恋姫無双 妹と共に 10 |
華琳「貴方たちが・・・張三姉妹なのね」
張角「私たちを捕まえてどうするつもり!?」
張梁「私たちの求心力を・・・軍に使うつもりね」
華琳「話が早くて助かるわ・・・貴方たち死にたくないでしょ?」
張梁「脅すつもり?」
華琳「事実を言ったまでよ・・・それで・・・どうするのかしら?」
張梁「生か死か・・・あいにく私たちには夢があるの」
華琳「夢・・・ね」
張宝「なに・・・そのつまらなそうな目は!」
華琳「歌で世界を・・・だっけ?」
張梁「なぜそれを・・・・ええそうよ!」
華琳「貴方たちが手を貸すというのなら・・・領内を好きに歩いていいわよ」
張角「え〜、領内だけ〜「まって、天和姉さん」?」
張梁「曹操様は・・・今後領地を増やすお考えで?」
華琳「ええ・・・そのつもりよ」
張梁「・・・姉妹だけで話しても「いいわよ」姉さんたちちょっと」
張梁「私たちは曹操様の覇業をお手伝いします・・・さし当たって・・・私の真名は人和です」
張角「私は天和です」
張宝「ちーは地和よ」
華琳「そう・・・なら、私のことは以後華琳と呼びなさい・・・イイワネ?」
人和「はい・・・華琳様」
華琳「よろしい・・・それで・・・誰かつけようと思ったのだけど・・・・」
地和「なら・・・そこの男を頂戴」
天和「な〜んか、優しそうだし〜」
人和「よろしいでしょうか?華琳様」
華琳「一刀をね・・・一刀はいいかしら?」
一刀「たかりなどがなければな」
地和「そんなことするわけないでしょ!」
天和「ひど〜い、姉ちゃんそんなことしないよ〜」
人和「私が付いていますから安心してください」
華琳「それじゃぁ・・・一刀は他の仕事の合間に面倒をみてあげて」
一刀「りょ〜かい」
華琳「これで朝議は終わり・・・解散」
凪「隊長!今日はどのように?」
一刀「そうだな・・・・昨日は麟に任せっぱなしだったから・・・・今日は俺たちだけで警邏や報告書を・・・沙和、麟に休みだと伝えにいってくれ」
沙和「わかったの〜」
一刀「沙和が戻りしだい・・・誰がドコをってのを決めようか」
凪「はい!」
真桜「へ〜い」
一刀「真桜・・・大丈夫か?」
真桜「あ〜・・・きにせんといて〜大丈夫やから〜」
一刀「具合悪かったらすぐに言えよ」
真桜「おおきに〜」
沙和「たいちょ〜・・言ってきたの〜」
一刀「よし・・・それじゃぁ兵たちのところに行くか」
「「「は〜い」」」
一刀「今日はいつもより人少ないが・・・気を抜かずにな」
『はい!』
一刀「凪と沙和は東と北を」
凪「はっ!」
沙和「はいなの〜」
一刀「俺と真桜は南と西だ」
真桜「わかったで〜」
一刀「各員、自分が所属する隊へ・・・それじゃぁそっちは頼んだぞ」
『はい!』
一刀「それじゃぁ・・・俺たちも行こうか」
真桜「・・・・」
一刀「活気が前よりあるなぁ」
真桜「・・・・・・」
一刀「お、あの店は新しくできたのか・・・今度行ってみよう」
真桜「・・・隊長」
一刀「どうした?」
真桜「隊長はなにもきかへんの?」
一刀「真桜が本調子じゃないってことか?」
真桜「なんや・・・知ってたんか・・・」
一刀「何か悩みごとか?」
真桜「あ〜、まぁそんなところやね」
一刀「相談に乗るぞ・・・まぁ、実際話し聞く程度しかできないがな」
真桜「隊長・・・うちな・・・凪がうらやましいんよ」
一刀「凪を?」
真桜「凪は素直やし・・・武もうちなんかと比べられないくらいある・・・・」
