恋姫無双 妹と共に 6 |
華琳「皆、聞いて頂戴・・・・今朝早くに朝廷から通達があったわ・・・最近暴れまわってる賊を討てとね」
一刀「いまさらだな」
華琳「ええ・・・ここまで衰退してるなんて・・・けど、これで大手を振って討伐ができるわ・・・元が農民だからって容赦しないことね」
桂花「華琳様・・・近くにやつらが出たとの報が・・・・」
華琳「数は?」
桂花「はい・・・およそ・・・2万」
華琳「多いわね・・・直ちに討伐隊を編成しなさい」
桂花「御意」
華琳「一刀・・・ちょっと・・・」
一刀「なんだ?」
一刀「こんなところに呼んで・・・何をするつもりだ?」
華琳「・・・一刀、これからアナタにもイクサに出てもらうことになるわ・・・だから・・・」
一刀「覚悟か・・・」
華琳「ええ・・・人を殺す覚悟・・・・人を守る覚悟・・・・色々あるわ・・・それはアナタ自身で決めて・・・」
一刀「ここに呼び出したのはそのためか?」
華琳「ええ、今回は私も同行するけど・・・・今後一緒って訳には行かないこともあるわよ・・・」
一刀「ありがとうな、華琳(なでなで)」
華琳(作戦通り!)
一刀「どれほどの力になれるかわからないけど・・・俺がんばるよ」
華琳「ええ、期待してるわよ」
春蘭「華琳様!兵の準備完了しました」
桂花「華琳様!兵站完了しました」
華琳「それじゃぁいくわよ・・・秋蘭、流琉留守番お願いね」
『御意』
華琳「では、出発!」
華琳「桂花・・・聞いていた数よりも多いのだけれど?」
桂花「そっそれは・・・近くにいた別の隊と合流したと・・・」
華琳「そう・・・予測はできなかったと・・・・」
桂花「申し訳ありません」
春蘭「いくら増えようと賊は賊・・・烏合の衆に我らが負けるはずありません!」
一刀「いくら精鋭とて、数が負けていればその分危険になる・・・」
華琳「それはそうね・・・一刀、何か考えがあるのかしら?」
一刀「これを見てくれ」
華琳「地図ね・・・・ずいぶん詳しく書いてあるようだけど・・・・一体どうしたの?」
一刀「麟に作ってもらった・・・それで今俺たちがいるのが此処・・・・あいつらが此処」
華琳「ここから見ると何もないように見えるけど・・・・地図だと深い溝があるわね」
一刀「川が干上がったらしい・・・・それでこちらの兵数は?」
春蘭「5千だ」
一刀「さっき増えたって言ってたよな?それじゃぁあっちの兵数を・・・2割り増しで考えて・・・」
一刀「この溝は結構深い・・・少し時間かかるけど、こっちは被害なく済ませたいから・・・」
華琳「ええ。それでいいわ・・・・なら、早速」
一刀「警邏からも少し来ているはずだ・・・・作業は俺たちでやる」
華琳「ええ・・・お願いするわ」
一刀「よし・・・あとは・・・・」
春蘭「かじゅと・・・じゅんびできたのか?」
一刀「うん・・・・ねぇ、春蘭」
春蘭「なんだ?」
賊サイド
男「おい・・・あんなところに女の子がいるぞ」
男2「しかもかなりかわいいじゃねぇか」
男「ここは男として・・・保護するべきだろ!?」
男2「ああ・・・もちろんだとも」
桂花「華琳様!賊が動きました」
華琳「そう・・・・コレほど効果があるなんてね・・・・」
一刀「よし・・・十分にひきつけてから放てよ『はっ!』」
華琳「でも・・・一刀?途中で気づかれて不発になるかもしれないって思わないの?」
一刀「大丈夫だ・・・昨日の夜の内に大掛かりな仕掛けをしておいた」
華琳「それは一体・・・・」
兵「報告します!賊、第一次防衛線に到達します!」
一刀「敵の最後尾はどうなってる?」
兵「はっ!少しずつですが・・・動いております」
一刀「・・・・第一 第二に伝えろ・・・判ってるな?」
兵「はっ!」
