恋姫のなにか 16 中篇
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なんとかかんとか中篇UPです。

この勢いで後編もあげたいです。言うだけならタダですよね、うん。

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秋蘭氏は語る―――

 

「生き馬の目を抜く、という単語があるでしょう?アレは諺なんかじゃなく、本当にあった出来事なんじゃないのかと思うようになりました。

霞さんが二人に気が付いて『あーっ!!』という声を上げてから、本当に一瞬の内に、二人はその体勢を取っていたんです。

―――ええ、DOGE-ZAです。あのDOGE-ZAを全く寸分の狂いも無く二人同時にですよ。

これがどういう事かわかりますか?つまり二人は、霞さんが自分達に気付き、その信号を脳が受け取って声を出すまでの刹那の間に、完璧な意思疎通を行い、霞さんの行動を封じたという事です。

ゾッとしましたね。なにせ、思い人の肉親に対する第一声が「「すんませんしたっ!!!」」だったんですから・・・」

「秋蘭先輩・・・アホな事やってていいんですか?」むっきゅむっきゅ

「蚊帳の外だしなぁ。あ、恋さん。ホッペに餡子が」ぐいぐい。むっきゅむっきゅ。

「美味しいですか?」うんうん

「それは良かった。しかし、少しは残して置かないと霞さんに叱られますよ?」むっきゅむっきゅ

 

だめだこりゃ。と苦笑する秋蘭。はー、と恋の食べっぷりに感動すら覚える詠。四人の持ってきたお土産の御菓子を食べつくす勢いの恋。

そして―――

 

「平に、平にご容赦を!!」

「じゃかあしいわ!!ワレ何しに来たんじゃ!!喧嘩やったら買ったんぞゴルアァァ!!!」

「お義姉さん暴力は!!暴力はいけません!!」

「ど の く ち が ほ ざ く ん じゃ!!!!!!」

 

楽しい楽しい思い出の、弟と水入らずでデートした日の、たった一つの汚点。

電車の中で絡んできたチャラ男を粉砕しきった蓮華と愛紗。それを止めに入った霞。

 

「秋蘭!!お前ウチに喧嘩売りにきたんか!!」むっきゅむっきゅ

「愛紗、蓮華、短い付き合いだったな」「先輩、流石に外道すぎます」

「「ホントすいませんでしたっ!!!」」きょろきょろ。てててて。

「どうでしょう霞さん。お土産も無事受け取って戴けた事ですし、落ち着いて話をしてみるというのは?」

「あぁ?!何処に土産なんか・・・・・・恋」

「?」もっきゅもっきゅ

「お前、何食うてんねん」

「もまふぁ(最中)」

 

ん。と突き出した手に握られているのは、ビリビリに破られた包装紙。

そして漸く霞は、弟のロンT一枚というあられもない艶姿な恋の恰好に気が付いた。

 

「・・・・・・お前、服ぐらい着んかい」

「寝る。起こすな」

 

突き出してない方の手で牛乳を傾けゴッキュゴッキュと喉を鳴らして飲み干すと、パックをポイッと投げ捨てて先程まで詠が寝かされていたソファーに寝転ぶ。

タオルケットを頭から被ってすこーすこーと寝息を立てる妹に米神をヒクヒクさせながら、何とか爆発させずに秋蘭にどういう事かを尋ねる霞。

 

「・・・・・・秋蘭?」

「大変美味しく召し上がってましたよ」

「あの・・・不味かったですか?渡したの私なんですけど・・・」

 

オズオズと詠が白状すると、霞はガシガシと頭を掻き毟りながら苦悶するが、その内その動きも消沈した。

 

「・・・ありがとうな。お茶でも出すわ」

 

はぁ。と深い深い溜息を溢しながらキッチンに消えていく霞を見送りながら、秋蘭と詠は未だに額を床に擦り付けたままの二人から事情を聞く事にした。

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「うん、アンタ達死んでいいんじゃない?」

「全く詠に同意なんだが」

「「反省してます・・・」」

「あのねぇ、何処の世界に仲裁に入ってくれた人に喧嘩売る馬鹿がいるわけ?」

「詠、ここにいるぞ?それも二人も」

「愛紗が規格外の馬鹿なのは良く知ってるけど、蓮華はなんでまた・・・」

「それは・・・その・・・」

「あー、話込んでるトコ悪いんやけどなぁ」

 

とりあえずお茶淹れたからこっち座り。と成るべく愛紗と蓮華の顔を見ない様にして席を勧める霞の申し出を有り難く受け、四人はお茶を戴く事にした。

 

「あ、あの・・・つまらないモノですが・・・」

「んー?土産はもうあのアホが食べたんちゃうんか?」

「恋さんの食欲は良く知っていますからね。予め複数個用意しておいたんです」

「・・・・・・なんや複雑やけど、断るんも根性悪いしもろとくわ、ありがとう」

 

