The wish of the princess part1 |
この作品は、作者オリジナルの物語です。他の作品等を真似する気は一切ございません。しかし、万が一にでも他者様の作品等に話の進行等が被っていたりする場合には報告ください。
その場合にはなんらかの対策をとりたいと思います。
キャラ名などが被っているのはご勘弁ください。さすがにそこまで被らないようにするのは難しいです。
またこの作品は主人公をかなり強く設定している作品なので、そういうのが苦手な方はご注意ください。
この物語は、とある世界の海沿いに面した二つの王国を巻き込んだ恋の物語
二つの王国の名は【リーズ王国】、【ディル王国】
それぞれの国王の名は【リーズ=ライネル】と【ディル=カーズ】
【リーズ王国】、【ディル王国】共に軍事国家であり、降りかかる火の粉、目の前に立ちはだかる障害は己が剣で切り裂き進むような王国であった
この二つの王国は、互いの国境付近の山から採れる資源を巡り長い年月の間戦争を繰り返してきていた。いつ敵国が自国に攻めてくるのかという不安に駆られ安眠できる日などなく、血で血を洗うように、それが毎日の日課であるように戦争は繰り返された
ライネルは戦略や策略に長けており、まるで相手の動きを予知しているかのようなその姿ゆえに《賢者》と、カーズは武芸や部隊の統率に長けており、戦った相手を完膚なきまでに圧倒するその姿から《戦神》と呼ばれていた。若かりし頃には互いに何度も戦場を同じくし、互いに一歩も譲らぬ勝負を見せた。しかし、月日が経つにつれて二人の身体は戦場に立つ力を失っていき、いつの間にか二人の姿を戦場で見ることはなくなった
二つの国の戦争の舞台となった国境付近の平野に育つ草や木々たちは、長年の戦により枯れ果てるか、流れ出た多くの血をその身体に取り込みその姿を血で真っ赤に染めていた。故に人々は数多の英雄の血が流れたその地を『血の大地』と呼ぶようになった
しかし、そんな戦争にも終止符が打たれる
ライネルの急死
その報は瞬く間に両国に広まり、【ディル王国】がこの戦争に勝利すると誰もが予想していた。しかし、その予想が当たることはなかった
『終戦協定』……この協定が結ばれたのは【リーズ王国】国王の死後から僅か二ヶ月も経たぬ内に結ばれた。その内容は国境付近の山の一部の所有権を完全に【ディル王国】に譲るというものであった
もちろん、そんな話を【ディル王国】の多くの大臣たちはよしとは思わず、国王に何度も戦争継続を要求し続けていた。この時【ディル王国】は既に【リーズ王国】との国境付近をほぼ完全に制圧し、後は【リーズ王国】本土に乗り込むだけとなっていた。あと少しで自分達はもっと潤った生活を送れるようになる。それ故に多くの大臣たちはこの協定を結びたくはなかった
しかし、その多くの大臣たちはカーズの一言により口を紡ぐことになる
カーズ「ならばお前たちはあの《異端者》たちを相手にこれ以上無駄な血を流さずに戦えるというのか?」
カーズの一言に大臣たちは様々な反応を見せる。悔しそうに唇を噛みしめ俯く者、隣の者と話しはじめる者、何を思い出してかその顔を蒼白とさせる者。色々な表情を見せる大臣達を見渡したカーズもまたあまり良い表情をしてはいなかった
カーズの言っていた《異端者》とは、【リーズ王国】に所属する新鋭部隊の隊長たちのことであり、各々がそれぞれ秀でた武や智を持っていた
《異端者》たちは、元は将軍だったり、一般兵だったり、衛生兵だったりと身分はバラバラであった。しかし、《異端者》と呼ばれる者たちは皆一様に戦場にてその才能を開花させていった。その戦力は一人で一個師団に相当するとも謳われることもあった。実際【ディル王国】が国境付近を完全に制圧できないのも、【リーズ王国】に侵攻できないのもこの《異端者》たちが原因だった。《異端者》にはNo.が付けられており、0〜10までの11人がいた。しかし、《異端者》たちも不死身ではない。中には病で命を落とす者や、戦場で散っていく者もいた。そして、《異端者》と呼ばれる者たちはその数を着々と減らし、今では僅か4人となっていた。それでも戦況が拮抗していることから、残りの者達が一個師団に相当するというのもあながち冗談には聞こえない
