『舞い踊る季節の中で』 第40話
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真・恋姫無双 二次創作小説 明命√

『 舞い踊る季節の中で 』董卓編

  第40話 〜 疑惑の海に舞う想い -中編- 〜

 

 

(はじめに)

 

 キャラ崩壊や、セリフ間違いや、設定の違い、誤字脱字があると思いますが、温かい目で読んで下さると助

 かります。

 この話の一刀はチート性能です。 オリキャラがあります。 どうぞよろしくお願いします。

 

北郷一刀:

     姓 :北郷    名 :一刀   字 :なし    真名:なし(敢えて言うなら"一刀")

     武器:鉄扇(二つの鉄扇には、それぞれ"虚空"、"無風"と書かれている) & 普通の扇

       :鋼線(特殊繊維製)と対刃手袋

     得意:家事全般、舞踊(裏舞踊含む)、意匠を凝らした服の制作、天使の微笑み(本人は無自覚)

        気配り(乙女心以外)、超鈍感(乙女心に対してのみ)

        神の手のマッサージ(若い女性には危険です)

  最近の悩み:人を殺すのは辛い、でも人を殺させるのはもっと辛い。 でも、俺は其処から目を逸ら

        すわけにはいかない。 そして、その罪を背負うのは良い。それに苦しむのも構わない。

        もし神というものが居るとしたら、俺はそれでも問いたい。 この苦しみが罰だとした

        ら、それは少し違いませんか? と、俺はそう心の中で呟きながら、思わず布の衝立の

        向こうに意識をやってしまう。 否、例え意識を向けなくても、左手に伝わる温もりは、

        強制的に彼女を、明命を意識せざる得ない。 この布の向こうで無防備に眠る明命の存

        在を・・・・・・・・・・本当、こういう罰は勘弁してください。

        此処最近、翡翠もそうだけど、明命は前に比べて艶を感じる事が多くなった。 なのに、

        そんな状態で、これでは、俺の方が溜まったものではない。 ただでさえ明命の香りが

        漂うというのに、こうして手を繋いで寝ていたら、明命の温もりを、優しさを、別の意

        味で受け取ってしまいかねない。 明命は俺を心配して、こうしてくれてるだけなんだ。

        明命は俺を義兄のように慕ってくれているだけなんだ。だから勘違いするなよ北郷一刀、

        彼女は守らなければ存在なんだっ!

        

  (今後順序公開)

 

★オリキャラ紹介:

諸葛瑾:

  姓 :諸葛    名 :瑾    字 :子瑜    真名:翡翠

  武器:"双天" 対の双剣

  武力:52(平均的な将を60とした場合)

  智力:81

  政治:89

  家事:92

  魅力:想像にお任せします(w

  焦った時の口癖:『 あうあう 』又は 『 ぁぅぁぅ 』等の類語です

  性格:基本的に温厚で、外見に反して大人の女性

     だが、焦ると地が出てしまう。(朱里と違って、自分を律しています)

     警戒心が強い性格だが、一度心を許されると、親身になってくれる。

     妹がいるため、基本的には面倒見が良く、放っておくと、食事を取るのを忘れる明命を心配して

     よく食事を差し入れていた。

     やはり、妹がいるためなのか、時折人をからかって、その反応を楽しんだり、とんでもない悪戯

     を仕掛ける悪癖もある、だが性質の悪い事に普段が完璧なだけに、周りは怒るに怒れないでいる。

     家事全般は人並み以上に出来、そこらのお店以上と自負していたが、丹陽で知り合った男性の腕

     を見て自信を喪失。 以降こっそり腕を磨いているが、全然敵わないと嘆く毎日を送っている。

     武術は好きではないが、妹達を変態共から守るため、必要最低限身に付けたもの。

     姉妹揃っての発育の悪さをコンプレックスに思いつつも、それを武器にする強かさを持っている。

     自分を子供扱いしない男性が好みだが、言い寄ってくるのは変な趣味の持ち主ばかりで、17の時、

     現実の男(変態の多さ)に愛想が付いた時に『八百一』と出会う。 以降のめり込み、妹達を洗

     脳するも、基本的には周りには秘密にしている。そのうち執筆も行うようになり、掲載されるよ

     うになる。

     数年たった現在では、定期的な愛読者もつき『八百一』の主要作家の一人となっており、黄巾の

     乱後、作品が益々洗練され、世に愛読者を急増させる要因となった。

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一刀視点:

 

 

虎牢関を出て、馬を休ませる為の最低限の休憩を除いて、三日三晩駆け続けたおかげで、洛陽の町に入る事ができた。

洛陽の街は、一部荒れてはいるが、それが復興している最中で、活気がとり戻りつつある事が分かる。

戦時中のため大人はともかく、子供達の笑顔が、董卓の暴政の噂が、董卓を妬んで流した噂だと言う事を証明している。

子供は純粋で素直だ。

おそらく、大人達も戦争が起きていても、董卓を信用しているため、直ぐにもとの生活に戻れると安心している所があり、それを感じ取っているのだろう。

 

ズキリッ

 

胸が痛む。

俺は、俺達は、この笑顔を奪おうとしているんだ。

そうしなければ、守りたい笑顔を守れなくなる。

この人達の笑顔を奪って、自分の守りたい笑顔を守ろうとしている。

 

なんて身勝手っ!

