恋姫のなにか 15 |
皆さん萌将伝の予約は済みましたでしょうか?私はまだです、不味い。
システム的にはどうなるのかなぁ、ハーレムっぽいけど真みたいに一人一人の個別ルートとかやってくんないかなぁとか妄想してます。
今回は要望多かった桂花。難産でした。キャラが掴めない。
「ねぇ―――キスしてみない?」
「は?」
真意を問おうとする少年の頬に、少女の唇が軽く触れた。ただそれだけ。
「お、お前・・・いきなり何すんだよ・・・」
「やり直し!」「何をだよ!」
「こういう時は焦って振り返って唇同士が触れ合うのが作法ってモンでしょ!!」
「何処の作法だよ!つーか、ふざけんなよ―――俺の事、好きじゃねーんだろ」
少女の唇が当たった箇所を照れ臭げに、しかし不服そうに掻きながら、少年は落ちようとする夕日を見ながら溢した。
その横顔に、少女は本当に言いたかった言葉を飲み込んで、何時もと変わらぬバカという罵りだけを口から出す。
(それは、アンタでしょ)
言わぬまま終わった思い、言えぬままで終わらせるしかなかった想い。
まだ、少年と少女が同じ学校に通っていた頃の―――少女が他愛ないからかいで終わらせた物語。
「ねぇ」「んだよ」
「何、まだ怒ってんの?こんな美人のファーストキスなんだから、有り難く貰っときなさいよ」
「マジで怒るぞ」
「わかった、悪かったわよ。 ごめんね?」
「・・・・・・それで、なんだよ?」
鉛筆を置き、眼前で自分に向かい合う同級生・桂花に向き直る一刀。
「あのさ、下宿探しは手伝うけど―――アンタ保護者ってどうするつもりなの?」
「へ?そんなの、父さんに決まってんだろ?」
「そりゃ、建前上はそうなるんだろうけどさ。 実際に下宿見に行くのはどうするのかって聞いてるの」
「実際にって、俺が行けばいいんじゃないの?」
「バカ。子供が『自分で下宿見ます〜』なんてほざいてはいそうですかって見せてくれる訳ないでしょ?」
「・・・そうなの?」
「当たり前でしょ!アンタはホントにもぉ!」
丸めた数学の教科書で頭をポコンと殴られ、一刀はうーんと唸り出す。
その真剣に悩んでいる顔を見て、ああコイツ本気で考えてなかったなと理解し、溜息を溢す桂花。
「確か、一番上のお姉さんは社会人よね? そのお姉さんにでも付いてきて貰いなさい」
「・・・・・・それ無理」
「なんで?まぁ無理ならしょうがないけど。あ、なら二番目のお姉さんは?」
「桂花が過労死したいっていうなら」
「・・・やめとくわ」
一刀の次女の聴くに耐えないドジッ娘ぶりはこれから情報屋として名を馳せようとする桂花でなくとも聞き及ぶ物だった。
「ならお母さんは?」「・・・それも、無理・・・かなぁ」
「――――ねぇ一刀?まさかとは思うけどさ?」
「ごめん、誰にも何にも言ってない」
「バカ!グズ!アンポンタン!」
「わりぃ・・・」
桂花の激昂も当然だろう。態々地元を離れて単身、遥か遠くの学校を受験しようとする人間が身内に極秘で事を進めているのだ。
「アンタね?!下宿以前に受験費どうするわけ?!」
「あ、それは小遣いとヘソクリがあるんでどうにか」「なるかアホ!」
うがー!と可愛らしく唸りを上げる少女に気圧されて、一刀は顔を俯かせる。
それでも上目遣いでチラチラと桂花を伺ってみるが、桂花はとりあわずに一気に捲くし立てる。
「いい?!受験会場はその学校、しかも朝イチ!だったら向こうの学校周辺のホテルにでも泊まんないと間に合わないでしょ?」
「え・・・でもそんなに遠くないし、朝イチの電車に乗れば」「通勤ラッシュ舐めんな!!」
またも丸めた教科書で頭を一叩きし一刀を黙らせて、桂花はまだ言葉を続ける。
「モミクチャにされて心も身体もズタボロになったトコに普段じゃ味わう事がないプレッシャー受けながらたった独りでテスト受けなきゃならないでしょうが!!」
「あー・・・それは考えてなかったな・・・あ、じゃあその日は姉ちゃんに送って貰うってのは?」
「そ れ が 出 来 る な ら 最っ 初っ か ら 話 を し て お け !!!!!」
一言毎に突っ込みをキツめに入れられ、一打毎に一刀の気が萎んでいく。
見るも無残に萎んでしまった一刀を見かね、叩く手を止めると溜息を溢す。
「ねぇ、今まで何にも聞かなかったけどさ―――アンタ、ホントに合格したいわけ?」
「え・・・それは、当然」
「なら、何で誰にも何にも話してないのよ。 悪いけど、私にはアンタが止められたがってる様にしか見えないわ」
「そんな事は・・・無い」
言い切りはしたが、語尾は何とか聞き取るのがやっとの声量。
桂花は言い過ぎたかなぁアタシ。と思いはしたが、此処は心を鬼にして更に突付く。
「悪いけど、補習は今日で一旦打ち切りね。ちゃんと話してきたら、また再開しましょ」
「ちょ、桂花!」
「誰も見限るなんて言ってないでしょ慌て物!アンタの考え話してみて、皆から反対されたらアタシがどうにかしたげるわよ」
「いや、それは有り難いけど・・・」
