天は羽纏う剣となりて プロローグその3
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 ・・・・なんで俺生きてんだろう?

 

 確かあっちに見えてる山の山頂のはるか上空から落ちてきたんだよな?

 

 そういえば、一緒に落ちてきた人が見当たらないな。

 

 どこに落ちたんだろうか?

 

 そもそも落ちてきてるときにも思ったけど、なんで俺こんな目にあってるんだろうか?

 

 ていうか、第一にここはどこなんだろうか?

 

 とか考えてから目の前にいる女性に目を向ける。

 

 整った顔つきにスラッと伸びた足、

 

 痩せているけど出るとこはしっかりと出ている。

 

 肩まで伸びた銀色の髪が木漏れ日で照らされて、

 

 輝いていて天女が実在したらこんな感じなのかなとか思う。

 

 

「いたたたた〜

 

 綺麗にハマっちゃいましたね〜」

 

 

 自分の身に起きたことを確認(嘆いて?)いると上から情けない声が聞こえてくる。

 

 その声の主を確認するために上を見た瞬間にばきっという音が聞こえてきて

 

 俺の頭上から赤いものが降ってきた所で、意識を失った。

 

 

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 目を覚ますと、見たことのない部屋にいた。

 

 

「ん?ここどこだ?

 

 確か、何かの上に落ちてきて考え事してたら、

 

 上から何かが降ってきて気を失ったんだっけか?

 

 何か見たような気がするけど、思い出せないな〜」

 

 

「どうやら、気がついたみたいですね。」

 

 

 戸の方から声が聞こえたのでそちらを向くと、

 

 落ちてきた時に見た女性が、先ほどとは違う格好で立っていた。

 

 さっきは座っていてわからなかったけど、160cmくらいありそうだな。

 

 

「立てますか?」

 

 

「大丈夫、ところでここどこなのかな?」

 

 

「そのことも含めて、大広間で話しますのでついてきて下さい。」

 

 

 と言って女性が部屋を出てしまったので、慌てて追いかける。

 

 大広間につくと、数人の女性が席に座っていた。

 

 その中には俺を呼びにきた女性と一緒に落ちてきた女性もいた。

 

 

「さて、まずは自己紹介といきましょうか。

 

 私の名前は皇甫嵩、字は義真よ。

 

 ここ江陵の太守をしているわ。」

 

 

「へっ!?」

 

 

 なんで皇甫嵩が交趾の太守なんだ?

 

 俺が予想外の名前に驚いていると、

 

 皇甫嵩と名乗った女性の隣に座っている着物を着ている

 

 黒髪の女性が名乗り始めた。

 

 

「私の名前は陳長文です。

 

 この軍の軍師兼文官筆頭をしております。」

 

 

「えっ!?」

 

 

 またもや驚きの名前が出てきた。

 

 偽名?使う理由がないよな・・・

 

 そんなことを考えていると今度は反対側に座っていた、

 

 赤毛のポニーテールでかなり露出度の高い服を着た女性が、

 

 立ち上がり自己紹介を始めた。

 

 

「うちの名前は太史子義だ。

 

 ここの武官筆頭になってる。」

 

 

「んな!?」

 

 

 3回も続くと意識を手放したくなるな・・・

 

 そんなことを考えていると空から一緒に落ちてきた女性が立ち上がる。

 

 落ちてくるときには気にする余裕がなかったけど、

 

 結構背が高くて細身なんだな。

 

 腰まで伸びた茶色の髪も綺麗だし。

 

 

「私の名前は管輅です。

 

 しがない占い師兼外史の監視役です。」

 

 

「・・・・・」

 

 

 もう言葉すらでなかった。

 

 

「まだ二人いるんだけど所用で出ているから、こちら側は以上よ。

 

 あなたの名前も教えてくれないかしら、天の御遣いさん?」

 

 

「えっと、俺の名前は北郷一刀です。

 

 聖フランチェスカの2年です。

 

 ところで、天の御遣いってなんですか?」

 

 

 皇甫嵩に促されて自己紹介してから、聞いてみる。

 

 

「それについては、私から説明させていただきますね。」

 

 

 そう言って管輅が立ち上がる。

 

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「まずは天の御遣いとは、乱世を鎮め世を平和へと導く存在です。

 

 私はあなたの監視という名目で、この世界に降り立ちました。

 

 どちらかというと、あなたに近い存在ですね。

 

 そしてこの世界ですが、

 

 あなたが知っている三国志のパラレルワールドと考えてください。

 