 

そう思い知らされる。

分かっているはずだ。 どちらにしろ、此処の人達は笑顔を奪われる事になっていた事を、

早いか遅いかだけだ。

なら、俺の手の届く範囲で、少しでも多くの笑顔を守るために、地獄に落ちると決めたんだ。

 

北郷一刀、そう覚悟を決めたんだろっ

 

 

 

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「着いたでっ」

 

やがて、都の中心にある宮殿ではなく、その近くの大きな屋敷に張遼は、馬が駆け込ませる。

 

「宮殿じゃないのか?」

「阿呆っ、あっちは天子様の住まいや、幾ら月が相国と言ったかて住まいはこっちや、それに幾らウチかて

 宮殿に直線行けへんし、逃げるとしたら、こっちからやっ。 最もまだ居ればの話やけどな」

 

張遼の呆れたような言葉に、俺は、まだまだ世間知らずな事を自覚しながら、周囲を探る。

・・・・・・・・どういうことだ? 人の気配が異様に少ない。 なにより監視がいない。

張遼が嘘を言っている? いやそんな感じはしない。

 

なら、一応調べてみるかと、人の気配をする方に足を運び張遼は後からついてくる。

 

 

 

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「ちょっ月、大事なものって、そんなもの取りに戻ったの!?」

「だって、これは詠ちゃんとの大切な思い出の品だもの」

 

気配を辿りに、屋敷の奥の方に足を向けていくと、そんな声が聞こえてくる。

・・・・・・そう言う事か、すでにこの屋敷は使用人も含めてもぬけの空、だけど真っ先に逃げなければいけない人間が、忘れ物を取りに来たと言う訳か・・・・・・他人事ながら、頭が痛い

横目に見れば、張遼も

 

「・・・・・・なにやっとるねん・・・・・ウチが苦労して時間稼いだんは・・・・・」

 

などと、額に手を当てながら、肩を落としていた。

心の中で、気の毒と思いつつも、そのドジな相国様のおかげで余計な手間が省けてよかった。

そして、角を曲がると、 二人の少女が慌てて部屋から出てくるところだった。

気配は二人だけ、残りは方向からして裏門辺りか、・・・・・・とりあえずこの偶然を天に感謝しておこう。

 

「何処へ行くつもりかな」

 

俺の声に、二人は驚いて此方を向き、見た事の無い俺の姿に警戒の色を表すも、張遼の姿にその緊張を緩める。

・・・・・・甘いな

 

「安心している所悪いけど、俺は孫呉の軍師北郷一刀、つまり敵側の人間だよ」

「な゛っ!」

「・・・・えっ」

 

二人は、俺の告げた言葉に、突然氷水を掛けられたような驚きの色をその顔に、その瞳に浮かべる。

しかし、対照的な印象を持つ二人だな。

一人は、いかにも気が強そうな感じで、一人は思わず庇護欲を掻き立てられるような可憐な少女だ。

そして、気の強そうな少女が、此方を目じりを上げながら睨みつけ、

 

「ボクが董卓と知っての狼藉でしょうねっ! 霞、どう言う事か聞かせてもらうわよっ」

 

と胸を張って言い放つ。

頭の回転の速い娘だ。

状況をほぼ正確に読み取り、自ら一手を打って来る。

いかにもそれらしい言葉で、振る舞いで、態度で、自分が董卓だと言う。

たしかに、パッと見の威厳だけなら、その話は信じられるだろう。

・・・・・・でも、

 

「どう見ても、隣の娘の方が立派な服着ているし、身分を表した帽子を被ったままでは、隣の娘が董卓だと、

 宣伝しているようなものだよ」

「こ・これはっ、この娘を影武者にして逃れようとしただけよ」

 

俺の言葉に、董卓と名乗った娘は、目に一瞬『しまった』と言う色を示すも、すぐさま切り返す。

もし本当に董卓で、影武者を用意しようとするなら、今のは黙っておくべきだ(・・・・・・頭の回転はともかく、結構ドジだなこの娘)

もっとも、例えそうだとしても、信じる気は無いけど。

 

「もういいよ」

「ゆ・月っ」

「私が董卓です」

 

 

 

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「私が董卓です」

 

そう告げながら、月と呼ばれた可憐な少女が、気の強い少女より前に出る。

二人に遭遇する前に聞いた声に間違い無い。

 

「全ての責は私にあります。 どのような処罰も受けますから、どうか他の者はお見逃しください」

「月にそんな事させないっ、霞、こいつを何とかして。 本気で裏切ったと言うわけじゃないでしょう」

 

董卓を何とか救い出そうと、気の強い娘が、俺の後ろの張遼に叫ぶが、

だが張遼は、

 

「あかん、ウチじゃなんともならんわ、悔しゅうけど、この兄ちゃんには、手も足も出えへんかった。

 恋よりやりにくい相手やわ」

「「えっ」」

 

