真恋姫無双 おせっかいが行く 第五話
[全10ページ]
-1ページ-

野盗から危ないところを助けてくれた三義姉妹。

 

劉備

関羽

張飛

 

空腹で餓死するところを助けることが出来た三姉妹

 

天和

地和

人和

 

一人暮らしの生活から、ある日を境に美女・美少女達と生活することになった。さらに一人しかいなかった村に新たな住人が加わった。やはり、人と会話できることは楽しい。そんなことを実感する。

 

一つのことをみんなで協力して行うことの楽しさ。

笑いあい、会話する楽しさ。

みんなでご飯を食べる楽しさ。

 

それらを久しぶりに感じるのを考えると、やはり寂しかったのだろう。

しかし、出会いがあれば別れもある。

楽しい生活だったが、彼女らには彼女らの考えがあり、目的があり、道がある。

 

彼女らの目的の為、一時の別れが訪れようとしていた。

 

 

これはそんな出会いと別れを経験する『おせっかい』の物語である。

 

 

 

-2ページ-

 

 

 

〜天和サイド〜

 

は〜い。元気〜?みんな大好き、天和ちゃんだよ〜。

さて、自己紹介はここまでにして。

私達が一刀に助けられてから一週間が経ちました。今も変わらず、一刀の家で生活してま〜す。なんかね。一刀の家で生活してると、私達がまだ村で過ごしていた頃を思い出して懐かしい感じがするの。

 

「天和さ〜ん?もう出かけるよ〜」

「は〜い!今いくよ〜」

 

あっ、一刀が呼んでる!私達は助けられた翌日から恩返しの為に一刀の仕事のお手伝いをしてるんだよ。今から、その為に出かけるの。どんなことをするかはこれから紹介していくね?

 

「じゃ、今日は種蒔をしてもらおうかな」

「やっとなのね」

「もう、草むしりとか飽きたもんね〜」

 

私と地和ちゃんは主に一刀の耕す畑の仕事を手伝う。村人達は隣の畑を耕してるんだよ。元農村だから畑の土地はたくさんあるって言ってたね。一刀は私達と畑仕事をしながら、隣の畑にも注意してる。ときどき指示を出したりしてるんだ。私達も頑張らないと。でも、収穫した直後だから〜って草むしりや土をまぜっかえしたりする作業ばかり。それから、今育てている作物への水遣りしかやれなかった。もっと、こう種を蒔く〜とか収穫する〜って仕事がないのかな〜?って思ってたんだけど、今日はいよいよ種蒔きをするんだって〜。今度育てるのは大麦とライ麦なんだよ。

 

「じゃ、ここらへん一帯に蒔こうか」

「「は〜い」」

 

一刀の言った範囲に種を蒔き始める私達。浅く掘ったちっちゃな穴に種を蒔いて土を被せる。畑仕事は旅芸人になる前に両親の手伝いでやってたから慣れている。さすがにあの頃のように手馴れたことは出来なくなってたけどね〜。私達はしばらく無言で種蒔をしていた。

 

「ふぅ・・・大分、進んだわね」

「そうだね。そろそろ休憩しようか?」

「賛成〜♪私疲れちゃった〜」

 

畑の半分くらいを蒔き終わったとき、一刀が休憩を許してくれた。この休憩は楽しみだったんだ。理由は・・・。

 

「お疲れ様、はい。蜂蜜水」

「ありがと〜。こくこく・・・ん。甘くておいし〜」

「ぷはっ、これが楽しみだったのよね!」

 

休憩中に出される蜂蜜水を飲むこと。

一刀が育ててるミツバチから取ってきた蜂蜜を溶かした特性の水。甘くてとってもおいしいの♪これを飲めば疲れなんてふっとんじゃう気がするな。

 

「この速さなら今日中に全部蒔き終わりそうね」

「そうだね。これも地和ちゃん達が手伝ってくれるおかげだね。ありがとう」

「えへへ。もっと感謝してくれていいのよ?」

 

一刀に頭を撫でられて嬉しそうに笑う地和ちゃん。む〜・・・地和ちゃんだけずるい!私だって手伝ってるのに!

 

「一刀。私には?」

「あはは。天和さんもありがとうね。とても助かってるよ」

「えへへ〜。それほどでも〜」

 

頭を撫でてもらって嬉しくなる現金な私。最初は恥ずかしかったんだけど、気持ちいいし、安心するから、今ではもっと撫でてほしいと思うようになっちゃった。それは私だけじゃなくて、地和ちゃんも同じみたい。ほら、さっきの私みたいに頬を膨らませてる。

 

「む〜、次は私よ!一刀」

「えっ?地和ちゃんにはさっきしたでしょ?」

「あれじゃ、足りない!もっと!」

「わ、わかったわかった」

 

もう、そんな我侭言っちゃ駄目だよ。地和ちゃん。でも、一刀も一刀だよ!地和ちゃんにだけはないよね?私にも〜!!