「さ、帰ってやるべき事やってきなさい。早けりゃ、明日またね」
そう言って、鞄を持つと出入口へ足を進める桂花に向かって一刀が口を開いた。
「何で、俺にそこまでしてくれんだよ?!」
それから喧々諤々の仁義無き姉弟争いがあり、様々な要求と譲歩と重ね―――秋蘭が入院するという尊い犠牲があったものの、一刀の独り暮らしは認められた。
それから少々の時が経った頃、一刀やその同級生全員が『そろそろ身の振り方を決めなきゃなぁ』と思わなければならない時期。
「よ」「や」
互いに軽く手を掲げ挨拶を交わす。久しぶりという程会っていないわけでもないが、頻繁に顔を合わせているとも言い難いぐらいの距離。
桂花が構える事務所に一刀が呼ばれるのは久々の事ではあったが、桂花の仕事を事細かに知っている訳でもない一刀に気負う様子は無かった。
「割の良いバイト紹介してくれるってんで来たけど―――此処でやんの?」
「んな訳ないでしょ、ほらサッサと着替える」
ポンと投げ渡されたソレはスーツで、一刀はうん?と眉を顰めはしたが素直に着替える。
「なぁ桂花ー」
「何よ?」
「何で着替えたの?」
「パーティいかなあかんねんってコントあったわね、そういや」
「付け鼻に眼鏡つけろってか?」
「インディアンの外套ぐらいならあるわよー」
桂花を向き直ると其方も一張羅。派手ではないが、地味でもないという何とも桂花らしい服装だった。
へぇ。と思わずジロジロと見てしまった一刀だったが、見られている桂花は何処吹く風で一刀の手を引いて事務所を後にする。
「ドンダッタッタードンダッタッター」
「アレのネタ豊富すぎて何やっていいかわからんわ」
「道中がてらDVD見て復習する?良い余興のネタになるかもしんないわ」
「俺に腹を切れと申すか」
「アタシキャ○ー塚本のが好きなのよねー。アレゴールデンで放送してたとかマジ伝説だわ」
「時代は変わったよな・・・なんか寂しい」
「んな事で哀愁漂わせられんの天下にアンタ一人よ」
ほら、行くわよ。とケツを叩かれ、歩き出そうとするとエスコート!とケツを蹴られ手を差し出される。
そう要求されれば、確かにこの恰好じゃやらない訳には行かんわなと桂花の手を取る一刀だったが、その繋ぎ方は余りにも初々しい。
(エスコートって言ってんのに普通に手を握ってどうすんのよスカタン)
「んで、何処行くの?」
「パーティいかなあかんねん」
「いや、もうそのネタいいから」
「まぁ冗談じゃないんだけどね、詳しい事は車内で話すわ」
あいよーと言って桂花の手を引く一刀の背に怨みがましい視線を送り続ける桂花だったが、言っても無駄かと諦めため息を吐いた。
けれど、その嬉しそうな顔を見れた者は、誰もいない。
「んで?」
「お金持ちのパーティによばれたんやけどぉ〜」
ジャガーに乗り込んで、今から自分が何処に連れて行かれるのか再度確認を取る一刀だったが、桂花はあくまでもコントを続けるつもりらしい。
「ほら、お金持ちの大っきなパーティ呼ばれてる〜いうのに、一人で行くとか、ないやん?」
「まぁ・・・」
「一人で行ってクスクス笑われんの、自分やん? 誰かて自分が―――可愛いやん?」
「ふぁ〜あ」
「なによー乗ってくれてもいいじゃんよー」
頬っぺたをプクーッと膨らませて拗ねる桂花。膨らんだホッペをツンツンと指で押してみる一刀。なんだこのカップル。
「まぁ仕事の付き合いってヤツよ。大企業のお嬢様の誕生日パーティに呼ばれたんだけど」
「そんなのに俺が行っていいのかよ?」
「ま、金持ちのパーティには色々思惑が付き物ってわけさ」
手をヒラヒラふって、要するにアンタは虫除け。と言われああ成る程。と納得した一刀。
「でも桂花のトコみたいな特殊業なんだったら、跡取りとか色々言われない?」
「ウチは蝙蝠家業だからね〜。どこか一つの企業と強く結びつくのは不味いのよ」
「なるほど、全然わからんからこれ以上は聞かない事にするわ」
「賢明な判断ね〜。私もそれでいきた〜い」
「心底嫌そうな顔してんな」
「あからさまにバックボーン目当てで口説かれ続けりゃこんな顔にもなりますよーだ」
もふーと垂れきった顔で一刀に凭れかかる桂花だったが、何を今更の距離感なので一刀もとやかくは言わない。
「なんだよー胸小さいのはそんなに可哀想なことなのかよー」
「ノーコメントで」
「私だって童顔なの気にしてるわよー」
「まぁ桂花可愛い系だしなぁ」
「あーそだ、どうせアンタ進学する気ないんでしょー?」
「毎回留年するかどうかの瀬戸際ですがなにか?」
「上手くコネ作っておけば何かの役には立つかもよー?」
「桂花のトコで雇ってー」
「いいよー。真っ先に私と跡継ぎ作らさせられるけどー」
本気なのか冗談なのか、互いに気の篭っていない会話を続けるウチに会場の駐車場に付いた。
車を降りて少し歩いていると、【董】の文様が入ったリムジンを見かけ桂花がげっ!?とはしたない声を上げる。
「うっわ最悪・・・」
「どしたの?」
「え? ってもう、ネクタイ歪んでる!」