張遼の態度に、そして言葉に驚く二人、その顔は張遼の言葉が信じられないといった感じだ。

 

「ちょ、霞こんな時に冗談はやめてっ、こんな見るからに雑魚相手に、それにアンタが黙ってみているのは、

 他に理由があるんじゃないのっ」

「冗談でそないな事言えるかい。 ウチはこの兄ちゃんに手玉に取られた、それは事実や。 それに理由が無

 かったら、今頃こんな所におるわけあらへん」

 

張遼の言葉に、信じられないとばかりに、気の強い娘が張遼に食って掛かるが、逆に張遼にに睨みつかれてしまう。

 

「じゃあ、なんとかして・」

「詠ちゃん」

 

それでも、気の強い詠と呼ばれた少女は、月を何とか救おうと意思を見せるが、董卓に目を覗き込まれるように見詰められ、悲しげに、そして悔しそうに下を俯くのだった。

董卓の、悲しいけど優しい目に、そして、全てを受け入れる覚悟をした瞳に、黙る事しかできなかったのだろう。 董卓は、俺が敵側の人間と知った時から、そんな目をしていた。

おそらく、最初から覚悟はしていたのだろう。 戦に負けたと知ったその時から・・・・・・

 

俺はやっと自体を受け入れる気になってくれた二人に、一歩進み(それでも何とか守ろうと、詠と呼ばれた気の強い少女は、董卓をその体で庇おうとする)

 

「悪いけど君達を逃せば、この都の人間、そして天水の地はもちろん、多くの街と住人が犠牲になる。

 それは分かるね」

「はい」

 

静かに頷く董卓、そしてその瞳には、儚げの中にも、それだけは防がねばならないと言う、強く気高い光が宿っていた。

(優しい娘だ。 そして強い娘だ。 これならなんとかなるか・・・・・・)

 

「それは、あんた達が月に濡れ衣を着けたからでしょっ!」

 

そして、董卓とは反対に、状況を受け入れつつも、董卓を何とか救おうと気丈にも俺を睨みつける少女。

 

「君は?」

「賈駆よ。 賈文和、軍師で月の片腕よ」

 

 

 

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己の身に代えてでも守る程の強い眼差しを、俺に向けながら名乗る少女

なる程、この娘が賈駆か、

 

「事情はそれなりに聞いている。 宮廷の権力争いに巻き込まれ、利用された君達に同情はする。

 でも、この戦を引き起こした原因は、間違いなく君だよ、賈文和」

「なんですってっ!」

 

俺の言葉に、怒りを表にだす賈駆、だけど、その瞳は怒りに彩られながらも、冷静に此方を眺めている。

 

「都を、宮廷と遠い存在だった君達が、占拠する形になれば、諸侯の嫉妬を買うのは分かりきっていたはずだ

 よ。 都の復興に忙しかったとしても、使者を出すなり、招くなり出来たはずだ。 それに、誰かに代わっ

 てもらおうと意思を示す事も出来たはずだよ。 それをしなかったのは、それなりの野望があったからじゃ

 ないかな。 たとえば、その娘に天下を獲って貰おうとか」

「・・・・・・・・」

 

賈駆は、悔しさと後悔と悲しみが複雑に絡み合った色をその瞳に映すも、黙って此方を伺っている。

そして、俺の言葉に、少し驚いた顔で賈駆に視線をやるも、悲しげにその事を受け入れる董卓。

互いが互いを思いやっている姿が、美しくもあるが、そんなのんびりした事は言っていられない。

とりあえず二人の性格は分かった。

 

「董卓、君はどうするつもりだい?」

「はい、私一人の命で、全てが終わるなら、それを受け入れようと思っています。 私を守るために亡くなら

 れた人達の為にも、それが一番だと思っています」

「君一人の命が、彼等の命と釣り合うとでも言うつもりかい」

 

予想していた事とはいえ、董卓の言葉に、俺はイラつくも用意しておいた言葉を告げる。

 

「そ・そう言うわけでは、ただ、それしか思いつかないだけです」

「なら、君は生きて償うべきだよ。 死ぬ覚悟より、生き抜いて償う覚悟を示すべきだ」

「・・・・・・・・もし、許されるなら、そうしたいと思います」

 

俺の言葉に、董卓は悲しげに頷く。

そんな事は、決して許されない事だと、 連合は董卓を許しはしないと理解して頷く。

董卓の想いを確認できた俺は、

 

「あまり此処に長居するのも不味い、張遼何処か良い所は?」

「なら、ウチの家ならええやろう。 此処の様子なら、ウチん所も家の者は逃してくれたんやろ?」

「はい、詠ちゃんは反対したんですが、皆が都を出るまで、私が都に居た方が、いざと言う時安全だと思った

 ので」

 

成る程、こうも人気が無いのはそう言う事か、・・・・・・そして、細作はその時に全て処理されたのだろう。

 

 

 

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人目に注意しながら張遼に案内されて来た屋敷は、それなりに広く人目が避けれる様な作りになっていた。

そして、無人になっている家の中に入ると、慌てて出て行ったのが分かるほど、荷物は程々に残されているも、それなりに散らかっていた。

なんか、こういうのを見ると、つい片付けたくなってしまうよな、でもまぁ今はそういう場合じゃない。

 

