真・恋姫無双二次創作 〜盲目の御遣い〜 第漆話『南陽』後篇
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「どうでしたか、祭様?」

 

「駄目じゃな、こっちには居らんかった」

 

「私もです・・・・何処に行っちゃったんでしょう、白夜様」

 

南陽の昼下がり、藍里と祭の二人は未だに東奔西走を続けていた。

 

(どうしよう、私がもっとしっかりしてれば・・・・)

 

時間が過ぎていくに連れて、藍里の焦燥感は募っていく。

 

それを振り払うようにかぶりを振り、再び走り出そうとして、

 

「待て、藍里。お主何も食べておらんじゃろう・・・・ほれ」

 

祭が藍里の肩を掴んで引き留め、紙袋を差し出す。中には肉饅が二つ入っていた。

 

「でも、こうしてる間にも白夜様は――――」

 

「落ち着け、焦った所で何になる?。北条とて子供ではない、むしろお主より年上じゃぞ?それに、あ奴が何年あの目と共に過ごしてきたと思う?」

 

「あ・・・・」

 

「少しはあ奴を信じてやれ・・・・一方通行では、本当の信頼関係は築けんぞ?」

 

「・・・・はい、そうですね」

 

「ほれ、『腹が減っては〜』と言うじゃろ?」

 

「はい。戴きます」

 

言って、一つ手に取り口にすると、

 

「・・・・あれ、これって鶏肉ですか?」

 

「うむ。中々美味いじゃろ。儂も気に入っておってな、偶に無性に食いたくなる」

 

そう言って、祭ももう一つに齧り付く。

 

「私に買って来てくれたんじゃないんですか?」

 

「偶々店の前を通って、食いたくなったんでな。無論『お主の為』というのもあるがな」

 

「私はついでですか?」

 

くすくす。

 

はははは。

 

街行く人々の喧噪の中に二つの笑い声が混じる。

 

道の端に寄り、同じ肉饅を食べる。

 

やがて食べ終えた二人が再び捜索に戻ろうとした、その時だった。

 

「む?」

 

「・・・・祭様、どうかしましたか?」

 

「警備兵じゃな。おい、何かあったのか!?」

 

藍里が祭の視線の先を追うと、警備兵達が装備を整えた状態で何処かへと向かっていた。

 

祭がその中の一人を呼び止め、事情を聴くと、

 

「はい、『頭に黄色い布を巻いた三人組』が騒ぎを起こしていると通報がありました」

 

「っ!!それってまさか・・・・」

 

「・・・・黄巾党が紛れ込んでおったとはな。場所は?」

 

「広場付近の食事処です。それと・・・・お二人には話しておいた方がいいかと思われる事が一つ」

 

「何じゃ?」

 

 

 

「・・・・通報して下さった方の話によりますと、現在その食事処に『珍しい服を着た盲目の男性』がいるとか」

 

 

 

「「っ!?!?」」

 

二人の顔が驚愕に染まる。

 

「まさかとは思いますが、北条様では・・・・?」

 

彼は白夜がこの地に降り立った『あの日』、彼の監視に付いていた一人であった。

 

「儂等も行こう。急ぐぞ、藍里」

 

「はいっ!」

 

「御案内します、こちらへ!」

 

兵士を先導に、二人は駆け出した。

 

彼の無事を必死に祈りながら。

 

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『――――――その辺にしとけよ、お前等』

 

 

 

 

そのたった一言で、この場を包む空気が一変した。

 

(な、何だよ・・・・コイツ・・・・)

 

髭の男は、すっかり怯えきっていた。

 

先程まで、彼は自分達の勝利を確信していた。

 

周囲の民衆はただただこちらに怯えるばかり。

 

抵抗してきそうなこの店の主人は人質で封じた。

 

唯一自分達に反抗してきたこの優男は細身でさして強そうでもなく、目も見えないとあれば負かすのは容易だろうと。

 

しかし、違った。

 

先程までの優男は、今や自分達を脅かす最大の脅威と化していた。

 

杖を傍らに置いて椅子から立ち上がり、ゆっくりと道の真ん中へと移動する。

 

そして身体をこちらへと向けると、一気にこの男の存在が膨れ上がったかのように感じた。

 

まるでこの男が『憤怒』という感情そのものであるかのような、そんな感覚。

 

肺腑が締め付けられたかのように、呼吸がし辛い。

 

(こんな威圧感、感じた事ねえぞ・・・・)

 

「デ、デク!!こいつを殺せ、今すぐに!!」

 

震える声を必死に抑え、子分の大男に命令を飛ばす。

 

「オ、オラが?」

 

「そうだ、早く殺せ!!」

 

「わ、解ったんだな」

 

躊躇うのも当然。気圧されているのは彼も同じなのだから。

 

怖じ気づきながら同じ曲剣を抜き、男の前に立つ。

 

「わ、悪く思わないで欲しいんだな」

 

言って曲剣を振りかぶり、全体重を乗せて一気に振り下ろす。

 

対して優男は避ける素振りどころか、構える事さえしない。

 

(見かけ倒しだ、そうに決まってる!!)

