fool;superintendent 続きのつづき辺りside?アースラ |
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金色の獣が部屋を練り歩く。
きっちりと同じ歩幅、一定のリズムで。
そうして決して狭くは無い部屋の隅まで行き着くと、きれいにターンをして既に通ってきたルートを逆歩する。
さっきからその繰り返しだった。
勿論、獣はこの部屋の広さを測っているのではない。
こんな原始的な手段など選ばずとも、調べる手段も知識も、獣、いや少女にはあるのだか。
大体今回の任務は異例尽くめだった。
「ここ」で働き始めている間にあっては未だ数年という時間しか過ごしていないが、もうベテランと言ってもいいこの部屋・・・を内包する艦(ふね)の面々ですら首を傾げたのだから、彼女の感想はきっと間違っていない。
訪れた世界の分類は「非干渉世界」。
管理世界でも、管理外世界でもない。
わざわざ「非干渉」の名を冠する、世界にある個人所有がわかっているロストロ・ギアとみられる物質の回収。
ついている名目に負けず劣らず、世界についての情報は乏しく、この艦、アースラからの数日の観察…視・・・により、今少女がオリの中の獣と化している原因となったターゲットとの接触後「一切の音――念――信不通」となった少女の出身世界に近いという結論に至ったのが辛うじて。
つまるところ彼女、フェイトは心配していた。
心配しすぎて落ち着かなくて、部屋をふらふらしていたのだ。
「・・・・・・なのは」
呟いた言葉ごと、無駄とわかっていて念波を飛ばす。
だがいつもならば直に返ってくるはずのそれが感じられない。
魔力の気配を持って、そのいる場所を見つけることも出来ない。
この辺りだろうと過去の経路からみることはできても、どうしても、何故か特定が出来ないのだ。
魔力を持たないなら当然のことなのに、持つことが当たり前だった彼女は動揺する。
落ち着かなくてどうしようもない。
落ち着かないならどうすればいいんだろう?
彼女は自問した。
「誰かが心配でやきもきしたこと」が殆どなかった彼女の選択肢は、自然「あのこならどうするだろう?」というそれに回帰した。
・・・・・・
「探しに往こう」
果たして。
口にした言葉が彼女を突き動かした。
・・・・・・・・・・・・
あれ?なんかフェイトちゃんがストーカーに・・・?
あっるぇぇ?!(そんなつもりは無かったんですよ?
説明 | ||
そういえば人工幽霊壱号ってディフォで結界設定だったよなぁという話 魔力にも効果あるのかは不明 GS世界の魔法って基本自然魔法だしな というわけでちんたらなのは×GSいつの間にかシリーズいきなりお留守番組 そうとうアンチテイスト強くなっていく気がするけど気にしない あと微妙に金と黒の子が壊れてるのでその辺注意 |
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