宇宙戦艦ヤマト 2001ALTERNATIVE ACT1‐2 |
序章
事の発端は2210年、“シャルバート星”の女王である“ルダ=シャルバート”陛下がある者の声を聞いた事に始まる。
だがその声を聞いたのは彼女一人ではなかった。
“イスカンダル星”に於いても二人の女性、“スターシア”とその娘“サーシャ”が同じ声を聞いたのだ。
事態を重く見た彼女達は“ガルマン・ガミラス帝国”の“デスラー総統”と“地球連邦”の“ブライアン=ミッドグリド大統領(当時上院議員)”、そしてスターシアの夫であり地球防衛軍長官職にある“古代 守大将(当時少将、防衛艦隊参謀長)”に仔細を伝えるのだった。
その発信源へ向かうにはシャルバート文明の遺産の一つである“ディメンション・ゲート”を使用する以外にない。
地球、ガミラス双方に一基づつゲートを設置した上で発信源への調査の為地球防衛軍は“ダガー級自動駆逐艦”4隻とダンケルク級巡洋艦“高雄”を派遣した。
そして彼等から齎されたのは俄かに信じ難い情報であった。
発信源は“異世界の地球”。
そこは“BETA(Beings of theExtraTerrestrial origin which isAdversary of human race:人類に敵対的な地球外起源種)”によって滅亡の危機に瀕する世界だった。
派遣艦隊が持ち帰った情報は多岐に渡りそのどれもがその世界の人類に最早未来は残されていない事を示している。
それ故に事は慎重に運ばなければならない。
当時地球連邦はディンギル戦役による経済的ダメージから完全には回復しておらず防衛軍機動艦隊を派遣できる余裕など無かった。
ガルマン・ガミラスにせよ“銀河交錯”によって齎された甚大な被害をどう克服するかに腐心しており軍にしても国境線の防衛で手一杯の状況である。
おまけにここ数年勢力を拡大させてきた“ゼニー合衆国”の脅威が日増しに強くなって行く中で軍の遠征は文字通り自殺行為と言えた。
そこで両政府及び軍は秘密裏に準備を進める事とし頃合を見計らって情報を国民に公開、その上でコンセンサスを得る事を秘密閣議で決定。
水面下で対BETA軍事ドクトリンの構築、そして次世代兵器開発が始まった。
幸い出口側の時代は西暦2001年で固定されておりこちら側は準備に時間をかける事が出来る。
それが大きなアドバンテージを持つ事になるのは言うまでも無い。
その後も自動駆逐艦による“向こう側”の情報収集は続けられBETAに関するあらゆる面での生態が解明されていった。
そんな中、2219年一人の青年が齎した情報が重大な転機となるのだった。
地球防衛軍航空隊少佐である“白銀 武”、彼が“異世界”の自分自身によって与えられた情報を仔細漏らさず報告。
その内容は正に衝撃的な物であった。
多次元世界の何処かにBETAを創造した“珪素生命体”が存在しており、またBETA自体も10^37【10澗=1000000000000000000000000兆】もの“上位存在(反応炉)”が存在する。
同時に彼等の目的も明らかになった。
“炭素生命体(言わば我々人類等)”の完全なる駆滅にある。
即ち“こちら側”にも矛先が向けられる可能性があるのだ。
その上2209年に起きた“銀河交錯事件”の背後にも彼等の存在があったと言う。
これで地球防衛軍及びガルマン・ガミラス帝国軍の方針が決定された。
言うまでも無く徹底抗戦あるのみ。
最早奴等との交渉の余地もない、元来奴等は我々を生物として認識していないのだから。
無論国民側にもある程度の情報が公開され、それを見た国民の世論は「防衛軍を派遣せよ、異世界の同胞を救うのだ!」が大勢を占める。