 

その様子を見て髭の男は『今度こそ』と勝利を確信し、

 

 

 

 

その確信は、再び裏切られる事となった。

 

 

 

 

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二人が駆け付けると、そこには大勢の人だかりが出来ていた。

 

兵士達が周囲を取り囲み、更にその外側から民達がその様子を見守っている。

 

「すまぬ、通してくれ」

 

「すいません、御免なさい」

 

断りを入れながら人ごみを掻き分けると、視界に映ったのは件の黄巾党の三人組。

 

何故か彼等は包囲されているという事に気づいていないらしい。

 

何故だろう、と彼等の視線を追って、

 

対峙している人影を認めた途端、思考が完全に止まった。

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・白夜、様?」

 

 

 

 

 

 

思わず、疑問符が語尾に付いてしまった。

 

藍里は白夜と出会ってまだ一日しか経っていないが、それでも今の彼には違和感を感じざるを得なかった。

 

暖かく柔らかい、全てを包みこむ『太陽』のような人。

 

それが、藍里が『北条白夜』に対して抱いた印象。

 

しかし、今の彼はまるで正反対だった。

 

 

 

柔らかな笑顔を浮かべるその顔からは表情が消え、

 

 

 

全身を纏う空気はとても重苦しく、その怒りをありありと知らしめていた。

 

 

 

(あれが・・・・白夜様・・・・?)

 

藍里が呆然としていると、リーダー格であろう髭の男が大男に命令を飛ばす。

 

そして大男が剣を振りかぶって、

 

「っ!!白夜様!!」

 

悲鳴にも似た声を上げてた途端に剣が振り下ろされ、

 

 

 

そして、藍里は再び自分の目を疑う事となった。

 

 

 

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先程まで頬に触れていた錆だらけの刃が離れた。

 

 

 

――――真剣相手は、初めてだな。

 

 

 

杖を外し傍らに置いてゆっくりと立ち上がり、歩を進める。

 

 

 

――――大地をしっかりと踏みしめろ。

 

 

 

男の震えかけの声と共に一つ、こちらに近づく気配を感じた。

 

 

 

――――全てを感じ取れ。

 

 

 

深く、長く、呼吸を繰り返す。

 

 

 

――――相手の視線、殺気、呼吸、動きによって起きる風の音や動き。

 

 

 

頭頂部から足の爪先まで、全ての神経に力を行き渡らせるかのように。

 

 

 

――――!

 

 

 

感じ取った。

 

 

 

――――左側上方からほぼ垂直の袈裟斬り。体格差を利用して体重を乗せてくるか。

 

 

 

振り下ろされた。

 

 

 

――――確かに強力ではあるが、

 

 

 

刃が迫る。

 

 

 

――――それは『当たれば』の話だ。

 

 

 

左足を踏み出して相手の腕の真横に移動、右手を外側から相手の裏拳気味に当てる事で捌き、

 

 

 

――――そしてお前の力が強ければ強い程、

 

 

 

その通過した腕の手首と肘を極め、身体を捻ると同時に左の踵を滑らせて相手の右足を払い、

 

 

 

――――『僕』の技は威力を増す。

 

 

 

その勢いのままに地面に叩きつけた。

 

 

 

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「・・・・信じられん」

 

祭は驚きを隠し得なかった。

 

一瞬の出来事だった。

 

恐らく殆どの人間には何が起こっていたか理解出来ていないだろう。

 

実際に見守っていた民達も、包囲していた兵士達も、呆然と目を見開いているのだから。

 

この場で理解しているのは、自分と藍里だけだろう。

 

(相手の力を完全に受け流し利用する・・・・このような武術があったとは)

 

いや、それ以前に、

 

(北条がこれほどの武の持ち主だったとはな・・・・)

 