「まずは董卓と賈駆にこの洛陽で死んでもらう」

「ちょっ、約束と・」

 

俺の言葉に、張遼が反応するが、それを手で抑え、

 

「死んでもらうと言っても、表向きはだよ。 そのためには名を捨ててもらう。

 二度と表舞台には立てなくなるけど、それはかまわないね」

「私は、かまいません。 それに権力には興味はありませんでしたから」

 

董卓は、なんの躊躇いもせずに、真っ直ぐな瞳を俺に向けながら頷く。

そして、話の流れ的に、皆、今まで黙って俺を見据えていた賈駆に視線が集まるが、賈駆は

 

「・・・・ボク達を生かしておいたって、なんの利も無い所か不利益でしかないわ。 あんた、何考えてるの?」

 

まっ、董卓を守ろうとしようとする彼女からしたら、当然の反応だろうね。

もし彼女達が生きていると知られれば、裏切り者と、反逆者だと諸侯に言われ、攻める口実になりかねない。

そういう意味では、たしかに不利益でしかない。 だけど・・・・・・

 

「はっきり言えば、自己満足かな」

「はぁ?」

 

そう告げる。

賈駆は、呆れたような顔をする。

そんな顔をされなくても分かっている。

自分がしている事は欺瞞だと。

何千、何万、の命が俺の策のために散っていった。

この二人を救った所で、逝った人達が助かるわけではない。

だけど、だからこそ、無駄に命を散らしたくは無いんだ。

 

せめて、この娘達が平穏に暮らしたいと望むのなら、その望みを叶えたい。

だから、二人が安心出来るように、俺は背一杯の笑顔で

 

「少なくとも、可愛い女の娘を救う事が出来るかな」

「「「 ///////っ 」」」

 

・・・・・・・あれ?

俺、なんか不味い事言った?

三人は何故か、顔を赤くして俺を見詰めている。

 

 

 

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固まっていた三人だが、やがて、

 

「ちょっ、こいつ危険よ」

「えっ? 詠ちゃん?」

 

と賈駆が、董卓を庇うように、董卓を抱えて数歩下がる。

・・・・・・・・なんか、そういう反応されると、凹むんですが・・・・・・それに、危険って、何故?

 

「霞っ、よりによって、なんでこんな危険人物連れてくるのよっ」

 

と、更に、俺に追い討ちをかけるような言葉を、張遼に向かって言う。

・・・・・・地面に『の』の字書いていじけても良いですか?・・・・・・

 

「賈駆っち落ち着きぃて、今のはウチも驚いたけど、それは勘違いやって。 ウチも縛られて身動き取れなく

 させられたり、道中口説き文句言われたりしたけど、この兄ちゃん、そういう気は無いみたいやで、

 まぁウチの胸が頭や背中に当たって、顔を赤くしてた所を見ても、結構初心やし」

「ちょっ縛って、身動きって取れなくって、こいつそんな変態なのっ!?」

 

張遼の言葉に、賈駆は更に数歩下がりながら、今度は自分の身も庇うように、董卓を更に庇う。

へ・変態・・・・・・俺が変態?

及川の阿呆はよく言われていたが、これは効くなぁ・・・・・・しかも、こういう可愛い娘に、こういう態度を取られながら言われると、本気で落ち込みそうだ。 と言うか本気で落ち込む。

 

俺は、とりあえず事態を悪化に導いた張遼を、恨めしげに見ると、張遼はすまなさそうに『スマン』と謝ってくる。 俺は、その様子に一度大きく息を出す事で、気を落ち着けると

 

「詠ちゃん、私はこの人を信じようと思う。 だって、良い人だよ」

「駄目よ月、あんな笑顔に誑かされたら、人生お終いよっ」

 

・・・・・・其処まで言うか?

 

「ううん、違うよ。 詠ちゃんが考えているような人だったら、あんな素敵な笑顔は出来ないよ。

 それに、何処か悲しそうな笑顔だった。 本当は、詠ちゃんだって分かっているはずだよ」

「う゛っ」

「詠ちゃんは、無理に私に付き合う必要は無いんだよ。 詠ちゃんは詠ちゃんの幸せを・」

「月ぇ〜〜っ、そんな事言わないでよぉ〜〜、ボクは何時だって月と一緒なんだからね」

「うん、ありがとう詠ちゃん」

 

董卓の言葉に、賈駆は涙を流しながら、董卓により抱きつき、そんな賈駆を、董卓は心から嬉しそうに笑みを浮かべて頷く。

やがて、賈駆は顔をあげ、此方を眦を上げながら毅然とした態度で

 

「分かったわ、でも名は先祖より預かって来た大切なもの、気安く捨てるなんて事は出来ないわ。 ようは、

 名前から月やボクだって分からなければいいんだから、真名を預けるわ。 それで構わないでしょ」

「真名を? 君達さえ良ければそれで構わないけど、その代わり真名に誓って欲しい。 勢力を集める事はし

 ないとね、でなければ意味が無い」

「構いません。 私の真名は月、貴方を信じ真名を預けます」

「ボクは詠、裏切ったりしたら、毎晩枕元に立って恨んでやるんだからね。 霞、あんたにも預けておくわ」

 