「普段締めないんだから見逃せよ」
「だーめ、ほらジッとする」
羽織った上着の前を開き、ネクタイを右に左に動かして綺麗に締め直すと満足そうな顔でうん。と頷く桂花。
世話焼きなのは変わらんなぁと思いながら首の空間を何とか作ろうともがく一刀。
「んで、どうしたの?」
「えーっと・・・まぁアンタに言っても仕方ない」
「デスヨネー」
「あーあ、此処でもまた腹の探り合いかぁ・・・」
「俺は飯食ってりゃいいんだろ?」
「頭の軽い連中に絡まれたくなかったら私の後ろで食べてなさい」
「前にさ、先輩に高級レストラン奢って貰った事あんだけど、味が全く分からなかった」
「ああいうのは雰囲気で美味しく感じるモンだからねー」
「家でコンビニ弁当食ってる方がマシだったわマジで・・・」
「覚悟しときなさい、今日も似たり寄ったりだから」
「帰っちゃダメ?」
「就活全滅させられたいならお好きにどうぞ?」
ニッコリ微笑まれたその顔と声色に、コイツはマジでやりかねんと悟った一刀はなるべく大人しくしてようと誓うのだった。
「いい?最初に忠告しとくけど、主催者のお嬢様とは挨拶交わしたら後は一切喋らない、いいわね?」
「なにゆえ?」
「お近づきになりたいお坊ちゃま共が後から後から湧き出てくるからよ」
「ほー」
「ある意味お見合いも兼ねてるんだから、下手な行動取らない。いい?」
「あいよ。つーか興味なんか持たれんだろ」
「それなら上出来ってもんよ。 あと、とんでもないのが一人来てるみたいだから、ソイツとは絶対に関わっちゃダメ。いいわね?」
エレベーター内でこんな長々と会話が出来るぐらいに上へ上へと昇っていく最中に、今回の心構えを諭される一刀。
ソイツってどいつよ?と聞こうとした辺りで目的の階に到着し、ほら。と差し出された手を掴む。
(とりあえずソイツ見つけたら教えるから。いい?絶対に眼合わせちゃダメだからね?)
(あいよ。つーか、すげぇな)
初めて都会に出てきたおのぼりさんの様にキョロキョロと会場を見回しながら歩く一刀。
その様子に周りから小さな嘲笑が桂花には届いてきたが、今回に限っては腹も立たない。というか計画通りだった。
(このまま庶民だ下層住民だって見下しててくれれば無事に終わるでしょ)
そんなのをパートナーに選んできた自分の評価も釣瓶落としで急降下しているだろうが、それならそれで手早く帰れるだろう。
一流の料理たちを一刀が味わう暇も無く帰る羽目になるのは心が痛むが、バイト代を渡した後焼肉でも奢ってそれでチャラにしてもらおう。
「おや?そこに居るのは―――」
「今日は御招き有難う御座います。妹さんのお誕生日、おめでとうございます。冥琳さん」
「ああ、これはご丁寧に。 しかし、桂花さんに態々足を運んで戴けるとは思ってもみませんでしたよ」
「貧乏暇無しと言った所でして。顔を売らないとやっていけませんから」
「ご謙遜を。―――で、一刀。お前は何で此処にいるんだ?」
「は?」「ども」
「お前はこういう場は苦手だろうと思ったから招待状は送らなかったのだが、そうでもなかったのか?」
「あ、今日はコイツの付き添いで来ただけで、ぶっちゃけ誰の誕生日ぱ「ちょ〜〜〜〜っとすいません!!」痛い痛い!!」
主催者にして超VIPの商売相手でもある冥琳と親し気に話し出した一刀の耳を引っ張って顔を落とす。
「あんた・・・・・・冥琳さんと知り合いなの?」
「あーいって・・・まぁ、知り合いっちゃ知り合い」
「なんで?」「なんでって・・・学校の先輩の友達で、紹介してもらった」
額を押さえて必死に記憶を繰りめぐらせ、一人の女性の名が思い浮かんだ。
「まさか・・・その先輩って雪蓮さん?」
「え?そうだけど?」
「・・・・・・アホ」
「なんで急にアホの子扱いされたのか説明を求める」
「そういう事は教えときなさいよ!!心臓止まるかと思ったじゃない!!」
「おーい一刀〜、そろそろ相手してくれんか〜」
桂花は聞いたことが無い気の抜けた声色で催促する冥琳に、へーへーと命知らずな返事で応える一刀。
コイツ死にたいのかと思った桂花だが、冥琳の顔色的には気にしていないのだろう。
「冥琳さん、俺肉食いたいんすけど」
「ん?好きに―――と、こういう場は初めてだったか?」
「99SHOPが戦友ですよ、俺」
「だったな。案内がてらエスコートしてやろう――と、言いたい所なんだが、これでも忙しい身でな」
桂花も周囲に混ざって、一刀と冥琳の会話を唖然とした顔で口をあんぐり空けて見ているしか出来なかった。
楽しそうに口元に手をやって柔らかく笑う冥琳など想像した事もない面々が99%な会場であるから当然ともいえるのだが。
「適当に取っていいんですよね?」
「あぁ、ヒャッホウ!と飛び跳ねながら乱入するのが作法だ」
「それで騙せると思われている辺りに冥琳さんを感じます」
「あ、一刀君だ〜」
(・・・ちょっと待て一刀。あれ、曹家の令嬢よ?同級生とか友達の友達とか、そんなノリで話していい人種じゃないのよ?)