国民の中では未だに“ガミラス大戦”のトラウマが癒えては居なかったのだ。
連邦議会においても粗全会一致で防衛軍の派遣が承認、それに伴う補正予算案も成立した。
かくして2220年、地球防衛軍“第7機動艦隊”を中核とした大規模な遠征軍が組織され異世界の地球に派遣された。
先ずは“日本帝国”との間に“互恵条約”を締結、防衛軍及びガルマンガミラス軍の駐留を容認させた。
そして異世界側の“国連(と言うよりもアメリカ、ソ連、統一中華戦線、イギリス、フランス等常任理事国)”との交渉を半ば強引に(時には武力による恫喝も行い)推し進め12月24日発動される“甲21号作戦”への参加、及びそれ以降の軍事的フリーハンドを取り付ける。
凡その内容は以下の通りである。
・以降の対BETA戦は地球防衛軍及びガルマン・ガミラス帝国軍の主導で行う。
・各国政府による干渉は一切認めない。
・国連軍は一時的に地球防衛軍の指揮下に編入する。
・それに伴い国連軍基地を接収若しくは借用する事を認める。
・“第五計画”は恒久的に破棄、“第四計画”に一本化する。
・“G弾(FDEB:五次元効果爆弾)”を速やかに廃棄しデータ等抹消する。
・“光州事件”の真相を公表し“彩峰 萩閣 元陸軍中将”の名誉を回復させる。
・以上の条項の内一つでも履行されない場合地球連邦及びガルマン・ガミラス帝国は国連及び常任理事五カ国に対し統治能力無しと認め直ちに然るべき手段を講じる物である。
・場合によっては実力を持って国家主権を永久に剥奪、地球連邦、ガルマン・ガミラス両政府による統治体制に移行する。
余りにも強硬的な内容にアメリカ側代表団は言葉も無かったと言う。
だが、地球連邦&ガルマン・ガミラス帝国側の周到な根回しで孤立化させられたアメリカ政府にこの案を蹴る度胸などありはしなかった。
詳細は他の機会に譲るがこの条約締結により地球防衛軍とガルマン・ガミラス帝国軍の参戦が正式に決定された。
宇宙戦艦ヤマト 2001ALTERNATIVE
ACT1‐2 佐渡島攻防戦2
【2001年12月24日、佐渡島大地山付近、09:15】
「さあ、受け取れェェェッ!!!!」
武は爆弾投下スイッチを押し込んだ。
そして間髪入れず機体を上昇、離脱し体制を整えなおす。
彼の部下も続けざまに爆弾を投下し上空へ退避する。
烈風から投下された“GBU‐98クラスター爆弾”は存分に猛威を振るいBETAの群を容赦なく蹂躙する。
戦場に波動エネルギーの閃光が奔る。
これこそが“この世界”の人類にとって希望であり黎明の暁光であった。
そしてこの世界にやって来た男達の狼煙でもあるのだ。
言わばBETA、そして造物主たる“珪素生命体”への宣戦布告でもある。
「ROCKS01よりROCK RIVERSへ、もう一丁行くぞ!!」
「「「「「「「「「「「了解!!!」」」」」」」」」」」
武は再び戦闘空域への突入を指示した。
12機の烈風が最大戦速まで加速、再び地獄の坩堝へと突入して行く。
今度は“AGM‐680空対地ミサイル(波動弾頭)”による攻撃である。
「全機ぶちかませェェェェェッ!!!!!!!!!!」
「「「「「「「「「「「応!!!!!!!!」」」」」」」」」」」
武の咆哮と共に烈風の兵装モジュールから次々と災厄が放たれた。
その数72発。
それは一片の慈悲も与えず略奪者共を薙ぎ払い地獄へ送る。
再び波動エネルギーの閃光が荒れ狂う。
「さあ、お次は“ガンファイト”だ。目の前の汚物を残らずミンチにしてしまえッ! ROCKS07援護を頼む!!」
そう言うや武は烈風を更に加速させ眼前の肉絨毯めがけ吶喊する。