顔色を伺いながら御菓子の入った箱を差し出す蓮華。溜まったフラストレーションの行き場を求めながらもそれを今は溜め込む霞。

 

「んで、詠ゆーたか。もうちょい休まんでええんか?」

「はい、ありがとうございました」

「ん、えーよえーよ」

 

受け答えもハッキリしているし、何より比較する対象の二人がアレなので当然詠への印象は良い霞。

むぅ。と口を曲げずには居られない愛紗と蓮華だったが、既に自分は泥沼に居る事を自覚もしていた。泥沼は泥沼でも底が無い事に愛紗は気が付いてはいないが。

 

「まぁ、アレや二人とも。きっちり謝ったこっちゃし、それでまだ彼是言うんはウチのポリシーに反するさかい、もうこれ以上突付きはせんけどな。

でもや、これからも態度改めん言うんやったら、金輪際ウチとは関わらんでや」

「「ありがとうございますっ!!」」

「よーゆうとくけどな、ウチは許した訳ちゃうで?」

「男前ですね」

「ああ、姉御肌という言葉がしっくり来る人だからな」

「そこ、やかましい」

「テレてますね」

「ああ、褒められなれていないからな」

 

猶も茶化す秋蘭に、意外に面白い。と恐ろしい第一印象を払拭出来た詠。

頬を赤く染めながらお茶を啜る霞に、首の皮一枚で繋がった事に安堵する愛紗と蓮華。猛烈な勢いでタオルケットを跳ね上げる恋。

 

「うわっ?!」「なんやねん・・・」

 

驚く詠にも、何事か尋ねる霞にも応える事は無く、自身で床に放り投げた牛乳パックを回収して水洗いすると、文字通りドアを蹴破って玄関へ走る恋。物凄い音と共に崩壊するガラスの音に霞は額を押さえるが、その音に割って入る様にピンポーンという音が響いた。

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「おとど「かずと!!」

 

宅配便のお兄さんを装おうとした一刀の企みは壮大に崩れ去った。

 

「ただいま、恋ねーちゃん」「♪」

 

巨乳と表して差し支えない膨らみを二つ、惜しげもなく全力で密着させて渾身の力と愛情を持って、恋は久しぶりに会う弟を抱き締めた。

恋の思考回路には【連絡ぐらいしなさい】だの【どうして急に?】だのといった単語は備わってない。

【弟来た!コレで勝つる!!】それだけで恋には十分で、他には何も必要ないのである。

わんわん!と擬音を挟んでも違和感を感じないぐらいの甘えっぷりで、キスをしてほっぺを擦り付けてと大忙し。

 

「はいはい、そのぐらいにして家ん中入らせてよ」「うん♪」

 

返事は良いものの一向に離れてくれそうに無いので、一刀は「よ!」と恋を抱き上げると器用に足だけで靴を脱いで玄関を上がって―――

 

ガラスの破片を片付ける霞と秋蘭、箒で辺りを掃く愛紗、ゴミ袋を広げる蓮華、そこにも破片、と指示を出す詠という有り得ない光景を見た。

 

「なにこれ・・・」「?」

「おう、おかえりー・・・・・・って一刀か?!」ぐいぐい

「ただいま・・・何この惨劇の後」むちゅ〜

「お前、帰って来るんやったら連絡ぐらいせんかいな、迎えに行ったのに」ぐいぐい!ぐいぐい!

「いや、驚かせようと思ってさ。俺の方が吃驚してるけど、色んな意味で」むーっ

「おお、帰ったか」「ただいま、そういや春蘭がまた道路で寝てたから家の中に運んどいたよ」むぎゅ〜〜〜〜〜〜〜っ!!

「いつもすまんな」「それで・・・・・・なんで?」・・・・・・

「お邪魔してます先輩」「こんにちわ。お邪魔してます」「こんにちわー、先日はご馳走様でしたー」ぶちっ!!

 

愛紗、蓮華、詠の順に口を動かすが、肝心の情報は誰も応えてくれなかった。

 

「いや「ちょいまち。お前等、何で一刀の事知ってんねん」せーのっ!

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一刀の言葉は姉二人によって遮られた。霞は先程激昂していた時の方が優しい眼をしていますよ?と言いたくなる目付きで愛紗達三人を睨む。

恋は弟が構ってくれない事に非常に腹を立て、唇を奪って様子を見る!とでも言いたげに一刀の気を引いた。

それを見つめるは両者の意識からも、一刀の意識からも逸れた秋蘭。唇をブツブツと動かし、手を握り締めて一刀と恋を睨みつける。

口元に耳をやり、神経を集中させれば「アレは姉、アレは姉、アレは姉」との呪文が聞き取れただろう。聞いてしまうと呪われる事請け合いだが。

当然、一刀にそんな呪音が届く事は無く、しかし恋のヤキモチになんら動じる事も無く、相変わらず甘えんぼだなぁと思いながらヨシヨシと頭を撫で背中を擦って落ち着かせる。お前マジ代われ。

 

