『舞い踊る季節の中で』 第37話 |
真・恋姫無双 二次創作小説 明命√
『 舞い踊る季節の中で 』虎牢関編
第37話 〜 舞うが如く咲き乱れる喧嘩華 -中編- 〜
(はじめに)
キャラ崩壊や、セリフ間違いや、設定の違い、誤字脱字があると思いますが、温かい目で読んで下さると助
かります。
この話の一刀はチート性能です。 オリキャラがあります。 どうぞよろしくお願いします。
北郷一刀:
姓 :北郷 名 :一刀 字 :なし 真名:なし(敢えて言うなら"一刀")
武器:鉄扇(二つの鉄扇には、それぞれ"虚空"、"無風"と書かれている) & 普通の扇
:●●●●
得意:家事全般、舞踊(裏舞踊含む)、意匠を凝らした服の制作、天使の微笑み(ただし本人は無自覚)
気配り(乙女心以外)、超鈍感(乙女心に対してのみ)
神の手のマッサージ(若い女性には危険です)
北郷流舞踊(裏舞踊):設定の一部を公開
神楽を発端とする流派で、その色を強く引き継いでいる。 途中宗教弾圧や権力者に利用された事も
あり、裏舞踊の形で流派の存続を図った時期もあったが、その時代においても流派の理念は失われる
事なく研鑽を続けてきた。 そして、その理念の下、流派や舞などに拘らず、多くのものを取り入れ、
昇華させていき、現在では、極僅かながら、周囲の自然界の"氣"を操るに至る。
舞に使うものも、鈴・扇・笹・榊・幣・帯だけではなく、剣・槍・弓等様々の物が使われる。一刀曰く
「一つを覚えれば、後は心を知ろうとすれば、自ずと理解できる」との事で、それを言うだけの実力が
あると一門も認めており、父を差し置いて、継承者筆頭候補となっており、主に扇子を愛用している。
また、裏舞踊の一環として、祖父に強引に●●●●を習得させられたが、一刀は裏舞踊の色の強いこの
道具嫌っている。 北郷流の理念に関して一刀は、「馬鹿馬鹿しい考えだと思うけど、高みを目指そう
とするのは悪い事じゃないと思う」と語っている。
一刀が居なくなった後、途絶えたかどうかは不明。
また、古い歴史を持つ舞踊の一派という特性上、其れなりの教養者が門下生として、または、支援者と
して北郷家と付き合いがあった。そのため、料理人、医者、教授、武術家、政治家等と様々の人種と関
わりを持ち、それらの人々は、当時まだ小さかった一刀を可愛がり、スポンジが水を吸収するが如く覚
えが良かった一刀に、自分の持つ技術や知識を、喜んで(面白がって)教えていった。
(今後順序公開)
★オリキャラ紹介:
諸葛瑾:
姓 :諸葛 名 :瑾 字 :子瑜 真名:翡翠
武器:"双天" 対の双剣
武力:52(平均的な将を60とした場合)
智力:81
政治:89
家事:92
魅力:想像にお任せします(w
焦った時の口癖:『 あうあう 』又は 『 ぁぅぁぅ 』等の類語です
性格:基本的に温厚で、外見に反して大人の女性
だが、焦ると地が出てしまう。(朱里と違って、自分を律しています)
警戒心が強い性格だが、一度心を許されると、親身になってくれる。
妹がいるため、基本的には面倒見が良く、放っておくと、食事を取るのを忘れる明命を心配してよく
食事を差し入れていた。
やはり、妹がいるためなのか、時折人をからかって、その反応を楽しんだり、とんでもない悪戯を仕
掛ける悪癖もある、だが性質の悪い事に普段が完璧なだけに、周りは怒るに怒れないでいる。
家事全般は人並み以上に出来、そこらのお店以上と自負していたが、丹陽で知り合った男性の腕を見
て自信を喪失。 以降こっそり腕を磨いているが、全然敵わないと嘆く毎日を送っている。
武術は好きではないが、妹達を変態共から守るため、必要最低限身に付けたもの。
姉妹揃っての発育の悪さをコンプレックスに思いつつも、それを武器にする強かさを持っている。
自分を子供扱いしない男性が好みだが、言い寄ってくるのは変な趣味の持ち主ばかりで、17の時、現
実の男(変態の多さ)に愛想が付いた時に『八百一』と出会う。 以降のめり込み、妹達を洗脳する
も、基本的には周りには秘密にしている。そのうち執筆も行うようになり、掲載されるようになる。
数年たった現在では、定期的な愛読者もつき『八百一』の主要作家の一人となっている。
黄巾の乱後、作品が益々洗練され、世に愛読者を急増させる要因となった。
雪蓮(孫策)視点:
軍議と化したお茶会を終え、それぞれが準備のため動き出し、今この天幕には私と冥琳しかいない。
一刀はどうやら、本格的に覚悟を決めたようだ。 まだまだ甘いところは多いが、それは目を瞑れる範囲だし、問題があれば、其処は私達が、助けてやればいいだけの事、
一刀が、軍師か・・・・・・・・・・それは本来なら喜ばしい事だし、そもそも私が望んだ事、
「・・・・・・はぁ・・・・」
それでも、
(これでよかったの?)
