東方 白虎幻想入り・第10話 |
幻想卿に来て数ヶ月、幻想卿は夏になってる・・・・はずだった・・・
白虎「じゃあ慧音、行ってくる」
慧音「ちゃんと中身確認したか?」
白虎「もちろんだ」
慧音「気をつけてな」
ドンッ!!
暫く走ってると
霊夢「あら、あなたも来たの?」
霊夢たちと合流した
魔理沙「さっさと行こうぜ、いい加減この薄気味悪い霧も見飽きたぜ」
そう、今幻想卿は妖霧で覆われていた
本来なら夏の日差しがあるはずなのに、その霧のおかげで日が差さない状態だった
俺は慧音にこうゆう日は医療道具を持って出かけるように言われた
なぜかは知らんがとにかく持っていけとのこと
霊夢「何よその荷物」
白虎「医療道具」
霊夢「なんで?」
白虎「慧音が持って行けとさ」
霊夢「まるで夫婦ね。あなた達」
白虎「それで俺はどういう反応すればいい?」
魔理沙「けが人なら、さっきの妖怪がけがしてたぜ」
白虎「けがさせた人の間違いじゃないのか?」
白虎「あと、人じゃない」
霊夢「二人とも、湖に着くわよ」
湖・・・大ちゃんとチルノか
あんまりあの二人とは戦いたくないな・・・
俺は湖をきるように走った
そして・・・・・
チルノ「来たわね!人間!白虎!」
大妖精「・・・・・」
・・・・・大ちゃん
霊夢「何よ、私は急いでるの。相手ならそこの白黒とやっててくれる?」
魔理沙「私も忙しいんだ。やるならそこのスピード馬鹿とやっててくれ」
スピード馬鹿って俺のことか?まぁ、音速超えようとして死んだけどさ・・・・・
白虎「わかった。ここは俺が引き受ける、二人は先に行っててくれ」
霊夢「じゃあそうさせてもらうわ」
魔理沙「じゃあな」
そう言って紅魔館に行く霊夢と魔理沙
チルノ「あ!こら待て!」
白虎「おっと、ここから先は通さん」
俺は湖を蹴って宙に浮いた
落ちる速度を遅くすれば少しの間だけ宙に浮ける
チルノ「邪魔する気?」
白虎「一応な」
チルノ「あんたとは一度やりあってみたかったのよ」
白虎「俺は一度もやりあいたくなかったがな」
正直、争いは好きじゃない
白虎「なぁ・・・やっぱりやめないか?」
チルノ「それは無理ね」
大妖精「ごめんなさい・・・」
降りかかる火の粉は払うしかない
しかし・・・・・
白虎(払いたくても払えねぇ・・・)
チルノ「いくよ!白虎」
やるしかないか!くそったれ!!
チルノ「氷符「アイシクルフォール」!」
その瞬間、氷の弾幕が飛んでくる
白虎「なんの!」
ボンッ!
その瞬間チルノの弾幕が相殺される
チルノ「なっ!?」
白虎「散符「ライオット」」
コイツは弾幕をばら撒くように撃つ
俺も伊達に幻想卿で過ごしてきたわけじゃない
数は少ないがスペルカードも考えた
と言ってもコイツは未完成だがな
チルノ「やるわね、あたいも本気で行くよ!!」
俺もそろそろ、マジでやらないとな
チルノ「雪符「ダイアモンドブリザード」!!」
チルノがカード宣言した瞬間、さっきとは比べ物にならない弾幕が来た
白虎「っ!?」
チルノ「これであたいの勝ちね!!」
はぁ、しゃあない。一番使いたくなかったアレを使うか・・・・
白虎「すまない・・・」
チルノ「え?」
白虎「神符「神風」」
その瞬間
ドォーーーーーン!