「秋蘭」「無実を主張します」

「お前等」「「「先輩に紹介されました」」」

「死刑や」

 

拳をバキバキと鳴らし、肩を回しながら秋蘭に一歩一歩近づく霞だったが、相対する秋蘭は達観したモノだった。

 

「長き戦いの人生だった・・・」「あ、霞ねーさん」

「なんやー?」(ナイストスだ一刀、子供を作ろう)

「お土産買ってきたんだけど、冷蔵庫入れといてー。俺シャワー浴びるわ」

「おぉ、おおきになー」「いいこいいこ♪」

「はいはい。んじゃ皆ゆっくりしていって」

 

そのまま浴室へ向かおうとする一刀だったが、あ。と声を上げて立ち止まる。

 

「ねぇ、俺の着替えは?」

「幾らかウチにある筈だが、持ってこようか?」

「恋、お前の部屋にやったらあるやろ。探してきたり」

 

何故秋蘭の家に一刀の着替えがあるのかを問い詰めたい愛紗達だったが、これ以上藪から龍を突付き出すのはアホのやる事である。

愛紗と蓮華は固唾を呑んで推移を見守り、詠は「はいはい雑用はアタシの仕事」と言わんばかりにガラスの破片を集めては袋に詰める。

 

「恋?どないした?」

 

一方霞は驚いていた。あの恋が一刀絡みで動かないなんて、明日世界は滅ぶんじゃないだろうかとでも言いたげな顔だった。

弟の役には立ちたい、けれど離れるのは嫌。恋の出した結論は非常にシンプルだった。

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「恋も」「・・・・・・?」

「?」「?」

「二人で首傾げてんなや。一緒に風呂入るーゆうてんねやろ」

「「「?!?!」」」「アレは姉、アレは姉、アレは姉、アレは姉・・・」

「丁度ええわ、お前の着替え探してくるさかい、恋に背中でも流してもらい」

「いや、この歳でねーちゃんと風呂入るのは勘弁・・・」じわ・・・

「つーか、恋をピッカピカになるまで磨いたってくれるかー。なんぼゆうてもちっとも風呂入らんで困ってるんよ」

「そうなの?」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんなことない」

「嘘言うと嫌いになるよ?」「やだ!!ごめんなさい!!嫌いやだ!!」

(何この萌える塊)「「「アレは姉!アレは姉!アレは姉!」」」

 

ネタになるなぁと思ってしまうあたり、詠は生粋の18○同人作家だった。そして秋蘭の呪文は愛紗と蓮華に伝染していた。

 

「せやせや、今日は外に晩飯食べに行くさかい、なんぞ食いたいモン考えときやー」ぐいっ!ぐいっ!

「なんで?」ぐいぐい!!ぐいぐい!!

「桃香は遊びに行ってるんよ、飯も外で済ますーゆうてたわ。んで凪は道場でなんやあるらしい。んで稟やけどなー」むちゅ〜っ!

「っぷはっ!!・・・聞かない事にするわ」つやつや

「賢明やな。まぁ皆お泊りやーゆうてたさかい、待っててもしょうがないしな」むーっ!!

 

一々いじらしい恋のヤキモチと、身悶えしたくなるその表情に詠は新刊のネタ変えようと心に決め秋蘭達三人は揃って例の呪文を唱え出した。

 

「よっ!! んじゃ、恋ねーちゃんもおめかししないとね?」「♪」

「まかしたで〜」

 

恋をお姫様抱っこで抱き抱えると、そのまま今度こそ浴室へ消えていく一刀。抱えられた恋はご満悦でニッコニコしながら首に顔にキスの雨を降らす。

 

「さて、と。着替え着替え・・・・・・なんやお前等、ケッタイな顔しくさってからに」

「霞さん・・・・・・どうでしょう、親睦を深めると言う意味でも、今日の夕飯は共に摂るというのは」

「是非私達からも!!」「お願いしますお義姉さんっ!!」

「・・・・・・あんなぁ」

「はいはい、愛紗も蓮華も無茶言わないの。先輩もですよ。折角の水入らずなんだから邪魔しない」

「「「やだ〜〜〜!!!!」」」

「コレが三日・・・最低一月か・・・不幸だ・・・」

 

はぁ・・・と重い重い溜息を溢しながら額に手を当てる詠の姿に、同情以上の何かを感じ取った霞。

 

「詠・・・お前も苦労してんねんな・・・」

「分かって・・・戴けますか・・・?」

 

がしっ!!と手と手を取り合い固い握手を交わす苦労人達。いやホントお疲れ様です。

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「一刀、元気?」

「うん。ちゃんと御飯食べてるし、友達も結構出来たしね。 恋ねーちゃんは?昔みたいに、御飯食べなくなったりしてない?」

「恋も元気。・・・・・・でも、寂しい」

「ねーちゃん・・・」

「恋は、一刀と一緒がいい・・・・・・一緒じゃないとヤダ・・・・・・」

 

