闇姫無双 魏 4 |
その日は突然やって来た!
(まぁ、俺は予想してたけどね・・・)
華琳「・・・・てことなんだけど・・・・秋蘭、その賊たちがいるところまで何日かかるのかしら?」
秋蘭「はい・・・・兵のほとんどが歩兵なため・・・・早くても5日はかかるものかと・・・・」
華琳「そう・・・・なら、今から準備しなさい。しつけのなってない者どもを狩にいくわよ」
『御意』
・・・・・
一刀「華琳はあんなこと言ってたけど・・・俺、することないんだよなぁ・・・・」
華琳「あら、一刀。こんなところで何をしているのかしら?」
一刀「あ、華琳か。何って・・・・なんだろう」
華琳「私さっきいったわよね?兵站の目録を持ってきてって・・・・」
一刀「あ〜・・・・忘れてた、すぐに受け取りに言ってくる・・・」
華琳「ええ、そうしてちょうだい(いつもの一刀ではないことよね・・・・)」
一刀「えっと・・・・・あの、すみません!」
??「・・・・なに?」
一刀「兵站の目録を受け取りにきたのですが・・・・監督さんはどこにいますでしょうか?」
??「はぁ?目の前にあるでしょ?目は節穴なのね・・・まったくコレだから男は・・・・」
一刀「これのことか・・・・・(パラパラ)よし!これで華琳に怒られずすむな」
??「ちょっと待ちなさい!なんであんたみたいなのが曹操様の真名を呼んでいるのかしら・・・・ってどこいったの!?」
一刀「ん?なんか後ろから声がするが・・・・・まぁいいや」
一刀「華琳!受け取ってきたぞ・・・・・はい」
華琳「ええ、ありがとう・・・・・・秋蘭」
秋蘭「はい」
華琳「この兵站を用意した者をココに連れてきなさい」
一刀「ん?・・・・何か問題でもあるのか?」
華琳「ええ、言いつけた量より少ないのよ・・・・あなたね。コレを用意したのは」
??「はい」
華琳「これはどうゆうことかしら?指示した数をそろえれないとは」
??「それには2つの理由がございます」
華琳「理由?言ってみなさい」
??「はい・・・・兵站を少なくすればその分移動速度が増し、早く戦闘を終わらせることができます」
春蘭「なぁ、北郷。移動速度が上がったとして、戦にかかる時間は変わらないんじゃないのか?」
一刀「そうだね・・・でも、一つの理由が行軍速度を上げることだとしたら・・・・・ねぇ、春蘭。戦を早く終わらせるにはどうしたらいいと思う?」
春蘭「そんなもの・・・・・?」
一刀「わからないなら、よく彼女の言うことを聞いて・・・・」
春蘭「わかった・・・」
秋蘭「ふふふ、かわいいな姉者は」
華琳「それが一つ目の理由かしら?・・・・では、速度が上がっても戦にかかる時間は変わらない・・・・ソレなのに兵站を減らす理由は何かしら?」
??「はい・・・・二つ目の理由・・・・それは私の提示する策をお使いになれば、確実に勝利し、早く戦を終わらせることができます。・・・・私の名は先ほどの書簡に書き記しましたので・・・・桂花とお呼びください!曹操様」
華琳「そう・・・・アナタ、私を試したのね」
桂花「はい・・・・曹操様は自分の指示したものは自分で確認しないと気がすまないお方・・・・・ですから・・・」
華琳「私はね・・・・桂花、人に試されることが嫌いなの。春蘭・・・・」
春蘭「はい・・・・『チャキッ』」
華琳「桂花・・・残念だわ」
一刀「(カタカタカタカタ)・・・・まずい!」一刀その場から離脱
華琳「さよなら」
春蘭の剣が振り下ろされ・・・・・・桂花の真横を通過した
華琳「よく避けようとしなかったわね」
桂花「はい・・・・曹操様は自分にも他人にも厳しいお方・・・ですが、才あるものを欲しているのもまた事実」
