「それだったらまだ間に合うわ♪さっき太公望様がその人をこの世界にお連れしたらしいわ♪なんでもその事を知った一刀君の知り合いが「自分達もいく」と言い出したらしいの♪そこで太公望様が私ではお会いできないようなお偉い方々、たぶん「神様」と言われるような方々に直訴して了承されたらしいの♪それでその「お偉い方々」のお力でその人達をこの世界に連れて来たらしいわ♪ある人を訪ねてから此方に来るらしいからもうすぐ来るんじゃないかな♪私は一刀君とその人達の関係を知らないから分からないけど凄く驚く事になると思うよ♪」

その話を聞いた愛紗達は慌てだし、一刀の許可を取って、一刀の客人を迎える準備をしにいった。

今一刀の部屋には一刀と華佗、そして何進が残っていた。

「そうだ♪一刀君と華佗君だったかしら？貴方達に贈り物があるの♪ちゃんと太公望様に許可を貰って一刀君の世界から持ってきたものなんだけど受け取って♪」

そういって何進は一刀と華佗にそれぞれ某耳の無い青いネコ型ロボットが持っているポケットを渡した。

「それは人でも扱える宝貝（パオペエ）「四次元子袋」て言って無限に物をしまえる道具よ♪それだけでも凄いけど中にそれぞれ一刀君の世界の道具が入ってるわ♪まず華佗君の方だけど一刀君の世界での古今東西の医学書をこっちの言葉で書かれたものが入ってるわ♪後一刀君が持って来たような手術道具も入ってるから一刀君にいろいろ教えてもらうといいわ♪」

「そっそれは本当か！？これでさらに病魔から救える者を増やす事が出来る。本当に感謝する。ありがとう」

「どういたしまして♪それで次に一刀君の方だけど一刀君が向こうで使ってたPCとその関連機器、そして此方でも仕えるようにするための太陽電池っていうんだっけ？それが入ってるから後で屋根にでも設置してね♪君にはこれの方がいいかなと思ったから♪後、外に君が使っていたバイク達をオーラエンジン（気で動かせる様にした物）に積み換えた物を置いといたから後で試してみて♪私は運転出来ないけど、仙人仲間が運転した見たところ問題なく元の性能を発揮できるらしいから安心して♪」

「そこまでして頂いてありがとうございました」

そういって二人は何進に頭を下げた。

「気にしないで♪ただの私のおせっかいだから♪あっ、そうだ♪ねぇ、一刀君♪太公望様から暫くは人間界にいていいって言われてるんだけどよかったら暫くここで働かせてくれない？こう見えても言われた事はちゃんとやるタイプだから役に立って見せるんだけどどうかな？」

「分かりました。戻ってきたばっかの俺の一存では決められませんが桃香達に頼んでみます」

「本当♪ありがとう♪それなら、私は少し行きたい所があるからまた後で顔を見せるね♪」

そういって何進は来た時みたいに天井をすり抜けてどこかへと出て行った。

その後暫くは何進から貰った物について華佗が一刀へと質問を朝になるまで繰り返していた。