背中を互いに流し合って、今は一緒に湯船に浸かっている所。

背後から抱き締められるのも乙な物ではあるが、やはり正面から抱き付き合いたいのが乙女心なのか姉心なのか。

どちらの情が勝ったのか定かではないが、恋と一刀の姉弟は互いに向き合うようにして密着しながらお湯に浸かっていた。

一刀はシャワーだけで済ませるつもりだったのだが、恋が無理矢理に湯船に引きずり込んで頭上からシャワーでお湯を溜め出したのだ。

 

「そういや昔はよくこうやってお風呂の一番乗りしたね?」

「うん」

「なつかしーなー」

「♪」

 

くっ付いていれば、揺れた肌の寒さも気にならない。一刀が懇願した為、恋は着ていたTシャツを着たままの入水であるが、それでも所詮は布一枚、体温を妨げる程の物ではなかった。

 

「一刀」「ん?」

「もう離れてるの、ヤダ」「・・・・・・もうちょっとだからさ、我慢。ね?」

「・・・・・・やだ」「ねーちゃん・・・」

「恋は一刀、好き。大好き」「俺も好きだよ?」

「・・・・・・でも、一刀は平気。だから、恋の方が好き」

 

どうしたものか。と一刀は苦笑しながらも本気で頭を悩ませる。

霞の場合は経緯が経緯なので仕方ないと割り切る事も出来るが、他の四人は少々ブラコンが強すぎるのではないかと常々思っていた一刀。

ショック療法になるかもなぁ。との案も兼ねての一人暮らしだったが、他の三人は兎も角恋だけはまるで効果が出なかった。

それどころか一人暮らしを始めて一週間で病んでしまい、コレは本気で退学する必要があるかも。と思ったぐらいだったのだが。

 

「今まで我慢出来たでしょ?だからもうちょっと。ね?」「・・・・・・霞が言ってた。一刀、このままずっと向こうにいるかもって」

「いやまぁ・・・言ったけどさ」「やだ!」

「・・・じゃあ、恋ねーちゃんは離れてたら、俺の事嫌いになっちゃうの?」「?!」

「もう俺の事嫌い?」「好き、大好き!」

「うん、良かった。 だったら、我慢してくれない?俺ももっともっと帰って来る様にするから」「・・・・・・」

「俺の事信じられない?」「・・・・・・一刀はずるい」

 

言っている事は姉弟のソレだが、話の持って行き方はヒモの金のせびり方と何ら変わらないと言う事を誰かコイツに教えてやってくれ。

 

 

プルプルと首を振って髪が吸った湯を振るい落とす恋。やれやれと苦笑しながらバスタオルでゴシゴシしてあげる一刀。なんだこのカップル。

 

「恋ねーちゃん何食べたい?」

「・・・・・おにく」

「ははっ、一緒だ一緒」「♪」

 

弟の着替えを探したついでだったのだろう、恋の分の着替えも用意されていたのでそれに着替えて居間へ行くと、カオスはピークに達していた。

 

「何でいんのお前」「・・・お邪魔」

 

俯きながら上目遣いで、軽く手を上げて応えた思春が霞の隣に座っていた。

霞と思春は並んでソファーに座っており、秋蘭達四人はテーブルの椅子に座っているのだが、大した自己紹介も無かったのでどうしたものやら。と秋蘭を除く三人は悩んでいた。

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「あの〜一刀さん」

 

愛紗と蓮華は互いに口を開くのは御法度と認識しているのだろう詠に縋るような眼を向け、詠はしゃーないと溜息を飲み込んで口火を切った。

 

「えっと・・・そろそろボク達のお腹も限界に達しそうなんですけど、その前にそこの方とか、隣のお姉さんの紹介とかして戴けるとありがたいな〜なんて思ってたりするんですけど」

「へ?俺?」

 

うんうん。と詠達三人が首を縦に動かすのを見て、おいおいと思春に眼を向けてみれば見ては俯くの繰り返し。

人見知りが酷くなってやがる。と額に手を当てて溜息を溢した一刀だったが、恋が慰めるように頭を撫でてくれたので何とか持ち直した。

 

「えっと、コイツは俺の幼馴染で、思春」「・・・・・・ども」

「お、幼馴染・・・」「ですか・・・」「よろしく〜」

「見ての通り極度の人見知りなんでこんなだけど、別に皆の事嫌ってるとかじゃないから」

 

はぁ。と愛紗が視線を思春に向ければ、それにビクついて更に俯いてしまった。

手を擦り合わせたかと思えばギュッと握ってみたり、かと思えば膝を擦ってみたりと慌しい事この上ない。

 

「んで、こっちは恋ねーちゃん。三番目の姉で、そっちは霞ねーさん。俺達姉弟の一番上」

「今更やけど、よろしゅ〜な」

 

霞にしては珍しくつっけんどんな応対に「おや?」と思いはした一刀だったが、まさか自分が到着するまでに一悶着あったなどと知る由も無い。

共に紹介された恋は心底どうでもいいのか、一刀の肩に顎を乗せてまどろんでいる。

 