そう、自問自答してしまう。
原因は分かってる。 一刀のあの辛いのを隠そうとして隠せ切れていない顔、
・・・・・・そして、あの悲しく彩られた笑顔・・・・・・、
やっぱり、私は地獄行きは決定よね。
あんな優しい子を、無理やり戦場に引っ張り出したのだから、
「・・・・・・ふぅ・・・・」
それでも、王としては間違っていないと断言できる。
一刀は使える。
私達に無い知識と、視点、そして考え方、これは戦において、とても大きい。
先程の策だって、そうだ。 冥琳は、穏は御手上げだとは言ったが、冥琳だって、あそこまで有効な手は考え付かなかった。 無論、効果が大きい分、失敗したら後が無くなるわけだけど、その辺りは、あまり心配していない。 私の勘が、これは上手く行くと言っているし、冥琳も反対しなかったと言う事は、冥琳から見ても、勝算があるという事なのでしょうね。
賀斉には、申し訳ないけど、うちの娘を使うわけには行かないし、冥琳以外は、まだ経験が不足しているため無理と言わざる得ない。 もし賀斉が申し出てくれなければ、私から命ずるつもりでいた。
どうやら、賀斉は一刀が気に入ったみたいね。 舞やお茶の腕ではなく、一刀自身を見て、彼の優しさと苦悩に気がつき、放って置けなくなったのかもしれない。 まぁ、こんな大舞台を、戦人の最後として相応しいと思ったのは確かだと思うけど、・・・・・・・・そうなると、今回祭を連れて来なくて正解だったわね。 きっと面白がって出ようとしたでしょうから、まだまだ、働いてもらわなければいけないというのに、
「・・・・・・困った人よね」
「どうしたんだ、先程から溜息などついて」
「ん、ちょっと考え事していただけよ」
さっきまで、伝令に、指示を飛ばしていた冥琳が、此方の様子に気がつき、心配げに声をかけてきた。
「ふむ、 先程の北郷の告白の事でも考えていたのか?」
「ぶっ!」
冥琳の言葉に、驚きの声を上げるも、自分で分かるほど、顔が熱くなるのが分かる。 きっと耳まで赤くなっているに違いない。
「ち・ち・違うわよっ! そんな事、これっぽっちも考えてなかったわよっ!!」
私の怒声が、天幕中に響き渡る。
「雪蓮、声が大きい。 天幕の外の兵が驚く」
「だ・誰のせいだと思っているのよっ」
冥琳は、私の怒声に驚いて様子を覗きに来た兵士を、『なんでもない』と追い返しながら、私の文句をやや意地悪な笑みを浮かべながら聞き流している。
「どうやら違ったようだな」
「当たり前よ、 まったく思い出させないでよねっ!」
せっかく考えないようにしていたのに、冥琳のおかげで思い出してしまった。
『 孫策、愛しているよ 』
と言われた時は、本気で胸が高鳴ってしまった。
冗談だと分かっていても、一刀に真剣な顔で、あんな事を言われたら、本気だと思い込んでしまう。
頭の中が、ごちゃごちゃになって、わけが分からなくなった。
だけどその後が最悪だった。
『 殺したいほどね なんて事はあったな確かに 』
この言葉を聞いた時、一気に現実に引き戻され、本気で斬りかかろうと思った。
敵わなくたって、関係ない、とにかく斬る。