「ROCKS01 FOX3!」
武は兵装を“GUN(M311 30mmパルスレーザーバルカン)”に切り替え新種の群を悉く八つ裂きにして行く。
「了解です、ROCKS07 FOX3」
“ROCKS07”“杉田 庄一”中尉が的確に武をフォローする。
「ROCKS11、編隊を乱すな。ROCKS02 FOX3!」
ROCKS02 “イブラヒム=ドーゥル”少佐は的確にBETAを屠りながら“ウイングマン(僚機)”に指示を飛ばす。
「りょ、了解。ROCKS11FOX3!」
ROCKS11“ユウヤ=ブリッジス”少尉がパルスレーザーバルカンを眼前に群がる重光線級の群に叩きこむ。
肉塊共は為す術も無く、悉くパルスレーザーで切り刻まれていく。
無論原型を留める権利すら与えられる事は無い。
「ROCKS12 援護頼むぜ! ROCKS03 FOX3!!」
ROCKS03“ヴァレリオ=ジアコーザ”少佐が理不尽共の命を刈り取る。
「了解、ROCKS12 FOX3!」
ROCKS12 “レオン=クゼ”少尉がそれに続く。
「Hasta la vista, Baby! ROCKS04 FOX3!!」
ROCKS04“ジョニー=ジョンソン”大尉は何時もの調子で肉塊を駆逐する。
「ROCKS04援護します、ROCKS08 FOX3!」
ROCKS08“スタニスワフ=スカルスキ”中尉がすかさずフォローに入った。
状況は更に激しさを増して行く。
戦闘空域上空を我が物顔で飛び交う12機の烈風。
地上に残されるのは所々炭化した屍骸のみ。
「ROCKS05 FOX3」
ROCKS05“リチャード=ボング”大尉は普段の彼から想像もつかない程冷徹にBETAを血祭に上げていく。
「くたばりやがれ! ROCKS10 FOX3!!」
ROCKS10“羽藤一志”中尉が闘志剥き出しで屍の山を量産する。
「Fuck! 何時見ても胸糞悪くなる面だぜ、ROCKS06 FOX3!!」
ROCKS06“アレクセイ=ヴァターチン”大尉がまるで精肉機の如く次々とBETAをミンチにしていった。
「貴様等が逝くヴァルハラは無いぞ、ROCKS09 FOX3!」
ROCKS09“アントーン=ハフナー”中尉は容赦なく汚物を消し炭に変えていく。
戦鬼達の宴は未だ終わる気配を見せない。
そんな中、未だに身動きの取れない12機の不知火。
そのコクピットで12人の戦乙女達は信じられない光景を呆然と見ていた。
光線級や重光線級すらも物ともせず空から醜悪なる肉塊の群を縦横無尽に蹂躙していく12機の鋼鉄の猛禽達。
あの新種さえ歯牙にもかけず無慈悲な殺戮を繰り広げている。
これは最早戦闘などと呼べる代物ではなかった。
言うなればただ、只一方的な“虐殺”以外の何者でもない。
彼女達に近付いていた戦車級や兵士級そして闘士級は最初の一撃で完膚なきまでに葬り去られた。
そこへ飛来する一機の航空機が冥夜の視界に入ってくる。
巨大なデルタ翼が特徴的で今戦場で暴れている機体とは明らかに違う姿である。
無論機体サイズも遙に大きい。
あろう事かその機体が強行着陸して来たのだ。
「あれは!」
冥夜は見覚えのあるその機体を畏敬の念を持って見つめた。
その機体こそが“SS‐33D コスモハウンド”多用途哨戒機である。
やがて機体のハッチが開き中から数十人の兵士が飛び出し、動けない不知火に向かって走り寄ってきた。
「こちら地球防衛軍第21哨戒飛行隊(VSS‐21 FightingRedtails)所属機これより救助作業を開始します、帰れますよ皆さん!」
「こちらヴァルキリー01、皆に代わって感謝します」
着陸と同時に入って来た通信にみちるは感謝の意をつたえる。