「えっと・・・・・・皆の紹介もした方がいいの?」

 

姉達を紹介したは良いが一向に進展が無いので、今度は愛紗達の番か?と霞に尋ねて見ると姉は鷹揚に頷いた。

 

「せやなぁ。お姉ちゃん一刀がこの子等とどんな関係なんか聞いてみたいわ」「?」

「まぁいいけど・・・皆秋蘭の後輩だよ。んで、俺の友達」

「ほーぉ?」むっ

「か、一刀・・・」

 

普段からは有り得ない数の人に囲まれ視線を浴びて、いよいよ思春の精神防壁は限界に達したらしい。

学校じゃ平気なのになぁ。と思いながらも見捨てる選択肢など持たない一刀は、またヤキモチを妬いて首筋にキスマークを作る事にやる気を見せ始めた恋を霞に預ける。

 

「思春限界っぽいから家まで送ってくるわー」「んー。こら、暴れんな恋」ばたばた!

「ごめんね恋ねーちゃん、ちょっとだけ我慢してね?」じーーーーっ

「んじゃ行くぞ思春」「ん・・・・・・」

 

手を握って立たせようとするが、膝が笑っているのか中々立ち上がれない思春。

やれやれ。と一刀はチラッと愛紗達を見たものの、コレも役割かと諦めて思春をギュッと抱き締める。

 

「なっ?!」「おー」「・・・・・・・・・え?」「落ち着け私何時もの事ジャマイカ、まだ慌てるような時間じゃない」

 

思春の事を知っている筈の秋蘭を筆頭に四者四様の驚きを見せるが、一刀は「幼馴染と紹介した人物を抱き締めだしたらそりゃあ驚くよなぁ」と別方向で納得した。

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「落ち着いたかー?」「もちょっと・・・」

「暴れんなー、どつくどー」「恋も!恋もー!」

「んで霞ねーさん、何処に食べにいくの?」

「いやそれなんやけどな、秋蘭等が一緒に食わへんかー言うてるさかいお前等が風呂から上がるの待ってたんよ」じたばた

「そなの?」

「あぁ、折角の機会だしな」

 

思春を抱っこしたまま秋蘭に顔を向けて確認してみれば、なんだか浮かない表情の秋蘭。

周りは爛々と目を輝かせる詠を除いて微妙な顔付きだった。

 

「でも、なんか疲れてるみたいだし、明日でも良いんじゃない?明日なら皆いるだろうし」ばたばた!!

「一刀は私と御飯を食べるのが嫌だという・・・」

「秋蘭さ、ホントに春蘭に似てきたね」・・・・・・

「あ、あの先輩?私達皆疲れてなどいませんので、どうでしょう此処は一つ皆で楽しく御飯を食べて親睦を深めるというのは?」

「そ、そうね。愛紗の言う通りだと思うわ。それに、思春さんともお話してみたいし」

「だってよ、思春」「無理、絶対無理、死ぬってマジで」「恋もー!」「やかまし!」

 

思春の声は非常にか細く、耳に届いたのは一刀だけだったが涙目で首を横に振っているのを友好的解釈出来る人物は此処には居なかった。

 

「あのー、私から一つ提案があるんですけど」

 

このままでは埒があかん。と手を上げて皆の注目を集めた詠は、恋以外の注目を集めた事を確認するとよし。と口を開いた。

 

「恥ずかしながら私、暑さと疲労でちょっと伸びちゃいまして。それに一刀さん、帰る直前までバイトだったんですよね?」

「うん」

「疲れてるのは一刀さんもだろうし、私達が居ると疲れも取れないだろうし、思春さんも恋さんも限界みたいだし。

というわけで、ここは一刀さんの意見を採用して明日の夕飯を皆で取る事にして、今日は解散するってのはどうでしょう?

私達も荷物まだ出してない所か秋蘭先輩の所への挨拶もまだだし、そっちをあんまり遅くにするのは厄介になる身としては心苦しいので」

「うーん、中々筋通ってんね。ほな今日の所はそれで行こか」

 

この中で霞に逆らえるのは一刀しかいなく、その一刀の意見を採用したのだから反論など出る筈もない。

霞の鶴の一声で流れは決定し、ふぅ良かった。と詠は胸を撫で下ろす。

秋蘭は仕方あるまい。と達観した様子で言うものの、会う日数が極端に少ない愛紗と蓮華は少しお冠気味だった。

 

「おい、思春」「・・・なに?」

「決まったぞ、明日皆で晩飯食うから」「・・・アタシも?」

 

当然。と頷く一刀を見て、恐る恐る周囲を見回せば自分を恨めしそうに見る者と苦笑しながら頷く者がほぼ半々。

嬉しいけど複雑だなぁ・・・と思いながらも、思春はむん!と気合を入れて一刀の胸をそっと押すと自力で立った。

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「送るって」「ん、平気。 それより、今日来るの?」

「寝床何とかなりそうだし」「そっか・・・それじゃ、明日ね?」

 