結局、一刀は休憩中ずっと私達のどちらかの頭を撫でることになったのでした♪

 

「それじゃ、俺は罠のほうを見てくるから後は頼んだよ?」

「任せないって!ちゃんとやっとくから!」

「終わったら、また撫で撫でしてね?」

「わかったよ。じゃ、お願いするね」

 

休憩が終わると一刀は罠のほうに向かった。残った私達は残りの半分の種蒔をする。一刀がいなくってやる気が落ちちゃったけど、ご飯を食べさせてくれた恩返しだし、これが終わったらまた撫でてもらうって約束したからちゃんとやらないとね!私達は言った通り、種蒔をしっかりと頑張ったんだよ。

 

 

-3ページ-

 

 

〜張飛サイド〜

 

「にゃ〜、こっちの罠は大丈夫なのだ」

「こっちも問題ないな・・・ふぅ、一刀殿はこんなに罠を設置していたのか。一人でこれだけの罠を設置するとは、感心するぞ」

 

鈴々は愛紗と二人でお兄ちゃんが仕掛けた罠の確認をしてるのだ。でも、まだ全然場所を覚えてないからお兄ちゃんに場所を書いてもらって、それを見ながら確認をしてるのだ。

正直いって、これは多すぎだよ。お兄ちゃん。

今まで鈴々達が確認した罠は30個はあるんだけど、ここに書かれている罠の数の半分もないって愛紗が言ってるのだ。しかも、見分けがつきにくいものだから、注意してみないと鈴々達がひっかかっちゃう・・・。面倒臭いことこの上ないのだ。

 

「まだ終わらないのか?」

「まだまだ半分も終わってないぞ。頑張ろう、鈴々」

「うにゃ〜、疲れたのだ〜」

 

うにゃ〜、まだ終わらないのだ。鈴々はもともとこういう面倒くさい作業は嫌いなのだ。それにお腹がすいてきちゃった・・・。早くご飯にならないかな〜?

もう飽きてきちゃった鈴々が次の罠を確認しようとした時。

 

「お疲れ様。どこまで進んでるかな?」

 

お兄ちゃんがきてくれた。

 

「まだ、全然なのだ〜」

「申し訳ない・・・ここまでは進めたのですが」

「ん?ここまで進んでるんだよね?これだけできてれば上出来だって。俺なんて初めて確認して全部見てまわれたのは3日かかったからね」

 

愛紗が鈴々達が確認し終わった場所をお兄ちゃんに教えるとそう返ってきた。お兄ちゃんに褒められてちょっと嬉しくなった。それから、お兄ちゃんも一緒に三人で罠を確認してまわる。鈴々達が驚いたのはその速さだったのだ。

 

「ここもよし、ここもよし。あっ、関羽さん、そこ気をつけて」

「あっ、はい」

「張飛ちゃん、二歩先にあるから慎重に」

「わかったのだ」

 

自分で確認するだけじゃなくて、鈴々達のこともちゃんと見てくれてたのが、余計にすごいと思う。

 

「すごい・・・」

「早いのだ・・・」

「俺は場所を覚えてるし、慣れだよ。慣れ」

 

お兄ちゃんの罠の確認速度は鈴々達の倍以上の速さで動いてる。普段、口うるさい愛紗の手がとまっちゃうくらいの手際の良さで、それくらいお兄ちゃんは早く動いてたのだ。

でも、お兄ちゃんはなんでもないように平然と言ってのけた。なんかかっこいいのだ。

 

「よ〜し!じゃあ、鈴々も頑張ってお兄ちゃんよりも早く出来るようになるのだ!」

「あはは。その意気だ。張飛ちゃんならすぐに出来るさ」

「にゃはは〜」

 

お兄ちゃんが頭を撫で撫でしてくれたのだ。なんだが、気持ちいいのだ。はにゃ〜ん♪

 

「ゴホン!ほら、続きを確認してしまいましょう」

「そうだね。頑張ろうか。関羽さん、張飛ちゃん」

「「はい!」」

 

愛紗に注意されて撫で撫でが終わっちゃった。む〜、もう少し撫でてもらいたかったのに・・・。愛紗もやって欲しかったのかな?素直にお兄ちゃんに頼めばやってくれるのに。愛紗は素直じゃないのだ!

 

「あっ!あまりそっちに行くと危ないよ」

「えっ?」

 

お兄ちゃんの注意を呼びかける声は少し遅かったのだ。何かに引っかかった愛紗の体が傾いていく。

 

「愛紗!!」

「!?」

 

鈴々の声にやっと自分の体が傾いているとわかったみたい。でも、どうも出来ないってわかって目を閉じる。次に襲ってくる痛みに覚悟して。それも無駄になったんだけど。

 

「ごめんね。注意するのが遅れて」

「あっ・・・」

 

いつの間にかお兄ちゃんが愛紗のことを支えていたのだ。いつの間に移動してたんだろ?全然気づかなかったのだ。さっきから思ってたけど、お兄ちゃんはすごいと思う。鈴々の中でお兄ちゃんのことがだんだんすごい人になってく。うん。決めたのだ!後でお兄ちゃんに言おう!