そう一瞬思ったが、ここで感情に任せて斬りかかっては、まるで、私が一刀の事を懸想しているみたいで、そう想われるのは、なんとなく嫌だったので我慢をし、大人の女らしく、優雅に受け流してあげた。
確かに、ああ言う事があったから、一刀がああいう冗談を言った気持は理解できないでもない。
・・・・・・でも、幾らなんでも、あれは無いと思うわ・・・・・・・・
「翡翠と明命が、少し哀れになって来たわね」
「確かにな、だが承知の上の事だ。 私達は陰ながら応援するしかあるまい」
「そうね」
きっと、一刀はあんな調子で、二人の心を無自覚に弄んでいるのだろう。
そう思うと、二人が哀れと思う反面、それを好機に変えれない二人に、そして朴念仁の一刀に苛立ちを覚える。
( まったく。なに、もたもたやってるのかしらっ )
と、つい心の中で呟いてしまう。
(でも、まぁ一刀相手に、あの二人では仕方ないか)
とも、・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんか、私らしくないわね。
今は、あの三人の事について考えるのは止めにしましょう。 そもそも、あの三人の事には手を出さないって約束したんだから、私が考える事じゃないわ。
「冥琳、そろそろ賀斉が準備が整うはずよ。 此方もいつでも動けるようにしておきましょう。
彼女の最後の戦いぶり、決して無駄に出来ないわ」
「ああ、そうだな」
私は、そう言って、冥琳をつれて、天幕の外に出る。
皆の想いを、覚悟を肩に、そして背中に背負って、
それでも、心の底で思ってしまう。
例え冗談でも、嬉しかったと
明命(周泰)視点:
私は、部隊の班長達に、装備の再確認を命じながら、時が来るのを待っています。
先程から、輜重隊に扮した隊が、兵糧を前線の部隊に贈るため、次々と前方の袁術の陣の横を通っていく、
策の全容は、先程一刀さんから直接聞かされました。
正直、無謀だと思いましたが、雪蓮様達が認めた以上、勝算が十分にあるのだと思います。
一刀さんが策を話している時、そして賀斉様が、この策の責をとらなければいけないと話した時の一刀さんは、とても辛そうでした。それでも、最後には、
『 大丈夫、きっと、上手く行くから 』
と無理に微笑んでくれました。
(やはりこれ以上の回復は、今は無理なのかもしれません)
一刀さんは、倒れる前に比べて、だいぶ顔色が良くなりました。
食事もしっかり取られていますし、睡眠も前より取れるようになったようです。
何故それが分かるかというと、私はあれから、毎晩一刀さんと同じ天幕で眠っているからです。
『 もう大丈夫だから 』
と、一刀さんは言いますが、夢に魘され、私の手を強く握る状態で言われても、説得力が在りません。
結局、一刀さんは私の頑なな態度に諦めて、
『 せめて、これだけは 』
と言って、私と一刀さんの間に、布を縄で吊り下げ、仕切りを作りました。
この布で手だけを布の向こうにやって、手を繋ぐと言うのですが、これでは一刀さんの顔が見れません。
その事を言うと、
『 これで勘弁してください 』
と、頭を下げながらそう言ってきました。
其処までして言われては、私は認めざる得ませんでした。