 主要の武将は皆さん女性になってます。」

 

 

 そこまでいうと、管輅は一旦区切り理解できましたかと聞いてきた。

 

 なんとか理解はできていたので先に進んでもらう。

 

 

「そしてもう一つ違うのが、ここには真名という概念があります。

 

 真名とは、その人を象徴する名前で、

 

 本人の許し無しには呼んではいけない神聖な名前です。

 

 もし、勝手に呼んでしまうと首を落とされても文句は言えません。

 

 それと、この世界は三国志通りには進まないこともあります。

 

 それに関しては皇甫嵩さんがここにいることが証明になりますね。」

 

 

「質問いいかな?」

 

 

「はい、どうぞ。」

 

 

「今って、三国志でいうとどの辺になるのかな?」

 

 

「え〜と、黄巾の乱の少し前ですね。

 

 少しずつ賊が増えてきているところです。」

 

 

 質問にわかりやすく答えてくれたので、また考える。

 

(確かに、この時期に皇甫嵩がこんなところにいるのはありえない。

 

 しかも、皇甫嵩と太史慈それに陳羣が同じ勢力にいる事自体ありえない。)

 

 管輅さんの言っていることは本当の事なんだろうと結論づけたところで

 

 皇甫嵩さんが話し出す。

 

 

「御遣いさんが起きてくる前に、私たちもこの話を聞いたんだけど

 

 俄に信じられなかったわ。

 

 しかし、貴方の反応を見る限り本当のことなのでしょう。

 

 そこでなんだけど、私たちと共にこの乱世を収めてはもらえないかしら?」

 

 

「俺なんかでいいのかな?

 

 役に立つとは到底思えないんだけど?」

 

 

「ハッキリ言って、こちらとしては役に立たなくても関係無いわ。

 

 神輿さえあれば、担ぎ手はこちらで選べるから。

 

 ただ、神輿になるにはそれなりの説得力が必要だからね。

 

 流星となって降りてきたあなたにうってつけなのよ。」

 

 

「結構ハッキリ言うのね。

 

 まあ、どちらにしてもここを出ても行くとこないし、

 

 更に言えば路銀もない、武器もないじゃのたれ死ぬしかないしね。

 

 神輿の役目引き受けるよ。」

 

 

 武器さえあれば何とかなるかもしれないけどそれは言わなくてもいいか。

 

 

「ありがとう。

 

 私の真名は羽依よ。

 

 これからよろしくね。」

 

 

 皇甫嵩-羽依が名乗ったのを皮切りに他のメンバーも名乗り出す。

 

 

「私の真名は紅葉です。

 

 よろしくお願い致しますね。」

 

 

 陳羣-紅葉

 

 

「うちの真名は茜だ。

 

 よろしく頼む。」

 

 

 太史慈-茜

 

 

「私の真名は陽香です。

 

 よろしくお願いしますね。」

 

 

 管輅-陽香

 

 

「俺には真名がないから北郷でも一刀でも好きなように呼んでくれ。」

 

 

 俺、北郷一刀は今この時を持って、

 

 ここ江陵で神輿として担がれることになった。

 

 

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    あとがき

 

 

 遅くなりました!

 

 やっとプロローグ終了です!

 

 やっと謎の方々の名前が出てきました。

 

 真名は適当に決めた!

 

 仲間になるとこぐだってるけど気にしないことにしました!

 

 あれ以上は文才がないんです><

 

 ちなみに正史ではこのころの皇甫嵩さんは中央で何進や董卓と同じような地位にいました。

 

 所用で出てるのは次に出す予定です。

 

 所用というのは賊退治のことになります。

 

 落ちた場所は交州の山の中なんですが、

 

 気絶して目を覚ますまでに移動しました。

 

 ちなみに、洛陽から歩きで成都まで行くのに一週間かかる世界だと思ってください。

 

 俗に言うご都合主義ですw

 

 絵がかけたらオリキャラ書くんですけどね。

 

 絵がかける人が羨ましいです。

 

 ある程度の説明は書きましたが次回のあとがきで詳細のせます。

説明
かなり、間が開いてしまいましたね(^_^;)

しかも、待たせておいてまだプロローグというw

とりあえず、やっと謎のお方の名前が出てきます。
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コメント
一刀てチートですか?だったら嬉しいですw(リンドウ)
駄目だ・・・三国志あんまり知らない上にさらに名前の人が出てきたから誰だかわかんないや。(スターダスト)
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恋姫†無双 真・恋姫†無双 北郷一刀 オリキャラ 

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