一刀「布に水をつけて火に当てろ！無いものは砂をかけろ！」

春蘭「住民の避難はどうなってる！？」

秋蘭「大丈夫だ、姉者･･･凪たちが今行ってる･･･しかし･･･」

春蘭「一体だれが･･･こんな非道なことを･･･」

袁招「トウタクに決まっておりますわ！」

春蘭「おまえは･･･誰だ？」

袁招「わたくしをお忘れとは･･･華琳サンのところもたいしたものじゃありませんわね」

春蘭「なんだと！？」

一刀「無駄話はいい！春蘭は北、秋蘭は西を！」

春蘭「わっわかった」

秋蘭「承った！」

一刀「全軍！消火活動に全力をつくせ！５人一組にて･･･散開！」

兵『はっ！』

袁招「何をしてますの？」

一刀「････」

凪「隊長！」

一刀「凪か･･･どうした？」

凪「この子を保護いたしました･･･」

？？「へぅ〜」

一刀「わかった･･･本陣に･･･そこ！何をやってる！？」

？？「べっ別に･･･何も･･･」

一刀「誤魔化せると思うなよ！下種が！」

？？「ぐはっ！」

袁招「あ･･･あなた･･･ワタクシの兵になんてことを････許しませんわよ･･･！」

一刀「ただいるだけなら邪魔だ！消えろ！」

袁招「なっなんですてぇぇぇぇぇぇぇ！」

兵「隊長！住民の避難完了しました！」

一刀「わかった･･･季衣と流琉に伝令、火の勢いが強いところから倒壊させよとな」

兵「はっ！」

袁招「あなたこんなことが許されるとおもっているのですか！？」

一刀「霞！」

霞「なんや？」

一刀「帝を･･･たのむ」

霞「よっしゃ！まかしておきぃ！」

一刀「まだいたのか･･･失せろといったはずだが？」

袁招「キィーーー！なんなのです！？その態度！」

流琉「兄様！」

季衣「兄ちゃん！」

一刀「ああ･･･伝令は聞いただろ･･･頼む」

『はい！』

副隊長「各員退避！退避！！双悪鬼がくるぞ！」

季衣「ねぇ･･･流琉」

流琉「なに？季衣」

季衣「あの呼び名何とかならないの？僕なんかやだよ」

流琉「そんなこと･･･私だって･･･」

『ドゴーーーーン！･･･ガラガラガラガラ』

『ヒュルルルルル！････バキバキババキ！』

鉄球と円盤によって瞬く間に廃墟となる洛陽

一刀「この際全部取り壊すか･･･」

兄のひと言で･･･洛陽の街は････廃墟となった

袁招「一体貴方たちは自分が何をしたのかわかっているのですか！？」

袁術「そうじゃそうじゃ･･･洛陽をあんな風に･･･覚悟はできておるんじゃろうか！？」

馬鹿が二人寄ってたかって一刀に文句を言う

孫策「いくら非常事態だからって･･･ここまでやるなんて･･･」

劉備「酷い･･･」

馬超「やりすぎだ･･･」

公孫賛「････」

火の手が上がったとの報からおよそ２刻後(４時間)にようやく到達したほかの諸侯が文句や現状をかたる

元は美しいだったであろう洛陽が今では瓦礫の山になった･･･まぁその気持ちもわからなくもないがな

霞「一刀！帝は無事や･･･今うちの隊の連中で護送中や」

兵「隊長！･･･住民全員無事････一人も欠けておりません････ですが････」

一刀「わかってる･･･続けてくれ」

兵「はっ！････家の中に救助に行った者････１００名あまりが････」

一刀「ありがとう････伝えてくれて」

俺はその報告兵を抱き寄せ････兵は声を殺してないた

華琳「･･･一刀････ご苦労様････」

浮かない顔をして覇王様が俺をねぎらう

諸侯の目が華琳に向く･･･その目は『なぜここまで』やら『やりすぎだ』など訴えてくるものばかりだった

華琳「休んでなさい････一睡もしてないのでしょ？」

一刀「何を言ってる･･･復興作業があるんだ･･･寝てなんか･･･『ドサッ！』」

華琳「ありがとう･･･流琉」

流琉「いえ･･･」

袁招「･･･華琳サン」

華琳「何かしら？」

袁招「アナタに復興作業はやらせませんわ････」

華琳「それはどうゆう意味かしら？」

袁招「こうゆう意味ですわ！」

あたりを囲まれる華琳･･･後から聞いた話だが･･･復興には袁招、劉備、孫策、公孫賛でやることになったらしい

そして･･･董卓は街に火を放ち････自害したと････

おまけ

帝「そうか･･･董卓は自ら死を選んだか･･･わかった･･･して･･･おぬしが袁招か？」

袁招「はっ！」

帝「このたびの行軍大儀であった･･･私はもう自由がないと思っておったのだがな･･･いやいや･･･信じるものは忠義の臣下だな････これからも頼むぞ」

袁招「はっ！仰せのままに」

帝「･･･そなたが曹操か･･･何ゆえあのような暴挙にでた････街を破壊するなど･･･正気の沙汰とは思えぬぞ」

華琳「お言葉ですが･･･あのまま消火しても埒が明かないと思い･･･」

帝「ほぉ･･･私に口答えするか」

華琳「いっいえ･･･消してそのようなこと･･･」

帝「乱世の奸雄と民の間で噂になってるらしいが･･･体も器も小さい者ではないか･･･噂は尾ひれがつくもの･･･ふふふ、お前の身柄確保する･･･よいな？」

華琳「御意」

帝「話は以上じゃ･･･今一度申す、今後も私のことを支えよ」

『御意！』