天の御使い「宝ャ」] |
どうやら船戦になるようですね……
しかし我々の軍は船には慣れていない、何か対策を考えねば。
「なんでも、船と船を鎖で繋げると揺れを抑えることができると…」
近くの村で、程立と名乗る女性に話を聞いたと……
まさか風?
「その人の頭に、人形がのっていましたか?」
「いえ、のせてませんでしたが……」
視線が痛いですね……宝ャをのせてないとすると風ではないのでしょうか……
「知り合いなの稟?」
「あ…華琳様、名前は、確かに知っていますが」
「そう…その者をここへ!」
「サーイエスサー」
しばらくすると、その場に現れたのは……
「はじめましてー、風は程立と申します」
「稟…知り合いで間違いない?」
「はい…風今までどこに」
「路銀などを集めるために文官として仕官をしてたのですよ」
「そう…無事でよかった……でも宝ャはどうしたのですか?」
「ちょっと!、宝ャって天の御使いじゃない!」
「矢に当たって、壊れたのでお墓を作ってあげました、それから宝ャは人形ですよーそうですよね、稟ちゃん」
「はい、宝ャは人形ですが……桂花殿、天の御使いの話は初めて聞きますが」
「報告が来たのよ…劉備と孫権また同盟を組んだって……そしてその場に居た男がそう名乗ったのよ」
赤壁で、劉備軍と合流し策を決めている所で
騒ぎが起きた…本来なら味方にすら見抜けない策が既にはじまっていた。
そしてその夜……
祭さんの部隊が、陣を抜け出し曹操軍へと向かっていく、
俺と冥琳は、他のみんなに先に行かせないように祭さんを追いかけ……
祭さんを曹操軍が保護するのを確認してすぐに陣に後退する。
後は風か……
情報の通りですか、曹操軍の間諜も凄いですねー
「曹操様、風も前にでてもよろしいですか?」
「アンタが前に出ても意味ないでしょ」
「疑いがあるまま仕えさせて貰うのも気持ちいいものではないですからねー」
「それで、黄蓋と一緒に前線にか……」
小さな女の子が踊っている
「はわわ!桃香様、東南の風が吹いちゃいました!」
「自分で驚くなよ……」
謎の儀式を見ながら、風向きが変わったのを見て呟く。
曹操軍の船から火の手が上がり……祭さんが戻ってきた。
戦が終わり、
曹操は、本国には戻らずに行方が分からなくなっていた……
噂では、大陸を出て行ったと。
そして祭さんの話によると、程立さんも曹操軍に居たらしい
ただ何故か血まみれで、祭さんの部隊に向かっていたらしいが
周りに兵が動揺して将に本陣のほうに戻されたらしい
……いったい程立さんは、何をしてたんだ
その後は作戦を、開始して見ていなかったらしいので
一緒に大陸から離れて行ったのかもしれない……
話し声が近づいてくる……
「あの時は稟ちゃんのせいで、黄蓋さんの監視が出来なかったのですよー」
「だから謝ったでしょう風…それにあのまま歩いていったら兵の士気が下がってしまいます」
「まぁ、隠れて矢を放つ事はしなかったみたいなので良かったですが」
「ええ、火を使われるとは…」
川の音が聞こえてきました、
久しぶりですねここに来るのも
「お墓参りが終わったら、久しぶりに星ちゃんにでも逢いに行きますか?」
「そうですね、珍しいお酒も手に入りましたし喜ぶ事でしょう」
「ここは呉の王達が眠る場所だ、無関係の物は立ち去って欲しいんだが」
「無関係ではないですし、それに王だけが眠る場所じゃないですよー」
「それは……」
「宝ャ一号、二号も、ここで寝てますから」
「……風?」
「どうしました稟ちゃん?」
「宝ャは、何体あったのですか?」
「とりあえず三号までですよーそうですよね、宝ャさん」
俺に確認を取り、雪蓮のお墓の前で目を閉じたところに……
足元に居る子猫を程立さんの頭にのせて驚いてるの姿を見ながら。
「残念だったね、こいつが宝ャ四号だ」
完
説明 | ||
私為有戦争だけで戦闘をすると相手をを殺さずに勝利を……作品とは無関係です。 | ||
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コメント | ||
thule様 いえ、量産じゃないです、四号まで全員姿が違います(akieco) Night様 大陸に戻ってきた二人がこの先に見るものは……(akieco) 更新お疲れ様です〜※(←幸運を呼ぶケサランパサラン) 宝ャは量産型!?(thule) お疲れ様でした。最後のシーンがなんというか、お話はここまででも物語は続いていく、そう感じました。(Night) |
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