 

「怪我はない?」

「ええ。足をとられただけですから」

「ここらへんは草が生い茂ってるせいで、足元がみにくくなってるんだ。地面が凸凹してるから足がとられやすくなってることをすっかり言い忘れてたよ」

「そうだったのですか」

「ごめんね。最初は俺もここでよく転んだのに・・・」

「いえ、お気になさらずに」

 

それからだと思う。愛紗のお兄ちゃんに対する態度が変わったのは。上手く言えないんだけど、優しくなったのだ。

その後、暗くなる前にお兄ちゃんは夕飯の支度をしなきゃって言って先に戻っちゃった。人数が多いから早めに用意しなきゃいけないんだって。ご飯が遅れたら大変だから鈴々は先に戻ることを許してあげたのだ。大人の対応ってやつなのだ。あと、少ししたら鈴々達も仕事をやめて戻るのだ。ご飯が楽しみなのだ!

 

 

-4ページ-

 

 

 

〜劉備サイド〜

 

「ふぅ〜、これで全部かな〜?」

 

私は今まで行っていた作業をとめて、額に浮かんだ汗を手の甲で拭った。私が今やっているのは洗濯なんだよ。それも、七人分の。普段の倍以上の量を洗うからちょっと疲れちゃった。でも、私は一刀さんから家事を任されてるから頑張らないと。

 

「桃香さん。終わりましたか?」

「あっ、人和ちゃん。うん、これが最後だよ」

「わかりました。私も掃除が終わりましたので、干すの手伝いますよ」

「ありがとう〜」

 

私と同じく家事担当の人和ちゃんと分担して作業してたんだ。私が洗濯で人和ちゃんが家の掃除って形で。

 

「天気もいいですし。布団も干しましょうか?」

「そうだね。お願いしていい?」

「いいですよ」

 

私は最後の洗濯物を洗う為、人和ちゃんに布団は任せることにした。人和ちゃんもすんなりと受け入れてくれたし、私も洗濯物を終わらせなきゃね。

 

「(パンパン)・・・今日はいい天気だから洗濯日和だね」

「(パンパン)・・・そうですね。乾きも早いし。ありがたいです」

 

私達は洗濯物のしわを伸ばしながら干していく。洗濯したとき天気がいいと気分もよくなってくるから不思議だな。私は鼻歌を歌いそうになるくらい気分良く干していく。けど、ある物を見たときに手がとまってしまった。

 

「(びよ〜ん)・・・わ〜、伸びる。これ、どうなってるんだろう?」

 

私が手にとってるもの他のと同じようにしわを伸ばそうとしたんだけど、パンって音がするはずが、布が伸びて音がしなかったんだ。不思議に思って私は何度もそれを伸ばして見た。何度もやってるうちに楽しくなってしまった。そこに手のとまった私の様子を疑問に思った人和ちゃんが声をかけてきた為、ようやく私は正気に戻る。

 

「何やってるんですか?桃香さん」

「あっ!人和ちゃん。これ、面白いんだよ。ほらほら、こうやると伸びるの!」

 

私が実演して見せたんだけど、人和ちゃんは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。む〜、人和ちゃんには楽しくなかったのかな?人に理解されない自分の考えに拗ね気分になる。

 

「あの・・・桃香さん?それ、なんだかわかってます?」

「え?この伸びるもの?」

「伸びるっていうか今、桃香さんが手にしてるものです」

「そういえば、なんだろ?」

 

人和ちゃんの質問に拗ねた気分から回復してようやく私が手にしてるものはなんなのか考えてじっと見つめてしまった。伸びる素材が珍しかったから全然気にしてなかったけど、なんだろう?足を入れる二つの短い筒の形の布で、中央に穴があいてて・・・。

 

「ん〜、何かな〜?」

「///・・・あのですね。桃香さん」

 

私がまじまじと見ているとさらに人和ちゃんの顔が赤くなる。不思議に思う私にようやくなんなのか教えてくれたんだけど、次の言葉で人和ちゃんが赤くなった理由に気づかされた。と同時に、顔から火が出るくらい恥ずかしくなった。

 

「それ。一刀さんの下着です」

 

 

・・・・

 

 

「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

 

私は悲鳴を上げてしまった。

 

「か、かかか一刀さんのした、しししし下着!?」

「はい・・・///」

 

知らなかったとはいえ、私は一刀さんの、男性の下着をまじまじと見つめていたことになる。他人から見たら完全に変態さんだよ〜!