董卓の素直な言葉に、

賈駆の頬を掻きたくなるような強がりに、

俺は心から、安息の息を吐く、

優しく、強い娘達で良かったと・・・・・・

 

 

 

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「で、これからどうすんのよ? あんたの考えを聞かせて頂戴」

 

二人の信をとりあえず得られて、安堵の息をつく俺を、詠の言葉が俺を現実に引き戻す。

 

「そうだね。 まずは二人にはその服を脱いでもらう・・・・・・・ごめん言い方が悪かった。 着替えてもらうだけ

 だから、そんな軽蔑しきった目で睨まないでくれ、なんかこう、無意味に罪悪感が込み上げて来るから」

 

俺の不用意に言葉に、詠は再び自分と月の体を庇うように抱えながら、此方を睨みつけて来た。

 

「本当に、変な気は無いんでしょうねっ」

「無いって、張遼二人に合いそうな服は無いかな、出来れば侍女の服なんかがいいんだけど」

「あぁ〜、さすがに二人の体格に合う服はあらへんな、庶人の服でよければ店に行けばあると思うけど」

「悪かったわねチビっこくて」

「はぅぅぅ」

 

張遼の言葉に、二人は複雑な表情をする。 どうやら俺の分からない葛藤があるようだ。

 

「じゃあ、出来るだけ早く用意してほしい。 それと侍女の服もね。 手直しが必要だろうから、何種類かの

 布も用意してくれると助かる」

「確かに、ただの庶人に扮するより、侍女の姿でいた方が、誰かの保護下にいるという事で安全だろうけど、

 それで本当に誤魔化せきれるの?」

「そのための秘策はあるさ、連合軍がこの街に来るまで、あと三日は掛かるじゃないかな、先鋒の偵察は今日

 中にも来ると思う」

 

俺の言葉に張遼も同じ意見なのか頷いてくれる。

問題は・・・・・・、

 

「問題は、連合に董卓の死をどう信じさせるかだ」

 

俺はそう言って、張遼に体事視線を向ける。

その意味に、張遼も詠も気がついたようだ。

俺が何を考えているかを、

そして張遼は・・・・・・・・

 

「ええよ。 ウチが泥を被る事で二人が助かるなら、幾らでも被ったる」

 

そう力強く頷いてくれた。

 

 

 

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詠(賈駆)視点:

 

 

あの胡散臭い男、北郷一刀が、ボク達の前に現れた夜、

ボクと月は、慣れない小部屋と寝台で、慣れない作業をして、疲れた体を休ませていた。

最も、慣れないと言っても、それはボクだけで、月はもともと御裁縫は好きだったし、張遼も鍛錬や戦いで破れる服を繕うので、お手の物だった。 そしてどう言う訳か、あの男が一番手際よく、その様子は、本職さながら・・・・・・と言うか、本職より手際よく感じられた。

 

あいつから聞いた秘策は、一見無謀かと思うけど理に適っているし、人の心理を上手くついていると思う。 それに、月があいつを信じると言った以上、ボクに選択肢は無い。 たしかに、此処から逃げたとしても、天水には戻れないし、本当に安心できるような逃げ場所に当てはない。 むしろ、野盗や追っ手に怯えるだけの一生が、待ち構えていると言うのは、簡単に予想がついた。

 

でも、ボクはあいつを信じられない。

昼間いくらか話して、あいつが見かけとは違い、すごく頭が回るのは分かったし、霞の話からしても油断なら無い奴だと分かった。

霞は、底抜けのお人好しだと言っていたけど、そんなもので、ボク達を助けるような危険を犯すとは思えない。 と言うか考えられない。

もしかしてと思って、眠いのを我慢して、起きていても、あいつが夜這いをかけてくる様子は無い。

 

「・・・・・・これ以上起きていても、仕方ないわね」

 

ボクは、そう呟き体を起こす。

 

 

 

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寝る前の用を済ませた帰り道、廊下を歩いていると

 

「う゛わぁっ!」

 

そんな悲鳴が聞こえてきた。

ボクはその悲鳴に、一瞬月の身に何かが、と思ったけど、今のは男の声、しかもあの声は、

悲鳴の聞こえた方に向かうと、外で見張りをしていた霞もちょうど駆けつけてきた。

ボクは薄暗い月明かりの下で、霞に視線で

 

『敵の襲撃?』

『敵の気配はあらへん、この屋敷内はウチ等だけの筈やっ』

 

言葉なき言葉を交わし、悲鳴の主の部屋を、北郷の寝ているはずの部屋の扉を空けると、

 

「・・・・・・ごめん、なんでもないから」

 

そう、寝台の上で、此方に体を向けて謝るあいつがいた。

月の光が差し込んだその部屋で、あいつの顔は、昼間とは別人のように、涙に塗れ、苦悩の色に染められ、憔悴していた。

 

「な・なんでもないって、そんな顔して、なんでもない訳無いでしょう」

 

あいつの顔に戸惑いながらも、ボクは言い放つ。

横目で、霞に視線を送りながら

 

『今までこんな事は?』

『無いで、そもそも極短い間の仮眠しか取れへんかったから、そんな余裕あらへん』

 

と視線を返して来た。

どうやら、霞も知らない事のようね。

 

「もう大丈夫だから、寝てていいよ。 張遼も見張りは俺がやっとくから、寝るといい」

 

そう、無理に笑顔を浮かべ体を起こそうとする。

よく見れば、その体は汗が出たのか、服がベッタリと体に張り付いている。

冬も近いこの時期に・・・・・・

熱があるようには見えない。 だけど何故?

