くらいか・・・だいぶ南下したしそろそろ街に一旦戻るか」
焔「そうですね」
蛍「私も賛成です。米糧や武器・馬などの補充もしたいですし」
千「うんうん!それに兵士達もちょっと疲れてるし」
白「よし、今日はここで休んで明日からでも街に戻ろう」
焔、蛍、千「「「御意(です)!!」」
あとがき
どうでしたか?
今回はちょっと自信があります。
オリキャラ設定
司馬イー仲達 真名:蛍(ほたる)
髪型:腰くらいまである
髪色:白
目色:黒
身長:164cm
武器:奏月扇(そうげつせん)(鉄扇)
総合能力10がMAX 5が平均
武力:6 知力:10 政治力:9 魅力:7 統率力:9
徐庶ー元直 真名:千里(せんり)
髪型:肩ぐらいまで伸びている
髪色:茶
目色:茶
身長:160cm
武器:斬金楼(ざんこんろう)(トンファ)
総合能力10がMAX 5が平均
武力:5 知力:8 政治力:10 魅力:8 統率力:8
こんなもんですかねw
読んでいただきありがとうございます。
再見!!!
説明 | ||
チートです。 文章が下手なのですみません。 |
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コメント | ||
これで軍隊の体裁は整いましたね。あとは本拠地と兵の拡充かな。(ブックマン) 執筆お疲れ様です〜 軍師の時点で仲達は予想してましたが元直は予想外でしたね〜 いずれ会うであろう朱里&雛里の反応が今から楽しみです。でもこの様子だとまだ後何人か増えそうですね・・・ ところで白夜のイラストなどはあるのでしょうか?あるのであれば載せていただけると嬉しいです〜 (狩人) |
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