流石に幾ら一刀が朴念仁でも、曹家のネームバリューぐらいは聞いた事があるだろう。というか宗家である夏侯家の姉妹と幼馴染だったし。
冥琳だけではなく、華琳にまで普通の口調で喋ったりしたら、周りで話の切れ目を待ち構えているお坊ちゃまやおじ様連中に後でどんな目に遭わされるか分からない。
(いや、無いわよね?アンタ一応空気読めるしね?)
「やっほ〜ん♪こんなトコで会うとか運命だよねぇ〜♪」
「おわっ!って華琳か。びっくりした」
「ちょ〜〜〜〜〜っとすいません!!」
有無を言わさず、背中に抱きついてきた華琳の顔を見て呼び捨て所かタメ口で話し出した一刀の首根っこを掴んで引き摺る桂花。
「なになに、今度は何?」
「ねぇ一刀。あの人がどんな人か、分かってるよね?」
「えーっと、華琳の事でいいの?」
「そう。自然に呼び捨てにしてるけど、どんな家の人なのか、分かってるわよね?」
「えっと、どんな家って言われると困るけど・・・」
「なら聞き方変えるわ。 曹家の令嬢って、アンタちゃんと認識してる?」
「え?それは知ってるけど・・・本人大して気にしてないぜ?霞ねーさんなんか絡み酒してたし」
「うん、殴るわよ?」
「OK、話し合おう。我々には言葉という意思伝達の手段があるはずだ」
桂花自身は気付けていなかったが、一刀から見た桂花の瞳の色は自分の姉達を思い起こさせる物だった。
桂花が再度このパーティに集る人種が如何なる者なのか、このパーティにはどういった意思が蠢いているのかを一刀に説明している頃。
「華琳、随分ご挨拶だなぁ。親友であるお前にウチの妹の誕生日パーティをこんなトコ呼ばわりされるとは思ってもみなかった」
「えーっと、冥琳さん。謝りますんで頭に置いた手をゆっくり退けてみませんか?」
「どれぐらいの勢いで髪の毛を抜けば毛根は死滅するんだろうなぁ?」
「すいませんでしたごめんなさい!!」
何時もの通り、華琳は苛められていた。それもまた、いとおかし。
「まぁいい。私は主催者故暫くは挨拶回りをしなければならん。その間、一刀はお前に任せる。どうせのほほんと過ごすんだろうしな」
「うっす!! あー、でも一刀君と今喋ってる子は?」
「お前曹家の跡取りだろう・・・彼女を知らんのか?」
「うぅ・・・恥ずかしながら、家業にはテンで疎くて・・・」
「世界で唯一誰の後ろ盾もなくどんな企業とでも対等に渡り合える情報屋・荀家の後継者だぞ?」
「ほへー、凄いんだねぇ?」
「何故一刀が知り合いなのかは知らんが・・・」
「そんなのフツーに聞けばいいじゃん」
ねー一刀くーん。と華琳が大声を出したので、冥琳はとりあえず回り蹴りを叩き込んで黙らせた。
「どしたの華琳?蹲って」
「何々?『少し立ち眩みがしただけ』だそうだ」
口元に耳を寄せるフリをして「空気読め」とドスの効いた声で華琳に耳打ちしてからよいしょと腕を掴んで立ち上がらせる。
「一刀、相手に華琳をつける。楽しんでくれれば幸いだ」
「いったた・・・」
「あー、でも俺は」
チラチラと桂花を見る一刀だったが、桂花は冥琳の目配せに溜息を一つ溢すと華琳に向き直る。
顔を売らなければならない。という発言は嘘ではないし、霞に面が割れているのなら華琳とてそう簡単には一刀に手出しできまい。
あの弟命の霞が、一刀の知り合いの女と会っておいて何も忠告していないなど有り得ないのだから。
「華琳さんがそれで良いなら構わないわよ、私も挨拶周りはしなきゃならないし。けど、羽目外さないように」
「分かってるよ。けど、付いてなくていいのか?」
「ん〜・・・・・・」
一刀のコネ作りの事を思えば、連れて回るのが得策ではあった。
が、よりにもよって周家と曹家の令嬢二人と、今は大人しくなったとはいえあの孫家の雪蓮とも友人の間柄であるのなら、これ以上は不必要だろう。
それに、自分が連れ回して董家のじゃじゃ馬に目を付けられでもしたら一刀の人生は閉ざされてしまうかもしれない。
「うん、まぁいいわ。ある意味最高の虫除けにはなったし」
「?」
「話は纏まったようだな。では桂花さん、いきましょうか」
「はい。 んじゃ一刀、テキトーに食べてなさい」
「あいよ。んじゃ俺たちも行こうか、華琳」
「あーまだ頭ゴワンゴワンいってる・・・」
「お久しぶりですねぇ桂花さん―――まだ生きてたんですか?しぶとい」
「あら、月さん―――此処でもアンタの顔見なきゃならないなんて、最悪もいいとこだわ」
「お前等、火花散らすなら外に出てやってくれんか?」