おう。と頷く一刀に優しく微笑んでから、皆に頭をペコリと下げて思春はヨタヨタとした足取りで自宅へ帰っていった。

それと同時に恋が一刀に飛び込むと、えっぐえっぐとしゃくり上げながら体を擦り付ける。

 

「ねーさん、なんか外出るの無理っぽいよ」えっぐえっぐ

「ちょっとしたら落ち着くやろ」

 

やれやれ。と一刀と霞は恋の頭を撫でながら話し合っているので、頃合かとまたしても詠が口火を切った。

 

「あの、それでは、ボク達はこれで」

「あ、ごめんね。なんか追い返すみたいになっちゃって」

「すまんなぁ。明日も宜しゅうな」

「いえいえ。ほら、愛紗も蓮華も指をくわえない。 先輩はもう突っ込みませんよ」

 

はいはい!と手を叩いて退出を促す詠を最後に四人も部屋を出、玄関口で挨拶をして向かいの家へ入っていった。

 

「あの詠言う子はやり手やなぁ。なんや同じ匂い感じるわ」

「なんのこっちゃ」ぐしゅぐしゅ

「あー!涙と鼻水でベタベタやないかい!こっちきい!」

「やだ」「綺麗な恋ねーちゃんが好きだなぁ」

「顔洗ってくる」

 

ててて。と軽やかに駆けて行く恋を見て、やれやれと肩に入っていた力を抜いた一刀。

 

「んで、何時まで居れるんや?」

「今回なげーよ、二週間」

「バイトクビにでもなったんか?」

「笑えねーからソレ。改装するから暫く休みになるのと、桔梗さんって覚えてる?」

「おぉ、あのおもろい人な。どないかしたんか?」

「キャビア飽きるまで食いてーってロシア行った。暫く店休みだとさ」

「相変わらずよう分からん人やわ・・・」

 

ホンマにあの人のトコでバイトさせてええんやろか・・・と悩む霞だったが、後日その桔梗から荷物が届き、ウォッカとキャビアをこれでもか!と言うほど送ってもらいご満悦になるのを、今はまだ知る由も無かった。

 

「御飯どーすんのー?」「ただいま」

「よっしゃ!いっちょエエ店いこか!」

 

凪はボーダーラインとして、桃香と稟という問題児二人がいない事を羽目を外すチャンスだと思った霞は財布と車の鍵を取りに二階へ向かった。

恋は一刀がいれば問題ないだろう、無茶したら知らん振りの刑を執行させてやる。

そう考えると心も弾むもので、フンフンと珍しく鼻歌を歌いながら霞は稟の部屋の扉をバコンと蹴破った。

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オチ。秋蘭が「ここにいるぞ」発言をした頃。

 

 

「どうした蒲公英。勝負の最中に気を取られるなど、珍しい」

「げほっ!!ごほっ!!・・・い、いえ、何か今、私のアイデンティティーが崩壊したような気が・・・」

「訳が分からん、晩飯のオカズだ。熊を狩って来い」

「え・・・此処って普通に人間の手が加えられてるんじゃ・・・」

「問題無い、私達が入山したと同時に10匹ほど獰猛なのを離してある」

「ktkr!!テンション挙がってきました!!!」

「よし!お前等小休憩だ!!その後飯の準備をするからな!!」

 

オス!!!!と野太い野郎どもの声と可愛らしい少女の声が、とある山に響いたとさ。

 

 

所変わって、時間も変わって。

 

「稟さん、飲んでますか?」

「戴いてます」

「ま、一献」

「戴きましょう」

 

社員旅行でとある旅館に来ている稟達だったが、同じ部署のみならず他の部署からも稟目当ての男達が挙って稟に殺到する。

 

「うっわ、相変わらず大人気」「まー綺麗だし性格も良いしねー。ちょっち怖いけど」

「でもさー、男ども馬鹿だよねー」「稟さんが酔う訳ないのにねー」

「んで、何で片手でケータイを一分おきにチェックしてんの?」「ほら、世間は大型連休じゃん?」

「あー弟さんかー。一刀くんだっけ?」「滅多に帰って来ないって言ってたしねー」

「でもさー、サプライズで帰って来てたらウケるよねー」「私達は笑えるけどさー、稟さん発狂しちゃうんじゃない?」

 

寄ってきた男達の武勇伝を「そうですか」の一言でバッタバッタと切り捨てて、ぐいっと酒を呷りながらもケータイからは眼を離さない。

 

(連絡来ないなぁ・・・・・・)

「それでですね、帰ったら俺と」「結構です。私には弟がいますので」

 

と、何十人目かのアプローチを袖にしているとケータイがメールを知らせた。

 

(恋ですか、珍しい)

 

タイトル:無題

本文:無題

 

(何ですかコレ。添付ファイル付き・・・・・・)

 