悠然と立ち上がる白夜には傷どころか服の乱れすら一つも無く、

 

叩きつけられた大男は最早ぴくりとも動く気配は無かった。

 

「そ、そんな・・・・デクが一撃で!?」

 

「お、おいチビ!!何やってんだ、お前行って来い!!」

 

「ちょっ、兄貴!?無理ですよ、デクを一撃でのしちまうような奴にオイラが叶う訳が――――」

 

「五月蠅ぇ!!いいから行って来い!!」

 

(上に立つ者に有るまじき醜態じゃな・・・・)

 

腕を組み、呆れからの小さな溜息を一つ。

 

やがてチビと呼ばれた小柄な男が、おどおどしながら前に出た。

 

「うぅ・・・・うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

大声を出しながら曲剣を突き出して突撃を始めた。

 

(やけになったか・・・・さて)

 

 

 

最早、心配など無かった。

 

 

 

むしろ。

 

 

 

「見せてくれ、お主の力を」

 

 

 

不謹慎だと解っていながらも、祭は沸き立つ好奇心を抑えきれずにいた。

 

 

 

 

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――――突進か。やけになったな。

 

 

 

倒れている大男から離れ、動ける範囲を確保する。

 

 

 

――――随分速いな。小柄だからか?

 

 

 

『まぁ、問題無いが』と呟き、僅かに腰を落とす。

 

 

 

――――足音の大きさの違いからして持ち手は右。ならばこうするまで。

 

 

 

そして衝突の瞬間左足を引きながら左手で剣を持つ手を捌き、

 

 

 

――――速さもまた『力』、どれだけ速かろうと関係無い。

 

 

 

その左手で手首を取り、右手を相手の右肩の関節辺りに添えて右足で足を払い、

 

 

 

――――因果応報。報いを受けろ。

 

 

 

掴んだ腕を引っ張って相手を空中に浮かせ、やはりそのまま地面に叩きつけた。

 

 

 

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「う・・・・嘘、だろ・・・・」

 

既に髭の男の脳内は恐怖で埋め尽くされていた。

 

子分の二人はあっけなく倒され、慌てて周囲を見回してみれば既に包囲網は完成しており逃げ場などありはしない。

 

絶体絶命。四面楚歌。

 

そんな言葉ばかりが頭の中で反芻される。

 

(もう、駄目だ)

 

「ゆ、許してくれ!!頼む!!これからは真っ当に生きるからさ、なぁ!!」

 

剣を投げ捨て、膝をついて土下座を始めた。

 

一歩、また一歩、男がこちらへと近づいてくる。

 

それがまるで処刑人のように感じられて、手足の震えが収まらない。

 

汗腺が壊れたかのように汗が止まらなくなっていた。

 

やがて、足音が止まった。

 

恐る恐る顔を上げると自分が影の下にいる事に気が付いて、

 

「ひぃ!!」

 

突如胸倉を掴まれ、その細腕からは想像出来ない程の力で持ち上げられた。

 

 

 

「犯した罪は、一生消えはしない」

 

 

 

最初に見えたのは、こちらを睨みつける真っ白な双眸。

 

 

 

「真っ当に生きたいと言うのなら――――」

 

 

 

次に見えたのは、爪が食いこみ血が滴っている握り拳。

 

 

 

「―――――しっかりと罪を償ってからにしやがれぇ!!!!!」

 

 

 

そして、男の意識は吹き飛んだ。

 

 

 

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「終わりましたか・・・・」

 

男が意識を失ったのを確認すると、白夜はゆっくりと身体の緊張を解き始めた。

 

徐々に頭に昇っていた血が冷め始める。

 

そして身体から緊張が抜けきった途端、白夜は膝から崩れ落ちた。

 

「はぁっ・・・・はぁっ・・・・」

 

荒い息を吐き出しながら、両手両足を地について激しく肩を上下させていると、

 

「白夜様!!」

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・藍里、さんですか・・・・?」

 

「はい、そうです。・・・・大丈夫なんですか?」

 

「ええ、大丈夫です・・・・『あの状態』でいると、ひどく体力を消耗してしまうんですよ」

 

藍里の肩を借りてゆっくりと立ち上がると、

 

「驚いたぞ、北条。まさかお主があのような武の持ち主であったとはな」

 

「祭さん、来てたんですか」

 

「うむ。あれは何なのか、訊いても良いのか?」

 

