真・恋姫†無双 天の御遣いと紅き武者 第十一話「朧月夜 少女達は唄う」 |
どうも、FULIRUです
今回は董卓軍視点で話を進めます
※今更ですが、少し補足です
この物語・・・紅武者は、通常2段階で話を進めます
今現在、魏√で進めていますが当然、アフター形式にも発展します
まぁ、簡単に言えば・・・
原作魏√の形を少し変えて舞台に役者を揃えるのが現状況で
アフター形式で本格的に物語を書いて行きます
一応此の作品の主旨をお伝えしましたが・・・ネタバレでしたかね?
と、まぁこんな感じですが・・・気長に見て頂ければ嬉しいです
それでは、どうぞ
夢を見ました・・・
其処には、陽の光が明るく中庭を照らし
木陰の下で霞さんと華雄さんが酒を飲みあって
詠ちゃんが其れを見て怒って
其の隣に私が居て
恋さんが私の膝で心地好く寝ていて
其れをねねちゃんが温かく見守っていて・・・
私の隣では、何時も立花さんと遊里さんが笑って傍に居てくれます
そう、この風景は何時も通りの日常
平和な時間・・・和やかな、当たり前だった時間
でも、其れは夢・・・所詮は幻想
そう、思い知らされました・・・。
『其の夢から、覚めてしまったから・・・』
目が覚めた
其処には暗くなった天井と月に照らされた窓が輝いていた
懐かしい夢でした・・・
何時もと変わらない、ずっと続く日常
そう信じていました・・・あの日までは
黄巾党が瓦解し、平和を取り戻せた私達は
何時も通りの毎日を過ごしていました
けれど、ある日突然張譲様に洛陽に招かれたのです
黄巾党討伐の褒美として、相国の地位を得ました
其の時は、皆で喜びを分かち合い騒ぎました
でも、其れが悪夢のような毎日の始まりだと誰も思いませんでした・・・
洛陽で私達は、内政に日々努めていました
しかし、そんなある日・・・私は、十常時に囚われました
何が起きたか解らなかった私は、地下牢獄へ監禁されたのです
そして、其れを知った詠ちゃん達は私を助けようとしたのですが
私が囚われているせいで手が出せませんでした・・・
張譲は、其れを良い事に私の命を人質したのです
それからは、皆は私の為に張譲に利用され続けていました
ですが、ある日
詠ちゃんが十常時の隙をついて私を助けにきました
牢獄から逃げ出した私達は、洛陽を脱出しようと逃げました
ですが、詠ちゃんはとても運が悪く変な人達に囲まれました
だけど、其れが私の運命を変える出来事だったのです・・・。
翌朝、玉座の間に皆が集まった
「さて・・・と、どないするん?」
「そうね、どの道戦いは避けられない事実。 なら、勝つしかない」
「面白くなってきたやないか! 血が騒ぐで!」
「霞、今回ばかりは死ぬ気でやらないと・・・解ってるわね?」
詠が霞を睨む
霞とて承知の上 しかし、自分より強い奴と戦いたいという
武人の本能が彼女を奮い立たせる
「解っとるわ、そこまで馬鹿じゃないで?」
「なら・・・良いけど」
これから起きる戦い
皆は無論、月の為に戦うと覚悟を決めている
しかし、彼女達には難敵とも呼べる存在が居た・・・
「あの人は・・・紅葉殿は敵となるのだろうか」
「「「・・・・・・・」」」
華雄の言葉が周囲を沈黙で包み込む
そう、彼女達は本能的に夜行を警戒していた
彼程の武人はそう居ない
勝てるか解らない・・・が
「大丈夫・・・恋が居る」
其の沈黙を破る
真紅の髪の少女
彼女の名は 呂布 字を奉先 真名を恋と言う
「「「恋(さん)・・・・」」」
「皆・・・守る」
彼女もまた、夜行が一番強いと思っているのだろう
しかし、彼女は勝つ・・・否、守る事しか考えていないのだろう
誰にも負けない、必ず守ってみせる・・・と
Side/月
今日という日も、あっという間に終わりを告げる
空には月が昇り、太陽は沈む・・・
其の繰り返しが毎日という事象を紡ぎ出す
私は時折思うんです
どうして、神様はこんなにも理不尽なのでしょうか?
私達は、ただ平和に暮らしたいだけなのに
どうして戦いを引き起こすのでしょう?