幾ら座っている状態とて、まさか弟にチューしている写メだとは想像出来ない稟は、何の疑問も持たずに添付ファイルを開き―――

 

「帰ります!今すぐに!」

「ちょ、落ち着いてください稟さん。明日の朝までの辛抱ですから!」

「かーえーるーのー!!!」

 

発狂こそしなかったものの、駄々っ子にはなった稟だった。

 

 

 

またまた場面変わって。

 

「うーわー♪にっげろ〜〜♪」

「桃香のばかーーー!!」

「何でわざわざ喧嘩売るんすか!!」

「ほらほら、喋ってる暇があるんなら脚動かして〜♪」

 

ふんふんふーん♪と妙に機嫌が良さそうな桃香を見たシャオと猪々子は、今日は平穏無事に終わりそうだと胸を撫で下ろしたのだが―――

 

「あー、流琉が来るまで暇だなー」

「なんか喧嘩したくなっちゃったなー」

「あれー?なんか女の子に絡んでる馬鹿がいるよ〜?たっいへ〜ん♪」

 

と流れる様に頭の回転が宜しくなさそうなお兄ちゃん達をぶちのめしてしまった。

 

「あ、みんな〜。ごめんなさい、待たせちゃってエエええぇぇぇぇぇぇ?!?!?!」

「流琉!走って!!」

「流琉!そこ右!早く!」

「あはははは♪たっのし〜♪」

 

ぶちのめされたお兄ちゃん達、どうも友達は多かったようで、追ってくる人が一人になり二人になり、十人を超えた所で唐突に「飽きた。もういーよ」と手の平をヒラヒラ振って消えろ宣言。

無論、それでじゃあさよなら。と成るわけもなく―――

 

「なんで今日もマラソンなの〜〜!!??」

「あははは♪ごめんね〜♪」

「ちょ!桃香さん前見て前!!」

「もうやだーーーーーー!!!!」

 

喋りながら全力ダッシュで息は持つのか?とお思いのアナタに三人から回答を。

「「「そんな事じゃ、桃香の友人はやってけねぇ」」」

 

お疲れ様です、いやホント。

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言い訳

 

おかしい、後編にしてこれで終わりな筈だったのに・・・・・・まぁ何時もの事です。

という訳で16の中篇でした。長ったらしくなりまして、申し訳ないです。

 

今回は霞ねーさん大噴火&恋ねーちゃん無双でした。マジで恋ねーちゃんは鬼畜。

思春を出そうが秋蘭出そうが詠を贔屓してみようが、全部一人で持っていく子になってしまいました。

いつか此処の華琳様と絡ませてみたいもんです。一方的に華琳様が弄られて終わりのような気もしますが。

 

今回のオチですが、桃香の所はドSキャラが決定してからずっと書きたかったシーンでした。

ですが桃香だけってのもなぁと言う事で満を持しての駄々っ子稟ちゃんと貧乏籤引いた事にすら気付いていない凪も追加。蒲公英輝いてるよ!!

後編は姉's勢ぞろいでのバーベーキュー大会になります。詠と思春の絡みはきっとないです。

 

今回も詠が空気読める子で助かりました。きっと霞ねーさんの株は急上昇ですね。本人意識してないでしょうが。

案外さくっと霞の噴火が収まったので「おや?」と思われるかもしれませんが、謝ってる相手を虐げるのは霞の道理に反しますので。

 

後編こそはスパッと上げたい所ですが、果たしてどうなる事やら。

急に他の妄想浮かんだり、止めた筈の妄想したり、翠の登場を考えて内心ニヤニヤしたりとテンテコマイです。自業自得?ハハハ、コヤツめ!!

 

次回も16の続きだと華琳様が書けない事に今気付きました。禁断症状が出そうです、ば華琳はジャスティス。だといいなぁ。

 

追伸:コレの投稿にあわせて、前回投稿分の「恋姫のなにか 16」のタイトルを変更しています。

では次からはお礼返信です。何時も最後まで眼を通してくださっている皆様、ありがとうございます。

-13ページ-

風籟様       久方ぶりの亞莎でした。可愛く出来て個人的に大満足なシーンです。

 

イリヤ・エスナ様  詠(´;ω;`)カワイソス

 

zero様      天然がやられ役なのではない!天然は地雷を踏む役なのだ!!

         ここぞとばかりに恋ねーちゃんに無双してもらいました。可愛いなぁ。

 

Kito様     残念ながら間に中が挟まるパターンになってしまいました。

        ポニテ思春とか何そのメインヒロイン。

 

ルーデル様   思春ガンバッタ!本当にガンバッタ!

 

xxx様     鈴々ちゃんは良家のおぜう様設定です、何時出るのかは知りませんががが

 

tomi様    魏に曹操がいるならば、呉には甘寧興覇がいる!!