爆発、そしてチルノの弾幕も消滅
俺は下に落ちた
このスペルカードは、本来ならば俺の切り札になるはずだったが、
力の制御が上手くいかず、暴発することがある
本来なら使ってはいけないが、こうなってしまっては仕方ない
どうしても戦いたくなかった。故に俺は自爆を取った
目が覚めると、俺は大ちゃんの膝の上だった
大妖精「ヒグッ・・・・エグッ・・・・」
そして、大ちゃんが大粒の涙を流して泣いていた
チルノ「どうして、あんなことしたの・・・」
白虎「お前たちと戦いたくなかった、それだけだ」
チルノ「あたい達は、怪我してもすぐ治るよ」
白虎「それでも・・・だ、嫌なんだ。誰かが傷ついたりするのが」
大妖精「じゃあ・・・グス・・・自分はいいの?・・・」
白虎「・・・・・・・・」
大妖精「自分を大事に思ってる人が、悲しむのは・・・?」
白虎「それも嫌だ」
大妖精「じゃあなんで・・・」
俺って馬鹿だなぁ・・・
こんなにも俺を心配してくれる子が、心配してくれる人が居たのに
それでも自分を投げ出そうとした
その人の取り残された時の気持ちも考えないで、あの時の慧音の言葉も
忘れて・・・・・・
白虎「ゴメン、大ちゃん・・・ほんとにゴメン」
大妖精「うぅ、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁああん!」
大ちゃんは大声で泣いた
俺は胸が罪悪感でいっぱいになった
気がついて腕を見ると不恰好な巻き方をした包帯があった
後、体の所々に包帯や絆創膏があった
大ちゃん、慧音、幽々子に皆ゴメン
もう、馬鹿な真似はしないと俺は胸に誓った
暫くしたら妖霧は晴れて、夏の太陽が顔を出した
霊夢たちがうまくやったらしい
白虎「事件解決か」
大ちゃんとチルノは木陰で寝ていた
白虎「もうちょいここにいるか」
こんな俺でも、大切に想ってくれる人がいたんだな・・・
大妖精「白虎さん・・・ムニャ・・・・」
白虎「ふふっ、ありがとうな。大ちゃん、チルノ」
暫くして、慧音が来て、俺の姿に慌てふためいた
流石にスペカわざと暴発させたなんて言えなかったので
相打ちと慧音には言っといた
慧音に、お前なら勝てただろうっと言われたが
そこは実戦では逃げてることが多かったから仕方ないと誤魔化しといた
慧音と暫く湖でゆっくりしていった
そして2ヵ月くらいがたった
幻想卿も夏が終わろうとしていた
そして俺も幻想卿に来てから数ヶ月が経っていた
俺は何時もどうり外に走りにいこうとしていた
白虎「じゃあ行ってくる」
慧音「あぁ、気をつけてな」
ドンッ!!
最近、主に幽々子のとこに行くことが多くなった
何故だか知らんが、あそこは懐かしい感じがして仕方ない
だが今日は博霊神社に行く用事があるから行けないが、明日は行けるだろうと思う
〜〜その頃白玉楼〜〜
幽々子「そう、貴方が白虎が言ってた」
真名「出雲真名、一応言っとくけど男だからね」
妖夢「お茶が入りましたよ〜」
真名が来ていた
幽々子「白虎ってあっちではどんな子だったの?」
真名「そうだね。こっちでも大して変わらないね」
妖夢「そうなんですか」
幽々子「で?恋仲の子はいたの?」
真名「いいや。顔が恐いせいであんまりもててないよ」
幽々子「あら・・・そう♪」
真名「にしても、さっきから気になってたんだけど」
幽々子「なぁに?」
真名「あの枯れた桜の木は何?」
妖夢「西行妖です、今は封印されてますけど」
真名「何で封印されてるの?」
幽々子「さぁ?生前の記憶はないからわかんない♪」
ふ〜ん・・・生前の記憶がない
じゃあ、この土地の記憶を見ればわかるかな?