 

「知らなかったんですから、気にしないほうが・・・」

「でもでも!男の人のし「言わないで下さい!もう、この話はやめましょう!そして、忘れましょう!」・・・うん!そうだね!さぁ、洗濯物を干さないと!!」

「そうですね!」

 

人和ちゃんの言うとおり、私達はこのまま忘れることにして洗濯物を干す作業へと戻ることにした。げ、現実逃避とか言わないでね?ほ、本当に恥ずかしかったんだから!

 

「はい。洗濯物終わり!」

「お疲れ様です。これからどうします?」

「ん〜、ちょっと休憩しようか?」

「そうですね」

 

洗濯物が終わった私達は家に戻って休憩することに。一刀さんが出かける前においてってくれた蜂蜜水があるから、それを二人で飲みながら。

その後、夕暮れの近い時間になったから洗濯物を取り込んで夕飯の仕度に取り掛かった。

 

「ただいま〜。夕飯の仕度始めちゃった?」

「お帰りなさい。ちょうど始めようとしてたところです」

 

私達が夕飯の仕度を始めようとしたとき、ちょうど一刀さんも帰ってきました。

一刀さんを見ると、さっきのことが思い出されて私は恥ずかしくて一刀さんを見ていられなくなってくる。

 

「どうしたの?劉備さん?」

「ひゃ!?にゃ、にゃんでもないのですのことよ?」

「はい?」

「ななななななんでもないですぅ・・・」

「あっ、あの、桃香さんはびっくりしただけですから。それよりも夕飯の仕度を始めましょう」

 

人和ちゃんの助けもあり、なんとかその場を誤魔化すことに成功しました。私はまだ顔が赤かったけど。一刀さんは水瓶を見て水が残り少なくなっていることに気がついたみたい。

 

「あちゃ〜、水が少ないな・・・よし。汲んでくるか。それと、川に行くついでに魚も取ってこようかな」

「水汲みですか?私も手伝いますよ」

「私も!手伝います」

「じゃ、一緒にいこうか」

 

水を汲んでくるのはとっても大変だから、手伝いを申し出た私達。一刀さんも快く受け入れてくれて一緒に水汲みに向かいます。外の荷台に水瓶をたくさん積んで、いざ出発です。

川につくなり、早速水汲みをやると思っていたんだけど、一刀さんはおもむろに近くにあった石を拾い上げると川に向かって投げつけた。

 

ピチャッ!ピチャッ!ピチャッ!ピチャッ!ピチャッチャッチャチャチャチャ・・・

 

「すご〜い・・・石が生き物みたいに水の上を跳ねてる・・・」

「なんで、あんなことが・・・」

 

一刀さんの投げた石は水の上を細かく跳ね上がって向こう岸までたどり着いてしまいました。私達はその不思議な光景に見とれてしまってました。

 

「水切りって言うんだ。横回転した石が水を弾くことで石は沈むことなく進むんだ。コツはなるべく平たい石を使うのと、横回転させるように投げることだよ。川にくると絶対一回はやりたくなるんだよ。やってみな」

 

一刀さんの言う通りに私達はここにきた目的も忘れて水切りに夢中になって遊んじゃった。

おかげで、私達が目的を思い出した時にはすでに一刀さんによって、水瓶全てに水が汲まれ終わった後でした。恥ずかしい・・・。

 

「魚を取るって、どうやってですか?」

「あっ、そうだね。釣竿を持っているわけじゃないし・・・」

「ああ、仕掛けをしてあってね。それを取るだけだよ」

 

あの後、気を取り直してもう一つの目的である魚を取ることにしました。一刀さんは私たちに説明するなり、靴を脱ぎ、裾を捲り上げて川に入っていきます。じゃぶじゃぶと大きな音をわざと立てて歩いていって、おもむろに何かを川底から引き上げました。

 

「網?」

「わわ、魚が入ってるよ!」

 

一刀さんが引き上げたのは網だった。しかも、その中には魚が数匹入っている。大きな音を立てていたのは魚を誘導する為だったって後で一刀さんが教えてくれた。せっかく、一刀さんが魚をとってくれたけど、それだけでは私達には足りないと思う。何せ、私たちは七人と大所帯だし、たくさん食べる鈴々ちゃんもいるしね。ということで、私達も手伝って魚を取ることにしました。幸いにも網はまだ仕掛けてあるみたい。

 

「これも確実に取れるってわけじゃないから、たくさん設置して取れる確立を高くしてるだけだよ」

 

って一刀さんは言ってた。さすが、今まで一人で暮らしていただけあっていろいろと考えてるんだなぁって思っちゃった。

 

「ひゃ〜、冷たくて気持ちいいね!」

「!?・・・慣れるまでは刺激が強いですけどね」

 

私達も一刀さんに習って靴を脱いで、裾をまくって川の中に入る。その冷たさを心地よく感じたけど、人和ちゃんには刺激が強かったみたい。

 

「すべりやすいから転ばないように注意してね」

「わかりました」

「は〜い。わかりましひゃっ!?」

 

片手を元気よく挙げて返事した私は言われたそばから足を滑らせてそのまま川へ・・・

 

「っと、だから、気をつけてねって言ったのに」

「ふぇ?」

 

川に倒れてずぶぬれになるかと思ってた私をいつの間にか支えるように一刀さんが抱きしめてくれていました。

 

「あ、ありがとう」

「いや、倒れる前に支えられてよかったよ」

「あぅ・・・」

 

一刀さんの言葉に恥ずかしくなる私でした。

その後、みんなで魚をとって魚籠に入れます。もう、足をすべらすことのないように注意してますから、転びませんでしたよ?