私には、解りません。 否、解りたく無い・・・です
紅葉さんが此処洛陽を去る前に私達に残した言葉
『まず、決めろ。 そして、やり通せ。 其れが、君達自身の答えだ』
私には此の言葉の真意が解りません
でも、此の言葉を伝って紅葉さんが言いたかった事が解りました
此れは・・・変われ と言いたかったのだ、と私は思います
私は悩みました・・・
けど、答えはもう・・・私の中に有るのです
戦うのは嫌いです、でも・・・戦うしか守れないなら、戦うしか・・・無いから
『あの日を取り戻すために・・・私達は、勝ちます!』
其れが、私の・・・『覚悟』です。
Side/詠
紅葉が去った翌日
月から意外な言葉が出てきた
『戦いましょう・・・守るために。 私も、王として・・・戦います!』
あの時の月は何かが何時もと違った
優しい面影は消えてない。
だって『勝つ』じゃなくて『守る』と、言っていた・・・。
私は、月を支える為に軍師になった
月を守るために戦うと決めたから・・・月の為に戦う
そう決めたから・・・だから?
私自身は・・・何がしたいのかしら?
勝ちたい・・・? 違う
守りたい・・・? 何を?
戦いたい・・・? ふざけないで。 ・・・否、違うわね
そう、私は・・・取り戻したい
皆の笑顔を、あの日々を!
だから、私は・・・戦う!
Side/霞
月の覚悟は本物や
あの言葉、あの顔
うちは月の事が好きや大好きや
あの優しすぎる性格も、あの眩しすぎる笑顔も
全部好きや せやけど・・・
其れを壊しに来る連中をうちは許さへん
それに、うちは強い奴と戦いたい
此れは武人としての本能 抗えへん
せやけど・・・うちは無駄な血は流したくない
だって、月が傷つく 泣いてしまう
そんな月の顔なんて見たくない
月には笑っていてほしい
一生笑っていて欲しいから・・・
だから、うちは戦うんねん
笑っていてほしい人が居る
守りたいものがある
例え、うちが死んでもこの戦いは負けへん
我が名は張文遠
どんな奴だろうと負けはせん
仕える主のために此の命 燃やし尽くしたる!
この輝く月に誓ってやるでぇ!
Side/華雄
私は・・・二度と同じ過ちを繰り返さない
二度も、仕える主を失うわけにはいかないのだ
罪は消えない
償う事も叶わないまま私は此の世界を憎み、放浪していた
地獄とも呼べる其処から私を救い出してくれた・・・董卓様
今度こそ、私は仕える主を守ってみせる
例え、この身朽ち果てようとも
指一本触れさせやしない
董卓様が覚悟を決めておられたのなら
其れが、私の覚悟であり・・・決意だ
そして、礼を言おう。 紅葉殿
愚か者であった私に再び喝を入れてくださった
この恩は忘れない
もし、貴公が敵になったとしたら
私は、此の武・・・誇りの全てをかけて貴方と対峙しよう!
朧月夜の下
様々な想いを持つ少女達は決意の炎を胸に灯した
戦いの果てに、何を掴むのだろうか
己が利益の為
古来より受け継がれし悲願の為
弱き人を悪から守り通す為
失ったものを取り戻すため
様々な想いを抱き、恋姫達の戦いは・・・今、始まる
あとがき
どうも、FULIRUです
今回は、月・・・董卓軍視点での心境を描きました・・・
読者の皆様に伝わったかどうか怪しいですが
面白いと思って頂ければ嬉しいです
はじめにお伝えした通り
この物語は通常2段階で話を進めていきます
どう繋げて行くかは未定ですが、気長に読んで頂ければ嬉しいです
それでは皆さん 御機嫌よう、さよなら〜
説明 | ||
真・恋姫†無双 天の御遣いと紅き武者 第十一話 です 紅武者始めて早十一話・・・ 振り返り、歩んだ道を見つめなおす 一つ、 自分の作品には笑える要素が無い 二つ、 キャラの崩壊が激しい ・・・どうしようかな(泣) 作品のはじめに、少し補足が有ります そして、今回は董卓軍視点での皆さんの心境をお伝えします 面白いと思って頂ければ嬉しい限りです それでは、どぞどぞ |
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コメント | ||
samidare様>コメント有難う御座います。 ご期待に応えれるよう努力します。 応援感謝します(FULIRU) 更新お疲れ様!これからの展開がとても気になります!(samidare) |
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