真・恋姫†無双  星と共に 第18章
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真・恋姫†無双  星と共に  第18章

 

 

袁紹軍を打ち負かしてから数週間が経とうとしていた。

 

「ふあ〜あ」

 

朝になり、一刀が起きる。

 

「さてと……そろそろ起きたら? 星」

「……む……むにゃむにゃ」

 

一刀の隣には星が寝ていた。

何故一刀の隣に星が寝ているのかと言うと、それは劉備と会いに行く際に星を置いていったことによる詫びのためであった。

一刀と星は詫びとして何が良いのかと考え、二人で考えた結果しばらくは星が一刀と部屋を一緒にすると言うものにした。

そのためベッドも二人用であり、一刀と星はしばらくは一緒に寝ているのだ。

とは言っても一緒に寝ている以外特に深いことはしていない。

強いて言うならよく一刀が星の体を触ってきたりする程度である。(特に胸を)

 

「起きないのなら……おしおきだ」

 

一刀はそう言うと寝ている星の後ろに転がり、星の胸を後ろから鷲掴みにする。

 

「あ……ああ……」

「どうだ? 目が覚めるだろ」

「あ……ああ……もう目が覚めますぞ。一刀殿」

 

星はあえぎ声を出しながらも一刀の手を掴む。

しかし一刀の手を放そうとはせず、逆に一刀の手を動かしさらに胸を揉ませる。

 

「あ……一刀殿はテクニシャンですな」

「いや、これはさすがにお前の手の動きだろ」

「後、五分はこのままですぞ」

「さすがに勘弁してくれ……」

 

しかし星の言う通り約五分ほど、星は一刀の手を自分の胸に揉ませた。

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それから二人はその日は暇なので、二人で街を歩く。

 

「ずいぶんこの街も賑やかになりましたな」

「袁紹を倒したからな。領土も広がって、人の出入りも多くなったんだろ」

「そうですな」

 

二人は賑やかな町をカップルのように寄り添いながら歩く。

しかしそんな時にも関わらず、一刀は少しばかり思いつめたような顔をする。

 

「どうしたのだ? 一刀殿」

「いや、ふと劉備の事を思ってな」

「劉備殿の?」

「ああ。劉備の歩んでると言うか、何と言うか劉備のやっていることは前の世界の俺と同じなんだ。それは星も分かるよな」

「うむ」

「だが、俺と同じ道を歩んでたはずが、袁紹の一件で完全に俺とは違う道を歩んだ」

「逃げたことを言っておられるのか?」

「ああ、だがどうもその後が気になってな」

「その後?」

「逃げるのは構わない。だが、もし前の世界での俺と同じ事を考えていたら少し気になることがあるんだ」

「気になることとは?」

「あの子は俺と同じように人々を笑顔にしていくために戦ってるんだと思う。だけど、あの子はそのために戦う覚悟が出来てないんだと思う」

「そう思われる根拠は?」

「この前会ってみて……。それしかないな。でも俺にはなんとなくそうとした思えなくてな……」

「それだと何が問題なのですか?」

「色々あるなけどメンタルだな……」

 

一刀はそう言いながら、空を見上げる。

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その頃劉備はと言うと、何とか平定した益州の街を歩いており、そんな中ある占い師の言葉を聞いていた。

 

「ここが攻められる!?」

「うむ。この土地は後半年……、いや1ヵ月後には曹操の領土となっているだろう!」

「そんな……」

「その前に曹操を倒しなさい! さすればこの予言を変えることが出来る!」

「で、でも……」

「曹操を倒しなさい。曹操を倒しなさい」

 

その占い師は呪文を唱えるかのようにその場を去る。

 

「曹操さんを倒さないといけないのかな……」

 

劉備は戸惑いながらもその場を後にする。

その悩みながら劉備の去り具合を見る占い師。

 

「ふふふ、これでいい……」

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劉備に予言を言った占い師はどこかの山にある、祠に入る。

 

「おや、随分早いお帰りね。普浄」

 

仲間とされる女性がその占い師を普浄と呼び、普浄と呼ばれる占い師は占い師の姿を変え、白装束の姿になる。

 

「潘臨。この世界の劉備は予想以上に頭が悪いようだ」

「へえ。その様子だと上手くいったみたいね」

「ああ。うまく曹操とぶつかるようにしておいた。私の情報だと曹操は近々自分の近くに置く将を減らすような行動を取るようだからな」

「そして曹操を倒し、あわよくば北郷一刀の命を奪ってもらおうと……」

「そうだ。下手に私達が手を出すわけにはいかんからな」

「しかしそんな行動をして大丈夫……」

「ふん。あの老人共が何と言おうと私は無視する。それにこれは左慈達の一種の仇打ちだからな」

「そうね。貂蝉……あの者のせいで左慈や于吉があの世界と共に滅びましたからね」

「それにこの世界の管輅は既に我らの手に落ちている。どこからも邪魔はされまい。それに念のために結界も張った。そう簡単に見つかりはしまい。ふっふっふっ……」

 

普浄は不敵な笑みをしながら笑うのであった。

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おまけ

 

 

作者「早いが第18章だ」

一刀「一体どうした?」

作者「実は言いたいことがある」

一刀「何だ?」

作者「いや、この作品読んでる人って仮面ライダーに対する反応が無くてな」

一刀「第16章のおまけでなんか言ってたな」

作者「誰も反応してくれなくてショックだった。それとまだ言いたいことはあるが、それはこれから投稿する小説風の話でやる」

一刀「また『スーパー予告タイム』みたいなのをやるのか?」

作者「そうだ。まあそれと比べるとかなり短いけどな」

一刀「そうか……。しかしこの作品の俺は少し変態すぎないか?」

作者「これはPS2版の続編だからな。PS2版はPC版と比べると一刀の変態度がかなり上がってるんだ!」

一刀「何だと?」

作者「だってPS2版は思春に白スク水+猫耳をつけさせたる暴挙に出たり、紫苑に鞭打たれて豚みたいにブヒブヒ言ってるし……」

一刀「………」

作者「まあPS2版を持ってない人は二○ニ○動画で『恋姫†夢想』を検索してみよう!

出てくるはずだ!」

一刀「ところで新キャラというかオリジナルキャラが出てきたけど…」

作者「普浄と潘臨のことだな。まあ元々どんな人だったかは忘れたが、どちらも三国時代に居た人だ。ウィキペディアで検索すれば分かるはずだ。

ちなみに元というかモデルは『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』に出てくるある組織の上級幹部の二人だ」

一刀「またそれか!」

作者「それでは!」

説明
この作品は真・恋姫†無双が前作(PS2)の続編だったらという過程で作られた作品です。
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コメント
やはり管理者たちもいたかってか左慈と于吉とおなじ否定者か(VVV計画の被験者)
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真・恋姫†無双 一刀 真・恋姫無双  恋姫†夢想 第18章 

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