東方 白虎幻想入り・第11話 |
前回、俺は怒涛の引越し劇を繰り広げた
それから数日経った
後、あんまり外にいけなくなったっぽい
だって行こうものなら・・・
幽々子「行っちゃやだ〜!一緒にいるの〜!」(泣)
とダダをこねてくるので、行きたくても行けない
しかも何気に破壊力があるのでわかったと言わざるえない
一度それでも行こうとしたらぐすって聞こえたので結局は行けなかった
妖夢「すいません、ほんとに・・・」
白虎「いや、もう慣れてきたらいいな〜っと思ってる」
があれは慧音のあの時の顔(7話参照)と同じくらい卑怯だ・・・
妖夢「では、私は冥界から逃げた魂を連れ戻しに行かないと」
白虎「あぁ、気をつけて行ってこいよ」
妖夢「はい、いってきます」
ガララララッ!ガシャン
さて、そろそろ・・・
幽々子「白虎〜どこ〜?」
はい、何時もどうりのお呼びが掛かった
はいはい、今行きますよ・・・
トントントントン・・・
〜縁側〜
幽々子「遅い・・・」
白虎「スマン、お茶と菓子持ってきたから許してくれ」
幽々子「わぁ〜い♪」
紫「あら?私の分は?」
何時の間に居たお前・・・・・
白虎「ちょっと待ってろ、今淹れてくる」
念のためもう一つ入れておこう・・・念のため
白虎「ほら入れてきたぞ」
紫「どうも」
慧音「私の分は?」
ほ〜らな、予想どうり・・・
白虎「大丈夫、ちゃんとある」
紫「あら、私のときはなかったのに」
白虎「お前は何時も何時も突然なんだよ」
チルノ「あたいのは?」
大妖精「お・・・お邪魔してます」
しまった、油断してた・・・
白虎「お茶を淹てくるから、まっててくれ」
とこんな感じで紫やチルノたちがきたりする
慧音はというとほぼ毎日来ている
来る時間は大体寺子屋が終わるぐらいの時間だ
大ちゃんも大抵はチルノとセットで週3日から4日で来る
ちなみに寺子屋の皆は元気にやってるようだ
あぁ、あの寺子屋の笑顔が懐かしい・・・
まぁ、主に話の内容は寺子屋のこととか、最近どう?とか世間話が多い
時々紫が冷かしたりするが・・・
それ以外は特に平和だ、言い換えると暇だ・・・
大半のことは妖夢がテキパキやってくれるので手伝うことがない
庭の手伝いをやろうとしたら勤めですからと、丁寧に遠慮された
というわけでホントにやる事がない
幽々子と話したりするのは楽しいんだが
先生として働いていたから労働癖(?)みたいなものがついてしまった・・・
〜夕方〜
紫「じゃあ失礼するわ」
慧音「また明日な、白虎」
チルノ「バイバ〜イ!」
大妖精「また、明日〜」
白虎「じゃあまたな」
幽々子「またね〜」
さぁ、そろそろみょ・・・妖夢が帰ってくる頃だな
幽々子「最近寒いわね〜」
白虎「もう冬だからな」
幽々子「なんだかこんな日は・・・」
白虎「鍋が食いたい、だろ?」
幽々子「そう、当たり〜♪」
最近少しだけなら幽々子の言いたいことがわかってきた
といっても食べ物関連だけ・・・
妖夢「ただいま〜」
幽・白虎「おかえり〜」
妖夢が帰ってきた
今回は、少し遅いくらいか
俺も買い物行きたかった・・・
妖夢「今日は鍋ですよ〜」
幽々子「鍋!?」(キラーン☆)
なんというタイミング・・・
白虎「じゃあ、俺妖夢手伝ってくる」
幽々子「はいは〜い♪」
流石に鍋は一人じゃ大変だろう
せめて受け皿とか並べるのぐらいは・・・
ガラッ
白虎「妖夢〜、手伝いに来たぞ〜」
紫「あら、白虎じゃない」
藍「すいません、お邪魔してます」
橙「こんばんは〜」
紫帰ったんじゃないのか・・・
って藍と橙も居るし・・・
しかももう全部並べられてるし
妖夢「大丈夫ですよ、ゆっくりしててください」
白虎「何で居るんだ・・・」
紫「ついでだから、ご馳走になろうと思って」
ついでって何のついで?