しかし、弱気になる大臣達の中には、カーズの言葉を聞いても折れない者がいた
???「国王様!! あのような者達などこの私が必ず打ち倒して見せましょう!! ですから、その協定を結ぶような事は決してしないでください!! その協定を結んでしまっては今まで戦場に散っていった仲間達の魂が浮ばれません!!」
カーズの前に飛び出すように片膝をついた一人の男は、そうカーズに叫ぶ。しかし、その男を見るカーズの顔は少し呆れており
カーズ「ジンよ。お前が最初にわしにそう言ってからいったい何年経ったと思っているのだ? 確かにお前は数多くの《異端者》を打ち倒してきた。しかし、ここ数年ではそのような報告は全く聞かんぞ? むしろ、日に日にこちらの被害が増えているではないか……」
カーズの言葉にジンと呼ばれた男は悔しそうに唇を噛みしめ、その拳を強く握るとゆっくりと立ち上がり
ジン「失礼いたしました……」
そう言ってカーズに一礼すると王の間からその姿を消す。その後姿を見送ったカーズ国王は、一度大きく深呼吸をすると
カーズ「何か異論のある者はおるか? ……おらんようだな。それではこの日をもって【リーズ王国】との戦を終結とする!! 国境付近の軍を撤退させろ!!」
その一声と共に大臣たちは動き出す。カーズの言葉を絶対として素直に言う事を聞く者。表面上は従うが、内心ではこの結末に納得のいかない者。そして……
ジン「私は認めないぞ……【ディル王国】は必ず勝てるはずだ……。いつの日か…、いつの日か必ず【リーズ王国】を【ディル王国】の配下に……」
その心中に大きな野心の炎を燃やす者もいた……
【リーズ王国】と【ディル王国】の間で繰り広げられたこの戦争を人々は『百年戦争』と呼び、その記憶に強く刻みつけた
【リーズ王国】と【ディル王国】が終戦協定を結んでから四年の月日が流れた
すでに【ディル王国】カーズはその生涯を終えており、今はディル=マリア女王が統治、戦後の復旧作業に励んでいた
【リーズ王国】ではライネルの死後、『百年戦争』が終結するや、その妻である
リーズ=エステル女王も他界し、その一人娘であるリーズ=アンジェリカが跡を継いで、配下の大臣達などに支えられながらこちらも統治、戦後の復旧作業に励んでいた
このアンジェリカは近いうちに両国の和睦を深めるために【ディル王国】の王子であるディル=ゲイルとの婚約が決まっていた。この婚約の話は【ディル王国】の女王マリアからの案であり、【リーズ王国】の大臣は皆口を揃えて『我が国を飲み込むための策略だ』と言い放っていたが、アンジェリカは
アンジェリカ「『百年戦争』が終結して以後、両国ともにどこか壁を作り、真の意味での和解はしていないように私は感じます。私が嫁ぐことで両国が本当の意味で一つになれるのなら、私は喜んで嫁ぎましょう」
と大臣達に決意の籠もった瞳でそう言いきった。故にその場に居た大臣含め、配下の者達は一様に
「この人をずっと支えていこう。その為にならば命も賭けよう」
そう心に誓った
アンジェリカが婚約を決意して半年後。アンジェリカとゲイルとの婚約式はあの三日後となっており、両国の民はどこかお祭り気分でその式当日を今か今かと待ちわびていた
婚約式が無事に終了した後にはゲイルの王位継承式が控えており、それが無事に終了すれば、二つの王国は真の意味で一つの国となる
そんな日を両国の民達は心の奥底から待ちわびていた
ところ変わって、城の一角にそびえるレンガで出来たかなり大き目の建物。その建物は二階建てで、二階の中央には三つ首のケルベロスのエンブレムが大きく描かれていた
その建物は《異端者》たちとその部下たち専用の宿舎であり、中には食堂や娯楽施設なども完備されていた。故に《異端者》やその部下になることは一般兵や将軍たちにとっても憧れに近いものであった
そんな建物の中の一室で、一人の男はチェス盤を前に唸り声を上げていた。その正面には余裕な表情を浮かべている男が白のルークで手遊びをしていた
唸り声を上げる男の横では、男と同じように唸り声は出さないものの、今にも唸り声が聞こえてきそうな表情でチェス盤を見つめる女性。そんな三人の様子を後ろのカウンター席に座りながら一人の女性が酒を片手に眺めていた
???「ここに決めたーーーーー!!!」
そう叫びながら男はナイトの駒を進める。しかし、相手の男はその様子を見て小さく笑いながら
