真・恋姫†無双 董卓軍√
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時は後漢末期

 

 

400年続いた漢王朝が衰退の一途を辿った時代

 

 

政治は腐敗し民たちは餓え暴力が横行する世の中そんななか都では一つの噂が流れた

 

 

占い師管路曰く「流星が黒天を切り裂く時、天より御使いが舞い降りる。御使いは天の智を以って世に太平をもたらすだろう」

 

 

その噂を聞いた少女は天に祈った

 

 

この国に生きる人々すべてがなれる笑顔になれる世になりますようにと

 

 

その数日後 一筋の流星が大陸に流れた

 

 

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「どこだ、ここ」

 

目が覚めたら見知らぬ森の中にいたという経験をしたことがある人が世の中に果たして何人いるだろう

少なくとも今自分は絶賛経験中だ

 

「って、そんなことはどうでもいいとして」

 

なぜ自分はこんなところにいるんだろう?

たしか俺は自分の部屋で友人の及川と徹夜でゲームをしていて意識がおぼろげになって…だめだ、そっから記憶がまったくない

 

「まさか及川の大規模寝起きドッキリか?」

 

いやさすがのあいつもそんなに暇じゃないだろう

それに、なにより森の雰囲気とゆうか空気のようなものが自分の知る物と何か違うのだ

まるで外国にでも来たかのような……

 

 

 

「きゃぁーーー!!」

 

 

 

「!! なんだ今の声!!」

 

俺は悲鳴のような声の聞こえたほうに急いで向かう

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「たしかこっちのほうから…え?」

 

そこに見えたのはなんかひらひらしたどこか昔の貴族のような格好をした少女と

…2mを遥かに越えたでかさの熊だった

 

「でか!ってかこんな化物みたいなのがなんで日本にいんだよ!」

 

そんなこといってるうちに熊が少女ににじり寄っていく

 

「ってそんな場合じゃねぇ!おいキミ! 何してんだ、早く逃げろ!」

 

「い、いやぁ…来ないでくださいぃ…」

 

くそっどうやら聞こえてないみたいだ

どうするか…とポケットの中にあるものに気がついた

そういえば部屋に来たとき「俺以外の男に襲われそうになったらつかうんやでぇ」と渡されたブツを入れたままだったな

 

「及川ナイス!あんときはぶん殴ってすまない!」

 

それのピンを抜くと熊の後方に投げ込んだ

ビィー!ビィー!痴漢です!

……うん、あいつは何でこれを俺に渡したんだろうか……

しかも俺以外の男って……やっぱ殴っておいて正解だったな

とにかく熊がそっちの方に気を取られてるうちにっと

 

「キミ、大丈夫?」

 

「え…きゃっ、むぐ」

 

「しぃー、あいつがあっちに気をとられてるうちに逃げるよ。あいつにまた襲われたくなかったら静かに」

 

「!!」コク、コク

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熊に背を向けないようにしっかり見据えて静かに後退していく

こんなとき走って逃げたりすると逆に熊を刺激して追ってくるんだってじいちゃんが言ってたしな

そこからこそこそと後退していき熊が見えなくなるぐらい離れてからダッシュで逃げる

しばらく全力疾走してブザーの音が聞こえなくなってきた所まで離れ熊が追ってこないかを確認した所でようやくスピードを落とす

 

「ゼェゼェ、すぅー、はぁー、ふぅーびっくりしたー」

 

そこまでしてやっと一息つけた

でも目覚めて直ぐであんなことになるんだから本当にびっくりした

よく漏らさなかったものだ

 

「あ、あのぅ」

 

「ん?あ、ゴメンね!」

 

いつのまにか抱え込んでいた少女を降ろす

それにしても小さい子だな、あんまりにも軽いもんだから途中から抱えてたのを忘れてた

まああんな場面だったし命の危機に瀕していたからこその火事場のなんとやらかもしれないが

 

「いえ!こちらこそ、助けてくださってありがとうございます」

 

そういって頭をペコペコ下げた少女

 

「いやお礼を言われるような事じゃないよ。それよりあんなとこでなにをしていたの?」

 

聞くと女の子は恥ずかしそうに

 

「へぅ…実はあのあたりに傷によく効く薬草がありまして、最近野盗に襲われた村の皆さんに届けたくて集めていたら…」

 

熊さんに遭ってしまって…と恥ずかしいのか顔を覆いながらいった

 

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「野盗?」

 

野盗が出るなんてやっぱり日本じゃないのか?

でもこの子とは普通に話せてるし…いっそこの子に聞いてみるか

 

「あの、変なこと聞くけどここってどこ?」

 

「え?見ての通り森の中ですが…」

 

……えーと、これは天然なのか?それとも馬鹿にされてる?

 

「いや、地理的な意味で聞きたいんだけど」

 

そういうと顔を真っ赤にしてワタワタと慌てて

 

「へぅ、そ、そうですよねすみません」

 

と謝ってきた……どうやら天然だったみたいだ

それにしても顔を真っ赤にして謝る女の子……なんか、こう庇護欲をそそるというか

和むなあ……

 

「ここはですね」

 

涼州の…と気持ちを落ち着かせて言いかけたところで遠くから声が聞こえる

 

「…卓…―!どこに…かー!」

 

「あ!あの声は華雄さん!華雄さーん!」

 

おーいと精一杯の声で叫ぶ少女

とゆうか…ちょっと待てよ

涼州に華雄ってどっかで聞いたような……

 

「探しましたぞ!…って貴様何奴!」

 

後ろの方から声が聞こえたと思った瞬間頭に鈍い衝撃…が…

 

「な…ですか…雄さん!」

 

「あやし…かと…ません董卓様」

 

そこで俺の意識はブラックアウトしていった……

 

説明
真恋姫で董卓軍√があったらというIF√です
初投稿なのでおかしな表現、誤字脱字等あるかもしれませんが暖かい目で見てもらえると幸いです
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コメント
JDA様 コメント返信が遅れ、申し訳ありませんでした コメントありがとうございます!!(アボリア)
華雄姉さん・・・、武人が後ろから不意打ちはだめっしょww(JDA)
へたれ雷電 おお!!過去作へのコメントありがとうございます!! 一応熊が見えなくなるまでは静かに後退してますんで大丈夫ですよw(アボリア)
お、おおお、熊からの全力疾走での逃走はかなり危険…。(へたれ雷電)
ソウ様 あまり最強系は好きではないんで 期待にこたえられるよう頑張ります(アボリア)
hokuhin様 続き書く前に確定してしまいましたorz 有難う御座います 稚拙な文ですが頑張っていくんでよろしくお願いします(アボリア)
hokuhin様 まあ華雄さんは華雄さんなんで(笑)(アボリア)
一刀が魔改造されてないようで何よりです。今後に期待(ソウ)
華雄さん・・・ここでも猪なのですね。今後の話が楽しみです。(hokuhin)
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