藍「本当に申し訳ありません・・・」
白虎「いや、藍が謝ることじゃないさ」
幽々子「あら?紫じゃない、どうしたの?」
紫「どうせだから、ご馳走になろうと思って♪」
幽々子「そうなの〜、ゆっくりしていってね♪」
白・藍「はぁ・・・」
思わずため息を吐く俺と藍
橙「藍しゃま、元気出して♪」
藍「ありがと〜橙〜♪」
鼻血出しながら橙を愛でる藍
愛情は鼻から出る、とはよく言ったものか
って何言ってんだ俺は・・・
妖夢「皆さ〜ん、鍋準備できましたよ〜」
妖夢が鍋の具材を持って登場
しかし、俺は気が付かない訳がない
何かしらトラブルが起こることを・・・
〜数分後〜
紫「ZZZzzz・・・」
藍「ちぇえええええええええええん!!」
橙「藍しゃまああああああああああ!」
妖夢「もうのめましぇん・・・///」
幽々子「あらあら♪」
白虎「どうしてこうなった・・・」
あ、ありのまま、今起こったこと話すぜ・・・
俺が白菜を食っていると、酔払った妖夢が切りかかってきた
間一髪で妖夢の太刀を避けた俺は再び食事に戻ろうとした
しかし俺がとった具材が受け皿から消えていた
仕方ないから、鍋からまた具材をとろうとしたら鍋の中身は消えていた
何を言ってるかわからないかもしれないが俺も何を見たかわからない・・・・・
要するに、
白虎「は・・・腹減った・・・・・」
そう、結局俺は殆ど食ってないのだ
食べたとしたら、白菜、椎茸ぐらい
何だよこれ、イジメかよ・・・
藍「では、私たちはこれで・・・」
橙「ごちそうさまでした〜」
幽々子「また来てね〜♪」
白虎「また?へ、俺また断食?」
妖夢は暫くは起きそうにないし
っていうかなんか起こすのが悪い気がしてならん
白虎「どうしよう・・・」
幽々子「はい♪」
とおにぎりをだす幽々子
所々、中身が見えていたり、歪な形をしている
白虎「どうしたんだよこれ?」
幽々子「私が作ったの、ちょっと不恰好だけど・・・」
白虎「俺に?」
幽々子「もちろん♪」
白虎「ありがとう・・・」(泣)
パクッ
幽々子「おいしい?」
白虎「あぁ、美味い・・・」(涙)
幽々子「えへへ〜///」
その日の夕食は幽々子が作ってくれたおにぎりのお陰で乗り切った
今の会話でエロシーン想像した奴はマスパで蒸発してしまえ
って何言ってんだ俺・・・・・
〜次の日〜
白虎「さ〜今日こそは走りに行くぞ〜」
と背伸びをしながら廊下を歩いていると
?「アンタが白虎かい?」
死神を彷彿させるような鎌を持った人が俺に声をかける
白虎「アンタは?」
小町「あたいは小野塚小町、お兄さんは?」
白虎「西牙白虎、白虎でいい」
小町「アンタが白虎かい、四季様がアンタを呼んでるよ」
四季?幽々子の知り合いか何か?
白虎「わかった、その四季って人が居るとこまで案内してくれ」
小町「コッチだよ」
トントントントン
小町「にしても、アンタもすごいねぇ〜」
白虎「何がだ?」
小町「何がって、寺子屋の事や前世のことや・・・」
白虎「前世は俺は驚いた、ていうか寺子屋って?」
小町「え?寺子屋のけいねって奴と二股じゃないのかい?」
誰だそんなアホみたいなデマ流したアホは・・・
白虎「どういうことだ・・・」
小町「いやぁ〜、あの雰囲気だからてっきり付き合ってるのかと・・・」
永林といいコイツといい俺って一体どういう人と思われてんの?
てか、あの雰囲気って見てたのか・・・・?
小町「あ!あと湖の大妖精との疑惑とか!」
疑惑って大体予想できてしまう・・・
白虎「疑惑って・・・?」
一応聞くことにする
もしかしたら俺の思い過ごしかもしれん
小町「そりゃもちろん、愛人ry」
白虎「なわけないだろ!」
小町「じゃあどういう関係だい?」
白虎「関係って・・どう言えば・・・」
小町「只の知り合い?」
白虎「そんな感じだ」
小町「なーんだ、詰まんないねぇ」
予想外だった・・・
っていうか愛人ってオイ・・・・・
白虎「俺って一体どういう目で見られてるんだ・・・」
小町「んー?優柔不断、かねぇ」
白虎「俺が?」
小町「そりゃあ、三人も女を惚れさせといて、ねぇ?」
聞くな!って三人!?二人はわかるとして一人は?!