一刀さんの態度や、顔を赤くしている事から、私と寝るのが嫌だと言うわけではないようですが、何でこういう事するのかが不思議でした。 男の人はこういう事を喜ぶと思っていたのですが、やっぱり、私が他の女性に比べて、色々と不足しているからでしょうか・・・・・・・・・・まだ、ぎりぎり成長期のはず、希望はあります。
一刀さんは、翡翠様が言われたように、強くなっています。
それでも、一刀さんがあの笑顔を取り戻すには、戦から早く離れる必要があると思います。
今はまだ遠征中のため、一刀さんは気を張っているため、持ち堪えています。
そのためか、夢に魘されると言っても小さなものです。 それでも、その姿は痛々しいもので、手を握っていると、一刀さんの辛さが、苦しみが伝わってくるような錯覚に陥ります。
正直、見ていて辛いです。 でも見ないでいる事なんて出来ません。
それに、・・・・・・・・翡翠様はもっと辛かったはずです。
私では翡翠様のように、一刀さんの苦しみを、悲しみを受け止める事が出来ません。
一刀さんが、私にだけは、それを見せたくないと思っているからです。
(もっと、一刀さんの心に近づけたら)
そう、心の中で、何度呟いた事でしょう。
でも、それは私の押し付けでしかありません。
今は、手を繋ぐ事でしか一刀さんの力に成れませんが、今はそれで十分です。
それ以上は、一刀さんが元の笑顔を取り戻されてからです。
その時こそ、
心も、手のように繋いで見せます。
華琳(曹操)視点:
「仕方が無いとは言え、麗羽は何時まで、あれを続けるつもりなのかしら」
七日間も同じ事を繰り返されては、さすがに頭が痛くなって来た。
兵は、新兵ばかり、将は文醜と顔良以外は名前だけの能無し、確かに、これでは、馬鹿の一つ覚えみたいに、城壁に向かって突撃をかけるしか出来ないでしょう。
兵数が少なければ、それなりにやりようがあるはずだけど、それではこの連合自体が、成り立たなくなってしまう。
結局、戦で一番ものを言うのは、単純な数の暴力なのだから、
幾ら黄巾党相手に、三万をたった一人で蹴散らした呂布とは言え、 五十万を相手には飲み込まれるしかない。
麗羽の無駄とも思える猛攻も、時間を掛ければ有効と言える。
もっとも、掛けれる時間があればだけどね。
このまま虎牢関を落とすには、年単位の時間が必要となってくるし、私達にそんな時間は無い。
遠征軍である私達には、其処までの兵糧を確保する術が無いからだ。
麗羽は、五倍の兵数を見せる事で、相手に降伏させるつもりでいたのでしょうけど、そうはならなかった。
どうやら、相手には、きちんと状況を読み取れるだけの軍師がいるようね。
田舎太守と聞いていたけど、なかなか良い将が揃っているみたいだし、楽しめそうだわ。
私としては、麗羽の所の兵を減らしたかったけど、思ったより減っていないし、限が無いわ。
雲梯や攻城塔が用意でき次第、麗羽のところには盾になってもらって、私達が主導権を握らせてもらう事にするわ。
「華琳様、孫策のところから、陣中見舞いとして、兵糧が届けられました」
桂花のそんな報告が私の耳に届く。
孫策から兵糧? しかも陣中見舞い?