適当に着飾った人々と適当な会話を交わし、合間に冥琳と仕事の会話をし。
桂花は着々と予定を消化しながら今回のパーティの主役である冥琳の妹、明命に挨拶にいったのだが、そこには先客がいた。
緊張から鯱ばった動きを続ける明命に、肩の力を抜かせつつ談笑に応じていた月だったが、冥琳と共に現れた桂花を見るや否や目付きが変わった。
「風?桂花さんがお帰りになるみたいですよ〜?」
「お腹痛いなぁ・・・あれ、お腹じゃない・・・胃?」
「風?」
「風働きます、馬車馬の如く。 あの〜桂花さん、お嬢様の機嫌損ねると我々舎弟一同が酷い目に遭うんで、ここは一つ穏便にお引取り願えませんか?」
「大変そうですね、風さん。今度飼葉でもお送りしますね? じゃじゃ馬馴らすには必須でしょうし」
返す刀でそう切り返され、風は胃を抑えながらスゴスゴと引き下がった。
ちなみに妹の情操教育に宜しくないと、明命の耳は冥琳の手が塞いでいた。
役に立たない舎弟の頭をパシコンと叩くと、月は溜息を一つ溢して桂花に向き直る。
「お仕事のタメに寄られたんでしたら、少し席を外していただけませんか?私はこれでも冥琳の友人として来ているんです」
「ええ、用件さえ終われば直ぐにでも退散しますよ? その邪魔してんのはどっちだチビ助」
「・・・・・・人の身体的特徴を悪し様に突付くのは、とても品が良いとは思われませんよド貧乳」
「その言葉、熨斗付けてそっくりそのままお返ししますよでこっぱち」
「ホントに人を苛立たせるのがお上手ですねぇ?」
「いえいえ、何処かの誰かさんの足元にも及ばないですよ」
「「ヲホホホホ!!」」
風はメールで同僚に胃薬の買い足しをお願いし、冥琳はサプライズがあるぞ〜と妹の気を引き、明命は首を傾げながらその言葉を聞いていた。
そして、月と桂花は互いに眼ン球をギラギラさせながらお上品に笑いあう。
が、桂花の視界に華琳に腕を取られながらも何かを食べている一刀が映った。
向こうも桂花達に気付いた様で、進行方向を傾けたのを見て取った桂花はメンチを切りあう相手と一刀を関わらせない様に話を切り上げに掛かる。
「アンタのツラ見ながらお喋り続けるつもりは毛頭無いわ、必要最低限の挨拶回りは済んだし」
「あら、随分と殊勝な心掛けですねぇ? 二度と会わない事を願ってますよ〜?」
「それはコッチのセリフよ。 冥琳さん、明命さん、連れも戻って来たようなので、私はコレで失礼します」
「は、はい!態々ありがとうございます!」
「では近い内に。月、言っておくが暴れるなよ?」
「冥琳は私を何だと思ってるんですか!」
それよりも話の肴に。と桂花の言う『連れ』が如何なる人物なのかを見定めようとした月は、口をあんぐりと広げた後で一刀を漸く発見した。
言わんこっちゃない。と冥琳が頭を振るが月はそれ所ではなく、どういう事かと桂花に詰め寄る。
「ちょっと桂花! あなたの連れ合いって「忠告しとくわ月。もし私の連れにちょっかい掛けようってんなら、荀家と地上最強の生物集団敵に回すと思いなさい」そういう事じゃないです!!なんで」
「あー月だー」
やっほ〜いと空気読めない華琳が桂花と月の小競り合いに気付かずに間に割って入って月に抱きつく。
その間に桂花は冥琳と明命に頭を下げると、【おや?】と言いたげな一刀の腕を取って会場を去った。
「ちょっと!待ちなさい桂花!!」
「ねーねーアッチのケーキ美味しそうだったよ〜♪」
「お姉ちゃん・・・・・・一刀先輩が居た気がするんだけど・・・・・・」
「あぁ、桂花さんとは友達らしくてなぁ」
「はぁ?!どーいう事ですか冥琳!!」
「ずるいのです・・・・・・お姉ちゃんだけ一刀先輩とお喋りしてたのです・・・・・・」
「・・・・・・妹がまた他人行儀になってしまった、死にたい」
「雪蓮も来れば良かったのにね〜?」
「カジキマグロ釣り上げに行った女の事なんかどーだっていいんですっ!!それより冥琳、あの二人が友達ってどういう事なんですか?!」
「欝だシノウ」
「ん〜?あーなるへそ。ねぇ明命ちゃん、私今日プレゼント忘れちゃったんだけど、良かったら今度一刀君とデートする時明命ちゃんも来る〜?」
「私これから華琳さんの妹になる!!」
「orz」
「冥琳!!くたばってねーで返事しやがりなさい!!冥琳!!風!!」
「は、はい?!風ちゃんといましたよ?!フォアグラウマーとか思ってませんですよ?!」
「帰るか」「ああ」「居酒屋よってく?」「いーね」