魚も水も汲んだので私達は家に帰り、夕飯の仕度を始めました。

私達の生活は概ね、こんな感じで過ぎていくのでした。

 

 

 

-5ページ-

 

 

〜関羽サイド〜

 

皆が集まって食べる夕飯。こんな風に食べるのも一月も経ち大分慣れてきた。

とても、楽しく暖かい場で大切な時間だと感じ始めていた。

その日、突然の鈴々の発言には驚いた。

 

「お兄ちゃん!次から鈴々のことは、鈴々って呼んで欲しいのだ!」

 

いきなり、真名を呼べと言い放ったからだ。しかも、すぐさま桃香様までもが。

 

「私も桃香って呼んで欲しいな」

 

と言う始末。まったく、そう簡単に真名を許しては駄目だと何回も言ったはずなのに。ま、まぁ・・・ここまでの生活で、一刀殿なら真名を許してもいいと思い始めたのは事実だが、その・・・もう少し、許可の仕方があったのではないかと。そんな私の想いなど知らずに二人の『愛紗はしないの?』という訴えの目を向けられ。

 

「私のことは次から愛紗で良い・・・」

 

というような無愛想な形になってしまったが。

 

「ありがとう。桃香さん、愛紗さん、鈴々ちゃん」

 

真名を許された一刀殿の嬉しそうな笑顔が見れたので、まぁいいかという気持ちにされられた私だった。と同時にそろそろ時期だとも悟る。ふと視線をずらすと人和殿と目があった。私たちは考えていることが一緒だとわかり、互いに頷きあう。

私は夕飯の後、お風呂の用意をしに行った一刀殿がいない間に桃香様と鈴々を呼び話を切り出すことにした。

 

「桃香様、鈴々。ここでの生活を始めて一月経ちますがどうですか?」

「とっても、楽しいよ!天和さん達はいい人達だし。一刀さんは優しいし」

「鈴々もなのだ!おいしいもの食べられるし」

 

予想通りの答えに私は苦笑を浮かべる。それは私も同意見なのだし。でも、だからこそ今切り出しておかなければならない。

 

「ですね。ここは居心地がいい・・・いや、良すぎるといってもいい。だから、そろそろ私達の本来の目的を思い出すべきかと思いまして」

「「あっ・・・」」

 

私の言葉に二人とも思い出したのだろう。すまなそうに顔を曇らせている。

そう、私はこういったのだ。私達の『誰もが笑って暮らせる平和な世界』という理想を叶える為、そろそろここから旅立つべきだと。

 

「「・・・・」」

 

おそらく、鈴々は微妙だが桃香様はわかっただろう。ここは確かに居心地がいい。だが、私達は理想の為に旅に出た。このままここにいることは私達の理想を捨てることになると。それに今出て行かないと、あまりに居心地が良くて出て行けなくなると。その場はしばらく沈黙が支配したが、やがて桃香様が口を開いた。

 

「わかったよ。愛紗ちゃん。私達の理想の為・・・ここを出て行こう」

「ええ。私達は桃香様についていきますよ」

「そうなのだ」

 

私達は明日は旅立つ準備をする為につかい、明後日の朝に旅立つことを決めたのだった。

 

 

 

-6ページ-

 

 

〜人和サイド〜

 

私も愛紗さんが桃香さんと張飛さんを呼び寄せている頃、姉二人を読んでいた。

どんな話をしているのかは、さきほど目があった愛紗さんから私と考えていることは一緒だと感じたからなんとなくわかる。さて、今は他人のことより自分達のことを話しましょう。

 

「どうしたの?人和ちゃん」

「なんの話よ?」

 

「私達がここで暮らすようになって一月が経ったけど、そろそろ旅に出たほうがいいと思うの・・・」

 

「「・・・・」」

 

私の一言で全てを悟ってくれたらしい。途端に押し黙ってしまう。

きっと、ここでの生活を無くすのが惜しいんだと思う。一刀さんや桃香さん達との生活は楽しかったから。私だってなくしたくはない・・・けど、私達には大陸一の歌い手になるっていう夢がある。その夢を叶える為にはここから旅立たなければならない。それを理解しているからこそ、沈黙して考えに耽ってしまう。

 

「どうするの?姉さん達は・・・夢を取るか、楽しい生活をとるのか」

 