妖夢「どうしたんですか?真名さん」
真名「ちょっとね・・・」
パチュリーに面白い魔法を教えてもらった
そう、範囲と人数を指定して、あっ、後魔方陣の術式も・・・
まぁ、こんなもんかな
幽々子「何してるの〜?」
真名「ちょっとね・・・」
これで・・・
よし、じゃあやるか
ブゥゥン!!
その瞬間白玉楼全体が魔法に包まれた
真名「あれ?」
妖夢「ま、真名さん!?何したんですか!?」
真名「いやぁ、土地の記憶を見ようといたら術式の範囲を間違えちゃった♪」
妖夢「えぇ〜〜〜!?」
幽々子「面白そうね♪見てみましょう♪」
その瞬間、白玉楼がモノクロに包まれた
その時、縁側に生前の幽々子と・・・
幽々子「白虎?・・・」
白虎と瓜二つの男
言えることは一つ
彼は白虎の前世の前世
つまり、僕と白虎が幻想卿入りする前の前世の白虎
多分幽々子の許婚だろう
会話はかすかに聞こえる程度だった
二人は仲が好かった
二人が手をつないだ
その瞬間
バタッ!
前世の白虎が倒れたその瞬間
ブンッ!
とたんに景色が変わった
布団で前世の白虎が寝込んでいた
生前の幽々子は心配そうに隣に座っていた
白虎は不意に起き上がって幽々子に何かを言った
多分心配しなくていいみたいなことを言ったのだろう
が、幽々子の表情はさらに曇った
ブンッ!
また景色が変わった
また白虎が寝込んでる景色 だが
今度はさっきとは明らかに違う
傍に医者らしき人がいた
多分峠なのだろう
幽々子は白虎の手を握って泣いていた
白虎も涙を流していた
白虎「これを・・・・」
白虎が幽々子に二組の扇子を渡す
幽々子「これは?」
白虎「俺が作ったんだ・・・どうかな?」
幽々子「うん・・・素敵、とっても綺麗よ・・・」
白虎「そうか・・・よかった・・・っ!ゴホッ!ゴホッ!」
幽々子「・・・!大丈夫!?」
何故か白虎の名前だけが聞こえなかった
白虎「すまない・・・先に逝く不幸を許してくれ・・・」
幽々子「もしも・・・・ひっく・・・・もしも生まれ変わったら・・・ぐす・・・またここで逢えるかな・・・?」
白虎「逢えるさ・・・必ず・・・逢える」
幽々子「うん・・・逢おう・・・・だから今はおやすみ・・・」
幽々子の顔は涙でぐしゃぐしゃだった、途中から何言ってるかわからないぐらいに・・・
白虎「あぁ、おやすみ・・・」
そう言うと白虎は力尽きた
シュゥゥゥゥゥン!
景色が元に戻った
魔法が解けたのだろう
真名「なるほどね・・・」
妖夢「ゆ、幽々子様、これって一体・・・?」
妖夢が幽々子のほうを向くと
妖夢「ゆ・・ゆこ・・・・様?」
幽々子「ヒック・・・エグッ・・」
幽々子は泣いていた
妖夢「えっ!?ゆ、幽々子様!?どうしたんですか!?」
幽々子「違うの、妖夢・・・グスッ・・嬉しいの・・・」
妖夢「嬉しい・・・・・ですか?」
幽々子「だって、だってずっと好きだったもの・・・」
妖夢「幽々子様・・・」
幽々子「妖夢、お願いがあるの」
妖夢「何でしょうか・・・」
真名(面白くなってきた♪)
僕は転移魔法で慧音の家に言った
白虎は確か博霊神社のはず
〜慧音宅〜
ガラッ
真名「慧音〜?ちょっといいかい?」
慧音「何だ真名じゃないか、白虎ならいないぞ」
真名「単刀直入に言うね、幽々子が白虎を自分のとこに住まわせようとしてる」
慧音「何だって!?」
真名「急いだ方がいいよ?」
慧音「・・・わかった」
妹紅「慧音〜?遊びに・・・」
慧音「妹紅、わたしは白玉楼に行く。留守番頼む」
妹紅「えっ?慧音、一体どうし・・・」
慧音「頼む!!」(ゴゴゴゴゴゴゴ)
妹紅「は、はい!」(涙)
そういうと慧音は飛んでいった
妹紅「真名、あんた慧音に何言ったんだ・・・?」
真名「さぁ〜?♪」
真名「じゃ、僕は白玉楼に戻るね♪」
ヒュウウン!