華琳「私の考えが手玉にとられてると思うと、頭にくるけど・・・・いいわ、桂花。あなたを我が軍の軍師として向かいいれる・・・・以後、私のことは華琳と呼びなさい」
桂花「はい!華琳様!」
華琳「ところで・・・・一刀はどこへ行ったのかしら?」
秋蘭「それが・・・・・」
『ドガーーーーン!ガラガラガラガラ!』
華琳「何!?何が起きたというの!?」
一刀「やっと納まってくれた・・・・・あ、終わったのか?」
華琳「一刀?いまものすごい音がしたけど・・・・・まさかアナタが?」
一刀「ちょっとxxxの機嫌が悪くなってな・・・・・帰ったら直すよ」
華琳「そう・・・・(刀の機嫌が悪くなった?それに前はこんなことなかったのに・・・・)」
一刀「終わったのか・・・・春蘭に秋蘭。どうした?そんな惚けた顔で」
春蘭「北郷・・・・・お前、私と一騎打ちしたとき本気でなかったのか!?」
一刀「いや・・・・あの時は『俺』が本気だったが・・・?」
秋蘭「では・・・その刀とお前が本気になれば・・・・・どうなるのだ?」
一刀「えっと・・・・そんなことまだやったこともなったこともないからわからないよ」
華琳「まぁいいわ・・・・それじゃぁ出発しましょう」
『御意(りょ〜かい)』
行軍中・・・・
一刀「それで・・・・今回はいつもの討伐じゃないのか?」
華琳「賊退治なのは同じだけれども・・・・数が違うのよ。秋蘭」
秋蘭「はい・・・・偵察からの話ですと・・・敵はおよそ2万、しかも放置してあった砦に居座り付近の村々を襲っているようでして・・・・」
一刀「それで、今回はこんな・・・・ね。」
桂花「あの・・・華琳様。なぜそんな男に真名をお許しになっているのですか?」
華琳「一刀のこと?」
桂花「はい、そんな男に呼ばれると華琳様の神聖な真名が穢れてしまいます」
一刀「へぇ・・・・それじゃぁ、曹操様・・・・俺は春蘭のところに行ってくるよ」
華琳「こら、待ちなさい!一刀!」
秋蘭「北郷にも困ったものだ・・・・・」
華琳「一刀ったら・・・・・おしおきが必要かしら?」
???「誰が誰をお仕置きするというのだ?曹操」
華琳「今の声は・・・・・何?」
桂花「華琳様?いかがいたしました?」
華琳「あなたたちには今の声聞こえたかしら?」
秋蘭「声?いえ・・・・何も聞いておりませんが・・・・」
華琳「そう、なんでもないわ(この私が・・・・あの声を怖がっていると・・・いうの?)」
春蘭「華琳様!前方に邑が」
華琳「そう・・・今日はココまでにしましょう・・・・村の近くに陣を・・・春蘭と一刀は付近の偵察を」
春蘭「御意」
一刀「はい」
春蘭「北郷、いくぞ」
一刀「待ってくれ・・・・どうした?」
春蘭「あそこを見ろ・・・・」
一刀「誰かが戦ってるね・・・・・って、春蘭!?」
春蘭「待っていろ・・・・今助ける!」
一刀「行っちゃったよ・・・・・それじゃぁ三人は俺について、春蘭の援護を・・・二人は俺が一人逃がすからあとをつけて・・・・いい?」
兵「(コクリ)」
??「でぇやぁああああ!」
『ドゴーーーーン!』
男「ぐはっ!」
??「ええい」
男2「うわぁああああ!」
頭「ええい!何をたかががき一人にてこずってやがる・・・・数はこっちが上だ!囲め囲め」
??「もう・・・きりがないよ・・・」
男3「もらったぁぁ!」
??「えっ!?」
春蘭「はぁあああ!」
男3「ぐふっ」
春蘭「どこのものか知らぬが!子供相手に大勢で・・・・・少女よ、加勢する」
??「え?えっ!?」
頭「かまうことはねぇ・・・やっちまえ!」
『おおおお!』
一刀「まぁそんなに甘くないよ・・・・・『ザシュッ!』
頭「おまえ・・・・どこ・・・・から・・・・・?」
一刀「さぁね・・・・さて、死にたいやつはかかってこい」
男たち「うわぁぁ・・・・頭が・・・・にっ逃げろ〜」