そんなモブキャラ達の声に全く耳を傾けず、五人集まった娘達はパーティ会場のド真ん中でギャーギャーと喧しく騒ぐのだった。
「おーい桂花ー?なんか呼ばれてた気がすんだけど」
「振り返っちゃダメ。良い?私達は何も聞かなかった、アンタは誰も見なかった」
「どうしたんだよ・・・・・・あ、俺明命に挨拶してねーや、ちょっち戻って「死にたいの?アンタ」俺が何をした・・・」
「何もしてないわよ。寧ろそれはグッジョブだったわ、良くやった」
「なんでだろう、素直に喜べない俺ガイル」
「それより何か食べてたみたいだけど、美味しかった?」
「んー・・・・・・やっぱ俺はフツーの飯でいいや」
「ばーか、んじゃ帰りに焼肉食って行きますか!」
「やばい、桂花に惚れそうな俺ブランカ」
腕を組んで車まで歩き、車の中で何処の店に突っ込むかをあーでもないこーでもないと計画して。
「あー、なんだ。一応お礼言っとくわ、ありがとな、桂花」
「どうしたのよ急に?」
「いや、何かまた色々気ぃ回して貰ったみたいだったからさ」
「そんなの、今更でしょ」
「・・・うん、ホント、今更だな」
自分の唇を指でなぞってそう呟く一刀。
(全く、何を考えてるのか丸分かりよ)
『何で、俺にそこまでしてくれんだよ?!』
不意に思い出した昔の一コマ。
そう言った一刀に桂花は怒り、教室から出ようとした足をまた一刀へと向けて―――何故か分からんが怒らせた。と一刀が目を瞑ったのを良い事に、そのまま唇を重ねた。
二人の暗黙の了解で、その事には決して触れない。そのまま有耶無耶になる事を互いに信じて。
桂花は、一刀が自分をどう思っているのかなんて知らないし知ってはいけない。
一刀もまた―――もし両親が生きていたなら、桂花と結婚する未来があったなど想像も出来なかった。
おまけ
「あー暑い・・・・・・なーんでアタシってば南の海のど真ん中で釣竿片手にスルメ齧らにゃならんのよ・・・・・・」
「あ、雪蓮さんビール空ですね、お代わりいります?」
「飲まなきゃやってらんねーってのよ・・・猪々子だっけ?アンタも大変ね、月のお守りなんてやってらんないでしょ実際」
「偉い人は言いました、沈黙こそは金である」
「愚痴ぐらいあるでしょ。酒の肴にゃもってこいよ?」
「いやまぁ・・・少し我儘で傍若無人でどうしようもない女帝気質で舎弟イビリが日課で人の弱みを握るのが大好きな所以外は、良い人だって思える様になりましたんで」
「それ全部否定しちゃったら、何パーセントぐらい月は残るのかしら」
「ゼロじゃないですよ、ゼロじゃ・・・・・・あ?!引いてます雪蓮さん!!」
「どっせいっ!!!!」
「神様仏様雪蓮様!!もうそろそろ暖かいベッドで眠りたいのですが!!」
「んなのはアタシも一緒だってのよ!!!」
「その意気です!!ついでに残りは私が戴いたのでさっきの一本でビールゼロですんで!!」
「ふっざけンなああァァァァァァl!!!!!!!!!!」
荒ぶる高波その身で背負い、“女一代任侠立ち”
おまけそのに
「あ、あの〜冥琳?月?それに雪蓮も?雪蓮お帰りパーティなんだからさ?その虎狼みたいな目付き、ヤメにしない?」
「冥琳です・・・妹が華琳さんは良い人だとあて付けの様に呟きます・・・」
「い、いやね?一応フォローはしたんだけどさ・・・?正直冥琳の可愛がり方はフォローできないっていうか・・・」
「月です・・・風に調べさせた所、一刀さんとあの狸は非常に仲が宜しいそうです・・・」
「あ、あーそーなのー? 私何もしてないよね?うん、してない!!」
「雪蓮です・・・海外旅行デートのタメにカジキマグロ釣り上げて帰ってきたら、一刀くんの予定が埋まってたとです・・・」
「ご、ご愁傷さま〜・・・・・・なに、なんで私をそんな目で見るの三人とも・・・」
「「「お前のせいかあああぁぁぁ!!!」」」
「なんで?!つか月と雪蓮のは完全なる八つ当たりじゃん!!」
「憎しみパンチ!!!」
「いったい!!!しぇ、雪蓮助けてへるぷみー!!!」
「ふふ、ふふふふ・・・・・・聞いたのよ華琳?一刀くんに予定ぶっ込んだの、アンタらしいわね?」
「ち、違くて!!あれは卒業旅行にお姉さん達連れて温泉行きたいって相談されたからで!!」
「憎しみキック!!」
「おうふ?! め、め〜りん?」
「愛と怒りと悲しみの・・・・・・」
「愛は絶対嘘だ〜〜!!!!!」
華琳今回何もしてないけど超逃げて!!!むしろ諦めて!!!