妹紅「一体何がどうなってるんだ・・・」
〜そして白玉楼〜
妖夢「わかりました、では・・・」
妖夢が行こうとしたその時
慧音「まて!」
真名(流石に速いな。ま、そりゃそうか)
妖夢「け、慧音さん!?」
慧音「白虎は、渡さない!」
幽々子「邪魔する気?」
妖夢「慧音さん、ごめんなさい!」
慧音に切りかかる妖夢、しかし
慧音「邪魔だ!!」
ボン!!
妖夢「み゛ょ ん!?」
弾幕で妖夢をあっさりと蹴散らす慧音
幽々子「あの子は、渡さない!」
慧音「あいつは、渡さない!」
その瞬間、二人の弾幕バトルが始まった
真名「さぁ、面白くなってきたw」
その頃白虎は・・・
白虎「あぁ〜やっと終わった。あいつ散々人をこき使いやがって・・・」
俺は霊夢に神社の大掃除を手伝わされた
無駄に広いうえに、俺と同じく手伝いに来てた魔理沙は途中で逃げるし
散々だった
能力で掃除のスピードを速くしたから速く終わったのはいいが魔理沙のせいで2人分疲れた
白虎「家でゆっくりしたらどっか行くか」
ガラッ
白虎「ただいまー」
しかし慧音はいない
何処へ行った?
妹紅「びゃ、白虎・・・おかえり」
慧音の代わりに妹紅がいたが隅っこでガクガクと震えていた
白虎「妹紅、慧音は?後どうした?」(汗)
妹紅「慧音が鬼の形相で白玉楼に・・・」
白玉楼?何故慧音が?しかも鬼の形相で・・・
何かかなりヤバイ気がする
白虎「わかった、ちょっと行ってくる」
ゴンッ!!
俺は白玉楼に急いだ
〜白玉楼〜
ドドドドドドド!!
白玉楼上空では幽々子と慧音が弾幕バトルをしていた
慧音「白虎は私と暮らすんだ!!」
幽々子「私と暮らすの!!」
真名「おぉ、激しいバトルだなぁ〜♪」
とそこに
白虎「うおっ!?何じゃこれ!?!?」
白虎、参上
真名「おぉ〜、このバトルの景品じゃないか♪」
白虎「はぁ!?オイ真名!!二人に何吹き込んだ!」
真名「僕は真実しか言ってないよ♪」
上では二人が白虎は私のだと喧嘩しながら弾幕バトルを繰り広げていた
白虎「クソッ!」
俺は屋敷の屋根に上った
白虎「幽々子!慧音!二人ともやめろ!!」
しかし二人の弾幕は止む気配はない
止めに入ろうとした瞬間
白虎「っ!?」
反魂蝶が俺の目の前を漂って動けない
白虎「クソッ!」
慧音「大体、お前は白虎の何なんだ!」
幽々子「!?」
慧音「お前みたいな奴に白虎は渡せない!」
幽々子「・・・は・・」
慧音「?」
白虎「?」
幽々子「白虎は・・・」
白虎「幽々子?」
幽々子「白虎は私の前世の許婚なんだから!!!」
慧音「なっ!?!?!?!?」
白虎「俺が幽々子の許婚・・・?」
幽々子「幽曲「リポジトリ・オブ・ヒロカワ -神霊-」!!」
慧音「あっ!しまっ・・・!!」
真名「うぇっ!?」
ドドーーーン!!