「ありえないわね。 それは、うちだけなのかしら?」
「いいえ、うちだけではなく、前線近くの部隊に数多く配っているようです」
何のために? そもそも孫策のところに、そんな余裕はあまり無いはず。
「桂花、その兵糧を持って来た部隊に、何かおかしなところはなかった?」
「はぁ、持って来た兵糧の割りに、運んで来た兵の数が少し多い様でしたが、それ以外は、特に変わった所は
ありませんでした」
「運んで来た兵が多い? 一体どれくらいの人数なの?」
「はい、一つの輜重隊に五十人程が、 私達のところは、部隊数が多いと言う事で、七隊ほどが、それぞれの
部隊に運び込んでいたようです」
成る程、こっそり戦線に加わるつもりね。
でも、いくら数多く送った所で、贈れる兵糧も、贈る先も高が知れている。 精々二〜三千、五千にも満たない部隊ではやれることなど知れているし、兵糧を大量に失う価値が在るとも思えない。
となると、大量の兵糧を失ってでもやる価値があるという事、・・・・・・・・なるほど、読めた。
「桂花、前線の春蘭達に伝えなさい。 いつでも後退出来るようにしておきなさいって、
此方も何時でも出れる準備をしておきなさい」
「で・ですが、」
「桂花、孫策にとって、今最も厄介な敵は誰かしら?」
「それは、あっ、そう言う事、でもどうやって・・・・・」
私の言葉に、桂花はすぐさま、孫策の狙いが読めたようだ。
そして今は、そのためにどんな手段をとってくるかを読み取っているようね。
「・・・・・・いえ、幾らなんでもありえないわね・・・・・・だとしたら、」
ブツブツと自問自答する桂花、どうやら、一度何かを見つけたようだけど、否定したようね。
でも、今、孫策達が置かれている状況で、袁術に痛手を与える手段が、まともな手であるわけが無い。
「桂花、状況だけを読むのではなく、相手の魂を読みなさい。 そうすれば自ずと答えが出るはずよ」
そう、貴女程の才能なら、きっと導き出せるはず。
世の中まともでない事の方が多いのだから、それさえ知れば、貴女はもっと高みに上がれるわ。
「・・・・・・だとすると、やはり、 恐れながら、これはもはや策とは呼べる代物ではありません」
「何故?」
「孫策は、連合を総崩れさせようとしています。 しかも華琳様を利用して」
「何故、私が利用されると貴女は思ったのかしら?」
「そ・それは、孫策にとって袁術が邪魔であるように、私達にとって、袁紹が邪魔ですので、この機会を逃す
手はありません」
「そうね、よく出来たわ」
私は桂花の答えに満足する。
この娘は、策ではないと、言いつつも見事読みきって見せた。
「桂花よく覚えておきなさい。 まともな手段だけでは、戦に勝てないわ。 時には無謀も必要よ。
そして、孫策は、その一見無謀とも取れるこの策にかけた。 勝てると見込んでね」
「それは何故でしょうか?」
「私の魂を読んだからよ。 もちろん他の諸侯もね」
私の言葉に、桂花は目を輝かせながら、私を見る。
ふふふっ、可愛い娘、 きっと、桂花なら私の言った事を自分なりに身に付けるわ。
それだけの才が、この娘にはあるのだから、
でもこの策を考えたのは誰かしら、孫策と断金の誓いを交わしたと言う周瑜かしら、それとも、北郷かもしれないわね。 どちらにしろ、面白い事になりそうね。
孫策、今回は貴女の策に乗ってあげる。 もちろん袁術の所まで引っ張ってあげるわ。
だから早く、力をつけなさい。 そして英傑に相応しい対決が出来る時を、楽しみにしておくわ。
賀斉視点:
脳裏に、あの天の御遣いの顔が浮かぶ、
必死に辛いのを我慢して、隠しきれていない顔が、
私に叱責され、その事に感謝する顔が、
私に、茶と舞を約束した時に浮かべた、無理に浮かべた笑顔が、
そして、そんなことに関係なく、孫策殿達に向けていた、何処か悲しいと感じさせる笑顔、
あの者が本当に、天の御遣いかどうかは、正直どうでも良かった。
ようは、利用する価値が有るか無いかじゃった。
でも、今はそれすらも、どうでも良くなった。
あの者は、孫策殿達にとって、大切な何かになる。
あの優しき心根と、真っ直ぐな瞳、そして覚悟、
将来、必ず良い漢になる。
娘がもう少し大きければ、嗾けたが、娘が大きくなるまでには、すでに相手が決まっておろう。
孫策殿達の中から、誰が相手になるか分からぬが、浮気を許すとは思えぬ。 諦めるしかあるまい。
なら、私は、そんな小娘や小僧どもの、道標になってやるとしよう。
奴らが迷子になって、泣かぬようにな。
よく見ておけ、戦人としての心意気を、そして、学び、強くなるのじゃ。
私は、目を開けると、声を挙げる。
「ものども、我に続けーーーーーーーっ!」