夢見が悪かったにしては、酷すぎる。

 

ボクはありえないと思いつつ、聞いてしまう。

この男がある症状に似ているから、

 

「あんた、もしかして、戦で人が死ぬ事に、罪の意識を感じているんじゃないでしょうね」

「ああ、その通りだ」

 

そう答えた。 ボクの質問を、あっさりと肯定する。 まるでそれが当たり前の事のように、

戦で、人を殺した事を悔やみ、その罪悪感に押しつぶされ、苦しみながら、狂い、憔悴して死んでいく人間と同じ事を言って・・・・・・

 

 

 

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「あんた、馬鹿じゃないのっ。 いちいちそんな事で気に病んでたら、この世の中生きていけないわよっ」

「・・・・そうかもしれないね」

 

ボクの馬鹿にしたような言葉に、こいつは、苦笑を浮かべながら頷く、

 

『そんな事は承知のうえ』

 

だと言うように、 そしてその事でボクは、こいつの異常性に気がつく。

そもそも、ここまで症状が出る人間なら、通常生活だって障害が出てくるはず。

だけど、昼間のこいつの様子は、変わったところはあっても、正常の人間と言えるものだった。

今も、その目に映す光は、正常な人間のものだ。

月じゃないけど、真っ直ぐ、綺麗な目をしている。

月と同じ優しく、どこまでも真っ直ぐな目を・・・・・・、

 

「そんな奴が、なんで軍師なんてやっているのよ。 軍師なんて、一番人を殺す役よ。 武将はその武で多く

 の兵を殺すけど。 軍師は智と策で、もっと多くの兵を殺す人間の事よ。 それが分からない、あんたじゃ

 ないでしょう」

 

ボクは、月と同じ目を持つこいつに苛立ちを覚え、馬鹿な事をしているこいつに、もっと苛立ちながら、怒鳴りつけた。

だけど、こいつは、

月と同じように、全てを受け入れるように、そして、真っ直ぐ此方を見て、

 

「守りたい人達がいるから、 それに、逝った人達の為にも、目を背けて逃げ出すわけには行かない」

 

その言葉に、ボクはこいつの事を理解した。

 

「霞、あんた、こいつの事をお人好しと言ったけど違うわ。 こいつは、お人よしなんかじゃない。

 どうしようもない大馬鹿なのよっ!」

「大馬鹿は酷いな・・・・・・」

 

ボクの言葉に、こいつは、苦笑浮かべて頬を掻く・・・・・・・・本当に分かってないわね、こいつは・・・・・・、

戦で人を殺す事に罪をまともに感じていたら、普通の人間は、それに耐えられない。

ましてやこいつは軍師で、おそらく虎牢関の策を考えたのはこいつだ。

あの一戦で、何万もの人間が死んだ。

常人なら、その罪の意識で押しつぶされ、とっくに狂い死んでいてもおかしくないはず。

 

だから、ボクのような軍師は、そう言う事を考えない。

何らかの方法で、罪の意識から目を逸らす。

なのに、こいつは強靭の意志で、苦しみながらもそれに耐えている。

その心意気は、優しさには、敬意を払えるけど、この世の中で、その考えは馬鹿な事でしかない。

おそらく、こいつが、ボク達を助けたいと思っているのは、本当だろう。

 

その罪を誤魔化すと言えば聞こえは悪いけど、助けられる人間がいるのは助けたい、と言う想いに行き着くのは分からないまでも無い。 現にボクだって、それ以外のところでは、許す範囲ではそうしようと思っている。でも、こいつのは異常だ。 行き過ぎている。 もしかすると、もう何処か壊れているのかもしれない。

だけど、其処に在るのは、其処にある想いは本物だと思う。

 

ボクが軍師になるため、月を守るために捨てたものを、こいつは、大切に持ち続けている。

苦しいだけだと言うのに、大切なものだと、手放さないでいる。

そして、その事が、ボクを苛立たせる。

 

『君は手放したのか?』

 

そう自分の罪を、突きつけられたような気がしたから・・・・・・

 

 

 

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こいつを信じる、と言う月の考えも、間違いではないかもしれない。

気に食わないけど、こいつの想いは本物だと思う。 でも、そのためには、

 

「霞、悪いけど朝まで見張りをお願い。 後、こいつをボク達の部屋まで連れてきて、其処で寝かせるわ」

「ちょ、待て、なんでそうなる? そもそも男の俺がそっちで寝るのは色々不味い」

 

ボクの言葉に、案の定こいつは慌てる。 もっとも此処で本気で慌てないようだったら、別の手を考える所だったけど、その必要はなさそうね。

だから、ボクは不適に笑みを浮かべながら、

 

「あら、同じ部屋だからって、ボク達を襲うつもりなの?」

「いや、そんな事はしないけど、 普通嫌がるものじゃないのか?