真名「ゴフゥ・・・」
慧音「がはっ・・・・」
下に落ちる慧音、しかも結構な高さだ
白虎「慧音!」
ガシッ!
白虎「ふんぬ!!」
ギリギリのとこで慧音を受け止めた
白虎「大丈夫か!?」
ドンッ!
俺を払いのける慧音
慧音「嫌だ、白虎に会えなくなるなんて嫌だ・・・」
泣きながら、立ち上がる慧音
幽々子「もう勝負は着いたわ、白虎は私と暮らすの」
俺はどうすれば・・・・
永林「あらら、随分と派手にやったわね〜」
白虎「永林!?如何してここに!?」
永林「あなたの家に行ったら妹紅がいてね。話を聞いたら真名が白玉楼に居るって聞いたから来たのよ」
真名?何故に真名?
永林「ところで、これはどういう状況?」
俺は永林に状況を話した
永林「ふ〜ん、つまり貴方の取り合いね」
妖夢「アイタタタ・・・」
白虎「妖夢、気が付いたか?」
永林「じゃあ、白虎はここに住んで、慧音が白虎に逢いに来るってすればいいんじゃないかしら」
妖夢「え?えっと・・・」
永林「それでいいかしら?慧音」
慧音「う〜、仕方ない・・・」
幽々子「じゃあ、決まりね♪」
はぁ、修羅場はさった・・・
助かった・・・のか?
永林「じゃあ私はこれで」
そう言って弾幕に巻き込まれて気絶した真名を担ぐ永林
白虎「どこ行くんだ?」
永林「ヒ・ミ・ツ・♪」
ゾクッ!
なぜか一瞬悪寒が走った
真名・・・ざまぁw
慧音「白虎・・・」
白虎「えっと、その・・・」
ダメだ、気の利いた言葉が出ない
幽々子「ねぇ、慧音」
慧音「なんだ?」
幽々子「いつでも遊びに来てね、今度はお茶でも飲みながらゆっくり話しましょ」
慧音「幽々子・・・」
白虎「大丈夫、俺はお前と一緒に暮らせなくなったけど、いつでもここで待ってるからな」
慧音「白虎・・・///」
妖夢「あの〜・・・」
幽・慧・白「あっ・・・・」
イカン、妖夢を完全に忘れてた・・・
妖夢「そうですか、わたしゃ存在感も中途半端ですか・・・」
妖夢がグレた、何とかせねば・・・
白虎「妖夢、俺も中途半端だから気にするな」
妖夢「だって・・・皆さん私のこと忘れてたじゃないですか・・・」
妖夢「いいですよ、どうせ私影薄いですし・・・」
いじける妖夢
白虎「大丈夫、これからは絶対に忘れないから、よろしくな妖夢」
妖夢「へ?よろしくって・・・」
幽々子「白虎は私と一緒に暮らすことになったのよ♪」(抱き☆)
俺の腕に抱きついてくる幽々子
何かやわらかいのが・・・
慧音「私はまだ諦めたわけじゃないぞ!」(抱き!)
慧音も腕に抱きついてくる
何かやわら(ry
幽・慧「ぐぬぬぬぬぬぬ・・・」
これって傍から見たらハーレムと言われるんだろうか・・・
体験したことないから分からん・・・
白虎「まぁ、そうゆうことだからよろしくな、妖夢」
妖夢「はい!よろしくお願いしますね。白虎さん」
慧音「じゃあ明日、お前の荷物を持ってくるよ」
白虎「いや、自分で取りに・・・」
ガシッ!
突然肩を掴む慧音
白虎「慧音?」
慧音「来られたら、自分を抑えられない気がするから・・・」
白虎「・・・スマン」
慧音「それじゃあ、私はこれで・・・」
慧音が帰ろうとした時
ガシッ!!