小町「いや、四人?五人?ん〜・・・」
ダメだ、一体何時ドコでフラグ立てたかわからん・・・
小町「まぁ、頑張ることさね♪」
白虎「何をどう頑張れと?」
小町「それは自分の胸に聞いてみな♪」
・・・ダメだ、思い当たる節が見当たらない・・・・・
俺ってニブチン?もしかして
小町「ほら着いたよ」
さぁどんな人かな
小町「四季様〜連れてきましたよ〜」
映姫「随分と遅かったですね、小町」
妖夢「ありがとうございます、小町さん」
幽々子「・・・・・」
この人が映姫、随分と幼いな
てか何で幽々子と妖夢がここに?
映姫「あなたが白虎ですか」
白虎「西牙白虎だ、あなたが小町の言ってた四季様か」
映姫「四季映姫・ヤマザドゥです、む〜ん・・・」
白虎「な、何か・・・」
映姫「貴方は白黒ハッキリしない人ですね」
いきなりそれかい
映姫「ちゃんと相手の気持ちに答えてあげないといけませんよ?待つ方は辛いんですから・・・・・」
あぁ、貴方もですかそうですか
てか、何故知ってる
小町「四季様そろそろ本題の方に・・・」
映姫「そうですね」
白虎「本題って?」
幽々子「白虎のことよ」
俺?俺の優柔不断について話し合うのか・・・・?それともニブチン?
出来ればそんな地獄のような話し合いは嫌だぞ・・・・
映姫「どうして貴方がここに住んでいるか、です」
白虎「と、言うと?」
妖夢「本来ならば、私と幽々子様以外ここに住んではいけないのです」
白虎「なるほど、つまり俺がここに住んでる事で来たのか」
映姫「そうです」
小町「出来れば、前の要に寺子屋で先生やっててくれた方が、こっちとしては助かるんだけどねぇ」
白虎「何か厄介なことが有るのか?」
映姫「特にありません、がそれが決まりです」
幽々子「どうしてもダメなの・・・?」
映姫「ダメです」
小町「あたいも、アンタがここに住むのは賛成したんだけどねぇ・・・」
映姫「それに、貴方も別にここじゃなくてもいいでしょう?」
白虎「・・・と、言うと?」
映姫「貴方は人里で暮らしてた、だから特にここにこだわる理由はないでしょう?」
映姫「それに、人里が無理なら河童に助けてもらえばいいでしょう、一応友好関係のようですし」
映姫「と、言うわけで貴方にはここを出て行ってもらいます」
妖夢「・・・・」
幽々子「そんな・・・・」
確かにそうだ、俺は人里に住んでた
それに人里には慧音が居る
万が一、人里が無理でも妖怪山に行けばいい
しかし・・・・・
白虎「それは出来ない」
妖夢「え!?」
幽々子「白虎・・・」
小町(ほほぉ〜♪)
映姫「といいますと?」
白虎「俺はここが好きでいるんだ、俺がここが嫌ならもうここに居な」
白虎「幽々子や妖夢と暮らすのが、楽しくて仕方ない。慧音との暮らしも楽しかった・・・けど今はここがいいんだ!」
映姫「・・・・・」
白虎「我侭のはわかってる!、けど・・・」
小町(中々、いい男じゃないか♪惚れるのも無理ないねぇ♪)
映姫「はぁ・・・わかりました。今回だけ特別です・・・」
幽々子「それじゃあ!」
妖夢「ありがとうございます!」
よかった。まだ俺はここに居ていいのか・・・
慧音すまない。俺は白玉楼で頑張るよ
映姫「貴方はこういう時だけ白黒ハッキリしてますね・・・」
小町「さっきのアンタ、中々かっこよかったよ♪」
白虎「本当に、ありがとう・・・」
映姫「貴方は自分よりも他人の方が大事みたいですね」
白虎「それがどうかしたのか?」
映姫「そういう面では貴方は白です」
白虎「白?」
映姫「私の能力は白黒はっきりつける程度の能力、つまり私が白と言えば白、黒と言えば黒になるんです」
白虎「というと?」
小町「さっきのお兄さんは、四季様の能力を超えるほど、ここに居たいって思ってたのさ♪」
映姫「私の能力を持ってしても追い出すことが出来ないなんて、びっくりです」
白虎「それって凄いのか?」
妖夢「凄いも何も、閻魔様に勝つようなものですよ!?」
白虎「は?閻魔!?」
小町「そうだよ、映姫様はこの幻想卿の閻魔をやってるんだ」
映姫「あら?最初に言ってませんでしたっけ?」
いやそこは白黒ハッキリしろよ・・・
てか言ってない・・・・
白虎「初耳だが・・・」
小町「まぁ、見た目は子供でも年齢は・・・」
映姫「小町!」
小町「きゃん!」
随分と可愛い驚き方で・・・