私の問いかけにだんまりを決め込んで考え込んでしまった。

 

「「・・・・」」

 

今、姉さん達は必死に決断しようとしている。だから、私は余計なことを言わずにただ黙って姉さん達が結論を出すのを待った。

 

「うん、そうだよね」

「よし!」

 

やがて、覚悟を決めたように姉さん達は顔を上げて、私の期待通りの答えを出してくれた。

 

「私達の夢は大陸一の歌い手になることでしょ?旅立つに決まってんじゃない!」

「そうだね〜。今の生活は捨てがたいけど〜、やっぱり夢は諦められないよ〜」

「そうだね。そうと決まったら明日は旅立ちの準備をして、明後日に出発しましょう」

「「うん!」」

 

私達は旅に出ることを決めた。

 

 

-7ページ-

 

 

 

〜地和サイド〜

 

「一刀〜!」

「一刀さん!」

 

「「(お)話があるんだけど(あります)」」

 

天和姉さんと桃香さんの言葉が見事に重なった。いきなり、こんなふうに呼ばれた一刀は頭に疑問符を浮かべているみたい。

 

「あのね・・・私達ね」

「明後日に〜、旅に出ようと思うの」

 

本題を伝えた姉達の後を、愛紗さんと人和が引き継ぐ。

 

「私達が一緒に生活を始めて一月が経ちます。その間はとても楽しい時間を過ごすことが出来ました」

「ですが、私達にはそれぞれ目的があります。それをかなえる為にはここに居続けることは出来ません」

 

私達が出て行く理由を交互に説明する二人。全く、打ち合わせもしてないのによくもまぁ、息のあった説明だこと。

一刀はずっと黙って聞いてたけど、説明が終わったのを見計らって口を開いた。

 

「そうか。みんなにも目的があるから仕方ないか・・・。うん、わかった。それなら俺はとめないよ」

 

そのときの一刀の顔は寂しそうな、でも笑顔でそう答えていた。

次の日、一刀は送別会と称してみんなをもてなしてくれて、私達は嬉しかったと同時に、一刀と一緒に暮らす生活が終わるのかと実感して寂しい気持ちになる。

 

そして出発の日・・・。

 

「うわ〜・・・」

「ほぇ〜・・・」

「ふわ〜・・・」

「あわ〜・・・」

「はわ〜・・・」

「・・・・・・」

 

出発するはずの私達全員が間抜けな声を出していた。

その原因は・・・。

 

「ん?どうかした?」

「一刀さん、その服はどうしたの?」

 

そう、目の前にいる男。北郷一刀だ。

今の一刀の服装が、太陽の光を反射してキラキラと光る白い服になっていたから。見たこともない服もそうだが、それが一刀に似合ってて悔しいけど見とれちゃってた。

 

「ああ、これのことか。ここにくるときに着ていた俺の服だよ。ただ、汚れちゃうといけないから普段は奥で眠っていたわけ。だけど、ずっと閉まっておくのもアレだから。本日来て見ました」

 

そういって笑顔になる一刀。出発前に思わぬ出来事だ。しんみりにならなくて私は正直助かった。最初に私達が一刀に別れの挨拶をする。

 

「今までお世話になりました」

「このお礼はいつか。私達が有名になったら特等席に招待するわ」

「このご恩は忘れません」

 

「こちらこそ、楽しい生活をありがとう。これは、ほんの気持ちだよ」

 

一刀が差し出した袋を人和が受け取って私達はその中身を確認する。すると、中にはお金と食料が入っていた。

 

「こ、こんなに!!」

「世話になった上に、お金まで・・・悪いですよ」

「いいんだよ。これは俺のおせっかいなんだ。それにこの先、お金があって困ることはないでしょ?」

 

一刀の言う通り、この先はお金はあっても困ることがない・・・むしろ、なくて困るのだ。私達はまた一つ、大きな借りを作ってしまった。本人にその気がなくても・・・。

一刀に恩を返せる日はくるのか不安になってしまうくらい。

 

「あ、ありがとうございます」

「体には気をつけて、元気でね?」

 

一刀が頭を撫でてくれる。私達はそこが限界だった。

 

「一刀〜!絶対大陸一の歌手になるからね!」

「私達のこと忘れないでよ!」

「また・・・また会えますよね?」

 

泣きじゃくりながら一刀に抱きつく私達。そんな私達を一刀は優しく抱きしめて暖かい言葉をくれた。

 

「ああ、絶対にまた会える。忘れるもんか。君達と過ごした日々はとても楽しかったんだ。ずっと覚えてるよ」

「「「一刀(さん)」」」

 

しばらくして、私達も落ち着いたころ。私達は旅立った。

 

「「「また会おう(会いましょう)。元気でね!!」」」

 

最高の笑顔を浮かべることが出来たと思う。

なんせ、一刀は満面の笑みで手を振り替えしてくれていたんだから!