「ええ、構いませんよ。あれは『合気道』という武術です。私の国独自の武術でして、投げ技と極め技のみで構成された、相手を傷つけずに『制する』事を目的とした武術です。まぁどちらかと言うと、『武術』よりも『健康法』として学んでいる人が多いんですけどね」

 

「『健康法』?武術がですか?」

 

「ええ。私は『護身術』として学んで、そこに多少我流の要素を加えてるんですけどね。本来の合気道には身体の歪みを取り除いたり、身体を解す効果があったりするんです。稽古もあまり激しい動きをする必要がないので、年配の方々でも無理なく心身や足腰の鍛錬が出来ますしね」

 

「ふむ、中々興味深いのぅ。」

 

そんな会話を三人が交わしていると、

 

「お、おい・・・・あれって黄蓋様だよな?」

 

「諸葛瑾様もいるぞ」

 

「あんなに親しく話してるなんて・・・・あの兄ちゃん、何者なんだ?」

 

周囲の民達のざわめきが徐々に大きくなる。

 

「何じゃ、お主説明しとらんかったのか?」

 

「説明したら、きっと皆さんは態度を変えていたでしょうから」

 

「・・・・どういう事ですか?」

 

「だって、藍里さんでさえ昨日はがちがちに緊張してたでしょう?」

 

「ふわ!?え、えと・・・・はい」

 

 

 

 

「だから、もし私が『天の御遣い』だと皆さんが知ったら、『本物のこの街』を感じられなくなるんじゃないかな、って思ったんです」

 

 

 

 

「・・・・ふむ、なるほどのぅ。お主なりに考えての事ならば何も言うまい」

 

「まぁでも、もう黙っていられそうにはないですけどね」

 

「どうしますか?私達から説明しましょうか?」

 

「・・・・いえ、私の口から言わせて下さい」

 

「ふむ、良かろう。皆の者、静まれい!!」

 

その一声でざわめきが静まり、視線が一斉にこちらに向けられ、その前に藍里の肩を借りて歩み出る。

 

 

 

 

「改めて、自己紹介させて下さい。私は、姓は北条、名は白夜、字と真名はありません。管輅さんの仰られた『天の御遣い』とは、私の事です」

 

 

 

 

その言葉に、ここら一帯の音が消えた。

 

驚愕の気配が辺りを包みこむ。

 

やがて、躊躇いがちに質問がちらほらと聞こえ始めた。

 

「・・・・なぁ、本当なのか兄ちゃん?」

 

「はい。本当です」

 

「なぁ、本当に本当なのか?」

 

「はい。本当に本当です」

 

「本当に本当に本当なのか?」

 

「はい。本当に本当に本当です」

 

そして、一瞬の静寂の後、

 

 

 

 

 

『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!』

 

 

 

 

 

喝采。

 

ただそれだけだった。

 

歓喜。

 

ただそれだけだった。

 

泣き崩れる者。

 

打ち震える者。

 

抱き合う者。

 

反応は様々あれど、抱いた感情はただ一つ。

 

「良かったですね、白夜様・・・・」

 

「ええ、本当に・・・・良かった・・・・・・・です・・・・」

 

「え・・・・ちょ、白夜様!?」

 

白夜の身体から力が抜けてゆく。

 

何事かと藍里は慌てるが、白夜は直ぐに持ち直し、

 

「すいません・・・・流石に疲れたみたいで、眠くなってきてしまいました」

 

「無理もないですよ。今日は本当に色々ありましたから」

 

「やれやれ、仕方ないのう。ほれ、儂が運んでやるから乗れ」

 

言って、祭は白夜の前に屈み込む。

 

「・・・・すいません、それじゃあお言葉に甘えさせてもらいます」

 

白夜が体重を預け、祭がゆっくりと立ち上がると、

 

「あの・・・・これ」

 

「?」

 

藍里が足下を見降ろすと、舜生が白夜の白杖を差し出していた。

 

「あら、有難うね」

 

「うん。それで、えっと、その・・・・みつかいさま?」

 

「・・・・?」

 

白夜が祭の肩越しにゆっくりと舜生の方へと顔を向ける。

 

「また、お話聞かせてくれますか・・・・?」

 

その瞳は、不安げに揺れていた。

 

暫くの静寂の後、

 

「・・・・舜生君」

 

いつもと同じ、とても柔らかな笑みで、

 

「君には・・・・『白夜』って呼んで欲しいな」

 

「・・・・え?」

 

舜生は一瞬呆けた表情を浮かべ、

 

やがてその言葉の意味を理解すると、

 