言い訳
何がしたかったのか聞かないでください。悲しくなりますんで。
桂花コールいっぱいだったんで頑張ったんですが、桂花は“なにか”においてダークサイドな住人ですんで、萌えに持っていくのが難しかったです。
軽く説明をすると、一刀の許婚になるはずだった子です。一刀が孤児にならなければですが。
月と仲が宜しくないのもその辺りの関係です。詳しく書き出すとドロドロしだすので止めておきますが。
コンセプトとしては、思春とは違ったタイプの友達。お笑い番組で盛り上がるような感じのアレです。
ただ、一刀と絡ませるとどうしても暗い部分の話が出てしまうので四苦八苦してたらまた期間が開きました。
ちょろっと出た猪々子ですが、月の舎弟No.2件桃香の友人です。一番苦労する人かもしれません。きっと菩薩のような心の持ち主ですね。
何となく既存キャラ以外を出したくなったので適当な人選んだのは内緒。
で、色々反応戴いた『ばんがいのに』ですが、続きなんてないですよ?いやホントに。
あんなのは一発ネタだからこそ面白かっただけなので、続けてると息切れし出すのは分かりきってます。
それにほら、各ルートの代表者出しちゃってるから其々の勝ちパターン考えなきゃいけないし!!
アンケートとか考えはしましたが、一作者としてはどの子も可愛いので出来るなら皆を輝かせて上げたい親心。
何だか前フリみたいですが、ホントに続きなんか無いですよ?どうせ恋ねーちゃんが無双するに決まってるので。
まぁこんな事書いてますが、きっとネタと妄想が尽きてしまったらお茶を濁す感じで書くと思います。何時になるかさっぱりですけど。
何だかセレブ組(というよりオチ担当の華琳様が)出ずっぱりなので、次回は幼馴染組か姉’sで書きたいなぁと思ってます。
愛紗と蓮華のワクワク一刀家ツアーも見たいという声戴いてますので、そっちになるかもしれません。気分屋で申し訳ない。
では次ページからは毎回恒例のお礼返信です。
コメントが一件増える度にニヤニヤさせて戴いてます。ありがたい事です。
thule様 ナンノーコツォヤラァワカーリマヘンナァ
Will-Co21様 華琳様は運良いと思います、決定的に空気読めないのと、傍若無人な人が周囲に多すぎるだけです。
それを運が悪いと言う?誰が上手い事言えと(ry
Ocean様 イメージ的には蒼○の董卓です。ねちっこさはコッチのが上ですが。
masa様 『華琳哀歌〜散り逝く者への子守唄〜』こんなタイトルで誰かSS書いてくれませんかね、読みたい。
Kito様 第一ミッションは魏勢が無双しますよ、周りが稟お姉ちゃんを憐れんで。
無茶しやがって・・・(AA
四方多撲様 黒桃香ファンの方がいて嬉しい限り。桃香は華琳様に次ぐお気に入りだったりします。
happy envrem様 同じ事やってたら勝てないので。勝ち負けでもないんですけどね〜妄想って。
一発ネタだと思ってますんで、続編には期待しないでください。
ちきゅさん様 世に董ルートを書いたSSは数あれど、ここまで好戦的な月が読めるのは此処でだけ!!
上手い事宣伝出来て満足です。この宣伝に誰が興味を引かれるのかは謎ですが。
リョウ流様 スケブ抱きしめて力の限り走って!!!
カズト様 読み辛いSSで申し訳ありません。
zero様 稟お姉ちゃん達なら安心ですね、世話焼き風ちゃんも一緒ですし。
西涼に逃げ込むと馬一族総出での挙式が待っております。
tomi様 気に留めててもらえたよ!やったね詠ちゃん!!
tanpopo様 一刀くんは鋼鉄ののほほんさで気にしません。辛いのは被害を被る面々ですので。
イリヤ・エスナ様 こっち主体にするとか作者の寿命がストレスでマッハです、妄想は尽きないでしょうが。
Hail 2 U! (君に幸あれ!)
st205gt4様 いつの日か、飲み物禁止、タグ付けたい。 字余り
みっちー様 大丈夫です、心にしか傷を負いません。
mighty様 秋蘭はきっと盗聴器とか使えないので情緒不安定になります、カワユス。
asf様 是非とも華琳様には常在戦場の心構えを持っていただきたい。
水上桜花様 華琳様要領は良いのできっと一刀くんとラブラブできます。そして影でシバかれます、不憫。
M2様 そういや初期董卓軍には二人の純一戦士がいますね、立場、腕っ節ともに厄介な事この上ない。
jackry様 こんな上司は嫌だ!!きっと十常侍さん達は揃って離職を申し出るでしょうね。
雪蓮に抱き締められて投げられるなんて、ご褒美ジャマイカ!!
tyoromoko様 「・・・実質、何が変わったのだろうか」←それ言っちゃらめぇぇ!!
よーぜふ様 こんなはずじゃなかった。
Night様 (∩゚д゚)アーアーきこえなーい
t-chan様 朱里は「劉×関本書けると思ったのに!!」発言してシバかれます。そこまでは妄想できたんです。
kurei様 一刀連れてれば無血開城ですよ。その前に奪われなければですが。
比良坂様 ここのスペックであの一騎打ちしたら、華琳様は蒲公英バリに苛められますね。
叢 剣様 おっぱい!おっぱい! ホント、呉勢はスタイル良いのが多いですね、一部を・・・誰か来たようだ。
ACE様 これが華琳の恐ろしいトコなんですよ。
宗茂様 華琳様は新たなスキル【死中求活】を得た!! だからってどうなるモンでもないですが。
シズナ様 好きな子ほど苛めたい。そんな私はドSです。
ロンギヌス様 有力候補は霞ねーさん移籍後の魏ですね。一刀の懐き度的な意味で。
二番手に桃香×恋の無法者率いる蜀ってトコですが、呉だって怖いよ!?