???「チェックメイト。お前たちの負けだなケビン、ソーヤ。今度昼飯奢りな」
そう言いながら男はニヤニヤとした表情を二人に向ける。すると、ケビンと呼ばれたほうはガックリと肩を落とし、ソーヤと呼ばれた女性はケビンの動かしたナイトを元の位置に戻し、代わりにポーンを進める。そして自分の手でも負けていると気が付きケビンと同じように肩を落とす
???「これでケビンたちが49戦49敗かしら? そろそろ諦めて私に頼んだら? 料金は私と一晩二人が飲みに付き合ってくれるだけで良いのよ」
カウンター席で勝負の行方を見ていた女性が負けた二人にそう声を掛けると、ケビンが呆れたように両手を挙げて首を左右に振る
ケビン「何言ってんだか……。ユリア姉さんは俺たちよりもチェス弱いじゃないですか。そんな人に頼んだって……」
そこまで言ってケビンはユリアの鋭い視線に気が付き続きを言うのをやめる。すると、ユリアはゆっくりとケビンに近づき
ユリア「なんなら今すぐにでも始めましょうか? ケビンの意識はいつまで持つかしらね?」
ケビン「すみません。私が悪かったです。ゴメンナサイ」
ユリアがケビンに顔を近づけて囁くと、ケビンは即座に距離をあけて地に頭を擦りつけるように土下座をする。その速さはまさに電光石火であった
ケビンが土下座をしているのを見ながらソーヤは小さな声で
ソーヤ「ばーか」
と呟いていた。しかし、ソーヤの呟きがしっかりと聞こえてしまったケビンは土下座をやめてソーヤに
ケビン「バカとは何だ、バカとは!! せめて頭がよろしくない程度にしろ!!」
と言いながら詰め寄った。そしてそんなケビンを見ながらソーヤは『うるさい。バカがうつるだろう』と言い放つ。そして、二人はそのままギャアギャア騒ぎ出し、ユリアはその光景を肴にまた酒をチビチビと飲み始める
???「はぁ……。何やってんだか……」
そんな三人の様子を呆れ半分、笑い半分といった表情で見ていた男はその部屋から出ようとして、丁度部屋に入ろうとしてきた部下に対面する。その部下は慌てて敬礼すると
兵士「ギルウィンド大佐。女王陛下がお呼びです」
そう用件を伝えた。ギルウィンドと呼ばれた男はその兵士に『すぐに伺うと女王陛下に伝えてくれ』とその兵士に言うと、後ろに振り返り未だに騒いでいる三人に声を掛ける
ギルウィンド「女王陛下にお呼ばれしたからちょっと行ってくる。今日の炊事はケビンとソーヤが担当だろ? 俺が帰ってくるまでにおいしい料理用意しとけよ」
ギルウィンドがそう声を掛けると、ケビンとソーヤの二人は同タイミングで親指をぐっと突き立て
ケビン&ソーヤ「「大丈夫(や)(です)」」
と最高の笑顔を向けてきた。それ故にギルウィンドの心は不安いっぱいになった。そんなギルウィンドの横にいつの間にかユリアが近づいており
ユリア「いつも通り適当に何か買ってきておいてくれ」
ギルウィンド「了解」
真顔でそう話すユリアに苦笑いでギルバードは返す。そして、ケビンとソーヤのほうに視線を向けるとケビンとソーヤは既に仲直りしており、やる気満々な表情でキッチンへと消えていった
二人がキッチンに消えて数秒後、すでにそこからは料理をしているとは思えないような音と共に、二人の奇声にも近い叫び声が響いてきた。そして、ギルウィンドとユリアの額には嫌な汗が滲んでいた
ギルウィンド(あぁ、今日も殺る気満々だね……)
ギルウィンドはそう思いながら部屋をあとにして、女王陛下の待つ王の間へと向かった
その手には何故かポーンが握られており
ギルウィンド「歩兵一人でも抜けると戦況は一気に変わってしまうこともあるってね……」
そう呟きギルウィンドはクスクスと小さく笑うとポーンをポケットの中にしまい込んだ
王の間
『ドンドン』
ギルウィンド「アイン=ギルウィンドです」
ギルウィンドは王の間の扉の前に到着すると、その扉を二回叩く、すると中から
アンジェリカ「入ってください」
という声が聞こえてきたので、ギルウィンドはそっと扉を開け中に入る。するとそこには玉座の前にたったアンジェリカ女王の姿があった
ギルウィンドはアンジェリカ女王の前で片膝をつくと
ギルウィンド「本日はどのようなご用件でしょうか?」
