一刀「いったいどうなってるんだ････蜀は････」

愛紗「お恥ずかしい話ですが････蜀は現在、二つに割れて降りまして････」

風「二つにですか？」

愛紗「あの･･･ご主人様･･･この方たちは････？」

一刀「ん？ああ････恋、霞、戦華は判るよな？」

二人「はい」

一刀「このこは程イク････君たちが蜀入りしたときに仕官して軍師になったこだよ」

風「風は程イクというのです〜、よろしくなのです〜」

愛紗「我が名は関羽････真名は愛紗だ････よろしくお願いします･･･程イクどの」

星「おや･･･風ではないか････元気だったか？」

風「はいなのですよ････星ちゃんもお変わりなくてよかったのです････」

一刀「それで････二つに分かれてるってのはどうゆうことなんだ？」

愛紗「はい････実はですね････私と星･･･それに翠と蒲公英････月と詠は表向きは劉備様に仕えていますが････裏では桃香様をたすけるために動いているのです･･･」

霞「ん？･･･劉備っての真名がその『桃香』とちゃうんか？」

愛紗「そうです････ですが････分けたのは意味があります･････今、成都は････ジュンイクとそれに組するものたちの手によって････管理されてます･････男性は町から消え････国境近くの村に追いやられ････そこでも････女の人はいます････いますが････」

風「何か良くないことでも？」

星「ああ････おぬしらも子供がどうやって生まれてくるか･･･知っておろう？」

『こくり』

星「それで問題がおきた････先ほど愛紗が言ったとおり････成都に近づくほど男は居らず･･･女だけの状態････それでは、民が増えない････それで････男しかいない村に女子を送り･････子を成させる･･･ここまでは････まぁ目をつぶろう･･･だが････生まれた胎児が女とわかるやいなや････父親から離れさせられ･････男を判ると････コロスのはあまりにも････残酷であろう！？」

一刀「それが････今の状況････ということか？」

愛紗「はい････我らとて抗議しました････ですが････」

星「何を言っても無駄なのです････洵イクどのが･･･すべて･･･闇に葬り････」

愛紗「桃香様は････壊れてしまった････」

星「壊れてしまったほうが････よかったのかもしれませんね･････」

華雄「まて････では、劉備というのは誰のことをいっているのだ？」

愛紗「････白蓮殿のことだ････あのお方は今････劉備として････民に慕われてる････白蓮殿の意思とは関係なくな････」

星「主･･･お願いです････桃香様を････白蓮殿を････助けてください」

愛紗「我々ではもう････どうすることもできないのです････だから･････」

『あのお優しいお二人をどうか････この蜀という地獄からたすけてください････北郷一刀様！』