慧音「!?」
幽々子が止める
幽々子「せっかくだからお祝いしましょ、もちろん貴女も来るわよね?」
慧音「いいのか・・・?」
幽々子「もちろん♪」
・・・イイハナシダナー(涙)
妖夢「じゃあ私、急いで準備しますね!」
慧音「私も手伝わせてくれ」
幽々子「お酒準備しないと♪」
白虎「じゃあ俺も・・・」
妖夢「白虎さんはゆっくりしていて下さい」
白虎「え、でも・・・」
慧音「いいから、今日は疲れたろう?」
いや、お前らの方が疲れたんじゃ・・・
幽々子「まぁまぁ、いいからいいから♪」
白虎「じゃあそうさせてもらうよ」
ん?そういえばまた誰か忘れているような・・・
白虎「あっ!!!」
慧音「どうした白虎?」
白虎「妹紅忘れてた・・・」
慧音「あ゛っ!どうしよう・・・」
幽々子「どうせなら皆呼んじゃいましょうか!大勢の方がたのしいでしょ」
白虎「呼ぶのはいいが紫はどうするんだ?俺あそこに行こうとしたけど入れなかったぞ?」
?「その心配はないわ」
ドコからともなく声がする
白虎「紫?声はするけど姿は・・・」
紫「ここよ」
と後ろからスキマを使って登場
白虎「うおぉっ!?」
紫「そんなオーバーなリアクションしなくても〜」
白虎「いきなり後ろから登場されたら大抵の奴はびっくりするぞ・・・」
白虎「ところで何時からそこにいた?」
紫「さぁ?」
白虎「さぁって、まぁ言いたくないならそれでいいが・・・」
白虎「じゃあ俺は皆誘ってくる」
紫「白虎」
俺を呼び止める紫
白虎「今度は何だ?」
紫「ありがとうね」
白虎「どうしたんだよ急に・・・」
紫「・・・幽々子のことよ」
白虎「幽々子?」
紫「あの子貴方に会うまでずーっと縁側で外を眺めてるだけだったし、妖夢か私と話してるぐらいしかあの子は笑わなかった」
紫「でも、貴方がここに来る様になってからは、あの子は本当に笑顔が増えたわ。だから感謝してるのよ」
白虎「・・・・・」
紫「どうかした?」
白虎「藍と橙も連れて来いよ、皆誘えって言われてるからな」
ドンッ!!
紫「面白い子・・・」
俺のおかげか・・・
俺はあいつが時々寂しそうな顔するから、そんな顔見たくないから傍にいただけだって言おうと思ったのに・・・
白虎「何で言えなかったんだろうな」
とにかく、紅魔館に妖怪山、永遠亭に妹紅に博霊神社と守矢神社、それから湖の妖精に魔法の森にえ〜っと・・・
白虎「まぁ、誘いまくればいいか」
とにかく俺は思い当たる場所全部回って、その場所にいる奴全員誘った
そして妹紅、忘れててごめん・・・
その後、皆で盛り上がった
とにかく盛り上がった、幽々子も笑っていた
〜宴会後縁側にて〜
俺たちは縁側で座って寛いでいた
妖夢「すいません白虎さん、手伝ってもらって・・・・」
白虎「いいよ別に、これから世話になるんだし」
妖夢「あの・・・」
白虎「ん?どうした?」
妖夢「白虎さん、本当にありがとうございます」
白虎「・・・幽々子のことか?」
妖夢「はい、幽々子様、前まではそんなに笑いませんでしたし、紫様といる時でもあそこまで笑いませんでした」
妖夢「でも・・・」
白虎「俺が来てから、笑うようになった」
妖夢「だから、これからも幽々子様のことよろしくお願いします」
白虎「紫にも同じこと言われたよ」
妖夢「紫様もですか?」
白虎「あぁ、正直ビックリしてるよ。あいつの口からありがとうなんてな」
妖夢「そうですか」
妖夢「・・・・・」
表情が曇る妖夢
白虎「妖夢、なんか勘違いしてるようだから言っとくぞ」
妖夢「何ですか?」