「・・・・・・・・うん、びゃくやさんっ!!」

 

満面の笑みで頷いた。

 

「舜生君のお父さんとお母さん、いますか?」

 

「「は、はいっ!?」」

 

「また、このお店に御飯食べに来てもいいですか?」

 

「・・・・おう!!また来てくんな、御遣いの兄ちゃん!!」

 

「あの席、あんたの特等席にしといてやるよ」

 

「そう、ですか・・・・ありがとう、ございました・・・・・」

 

 

 

その言葉を最後に、白夜は深い眠りに就いた。

 

 

 

 

-9ページ-

 

 

 

 

帰り道。

 

 

 

いつの間にか日は西へと傾き始め、空は青から赤へと変わり始めていた。

 

 

 

「・・・・まるで、子供みたいな寝顔ですね」

 

 

 

「まったくじゃな。黄巾の連中を追いつめておった奴とは思えんわい」

 

 

 

「ふふ、そうですね」

 

 

 

藍里は祭の背で眠る白夜の頬を突いてみる。

 

 

 

『ん、んぅ・・・・』

 

 

 

夕焼けの光が茜色に街を照らす。

 

 

 

まばらになり始めた人通りの中、

 

 

 

安らかに眠る白夜は、この街に何を思ったのか。

 

 

 

それはこの広い世界で、彼のみぞ知る。

 

 

 

 

(続)

-10ページ-

 

後書きです、ハイ。

 

今回は結構時間かかりましたね。

 

執筆している間も『どうすんべ?』と何度思った事か・・・・

 

解りにくかったら遠慮なくコメントして下さいね。

 

さて、今回の第漆話は完全オリジナルでしたがいかがでしたでしょう?

 

結構難産だったので評価が不安で不安で仕方ありません。

 

次回は拠点書こうかなぁ、等と思っております。

 

これまた結構時間掛かりそうなんで気長に待って戴けると有難いっす。

 

誰の書くかも未定ですんで余計に時間かかるかもwwww

 

閑話休題

 

何故か無性にやりたくなって最近『ポ○モン』の『エメラ○ド』を久々にプレイしております。

 

もう全然覚えてないもんですねぇ・・・・

 

『プラ○ナ』て図鑑493匹集めたんだけどなぁ・・・・

 

まぁそれは兎も角。

 

『ポケ○ン』の醍醐味はニックネームだと思うのですよ。

 

ちなみに俺の現在のパーティーはこんなんです。

 

 

 てばさき:オオスバメ

 

  まるお:マルマイン

 

  ここあ:ミロカロス

 

 ひでよし:キノガッサ

 

 おおわだ:バクーダ

 

 ばんだり:ラグラージ

 

 

付けた理由、解ります?

 

次までの暇つぶしにでも考えてみて下さい。

 

それでは、次の更新でお会いしましょう。

 

でわでわノシ

 

 

 

 

 

・・・・・・・・ヒンバス捕まえるのに5時間掛かりました(TAT)

説明
投稿12作品目になりました。
色々と意見や感想や質問、『ここはこうしたらいいんじゃねえの?』的な事がありましたらコメントして頂けると嬉しいです。
では、どうぞ。