そうアンジェリカに訊いた。すると、アンジェリカは少し困ったような表情を浮かべた後にギルウィンドに向かって
アンジェリカ「それはわざとやっているのですか? 旧友に会いたいと思ったから呼んだのですが、迷惑だったでしょうか?」
そうギルウィンドに訊ねるアンジェリカの表情は心底不安そうであった。その表情をアンジェリカにばれないように盗み見たギルウィンドは満足したのか、急に立ち上がると、とても優しい笑顔をアンジェリカに向ける
ギルウィンド「アンジェリカは本当に昔から変わらないな」
ギルウィンドがいつも通りに接してくれるようになると、アンジェリカの顔に笑顔が戻る
二人は幼い頃から行動を共にしていた。ギルウィンドは元々王家を護衛する家のもとに生まれていたため昔からアンジェリカと面識があり、アンジェリカの遊び相手も務めていた。アンジェリカが女王になった後もたまにアンジェリカが、ギルウィンドを呼び出し、悩みや日々の弱音、愚痴などを言っていた。ギルウィンドと話をしている時はアンジェリカは女王という地位忘れて、ありのままの自分でいれた。またギルウィンドもそれを受け入れていた
そしてこの日もアンジェリカとギルウィンドは他愛のない話をしていた。そして、日が暮れてくると二人は別れの挨拶を交わす
アンジェリカ「今日はありがとうギルウィンド。またいつか相手をしてね」
ギルウィンド「俺より旦那を頼ってやれ。嫉妬されて打ち首なんかになったら洒落にならん」
ギルウィンドが最後にそう軽口を叩くと、アンジェリカは苦笑いを浮かべる。そして、ギルウィンドは『またいつかな』とアンジェリカに言うと、王の間を去っていった。その後ろ姿を見送るアンジェリカの表情はどこか寂しそうなものであったが、瞬時にその瞳に決意を宿す
……その決意が一体何の決意なのか……
その問いに答えられる者はアンジェリカ本人しかいなかった
キャラ設定
本作品の主人公
《異端者》No.6 アイン=ギルウィンド
『百年戦争』の生き残りで、《異端者》の異名を持つ者
明るい性格だが、しっかりと落ち着きもある。礼儀などは余り気にせず部下であろうと上官であろうと仲の良いものとはタメ口で話す
戦場では常に部下や仲間の事を考え、撤退する時には必ず殿を務める
その姿はまるで番人のようにも見え、《異端者》たちのエンブレムでもある『ケルベロス』と呼ばれている
武にも智にも秀でており、時には策略、時には武をもってして敵部隊を圧倒し、駆逐する
その圧倒的な強さから【ディル王国】内で最も恐れられた人物。
アンジェリカとは昔から仲が良く、女王陛下とその部下という身分の差を気にすることなくアンジェリカと接している
偵察、奇襲、強襲を得意としており、特に偵察についてはギルウィンド専用の特殊部隊が存在しており、両国で起こっている出来事のほとんどを彼は知っている
武器は伸縮自在の黒剣【オルトロス】
身長180cm。体重86キロ
太くもなく、細くもなく、平均的な体系をしているが、筋力は桁外れで部下と3対1で腕相撲をしても圧勝する。
髪は深紅で前髪は目に軽くかかるかかからないか程度まで伸ばしており、後ろ髪は肩より少し先まで伸びたものを一つにまとめている
黒い軍服の前を少し空け、黒いマントを羽織っている。あまり服装にこだわりはなく、何でも良いタイプ
《異端者》No.0 ユリア=アントワーヌ
『百年戦争』の生き残りで、《異端者》の異名を持つ者
落ち着いた性格をしており、色んな人に『ユリア姉さん』と呼ばれ頼られている
人を弄るのが大好きで、様々な人と関わっているうちに城内では知らない者がいないというほどになっていた
戦場では常に先頭を駆け抜け、一秒でも長く戦っていようとする。その姿を見た敵兵たちは、しばしば『狂戦士』と呼ばれることも
その武は一騎当千と謳われ、彼女の前に立った敵兵たちの命は瞬く間に摘み取られていったという。その武ゆえに早々のうちに《異端者》に選ばれる
趣味はお酒。暇さえあれば酒を片手に行動している。ユリア自身にとって酒は水と同じような存在であり、いままでどんなに飲んでも酔ったことがない。一度、ユリアの酒に付き合わされたケビンは軽いトラウマになっている
同時にお酒と同じくらい戦うことを好んでおり、最近の生活に少々退屈している
武器は双鉄扇【ブラッドレイン】
身長165cm 体重???