白虎「幽々子のことよろしくって言ったが、お前も紫も幽々子にとっては掛け替えのない存在だってことを忘れるな」
妖夢「私と幽々子様は只の主従関係です、それ以下でもそれ以上でも・・・・」
やっぱりな・・・ンなことだろうと思ったよ
白虎「な〜に馬鹿なこと言ってんだ!幽々子とお前は家族みたいなもんだろ?それなのに自分はもういらないとか思うんじゃない!」
妖夢「ですが・・・幽々子様と白虎さんが話してるところを見るとなんだか・・・」
白虎「俺はお前の居ない白玉楼なんて考えられない、お前が居て、幽々子がいてやっとここは白玉楼なんだ」
妖夢「白虎さん・・・」
白虎「俺も一時期似たようなことあったな」
妖夢「そうなんですか!?」
白虎「俺は最初、皆がよければそれでいいと思っていた、けど、とある事件で知り合いの妖精と戦うことになってな」
白虎「最終的には俺は自爆を取った、がその妖精は泣いていた、その時に自分を大切に思っている人が悲しむのはいいのか?っていわれてな」
白虎「その時に気づいたんだ、自分はいらない人間じゃないってことに
妖夢「そうだったんですか・・・」
白虎「だから妖夢も自分はどうでもいいなんて思うなよ?」
妖夢「はい・・・」
白虎「じゃあ、そろそろ・・・」
妖夢「白虎さん・・・///」(ぎゅっ)
妖夢が俺の右腕に抱きついてきた
白虎「よ、妖夢!?///」
妖夢「少しの間だけ、こうさせてください・・・///」
白虎「あ、あぁ///」
きゅ、急にどうしたんだ!?
何でしおらしくなってんだ!?
妖夢「す、すいません、でも今だけは・・・///」
白虎「わかった、落ち着いたら言ってくれ///」
妖夢「はい・・・///」
幽々子や慧音に見られたら只じゃすまないな・・・
文だけには絶対見られたくない・・・写真取られる・・・・
何かこういうのフラグというらしいが?
幽・慧「よ〜〜う〜〜む〜〜」
妖夢「うひゃあっ!?」
白虎「うおぅっ!?」
幽々子「妖夢ズルイ・・・」
慧音「まったくだ・・・」
妖夢「これえっとその・・・///」
白虎「待て!落ち着け!これはその・・・///」
慧音「私も!」
幽々子「じゃあ私も♪」
慧音が後ろ、幽々子が左腕に抱きついてきた
白虎「動けないんですけど・・・」
幽々子「動けなくていいの〜♪」
慧音「むしろ二人きりで何してたんだ?♪」(ニコッ♪
慧音、その笑顔が逆に怖い・・・
白虎「何もしていない、ただ妖夢が落ち着くまで一緒に居ただけだぞ?」
幽々子「ほんとに〜?」
妖夢「そ、そうですよ!白虎さんは悪くないです!///」
慧音「ならいいが・・・」
その後俺たちは暫く縁側でゆっくりしていた
で真名は結局また紅魔館で暫く働くことになったらしい
一度脱走して、俺と慧音の家に来たのはそれか・・・
まぁ、寝ている間に連れ去られたらしいが・・・
新しく始まる生活、さぁどうなることやら・・・
2828とか期待するなよ?
説明 | ||
西虎です。10話の説明は前回にしたので、特に書く事がありません。 けど2,3話したらまたコレより長い話があります。 ちなみに私が書いた話の中で2番目に長いです( ・ω・) 会話はなるべくZUNさんぽさをだそうと頑張ってみたのですが、どうでしょうか? ※この作品は、原作・キャラ崩壊、ストーリー崩壊があります。苦手な方は今すぐブラウザバックを押して、カカッと戻りましょう。 |
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