まぁそこからは・・・一方的だったわね
一刀の指示のもと・・・敵の後方に伏せていた部隊が強襲
後方でゆっくり見ていた敵の幹部たちは一目散に逃げようと行動をあせった
前方では人が・・・・春蘭に向かって・・・・手前の溝に落ちていた
華琳「あまりいい光景とは思えないわね・・・」
突如と消えた前方部隊・・・・そして気づくものもでてきたが・・・・もう止まれない
最後尾が逃げるために迫ってくるのだから・・・・
剣や槍を持ちながら逃げてる・・・・それはもう誰もが予想のつく光景
溝に脅え立ち止り引き返そうとするもの
後ろから迫る兵に脅え唯一逃げれる場所に行こうとするもの
その両者がぶつかりあう
前『てめぇら、逃げるな!戦え!」
後『うるせぇ!てめら邪魔すんじゃねぇよ!』
仲間同士での争い・・・・それでも後の方が優勢で・・・・徐々に溝に落とされる
減り続ける賊、そして・・・
幹部「くそっ!こんなところで・・・・」
最後の一人も・・・潰えた
一刀「・・・・最後だ・・・・アレをここへ」
兵「はっ!」
華琳「・・・・何をするの?」
一刀「・・・・華琳たちは先に帰ってて・・・見せたくないから」
華琳「それはできないわ・・・私は王なのよ・・・・部下を置いていけるはずが・・・」
一刀「なら・・・目を閉じ、耳を塞ぎ、においをかがないようにな」
華琳「・・・・・そんなこと『ゴスッ』かず・・・と・・・」
一刀「ありがとう・・・春蘭」
春蘭「・・・べっべつにかじゅとのためなんかじゃないんだからね(///)」
一刀「できれば・・・春蘭にも見せたくは無いよ」
春蘭「馬鹿にするにゃ・・・私とて・・・コレくらいは・・・・」
一刀「・・・・やって」
兵「はっ!」
賊が落ちた溝に投げ入れられる・・・最高級の酒
春蘭「もったいない」
春蘭がそうつぶやくのも無理もない・・・・アレは俺が趣味で作った酒・・・・日本酒だからな
この時代にあるわけない最高の酒
それを・・・20瓶・・・すべて溝に投げ入れ・・・
火をつける
もしあの状態で生きてる者がいたとしても・・・・動けないだろう・・・そして・・・・
圧殺 火あぶり 呼吸不全 などで・・・・この世を絶つ
人が焼けるにおいはいい物ではないが・・・火葬しなければ・・・疫病が蔓延する
兵たちの中には気分が悪くなり、倒れてるものや・・・吐いてる者もいる
華琳は春蘭が気絶させ・・・・桂花は・・・・事後処理のために既に城に帰還しているだろう
春蘭「これがかじゅとの・・・・覚悟?」
一刀「そうだよ・・・」
春蘭「綺麗だな」
・・・三日間・・・蒼い炎が・・・・消えることはなかった
次回 秋蘭、季衣、流琉の危機?
新たな仲間・・・・北郷隊設立
説明 | ||
このセカイには幼女があふれてる | ||
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コメント | ||
桂花にも拠点ぽいものがあるかなぁ。(readman ) 華琳が無駄なところで知恵を使っただと(VVV計画の被験者) 度数何度の日本酒だ?(ブックマン) 日本酒・・・飲みてぇ(;゚д゚)....(みっちー) 一人一人の個人√期待してますwwww(miroku) 最高級の酒を使うところに一刀の慈悲の心を感じますね。(conqueror) それはまたいろいろとカオスになりそうだな、もちろん賛成だけどww(宗茂) ネタ:もういっその事各勢力の個人ルート作るか!(護衛) 青い炎は、赤い炎よりも熱いんですよね・・・・(峠崎丈二) 蒼い炎・・きれいだなぁ〜(七夜) |
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