 と言うか、こっちの世界の女の娘は、そう言う事に無頓着なのか?」

 

こっちの世界? 妙な事言うわねこいつ

 

「無論、正直言えば嫌よ。 あんたなんかと同じ部屋の空気を吸って寝るなんて、怖気が奔るわ。

 でも、今のままじゃ、あんたは倒れかねないわ。 それでは、ボク達が困るの。 でも、ボク達と同じ部屋

 で寝泊りすれば、気が張って悪夢なんか見る余裕なんてなくなるでしょ。 そういう訳で、これは決定事項

 よ。 あんたもボク達を助けると言ったなら、ウダウダ言わないで従いなさい」

「え・えーと」

「北郷諦め、詠がこうなったら、梃子でも動かへんで」

 

霞の援護もあって、こいつは、額に手を当てて、諦めたように息を吐きながら項垂れる。

こいつの性格からして、ボク達に襲い掛かる事はまず無い。

ましてや、こんな状態ならなおさらだろう。

こいつは、色々心配しているようだが、心配は無い。

 

色々油断なら無い奴だけど、こいつの最大の弱点は、自分の事が分かっていない事だ。

自分の能力も、

自分の優しさも、

抱えた苦しみの大きさも、

そして、自分が人に与える影響も、

こいつは、無自覚なんだ。

良い意味でも、悪い意味でも、

 

本当、月に似ているわね。

 

 

 

-14ページ-

 

そして三日後、予想通り街を囲む城壁の外に、連合の軍が姿を現したと、あいつが教えてくれた。

途中、あいつの知り合いらしい娘が来たけど、何やら親密そうに(なによ、あいつ彼女がいるんじゃない)

話し合った後去って行った.

 

服の方は、何とか無事出来上がったが、この事でひと悶着があったというか、ボクが引き起こした。

だって、あんなの恥ずかしすぎる。

月や霞は、

 

『詠ちゃん、とてもお似合いだよ』

『ええなぁ〜、そういう可愛い服は、ウチは似合わへんから、羨ましいでぇ』

 

だから余計恥ずかしいのよっ!

月と違って、足が出ているし・・・・・・まぁ元の服も出てはいたけど、

それに、結局このメイド服とか言うこの侍女の服は、縫い物の苦手なボクの代わりに、殆どあいつが作ったものだ。 そもそも、こういう可愛い系はボクなんかより、月の方がよっぽど似合っている。

ボクが着たって、比較されるだけなのに、あの変態男は、

 

『うん、よく似合っているぞ詠、それだけ可愛かったら、世の男がほっとかないかもな』

 

なんて、ちっとも厭らしくない目で、笑みを浮かべて言いやがった。

そして、その言葉に、笑顔に、思わず顔が熱くなったから余計腹が立ち

 

『そんな厭らしい目で、ジロジロ見るんじゃないわよっ、穢されるわっ』

 

と、思わず蹴り付けてしまった。

あいつは、避けもせずに、黙って苦笑を浮かべながら、遣りたい様にさせているから、余計腹が立った。

そう嫌な事を思い出していると、窓の外から、煙が上がるのが見え出す。

 

 

「霞、御免。 そして無事でいて頂戴」

 

 

ボクの呟きに、隣で月が同じような目で、その煙の方向を見上げていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

-15ページ-

あとがき みたいなもの

 

 

こんにちは、うたまるです。

  第40話 〜 疑惑の海に舞う想い -中編- 〜を此処にお送りしました。

 

10話以上に及ぶ反董卓連合編も、終端が見えつつあります。

予定では、残り2話ですが、一つは予告していたように、お留守番組のお話になるので、実質は後1話になります。

このお話では、後半は詠視点で書きましたが、霞始点で書こうか迷った所ですが、こういうのを書かせたら、詠の方が面白くなりそうだったので、このような形になりました。

一刀を見抜いた詠、その能力を恐れるも、一刀の心根を知り心を少しだけ許す詠を書く事を目指して書いたのですが、何処までうまく書けたことやら。 読者様がどのような反応を示されるか不安です。

 

では、頑張って書きますので、どうか最期までお付き合いの程、お願いいたします。

 

 

 

 

