真面目な妄想小説
[全1ページ]

〜とてもいい朝〜

 

「美佳ちゃん!おはよう!」

「・・・うん」

時刻は7時ちょっとすぎ、学校の廊下での擦れ違い。

 

『よし!美佳ちゃんと話せた!今日はいい日だな〜』

 

僕の名前は古畑。

 

名前は・・・言いたくない!

 

この名前のせいで何度泣いた事か!

 

とにかく!自己紹介終わり!

 

僕は振り返り、美佳ちゃんの後ろ姿を見つめる。

 

『かぁいいなぁ〜美佳ちゃん』

 

彼女の名前は、櫻井美佳ちゃん。

 

同じ中学校に通う同級生。

 

スラリとしたショートカット

 

折れそうな腰

 

喜怒哀楽がよくわかる子顔

 

特に笑っている顔が一番可愛い!

 

物静かで運動・勉強何でもできる優等生だ。

 

僕とは何もかも正反対の存在だ。

 

ウキウキした気分で僕は朝練にむかった。

 

      ☆

 

「良かったじゃん。古畑。美佳と話せて。」

 

「うん!サイコーだよ!」

 

「今日も一日上機嫌だな」

 

「まぁね〜中も一日ハイテンションでいこうぜ〜」

 

「そうだな」

 

この子は中こと、中神慎也。僕が所属するテニス部男子の部長だ。

 

少し長い髪に180センチ越えの身長

 

細い体で運動神経抜群のイケメンだ

 

中はいつも僕といるときはとても楽しそうだ。

 

でも校内ではとてもクールになる。

 

『だからモテるんだなぁ〜』

 

心の中で確信する

 

「中はど〜なの?いい人いた?」

 

「う〜ん・・・あんまりだな」

 

歯切れが悪そうに言う

 

「俺より古畑のほうがモテるんだから」

 

嘘だ〜

 

僕よりバレンタイン沢山貰ってるくせに〜

 

しかも全部本命!!

 

憎たらしい〜

 

僕なんて・・・どうせ・・・

 

今にも泣きそうな顔を慌てて直す

 

でもやっぱ・・・憎い!

 

「どうした古畑、怖い顔して」

 

感情が顔に出たらしい。

 

「い〜や。なんでも」

 

必死に笑顔を作る

 

中が不思議そうに見つめる

 

くそ〜いつか僕は美佳ちゃんからチョコ貰ってやる〜

 

「さ〜て部活始めるぞ!」

 

中が大声で部員に指示を出す

 

「「「は〜い」」」

 

僕は心の中で決心したのだった。

 

     

 

説明
マジ30%妄想70%の恋愛小説です。
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