そして兵士達は手際よく外部コンソールパネルを操作し彼女達を拘束から開放して行く。
所要時間僅かに5分。
彼女達を乗せたコスモハウンドは垂直上昇、一定の高度に達した後通常飛行に移り加速、戦域を離脱し母艦に向かう。
そこへ一通り兵装を使い尽くしたVFS‐161の烈風がエスコートすべく接近してきた。
「ROCKS01から“マイティモンスター”、第一段階は成功した。繰り返す、第一段階は成功した」
「マイティモンスター了解。無事帰艦されたし、以上」
「ROCKS01了解」
一通り交信を終えた武は彼女達が乗るコスモハウンドを見やるのだった。
『間に合って本当に良かった』
武は一人静かに胸を撫で下ろす。
そう、もう二度とあんな思いだけはしたくなかった。
“前回”はこの佐渡で“伊隅 みちる”と“柏木 晴子”の二人が死んでいる。
今は違う、今度は自分が彼女達を護るのだ。
『そうだ、誰一人死なせるものか』
一人決意を新たにする武であった。
やがて彼等の母艦である“ヤマトU”がその勇姿を見せる。
最初にコスモハウンドが着艦体制に入った。
そして無事着艦、次は彼等VFS‐161所属機が着艦していく。
着艦した烈風に整備兵が駆け寄り機体の点検を始めた。
最後に武の機体が着艦し飛行甲板の隅に駐機される。
そして武は機を一旦降り先に着艦したコスモハウンドに向かう。
途中ふと周辺を見るととてつもなく場違いな機体、“国連軍のCH‐47J”が一機駐機されている。
武は一瞬疑問を覚えたが先を急ぐことにした、30分後再出撃するからである。
そこでは先程無事救出された国連軍特務中隊A‐01の戦乙女達が待っていた。
「皆、よくご無事で」
武は彼女達の前で直立不動の姿勢で敬礼した。
冥夜を除いて他のA‐01メンバーは武の事を知らない。
当然と言えば当然ではあるがそれでも武にとっては感無量であった。
みちるや冥夜達A‐01のメンバーも敬礼で答える。
そんな中“彩峰 慧”はただ一人浮かない表情であった。
先程の事を気にかけている様子なのは表情からも明らかである。
「彩峰少尉だったね、君のお父さんの事は香月博士から聞いている」
「!!」
慧は驚きの表情で武を見つめる。
「君がお父さんの事をどう思っているのかは知らない。でもお父さんの事少し位信じてもいいんじゃないかな、きっと考えがあったんだと思う」
「・・・・・・・・・・・」
「そんなに焦る事はないさ。ゆっくり少しづつでいいから、なっ?」
「そうだぞ。それに先程も言った筈だ、誰も貴様を責めはしないと」
武の後を受け、みちるが慧を諭すように優しく呼びかける。
「彩峰、あんたは相変わらず一人で全部抱えようとするんだから・・・・・・・」
慧に話しかける千鶴、しかし何時ものキツイ口調ではなく幼い我が子に優しく言い聞かせる母親の様な響きがあった。
千鶴は微笑みながら泣いていた。
「榊・・・・・・・・・・・・・」
そんな千鶴の姿を慧は愛しく思えた。
それはようやく彼女達が“本当に”和解できた瞬間である。
『後は二人の問題だ、頼むよ委員長』
心中でそう告げると武は一人踵を返し自機に戻る。
所詮自分は余所者に過ぎない、この世界の“シロガネ タケル”ではない。
だがせめて彼女達が心安らかに生きていける未来を切り拓く為に戦うのだ。
例えその結末が自らの死であったとしても恐れはしない。
一人無言で武を見送る冥夜。
彼女が見つめるその背中には一人の漢(おとこ)の覚悟があった。
【EFSヤマトUCIC 同日10:15】
ここは戦略指揮戦艦ヤマトUの頭脳とも言うべき場所である。
そこではオペレーター達が黙々と職務を遂行している。