春蘭「にがすかぁああ!」
一刀「・・・・もういい、そこまでだよ。春蘭」
春蘭「止めるな北郷!やつらが逃げていくではないか!?」
一刀「春蘭、俺たちの任務は何だ?」
春蘭「任務?」
一刀「ああ、任務だ・・・・偵察だろ?」
春蘭「ああ、そうだ・・・・なら今逃げたやつを追え」
一刀「もう、手配した・・・・直に居場所ははっきりする・・・・それより・・・・・」
??「あっあの!助けてくれてありがとうございます」
一刀「怪我はしてない?」
??「はい!大丈夫です・・・・僕、キョチョって言います」
一刀「キョチョか・・・・それにしても何で一人であいつらと?」
きょちょ「あいつら、僕たちの邑に何度も来て・・・何回追い払っても来るから・・・・」
春蘭「おお!勇気があるではないか」
一刀「でも、勇気と無謀は違うよ・・・・それに、何で役人に言わなかったんだ?」
きょちょ「役人なんて・・・・」
華琳「春蘭、一刀・・・・・そのこは?」
春蘭「華琳様・・・・この少女はきょちょといいまして・・・・」
きょちょ「・・・・おねえさん・・・官軍?」
華琳「ええそうよ・・・・!?」
キョチョ「官軍なんて大嫌いだ!僕たちから奪うばかりで守ってくれない!」
春蘭「キョチョ!おちつけ!」
華琳「ごめんなさいね・・・・きょちょ。私の力が至らないばかりに・・・・つらい思いをさせて・・・・」
桂花「華琳様!?なにを!?」
華琳「黙りなさい!桂花!」
キョチョ「え!?えっと・・・おねえさんの名前は・・・・?」
華琳「私は曹操よ・・・キョチョ」
キョチョ「ええ・・・曹操様!?」
秋蘭「どうしたのだ?そんなに驚いて」
キョチョ「だって・・・・僕てっきりここのシュウボクかと・・・・ごっごめんなさい!」
華琳「いいのよ・・・私の力が及ばなかったのは事実だもの」
キョチョ「曹操様のことはよく聞いてます。曹操様の治める陳留はとてもいい街だって・・・」
華琳「ありがとう・・・キョチョ」
キョチョ「あの・・・僕の真名、曹操様に預けます・・・・僕は季衣といいます」
華琳「そう、なら私のことも華琳と読んでいいわよ」
季衣「はい、華琳様」
一刀「曹操様・・・・真名の交換がお済でしたら・・・・俺はキョチョを曹操様の軍に・・・・」
華琳「ええ、ありがとう一刀。ねぇ、季衣。私に仕えないかしら?」
季衣「あの・・・・華琳様。華琳様が大きくなったら僕たちの村を守ってくれますか?」
華琳「ええ、もちろんよ」
季衣「やった〜!これからよろしくお願いします」
天幕
華琳「それで・・・・一刀、あなたいつまで私の真名を呼ばない気でいるのかしら?」
一刀「それは・・・・・考えておりません」
華琳「考えてないですって!?・・・・まぁいいわ」
華琳「あなたがそんな考えなら、私にも考えがあるわ・・・・」
華琳「一刀・・・あなたを・・・「華琳様!」桂花?」
桂花「華琳様!こんな男のことより私を・・・」
一刀「・・・・失礼いたします」
華琳「待ちなさい!一刀!」
桂花「華琳様〜」
華琳「どきなさい!桂花!」
・・・・・・・
一刀「あれが・・・・ジュンイク・・・・」
兵「あっ、隊長・・・・どうかしましたか?」
一刀「いや・・・・それよりお前たち・・・・ついてきたのか?」
??「当たり前やで、たいちょ〜」
??「そうなの〜あたりまえなの〜」
??「こら、おまえたち!・・・・すみません」
一刀「なに、??が気にすることじゃないよ・・・・それより、敵は?」
??「えっと〜、隊長から聞いていた数より多いの〜、あと〜ドラで何か合図してたみたいなの〜」
一刀「ドラか・・・・・??の方はどうだ?」
??「こっちも準備できたで〜、せやけど、こないな事をしてどないするんや?隊長」