瞳と髪は深い蒼色をしており、後ろ髪は肩甲骨辺りまで伸びており、前髪は目にかからないように適当に切っている
大人の魅力を充分に感じさせる体系をしており、街を歩けば自然と男共の視線を集めている
普段から露出の多い服を着ており(チャイナドレス等)、一度ソーヤに風邪を引かないのかと訊かれた時には、『こういうキャラが一人は必要なのよ♪』と意味深な発言をしていた
《異端者》No.1 ケビン=デュラム
『百年戦争』の生き残りであり、《異端者》の異名を持つ者
お気楽な性格をしており、他人を笑わすことが大好き。美人を見かけては節操なく声を掛けふられて落ち込んでいる。他人を弄る事よりも弄られる事の方が多く、時には部下や子供からも弄られている
戦場では普段の生活からは想像もできないほど冷酷になり、勝つためには手段を選ぶ事はない
ありとあらゆる状況を想定し、戦場の動きを敏感に感じ取り獲物を仕留めるその姿から『狩人』と呼ばれている
元は衛生兵として軍に所属していたが、本人が独り言として呟いた戦略を上官が聞いておりそのまま抜擢。その後、さまざまな戦場で功績を立て《異端者》に選ばれる
戦に勝利するためになら手段は選ばず、時には冷酷な判断を悩むことなく下す
趣味はチェス。ギルウィンドに会うまでは自分が最強だと思っていた。暇な時間さえあればギルウィンドにチェスの勝負を申し込んでいる。しかし、勝負に夢中になりすぎる余りギルウィンドのいかさまに気が付いていない
ユリアとの酒が軽いトラウマとなり、最近はあまり酒を飲まなくなった
武器はボウガン【ラッキーショット】
身長176cm 体重79キロ
髪は黒く、前髪は目の少し上、後ろはうなじのあたりまで髪を伸ばしている
瞳は綺麗なブラウン
細身ながらも筋肉はしっかりとしている
一応戦場に出るときはリーズ軍指定の服を着ているが、暇なときはそれ以外の時は楽な格好でいる。大事な会議の場でも一度面倒だと思ってしまったが最後、そのままの格好で来ることもしばしば。最初は注意されていたものの、最近はもはやそれが当たり前となっていた
《異端者》No.2 アリス=ソーヤ
『百年戦争』の生き残りで、《異端者》の異名を持つ者
どこまでもマイペースな性格をしており、口数も少ない。たまに口を開いたかと思えば出てくるのは大抵毒のある言葉ばかり。主にケビンがその毒の被害者となっている
戦場でもいたってマイペースにひたすら前進し続ける。その光景は散歩しているようにも見える
止まることなく進み続けるその姿から『チャリオット』と呼ばれることもあるが、本人はあんなに太くはないと、この呼び名が気に入っていない様子
元は教会にお世話になっていたのだが、動くことが大好きな彼女としては修道院などでの生活は耐えられずに逃亡。その後、城のお世話人として仕事を始めるが、ひょんなことで軍への入隊を進められる(ひょんなこととはソーヤにセクハラをかました兵士五人を一瞬で血祭りにあげたところをユリアに見られた)。
その後、軍へと入隊したソーヤはみるみるうちにその才能を開花させ、戦場での功績等を認められ《異端者》へと選ばれた。戦場においては幾度かおっちょこちょいなミスを犯してしまうが、それを補って尚余りある武を持ってして難なく切り抜けてきた
趣味は料理なのだが、その腕は壊滅的。さらに味覚音痴なケビンのお褒めの言葉のせいでさらにその壊滅さに磨きがかかっている。ユリア曰く、彼女の料理は一つの兵器である
武器は深紅の槍【グングニル】
身長162cm 体重???