曹仁様 後ろは決して見ずに前だけ見て走って!!
カズト様 残念!私の妄想は此処で終わってしまった!!
ある意味「なにか」の集大成みたいなモノですんで、それを好きになっていただけて嬉しい限りです。
コメント、ありがとうございました。
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桂花が厄介でした。長らく期間空けて申し訳ないです、いつも言ってるきがします。 | ||
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Mr.Baterwwwww(cuphole) 華琳可愛良いなあ。(readman ) ハハハハハハ。華琳ハアイサレテイルナァ(風の旅人) なんと可愛らしくもいじらしい桂花でしたね^^ 中の人的なことを鑑みると、こういうヒロインっぽいキャラの方がむしろフツーなあたり、エロゲー界における桂花というキャラの特異性をしみじみと感じてしまいましたw(四方多撲) まさか桂花に萌えるときがこようとはwwwこうなったら今度は焔耶がどう改変されるのかがものすごく見たくなってしまったwwwそれよりも風と華琳・・・どんまいwww後そろそろ星と翠に出番をwww(zero) ふぅ・・・なんとか帰ってこれたぜ。華琳の逃走経路は見つからなかったよ、くらげさんもさじを投げてしまったようだしねw。過去にあった月(董家)とのことが気になったぜ。(Kito) 三羽烏の残りマダー(悠なるかな) 顔良マダー(2828) そろそろ翠をだしてあげてください。お願いします(tanpopo) いやーいい桂花だなー(風籟) やべぇ、一刀と桂花の関係がたまらん。風に仕事キタコレw そろそろ胃潰瘍で入院しそうな予感がするw(テス) 更新お疲れ様です。猪々子が言っていた月の良い人だと思える部分が分からない・・・。そして風ドンマイ!!華琳・・・南無。(景) 更新お疲れ様です。次は幼馴染組か姉’sですか・・・。楽しみです。全員酒入り状態の話が見てみたいっす。(tyoromoko) 桂花でこの萌え度なら、「初恋の人」である翠が登場したときの萌え具合はどれくらいに・・・(happy envrem) ん〜 最後の一刀の両親が生きてたらってのが気になりますねぇ その辺の話もいずれ出ると期待しつつ支援ーー(司 葵) 一夜明けてあらためて読み返しても、M○.BATERのネタ始まりに爆笑してしまう…。くそぉ〜、桂花は可愛いじゃないか。(ちきゅさん) 「桂花は萌えに持っていくのが難しい」・・・どこが?ええ萌え死にましたとも( ・ω・)そして華琳はどんな状況でも美味しいとこを必ずゲットの安定感。もうやめて!華琳のライフはもうゼロよ!><;(kurei) 相変わらず華琳さん逃げて〜〜!でもやっぱりここの作品で一番好きなのは秋蘭だな〜♪次の作品で秋蘭が出てくるのを信じてます!!今回も最高の話です!!(mighty) 一刀のコネが自覚ができれば世界もとれるほどに・・・ まぁあの鈍感さではありえないが(asf) なんだろう、桂花がいいこ?だ。 でもあの月とタメはるとは… うん、華琳、たぶん君ならまだまだやれると思うんだ、いろいろと。 何はともあれ、最後のコメ返であらためてふかせてもらいました、まる(よーぜふ) 桂花のツンデレっぷりがいい、ガンデレ桂花を書いた俺が言ってみます、呉軍の方々は至高、もうすぐ次話を更新する・・・・・・・かも(叢 剣) 霞姉さんが華琳に絡んだ件も見てみたいですね。この2人なら一刀挟んでも仲良くなれそう。(比良坂) 地上最強の生物集団=姉’s? うん、納得(tomi) 華淋哀れ・・・つーか諦めたら終りだとわかっていても諦めざるを得ないだろうwww逃げ場ないし。(水上桜花) 一刀があのままパーティー会場にいたらどうなっていた事か。 桂花が可愛かったです(samidare) 一番頑張ってる華淋が報われないwwwとりあえず無理だと思うけど全力で生き延びてwwwww(おやっと?) なんのかんのと顔が利く一刀君・・・さて誰を選ぶのか・・・(曹仁) 逃げるんだ華琳!、あきらめたら そこで試合終了ですよwww(宗茂) 桂花が見事なツンデレで可愛いw そして、相変わらず華琳逃げて!!って思うけど、本当にここの華琳は可愛すぎて大好きです。持ち帰りたい位。それと冥琳、義妹がいるから、明命の一言の重さと衝撃は良く判る!!(Ocean) 今回もめっさ楽しませてもらいました!それにしても一刀の交友?関係は幅が広い!!もしあのまま一刀がパーティー会場に残ってたら間違いなく修羅場になってましたねwww(スーシャン) 諦めるな華琳、一刀さえ落とせば勝ちだっ!!・・・後が怖いがな(シズナ) 忙しい仕事の中、一休みがてら覗いてみたら更新&桂花登場か…。よっしゃ〜!後2時間は戦える(仕事)ありがとう作者様。(ちきゅさん) |
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