 

 

-8ページ-

 

 

〜一刀サイド〜

 

旅立つ天和さん達を見送り振り替えると、今度は桃香さん達の旅立ちだ。

 

「はい。桃香さん達にも・・・体調には気をつけてね?」

「大丈夫なのだ!」

「ありがとうございます。一刀殿」

「でも、私達は居候してただけだし・・・」

「いいんだよ。言ったでしょ?俺のおせっかいだって」

 

お礼は言ったが、お金は受け取る気はなかった桃香さん達に俺は強引に受け取ってもらった。それは天和さん達だけじゃなく、彼女達との生活も今まで一人だけだった俺にはにぎやかで楽しいものだったから。

それともう一つ、俺は彼女達との約束を果たす。

 

「そうだ。桃香さん達に聞いてほしいことがあるんだ」

「聞いて欲しいこと?」

「ああ、改めて名乗ろう。姓は白、名は士、字は北郷、真名は一刀。これが俺の考えたこの国での名だよ。一番最初に教えるって約束したでしょ?」

 

彼女達と出会って間もないころに約束した名前を最初に教えるということ。あの後から俺は自分の名前を考えていた。でも、いざ名前を考えると難しいことに気づかされる。

どうしようと考えていたときにふと聖フランチェスカの制服の色が目に入った為、白にしようと決めた。その後、自分は日本人だから、日本特有のものはないかと考えて士(武士、侍を指す言葉)を思いついた。

侍の意味は本来『謹んで貴人(または尊敬すべき人)のそばに仕えること』となっているが、一刀は『大切な人のそばで守ること』という意味に変えて士を名乗るつもりでいる。それは貂蝉に連れられてこの世界にやってきた一刀の信条の為である。

 

「すごくいいと思いますよ・・・私にも守って欲しいなぁ」

「とても素晴らしいですね。少々その方が羨ましい・・・」

「難しくてよくわかんなかったのだ」

 

桃香さん達には好評のようで、最後の方は声が小さくて聞き取れなかったけど。鈴々ちゃんにはちょっと難しかったみたい。

 

「それでは、私達もそろそろ・・・」

「今までありがとう」

「お兄ちゃんも元気でね?」

「ああ、また会おう」

 

俺は鈴々ちゃんの頭を撫でる。それを見た桃香さんは何かを思いついたのかすぐに行動に出た。

 

「天和さん達だけずるいよね?えい!」

「「桃香様(さん)!?」」

 

桃香さんがいきなり抱きついてきたのだ。

 

「ほらほら、愛紗ちゃんもどう?天和さん達だってやってたんだから」

「結構です!」

 

このまま、俺は桃香さんが気のすむまで抱きつかれたのだった。

 

「一刀さ〜ん。元気でね〜!また会いましょ〜!」

「いってくるのだ〜!」

「お元気で!」

 

こうして、桃香さん達も旅立っていった。

 

「いっちゃったか。寂しくなるな」

 

今までと同じ一人暮らしだというのに、とても寂しい気持ちになる。一度知ってしまったにぎやかな生活。一人暮らしになれるにはまた時間がかかりそうだった。

 

 

 

-9ページ-

 

 

 

〜???サイド〜

 

ぐぅ〜・・・

 

「お腹すいた・・・」

 

街に来ている。とってもおいしそうな匂いがした。

にくまんだ。

でも、お金持ってないから食べられない。

でも、おいしそう・・・。

 

「すごいお腹なってるよ?」

 

誰かが話しかけてきた。

 

「お金ない・・・」

「じゃ、仕方ないね。諦めよう?」

「でも、おいしそう・・・」

「・・・わかった。俺が買ってあげるよ」

 

!?

本当?

話しかけてきた人(男の人だった)はその後、本当に買ってくれた。

 

「すごくおいしそうに食べるね。こっちも買ってあげられてよかったと思うくらいに」

「(モキュモキュ)ありがふぉう」

「ほらほら、ちゃんと飲み込んでからしゃべろうね」

「(コク・・・ゴクン)ありがとう。・・・」

 

やっぱりにくまんおいしかった。

 

「俺の名前は姓は白、名は士、字は北郷・・・君の名前は?」

 

これが、私とご主人様の出会いだった。

 

 

-10ページ-

 

 

 

まず、最初に二週間を経過したのに投稿できませんでした。

すいませんでした。

 

自分で宣言しときながら、出来なかった・・・。

 

 

まず、@体調不良になり2日ほど執筆できなかった。

   A最初の出だし文を考え付いて書き始めるのに3日かかった。

   B予想以上に長くなった

 

 

以上三点の理由により、遅れました。

体調管理がなってませんね。

駄目だこりゃwwww

 

 

 

さて、今回は新たな手法で文章を表現したのですが、いかがでしょうか?

難しいキャラもいたのですがなんとか書き上げることが出来ました。

今までの手法に戻したほうがいいですかね?