作戦は“フェイズ2”へと移行し愈々佐渡のBETAに対する総攻撃が行われようとしていたのだ。
その場で陣頭指揮を執るのは歴戦の勇士。
彼の名は“古代 進”、嘗て“宇宙戦艦ヤマト”で幾多の奇跡的勝利を勝ち取ってきた人物だ。
現在不惑を迎えた彼は防衛宇宙軍中将、第7機動艦隊司令の職掌にある。
部下達からは“愛すべき頑固親父”として信頼と敬愛を集めている。
その傍らでオペレータ達から情報を聞き出しているのは現在のヤマトU艦長である“土門 竜介”宇宙軍大佐だ。
彼も“ボラー戦役”時ヤマトに乗り組んでいた、当時少年宇宙戦士訓練学校を卒業し最初に配属されたヤマトで宇宙戦士としてのイロハを叩き込まれたのである。
当初は“生活班”への配属に不満を持っていたが当時ヤマト艦長である古代との殴り合いを経て和解、あらゆる経験を積み一人前に成長した。
その後駆逐艦副長、巡洋艦艦長、艦隊幕僚等の職を歴任し愈々持って戦略指揮戦艦艦長と言う要職に就いたのだった。
当然古代との付き合いも20年以上になる。
今では気心知れた仲であり階級立場を超えた信頼関係で結ばれている。
「艦長、そろそろ“仕掛ける”。艦載機を発進させてくれ」
古代が土門に指示を出した、その表情は不敵な笑みを湛え覇気に満ちていた。
それを見やった土門は察した、司令は“あれ”を決行する心算である事を。
「了解、直ちに発艦させます」
そう言うや艦内放送のスイッチを入れる。
「総員第一級戦闘配置、全砲門開け!161、154、102各戦闘飛行隊及び115攻撃飛行隊は直ちに発艦せよ!」
ヤマトU艦内に警報が鳴り響き乗組員や航空団関係者がそれぞれの持ち場に散っていく。
愈々始まるのだ。
ヤマトUがその“本性”を見せる時が来たのだ。
土門の顔にも自然と笑みがこぼれる。
これぞ戦人の醍醐味と言う物である。
平和主義者や反戦主義者は忌み嫌うかもしれないが元来男と言う生き物の本能としてDNAに刻まれたそれをどうして否定する事が出来ようか。
艦全体に覇気漲る。
「司令、全艦配置に付きました」
「うむ飛龍及び雲龍に発令、攻撃隊を発艦させよ! ヤマトUは艦載機発艦後最大戦速で佐渡島へ向かう!!」
土門の呼びかけに対し古代は命令を下した。
【同時刻ヤマトU飛行甲板】
「“親父殿”もやる気だな」
烈風のコクピットで武はシステムチェックしながら兵装リストを思い返していた。
機体付き整備長である“ヴィンセント=ローウェル”曹長から先程受け取ったリストに記載されていた内容は以下の通りである。
・AGM‐999 空対地多弾頭ミサイル(波動弾頭)×6
・GBU‐78滑空多弾頭誘導爆弾(波動弾頭)×8
・スタンドオフディスペンサー×1
・増加装甲モジュール
やはり我等が頑固親父は徹底的にやる心算なのだ。
BETAを一匹たりとも佐渡島から生かして帰す気は毛頭ないのだろう。
無論武もその心算である。
彼の表情にも笑みが自然と零れるのだった。
そして再び発艦位置に向かう。
「白銀中佐に敬礼!!」
声がした方角を向くとA‐01の全員が横一列に並び武に向かい直立不動の姿勢で敬礼していたのである。
「みんな・・・・・・・」
武は感謝の意を込め敬礼を返した。
『さあ、征くぞ!』
決意新たにキャノピーを閉じ発艦位置に着く。
そして再び死神が待つ戦場へと一気に駆け上がった。
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宇宙戦艦ヤマト 2001ALTERNATIVEの第二話でございます。 |
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