2010/03/31:誤字等修正しました。
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コメント
雪蓮さん、彼を戦場に出したらいかんですよ(さすがに出しませんよね…ガクガク)(はこざき(仮))
サーメットさん、コメント有難う御座います。おお、リアルに嗜んでらっしゃるんですか!!凄いですね!!俺もそこまで詳しいわけではないので、何処か違和感や間違いがあったら、是非ご指摘お願いします!!(峠崎丈二)
ここで合気道が出てくるとは…合気道を嗜んでいる者としては嬉しい限りです!(サーメット)
うたまるさん、コメント有難う御座います。藍里が今後どうなっていくのか、お楽しみに♪(峠崎丈二)
子瑜がすっかり、白夜に惚れ込んでますねぇ 彼女がどう攻勢に出るのか楽しみです(うたまる)
クォーツさん、コメント有難う御座います。スタミナに問題こそあれどもそんじょそこらの素人には負けませんよ〜♪ 拠点は未だに誰にしようか悩んでおります。(峠崎丈二)
りばーすさん、コメント有難う御座います。俺も詳しくは知りませんよwwww色々調べて使えそうなのをチョイスしました。友人が合気道のサークルに入ってたから聞いてみるのもありかな?(峠崎丈二)
執筆お疲れ様です。白夜の 強さが 最高 です!目が悪いのに其れを補い有り余る強さ、其処が痺れる憧れる!なのです。此れで手合わせを挑まれる訳ですね?わかります。そして、思春との戦闘が見たいです。次は拠点との事で誰と絡ませるのか非常に楽しみです 次作期待(クォーツ)
合気道とはまたうまいチョイスですね。細かいのは知りませんけど、テレビでスタッフの方が涙目になって技喰らってるのを思い出しました。(りばーす)
ブックマンさん、コメント有難う御座います。『盲目』そして『白夜の性格』からしてこれがいいんじゃないかなぁ、という事で決めました。(峠崎丈二)
合気道はカウンター技が多いですから護身術にはもってこいですね。(ブックマン)
自由人さん、コメント有難う御座います。設定資料にも書きましたが、『身体能力の上昇』『感覚の鋭敏化』など強化されている『本気』の白夜だからこそなせる芸当ですね。舜生君とは『年の離れた兄弟』ってな感じに書けたらいいなぁ、なんて思っております。『姓』なんですか!?今まで全部『性』にしてました・・・・(峠崎丈二)
BookWarmさん、コメント有難う御座います。合気道は元々『小よく大を制す』と言ってあまり筋力を必要としませんからね。後から付け足した要素なんですが、白夜と上手い事噛み合ってくれました。『携える』は・・・・どうでしょう、俺も勉強不足なので良く解りませんwwww一応直しておきますけどね(峠崎丈二)
御疲れ様です。柔能く剛を制すとはいいますが護身用の合気道をそこまで昇華させているとは…気配察知に富んだ白夜君だからこそ出来る技ですね。それに『天の御遣い』を民に明かし、幼いながらも舜生君とは友と呼べる仲になった様に感じました。 御報告 5p:上に立つ物→者 8p:性は北条→姓 9p:安からに眠る→安らか ではないかと?仕様でしたらすみません。(自由人)
神龍白夜さん、コメント有難う御座います。あくまでそれなりレベルにする積もりです、相手との相性によって勝率変化的な感じで。チートとかではありませんね。(峠崎丈二)
合気道か〜その発想は思い浮かばなかった。どこまで強いのか気になるところですねw(リンドウ)
みっちーさん、コメント有難う御座います。杖はあくまで必要になった際の臨時武器、という事にしました。皆さんの御期待に添えましたか?(峠崎丈二)
田仁志さん、コメント有難う御座います。それは本人に聞いてくださいなwwww(峠崎丈二)
ヒトヤさん、コメント有難う御座います。呉国の宿将ですからね、『有り得ないと思っていた事が有り得た』なんて事は何度でも経験済みだと思うのですよ。(峠崎丈二)
PETITさん、コメント有難う御座います。あくまで『護身』、しかもスタミナ不足ですからね、流石にない・・・・・・・・・・・・・・・・と思いますよ?(峠崎丈二)
かもくんさん、コメント有難う御座います。まぁ、間違いなく戦いたがるでしょうねぇwwww(他人事)(峠崎丈二)
Oceanさん、コメント有難う御座います。いや、貴方の方がよっぽど凄いですってwwww十年ですか、凄いなぁ・・・・俺は格闘技はまるで素人なのですが、高校の体育で柔道をやった時は俺の練習相手は常に先生でしたwwww(体格が他の生徒よりも大きすぎたので)(峠崎丈二)
Nightさん、コメント有難う御座います。怒り等で感情が昂っていますからね。白夜には結構そういう所もあるのですよ。(峠崎丈二)
更新お疲れさまです。おお!なるほど合気道ですか。自分は白い杖が武器だと思ってましたが良い意味で予想外でしたw(みっちー)
さすがに盲目の人戦場に出すのはやめましょうね雪蓮さん?(ペンギン)
祭りは目が見えないのに戦えることに疑問はないのかな(ヒトヤ)
合気道でしたかw あくまで護身の為ですから戦場に出ることはないと思いますが・・・ですよね?雪蓮さん・・(PETIT)
目が見えないのに強い雪蓮が知ったらどうなるか・・・(かもくん)
白夜、凄っ!! 武道(柔道と空手)を十年くらいやっていますが、目が見えない状態で刃物を持った人を相手にしたくはないです(刃物と銃以外は、師範にやらされました)。(Ocean)
お疲れ様です。白夜君・・・怒鳴るとは思いませんでした。結構熱いなぁと(Night)
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