 

この手法は書きやすいとこもあったんですけど、書きにくいとこもあったりで一長一短でした。

好評なら引き続きこの手法で書いてもいいかなと思いますけど。

不評なら戻します。

 

では、次回は二週間の期日を守れるように頑張りますので。

これからもおせっかいのお話をよろしくお願いします。

 

 

※文章を一部修正。

 

 修正部分

 

 ・一刀の名前を名乗る文『この世界での・・・』→『この国での・・・』

 ・一刀の名前と名前の由来、それに対する桃香の言葉を変更

 

 一つ目の変更は、この世界って表現が自分が異世界からきたと言っているようなものだと思った のと、別の地からきたって説明しているのに世界って表現がおかしいと思ったから。

 

 二つ目は白夜って名前のオリキャラが多いというコメントを頂いたからです。

 そのコメントを読んだ後、他の人の作品で同じ名前のオリキャラが出ている作品を見てしまった ので、どうしても気になってしまい、変更することにしました。

 しかし、白はこの後の展開にかかわってくるものなので、変える気はないので・・・

 後ろの夜の部分を変更しました。

 

 

説明
ようやく書きあがりました。
二週間・・・完全に過ぎ去ってしまってます。
本当にごめんなさいでした〜!!

さて、おせっかいが紡ぐ物語。お楽しみください。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
22402 16569 136
コメント
面白かった。(readman )
恋が来ましたね。恋可愛いよ!恋!!!(BX2)
ごく普通に元盗賊達ハブられてて吹いた(益田四郎時貞)
ところで、元盗賊の村民6名はどこにいったんだろう?>8ページ目の一人暮らし(Alfis)
「来て見ました」じゃなく「着てみました」です。(龍々)
恋ktkr(btbam)
恋キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(VVV計画の被験者)
huzisaki様 村に入る前に蜂を見てますし、罠も鳴子があることを知りました。ただ、そういう描写を自分が書いてないだけで・・・わかりませんね。すいません。食料については川で魚が取れますし、不足はしないと判断です。わかりにくくてすいません。(びっくり)
とりあえずここまで読んだのですが、野盗やってた男女5人ってほったらかし?村の外に出れば蜂に襲われたり罠があること知らないと危険では?一人の生産力でいきなり7人 5人の腹満たすってのはかなり無理あるような気がする・・・(huzisaki)
かもくん様 恋がいるところにその人あり!だから・・・いや、わかりませんよ〜www(びっくり)
ついに恋に会いましたかとゆうことはねねも?(かもくん)
ブックマン様 ずっとここにいるかはあなた次第。(都市伝説風)(びっくり)
jackry様 私の予想では彼女がくるともれなくあの子もついてきますw(びっくり)
神龍白夜様 誰でしょう?もしかしたら・・・続きは次回w(びっくり)
夕顔様 >6人の妻ED・・・その手があったか!!実にすばらしいEDだwww(マテ(びっくり)
カズト様 気をつけます。これからの展開も現在執筆中です。もう少しお待ちください(びっくり)
dasa様 あれ?そうなんですか・・・私の場合、元ネタって言うのはありません。自分で考えて決めました。白はフランチェスカの制服と今後の展開から、夜は作品内にあった理由、太陽が沈まない日の白夜から連想したのです。(びっくり)
Bookwarm様 誰かは秘密です(バレバレですけど)体調のほうは仕事に慣れればいいんですけど、最近仕事内容の変化で戸惑っていますのでw(びっくり)
影亜様 ありがとうございます。頑張ります。(びっくり)
toki様 確かにそうなんですけど・・・この後は原作のような展開になったと脳内補完をお願いします。(びっくり)
吹風様 だめ〜!まだ、恋ちゃんだって決まったわけでは・・・(苦しいですね)今後の展開は秘密です(びっくり)
関羽様 自警能力UP・・・しかし、ご飯時になるとその力は半減します(笑)(びっくり)
ご主人さまって・・・ここにずっと居るのか?(ブックマン)
恋なのか?恋なのか!?(リンドウ)
確かにここで旅に出てなかったら6人の妻EDになってた気がするw(夕顔)
更新お疲れ様です!とうとう旅立ってしまったなーw 恋がこれからどうなるか楽しみです。体調には気をつけてください。(スーシャン)
更新お疲れ、まぁ気温の変化が激しいから体調管理はしっかりね!!次回の更新を楽しみに待ってます。(影亜)
一刀に助けられた経緯を考えれば、たったひと月での数え役満三姉妹の旅の再開は無謀な気が。(tokitoki)
恋登場。果たして彼女は仕官前なのか後なのか。それによって大きく展開が変わってきそうですね(吹風)
おおう、ここで癒し系将軍登場か。小さな村だけど自警に関してはかなり高レベルになりそうなw(闇羽)
タグ
真恋姫無双 恋姫無双 北郷一刀 劉備 関羽 張飛 天和 地和 人和 

びっくりさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com