桃色の後ろ髪は腰の辺りまで伸ばしている。前髪は少し目にかかっているがそれを左にまとめてピン止めしている
瞳は綺麗なブラック
体系は細身なのだが、本人としては出て欲しいところは少し控え気味になってしまっている。いつかはユリアのようなグラマーな体系になりたいと夢見て、日々かかさず牛乳を飲み続けている
リーズ=アンジェリカ
【リーズ王国】の女王。両親を失った後、少しの期間は悲しみに明け暮れていたものの気持ちを切り替えると、日々政略などの学び、己を磨き上げている
心は優しく、民からの人望も厚い。ギルウィンドとは昔からの知り合いである。よく呼び出しては愚痴などをぶつけてストレスを発散している
趣味は人と話すこと
髪は薄い赤色。ショートカットで女王としての証であるティアラを普段はのせている
瞳は透き通るようなブルー
武器は涙【女の最終兵器です♪】
身長159cm 体重???
ジン=アルバンズ
【ディル王国】の軍事機関幹部。両国の協定を快く思わず、何か企てているようにも見える。
武、智、共に四人の《異端者》に匹敵する力を持っている。しかし、決め手が足りずにいつも四人には負けている。人一倍プライドが高い反面、とても仲間思いで部下を見殺しにするような作戦は決して実行するようなことは無い
ギルウィンドを一方的にライバル視している
趣味は武具集め。部屋には壁一面に様々な武具が並べられているが、昔家にいるときに地震が起こり、その際に剣が落ちてきて危うく死に掛けて以来、武具はしっかりと壁に固定されるようになった
武器は拳銃【ハーミット】
身長184cm 体重89キロ
髪は漆黒でセミロング。少しツンツンヘヤーなため、ギルウィンドにはトゲ野郎と呼ばれている
瞳も髪と同じくブラック
体系は少し太めで、筋肉質。しかし、あまり太いという印象を感じさせず、着やせするタイプ
ディル=マリア
【ディル王国】の女王。カーズの死後【ディル王国】復興の為に尽力する。しかし、自国の復興に力を入れたのも、全ては自分の下に入ってくる税を少しでも増やすためである。【リーズ王国】との協定を快くは思ってはいない。自国を愛し、己の欲望に忠実な人物
身長168cm 体重???
褐色の肌に銀色の長い髪が良く似合っており、瞳は燃えるように赤い
始めましての方は始めまして。そうでない方はどうもkarasuです。
いかがだったでしょうか? 楽しんでいただけたでしょうか?
今回は初のオリジナルものに挑戦させていただきました。きっかけは本当になんとなくでした。ふとした拍子にオリジナルもの投稿してみたいなと思い、いつの間にかPCに打ち込んでいました。
もう一つ二次創作もので作品を投稿しているのですが、そちらのほうの更新を優先させたいと思っておりますので、こちらの更新速度はかなり遅いものになると思います。
投稿を始めた以上、物語はちゃんと完結まで持っていきたいと思っております。
何か質問等がございましたら気軽にコメント、メッセージ、メール等をください。
ここまで読んでいただきまことにありがとうございます。
これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思います。
説明 | ||
オリジナルもの初投稿です。 駄文ですがよろしくお願いいたします。 過度な期待はせずに生暖かい目で見ましょう。 <●><●> |
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コメント | ||
いつもどうり、面白そうです!(nigekati) いつもどうり(nigekati) こちらも面白そうじゃないですか、楽しみに待ってます!(宗茂) 面白そうですね。それにしても、やはり貴方が作る作品の主人公はチートかwww楽しみにしてます。(水上桜花) ただ一言。『面白そうだぜ!!!!』(峠崎丈二) |
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