PS:すいません、今回も、明命殆ど出番無かったですm(_ _)m

説明
『真・恋姫無双』の二次創作のSSです。
明命√の作品となります。

洛陽に到着した一刀と霞、二人は無事董卓達に会うことが出来るのか・・・・・・

拙い文ですが、面白いと思ってくれた方、一言でもコメントをいただけたら僥倖です。


※張遼の口調が可笑しい所が在る事を御了承ください
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コメント
ブックマン様 一刀は有害認定ですか(w  まぁたしかに、フラグを立てるだけ立てて、気づかないんですから、有害と言えば有害ですよね(汗(うたまる)
詠さん、安心してください。この外史の一刀は有害ですが安全ですwww(ブックマン)
レイン様 さすがに、あの三人がいきなり落ちる事は無いですよぉ でも、あの二人は、気苦労が耐えないのは確かですね(w(うたまる)
あ〜あ、これで三人もオチて行くんですね(まだ早い)そして、ますます『彼女ら』が黒くなりそうでこれは……(思考中)……怖いっ!?どうやら詠ちゃんは一刀君の『異常性』に気がついたようですね。…それが人として何よりも辛い道程だと分かっていて進んでいる事も。霞さんが一体どうなったのか?次回更新も楽しみにしています。(レイン)
血染めの黒猫様 はい原作より強化してありますが、この無自覚さも一刀の魅力の一つですよね。 ちなみにこの時点で三人に恋心は無く、特に詠は一刀に関して、羨望と嫉妬と憐憫を持つと言うややこしい感情の状態です。 この後彼女達がどう変化していくのか、作者の私も楽しみです(うたまる)
jackry様 そのように言っていただけて嬉しいばかりです。 ただいま亀の速度で執筆中ですので、お待ちください(うたまる)
一刀の無自覚さには、相変わらず驚きですね。まぁ、だからこそみんな惚れるんでしょうが、そして次回霞がどうなるのかとても楽しみです。(血染めの黒猫)
ジョージ様 張遼に関しては、皆様の期待を良い意味で応えれるような展開を考えております。 ぜひ、更新をお待ちください(うたまる)
紫電様 あの場面には、詠が一刀の恋人と思えるような、ドラマがありました。 その辺りは次回書けたらと思っています(うたまる)
samidare様 確かに、詠の真密度が上がれば、そういう事もありえそうですよねぇ ツン娘ですから(w(うたまる)
ヒトヤ様 水関でも虎牢関でも『賈駆っち』にしてあります。原作では両方ありますが、この外史では、今回の話までは真名を許されていない設定になっております。(うたまる)
gmail様 張遼視点はありませんが、張遼の活躍を御期待ください。(うたまる)
いやぁ・・・・無自覚甚だしいですねwwwwさて、一刀の策とは一体?霞はどうなるのか?次回も楽しみです・・・・(峠崎丈二)
無自覚一刀炸裂ですね〜。翡翠と明命の気苦労が増えそうですね。   それと、自分たちと同じ部屋に寝かせるようにした詠がそばにいようかどうしようか悩んで、手でも繋いでおくとか考えてしまいました。(samidare)
↓真名を(ヒトヤ)
あれ?霞は真名えお月達から許されてなかったのか?(ヒトヤ)
連合軍が迫りくる危機を脱する霞が泥を被る秘策とは一体何なのか次回更新が楽しみな回でした。しかし、相変わらず無自覚に誑すなぁwww翡翠、明命両名の気苦労も増すばかりwww(gmail)
リョウ様 霞の漢気を次回お見せできると思います(うたまる)
GLIDE様 とりあえず、庶人の生活を知らない二人に、それは厳しいと思います。 それはそれで繁盛しそうではあるんですけどね(w(うたまる)
hokuhin様 冥土喫茶ですか、それは其れで良いのですが、以前一刀が語ったように、一刀は冥土喫茶に良い印象は抱いていませんので、それは無いと思います。(うたまる)
宗茂様 はい、次回は明命を出す予定です。 その回のヒロインになれるかはまだ言えませんが、一刀との中を少しでも近づけれたらとは思っています。(うたまる)
無自覚ド天然一刀君炸裂ですねぇ…霞は無事生き残るのでしょうか…そ し て 明命の活躍は次こそあるのでしょうか?(ニマ(リョウ)
一刀の心強すぎだわw 月と詠は新しくメイド喫茶でも作るのかなww(GLIDE)
月達が保護されて一安心ですが、呉へ行くのかな?陣営に入らなくても一刀の店で働く手があるが・・・(hokuhin)
更新お疲れ様です。明命の出番が・・・・・・つぎこそは?(宗茂)
Night様 さすがの一刀も、其処まで気を抜いていませんが、 もし明命がやってきたのが、同じ部屋で寝るようになってからで、それを目撃したらそういう事態に陥っていたかもしれませんね(w  『人を心配させておいて、一刀さんは何をしているんです』とか言って魂切を抜き放ちそうですね(w (うたまる)
よーぜふ様 やはり、一刀はああいう駄目な部分と言うか、情けない部分がないと一刀じゃないですよねぇ ああいう所が、ヒロイン達にとって、可愛さであり、ほっとけない所なのだと思います。(うたまる)
お疲れ様です。詠は詠らしく、月は月らしい。夜中に一刀君が大声をあげたのは、こっそり明命が現れたのだと思ったのは私だけだろうか・・・(Night)
詠が毎晩枕元にたつ=添い寝しようか悩んでる という情景にしかならない自分はダメなんでしょうな  強い一刀は好きですよ、戦闘力であれ知力であれ精神力であれ ただやっぱりだめな部分があるのがすきなのです。 詠の行動に凹んだりとかw(よーぜふ)
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