「「「「 応ぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーー!! 」」」」
つづく
こんにちは、うたまるです。
第37話 〜 舞うが如く咲き乱れる喧嘩華 -中編- 〜を此処にお送りしました。
今回は、前回出番が無かった明命のお話がメインとなりました。
最初に比べて、大きく成長した(体以外w)明命ですが、まだまだな所があります。
そして、そんな明命の攻撃に、癒されながらもダメージを負い続ける一刀(w
罪悪感に塞ぎ込む余裕が無いって感じなのかもしれませんね(w
なんか別の意味でも、明命が傍に居るだけで癒されている一刀です(笑
では、頑張って書きますので、どうか最期までお付き合いの程、お願いいたします。
説明 | ||
『真・恋姫無双』の二次創作のSSです。 明命√の作品となります。 連合全体を巻き込んだ作戦がとうとう動き出そうとしている。 そんな中、明命は何を思うのか・・・・・・ 36話では、金冠を始めていただけました。 これも読者の皆様のお力と、心より感謝しております。 これからも精進して、読者の皆様に愛されるような作品を書いていきたいと思います。m(_ _)m |
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コメント | ||
ブックマン様 小さな御胸に、大きな夢がいっぱいですよね(w(うたまる) 明命には無限の可能性があると思いますwww(ブックマン) レイン様 この調子で明命は無自覚に、翡翠は小悪魔的に一刀の防御璧を浸食していっています(w (うたまる) 出会いが出会いだったからなぁ…翡翠ちゃん&明命ちゃんルートに雪蓮さんが入り込むのは難しいか?『チカラ』はともかく、『ココロ』をすり減らすきっかけを大きくしたのは彼女ですから、地獄逝きか悩むのも仕方ないかもしれません。徐々に距離が縮まっていくように感じる明命ちゃんと一刀君。翡翠ちゃんが出てくる前に少しでもリードしておいて下さい(笑)(レイン) 宗茂様、 彼女は後一度出てくる予定となっております。 お楽しみにしていただけたらと思います(うたまる) kyowa様 一刀じゃなかったら、雪蓮も冗談として素直に受け取れたと思います。まぁそれ故に罪なのでしょうね(うたまる) 更新お疲れ様です! 賀斉さんがカッコいいです、。(宗茂) 一刀、本当に罪つくりな男ですね。恋にまでは発展せずとも雪蓮の心を揺さぶるとは……断じて許すまじ!しかし、一刀も悪いですが、明命の物の知らなさも罪つくり(笑)(kyowa) jacky様 翡翠にも、その言葉を掛けてあげてください(w (うたまる) truth様 良くも悪くも一刀の心の支えになっている明命で、それが微笑ましいです。 truth様の貧乳への愛が感じられるお言葉です(w (うたまる) hokuhin様 健気ですよね(w でも、作者であっても、明命に突っ込みたい、「なら、翡翠の場合はどうなる?」と(w(うたまる) ヒトヤ様 いえいえ、複数視点の宿命というより、私の執筆力の問題だと思います。 速い方は、複数視点でもポンポンテンポよく進みますから(うたまる) 血染めの黒猫様 そう言って頂けるとは嬉しい限りです。 更新は気分しだいとなってしまうので何時になるかわかりませんが、皆様の声援を糧に頑張りたいと思います(うたまる) 320i様 GWで実家に帰ってきていますので、 翌朝気にすることなく深夜に執筆ができるおかげかもしれません♪(うたまる) Night様、 残念ながら、策そのものは36話通りになります。 38話どちらかというと、猪ばかりの将に嘆く霞のお話となります。 次回、彼女の嘆きと怒りをお聞きください。(うたまる) samidare様 はい、やはり、そこは一刀ですから、譲れないところです(w 一刀はいつまでこの苦悩を背負うのでしょうか(w(うたまる) まだ成長期だと信じる明命がけなげで好いですね。(hokuhin) やはり複数視点の宿命か、話数の割りに話が進まない・・・(ヒトヤ) お疲れ様です。続き楽しみにしています。(血染めの黒猫) お疲れ様です。篭城している敵をどう関から引き出すのか、今から楽しみです。(Night) 更新お疲れ様です!これからどうなるか想像したりして楽しみに待ってます! ・・・それと明命に助けてもらいながらも精神の違うポイントを攻撃されている一刀(ww(samidare) |
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