一刀「そうだな・・・・お前たちこのまま一兵卒で終わりたいか?」
??「それは・・・・私は隊長のおそばに・・・・」
??「うちもそうやねぇ〜、できるなら隊長と一緒に何か作りたいわ〜」
??「私もなの〜、でも私オシャレしかできないの〜」
一刀「お前たちのいいところ、悪いところは俺がよく知ってる・・・・だから、お前たちを一武将として華琳の部下にしてもらうための準備だ・・・・わかったか?」
??「はい」
??「そうやったん〜?」
??「隊長すごいの〜」
一刀「あと、俺が警邏隊隊長ってのも・・・・正式な決定があるまでシークレットな」
三人「はい」
春蘭「ん?・・・・北郷、どうしたのだ?」
一刀「ん?春蘭こそ・・・・どうしたの?」
春蘭「いや、寝付けなくてな・・・・・散歩をしていたところだ・・・・お前こそどうした?」
一刀「俺もそんなところかな・・・・・散歩してたらこいつらに捕まってな」
春蘭「ほぉ・・・・ん?こいつらは・・・・・」
??「(まずいんとちゃうか?)」
??「(そうなの〜)」
??「(こら、おまえたち)」
春蘭「この前志願してきたやつらではないか・・・・・そうだ、秋蘭が褒めていたぞ。筋がいいとな」
一刀「おお、それはうれしいな・・・・よかったなおまえら」
三人「はい」
春蘭「元気がないな・・・・どうかしたのか?」
一刀「なんでもないよ・・・・・春蘭を見て緊張してるだけだとおもうし・・・・・」
春蘭「そうか・・・・では、私は寝るとする・・・・お前も早く寝ろよ」
一刀「ああ、おやすみ」
・・・
一刀「いったか・・・・それじゃぁ俺も・・・・・??、??、??。明日早いからちゃんと寝ろよ」
??「あの・・・・隊長」
一刀「ん?」
??「あの・・・・その・・・・」
季衣「あ、兄ちゃん」
一刀「季衣・・・どうしたんだ?」
??「(あ・・・・)」
季衣「うにゃ?ちょっとね・・・・それより兄ちゃんはいいの?何か言いかけてたけど・・・・」
一刀「ああ・・・いいんだ。季衣眠れないのか?」
季衣「うん・・・・華琳様に仕えるって決めたけど・・・・戦はその・・・・」
一刀「不安か・・・・大丈夫だ。明日は俺もそばにいる・・・・あっというまに片付くさ」
季衣「ありがとう・・・・兄ちゃん。うん、そうだね!兄ちゃん僕寝るよ」
一刀「ああ、お休み。季衣」
季衣「おやすみなさい」
・・・・・・・・・・・・
一刀「さて、俺たちも寝るか」
三人「はい」
言い訳
今回はおまけ要素は本編と合体しましたのでないです
さて・・・・質問を一つ
春蘭は一刀に教わりいろいろなことを覚えさせようと思いますが・・・・・
天の言葉・・・・・使えるように・・・・いえるようにしてもいいでしょうか?
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一日一回更新更新・・・・就職orz | ||
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コメント | ||
男たち「うわぁぁ・・・・頭が・・・・にっ逃げろ〜」 緊迫感無くてワロタ(Alice.Magic) ワクワク(readman ) 武器の名前?(護衛) 武器の名前教えてw(an) きょちょがひらがなからカタカナに・・・ 春蘭はどうせならペラペラに!(シン) 更新お疲れ様です。春蘭が使っても問題は無いと思いますよ。(アカスズ) コメント早すぎるわ!(護衛) いいんじゃないっすか?あまり賢くなりすぎると違和感の方が大きくなるかもしれませんけどね(峠崎丈二) |
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