映姫「コホン!私はこの幻想卿での閻魔をやってます。貴方が死んだときは私が貴方を裁くことになりますね」
小町「で、私が三途の川の船頭をやってるよ」
白虎「そうだったのか、死んだときは世話になるよ」
白虎「って言うか、ここに居て大丈夫なのか?閻魔だろう?」
映姫「大丈夫です、今日は休暇ですから」
閻魔に休みとかってあったのか・・・
知らなかった・・・・・
小町「そんなわけだから、これからよろしく頼むよ、白虎」
白虎「何が?」
小町「ここと仕事場は結構近いんだよ」
映姫「時々見回りに来ますので、気を引き締めておいてください」
白虎「善処しとくよ」
映姫「では、私はこれで・・・」
小町「あぁ〜じゃあゆっくり昼寝でも・・・」
映姫「貴方はたまった仕事をしなさい。小町」
小町「え゛!?そ、そこを何とか・・・」
映姫「ダメです!いつもサボってる罰です」
小町「そ、そんなぁ〜・・・」(涙)
妖夢「大変そうですね、小町さん・・・」
白虎「・・・・(うずうず)」
幽々子「だめよ」
ちぃ、読まれてたか・・・
白虎「そこを何とか!」
幽々子「だめ」
白虎「頼む!」
幽々子「だめったらダメ〜!」(涙)
白虎「頼む!最近、鬱憤がたまってるんだ!」
小町「どうしたんだい?」
映姫「何かあったんですか?」
幽々子「む〜〜・・」
白虎「・・・・!!」
幽々子「わかった・・・なるべく速く終わらせて来てね・・・・」
白虎「よし!」
小町「一体何がなにやら・・・」
白虎「小町、お前のたまってる仕事手伝ってやる」
小町「ほんとかい!?やった〜!」
妖夢「いいのですか?幽々子様」
幽々子「今日だけ我慢する・・・」
今日だけかよ・・・
映姫「何を我慢するのですか?」
幽々子「え゛、いや何でもないですわ!あはははは〜・・・」(汗)
映姫「む〜ん、先の会話から察するに・・・」
幽々子「・・・・(ドキドキ・・・)」(滝汗)
映姫「彼を外に出していませんね?」
幽々子「ぎくぅう!」
わ〜お、なんちゅうピンポイント射撃
いや、射撃じゃないけどさ
映姫「幽々子さん?貴方には少し説教が必要ですね」
幽々子「や〜ん!白虎〜!妖夢〜!助けて〜!!」(涙)
ズルズルと映姫に引きずられていく幽々子
妖夢「幽々子様、申し訳ありません・・・」
小町「南無南無・・・」
幽々子、ドンマイ・・・・・
その後俺は小町のたまってた仕事を終わらせた
っていうか、一週間も仕事をためるな!
三時間ちょいで終わらせたけど!
〜夕方、白玉楼〜
白虎「ただいま〜♪」
走ることは出来なかったがその分を手伝いで晴らした
ガラッ
白虎「幽々子〜妖夢〜帰ったぞ〜♪」
幽々子「・・・・・(チーン)」
妖夢「幽々子様!しっかりしてください!」(涙)
障子を開けると某ボクシングマンガのように真っ白になっている幽々子と
慌てふためいている妖夢がいた
白虎「大体予想できる・・・出来てしまう」
おおよそ映姫の説教が二時間そして俺が手伝いに行ってから一時間
幽々子はそれに耐え切れずに燃え尽きたのか・・・
妖夢「白虎さん!ちょうどいいところに!」
白虎「幽々子ー?帰ってきたぞー」
幽々子「・・・・・」
ダメだ返事がない、ただの屍のようだ
いやもう死んでるけど・・・
後、気のせいか露骨に幽々子が唇を尖らせてるように見えるのは俺だけか?
妖夢「白虎さん・・・」
白虎「そうだな。暫く放っておこう」
妖夢「そうですね。もうご飯にしましょうか」
白虎「そうするか」
幽々子「冗談よ!お願いだから無視しないで!」(涙)
白虎「ただいま、幽々子」
幽々子「おかえり♪」
夕飯のときに幽々子が外出してもいいと言った時は喉にご飯が詰まった
どうやら映姫の説教が効いたらしく、一週間に三回までならいいとの事
後出るときは一声かけてから、らしい
とにかく、これで俺はまた幻想卿を走ることが出来るようになった
明日は久々に湖や寺子屋や妖怪山とかに行ってみるか・・・
説明 | ||
西虎です。リアルが忙しいおかげで、めまぐるしい速度で人生の階段を昇ってる気分です・・・(; ω ) 今日は11話と12話をうpします。 さぁ、明日は休もう・・・ ※この作品は、原作・キャラ崩壊、ストーリー崩壊があります。苦手な方は今すぐブラウザバックを押して、カカッと戻りましょう。 |
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