真桜「それに最近沙和も・・・つようなってきてん」
一刀「真桜も強くなってるじゃないか」
真桜「そないなこと言ったかて・・・自分のことや・・・わかってまうわ」
一刀「武ってさ・・・何も個人だけじゃないよな」
真桜「どうゆうことや?」
一刀「確かに凪の武は凄いよ・・・けど、それは凪だけが凄いってだけ・・・・この前凪と沙和の模擬戦みたけど・・・沙和の圧勝だった」
真桜「そりゃ・・・沙和も力を「そうゆうことじゃないんだ」へ?」
一刀「俺からしてみれば・・・真桜は自分の可能性に気が付いてないって感じだな」
真桜「うちの・・・・可能性?」
一刀「そう・・・凪は個々の武 沙和は集団の武 真桜は・・・」
真桜「うちは・・・?」
一刀「答えは俺からはいえない・・・けど、真桜は真桜しかできないことがあるはずだよ?」
真桜「うちにしかできないこと・・・・あんがとな、隊長・・・うち、自分の誇れる武探してみる」
一刀「ようやく元気になったな・・・さて、昼までにここだけでも終わらせような」
真桜「もちろんや!」
一刀「昼飯終わったら城門前に集合・・・いいな?」
『御意!』
華琳「一刀」
一刀「ん?めずらしいな・・・華琳が一人でいるなんて」
華琳「そう?」
一刀「それで・・・どうした?」
華琳「ちょっとね・・・・午後から大丈夫かしら?」
一刀「ああ、報告書の整理をしようと思ってたところだから・・・・急用?」
華琳「私じゃないの・・・張三姉妹のことで・・・」
一刀「そうか・・・なぁ華琳」
華琳「なにかしら?」
一刀「一緒に昼、どうだ?」
華琳「うれしいわ・・・あなたから誘ってくれるなんて・・・それじゃぁ行きましょ」
華琳と昼飯を終え・・・すこし早く城門前にて隊の連中を待つ
一刀「全員集まったか・・・午後の予定だが・・・凪、沙和は引き続き残りを頼む」
「「はい」」
一刀「すまないが真桜」
真桜「大将に呼ばれ取るんやろ?・・・さっきちらっと聞こえたわ」
一刀「任せてもいいか?」
真桜「ええよ・・・しっかりやっとくで」
一刀「すまない・・・」
真桜「きにせんと・・・大将待ちくたびれてまうで」
一刀「ああ、それじゃぁ皆、引き続き頼む!」
『はっ!』
一刀「待たせた」
華琳「キニシナイで・・・それじゃぁ借り手いくわね」
凪「真桜・・・どうしたんだ?」
真桜「なんや?」
沙和「真桜ちゃんが真面目なの〜」
真桜「うちな・・・悩んでること隊長にそうだんしたんよ」
凪「それで?」
真桜「そしたら真剣に話きいてくれた・・・助言もしてくれた・・・まぁ答えは言ってくれへんかったけど・・・けど・・・隊長の言葉信じて・・・みようとおもうねん」
沙和「真桜ちゃんが何に悩んでるか沙和なんとなくわかるの〜」
凪「一体何に?」
沙和「おしえないの〜・・・けど・・・凪ちゃんもそのうちぶつかるの」
真桜「そうやね・・・」
凪「わからないな・・・さぁ、警邏いくぞ」
沙和「あ、まってなの〜」
真桜「うちらもいこか」
兵『はい!』
真桜(沙和)『凪(ちゃん)もきっと悩むやろな(の〜)けど・・・うちら(沙和)たちには隊長がついてる(の〜)』
真桜「個々の武でもなく用兵術でもなく・・・うちだけの・・・・うちにしかない・・・武」
沙和「個人では凪ちゃんに負けてても・・・沙和には沙和にしかできないことがあるの・・・」
『それを教えてくれた隊長・・・・大好き(やで)(なの〜)』