 

Ocean様   さぁ、後編でどうやって愛紗を甚振るかな( ∀ )

 

叢 剣様   エー   秋蘭がイマイチ輝きませんでした。輝きすぎるとダメな子になってしまいますが。

 

mighty様   人数多すぎて無理だったんだぜ。 過去編の妄想もボチボチしてますんで、ヤンデレ全開秋蘭はしばしお待ちを。

 

リョウ流様  思春は下着娘じゃない!!自堕落娘だ!!や、パンツ丸出しなのは認めますが。あと亞莎可愛いよ亞莎。

 

よーぜふ様  最初は于吉一人勝ちEDとか考えてましたが、収集つきそうにないのでやめました。

       思春大人気で嬉しい限りです。

 

景様     この思春は店内限定となっております。

 

happy envrem様  三つ巴は次回に持ち越しになりました。コールしていただいたのに申し訳ありません。

 

samidare様  そんなの俺だってくいてぇよ!!

 

司 葵様   首の皮一枚で繋がりました。後編でプチッと行くかもしれませんが。

 

kurei様   これほどまでに女性陣がDOGE-ZAを駆使する恋姫SSがあっていいのでしょうか。

 

ちきゅさん様  修羅場と絶景は、眺めるだけが丁度良いんですよ、きっと。

 

Will-Co21様  浮気イクナイ!!や、んな事言える立場じゃないですが。

        一刀先生のフラグ構築スキルはSSSぐらいだと思うんだ。

 

t-chan様   まさかまさかの中篇でお送りしました。

       亞莎のみならず、こうやって裏で接近する人は多いです。誰とは言いませんが風ちゃんとか。

 

悠なるかな様  鬼がでるぞーー!!! 応援コメントありがとうございました。凄く嬉しかったです。

 

比良坂様   詠の一人称は完全に失念してました。なので、対一刀の時だけボクっ娘にしてみました。後付乙。

 

ロンギヌス様  完全なるテンプレですが、それでも萌える辺りが思春のスペックの高さだと思います。

 

2828様   愛紗は死なぬ!何度でも甦るさ!!

 

シズナ様  やだなぁ、あの桃香さんが一気にケリつける訳ないじゃないですか。

 

asf様   思春は乙女なので、妄想も普通の内容ですよ。他とはちが・・・こんな時間に誰だ?

 

tyoromoko様  思春可愛いよ思春。中の人的にもルックス的にも、恋姫で五本の指に入る好感度だったりします。

 

カズ様  満を持して、とはいかない尻すぼみですが、霞ねーさん暴走させると歯止め利かなくなりそうだったので。

 

jackry様  もうやめて!一刀のHPは(恋に吸われて)とっくにゼロよ!!

 

宗茂様   鈍感ニブチントウヘンボク。ホント、一刀代われ。

 

一刀様   厨ニ丸出しのNNとか考えたんですけど、分かりやすさ重視でああなりました。

 

かもくん様  どうにも贔屓しちゃいます、困る。

 

 

コメントありがとうございました。

説明
いいぜ・・・お前等が恋姫キャラに幻想を抱いているなら・・・

まずはそげぶ!!!
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コメント
「問題無い、私達が入山したと同時に10匹ほど獰猛なのを離してある」 → 放して(JohnDoe)
桃香強いなぁ。(readman )
恋のメールはなめてるとしか言いようないな(VVV計画の被験者)
今更だけど蓮華出番無くなっているよNE?・・光を与えようぜ・・・・・・・・・斗詩に・・(風の旅人)
グハッ!まさかの最後の駄々っ子稟姉ちゃんにやられたwww相変わらず主の描くキャラは可愛すぎるぜwwwこりゃ本格的に翠が楽しみです。そして何故か後編のオチはまさかの華琳逃げてええ!!という妄想が(借りてたDVD返しに来たとかで)・・・ないですよねwww次回は桃香様無双かな?応援しています。(zero)
俺としたことが・・・・こんなに出遅れてしまうとは・・・・三国争乱を書きながら別のことまで書こうとしてる俺ガイル(叢 剣)
恋「好き、大好き!」  おれもだいすきだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(asf)
ちょっとしたいじわるだったのに本当に作ってくださるとは、むせび泣くほどに嬉しいです。あざーす。恋やっぱつえぇww。思春が頑張ってくれたけど、それでも恋の無双っぷりは止まらなかったw。これ√確定したら、皆どうやって乗り越えるんだろう;;。(Kito)
あのカオスな状況を乗り越えられる一刀は凄い。だがここだけの話、気付いていないだけという説もある。(景)
修羅場の完成ですねっ!今までで一番登場キャラ数多いのでは?ところで稟さんは立ち始めたらor弟といっしょだったら酔ってますか?(tyoromoko)
恋の一刀大好きっぷりにやっぱり吹いたwwww(風籟)
恋の一刀への依存っぷりは破壊力がありすぎる。個人的には駄々っ子の稟が可愛く思う(Ocean)
甘えん坊恋姉ちゃん、駄々っ子稟お姉ちゃん、人見知り過ぎる思春、何と言うくらげさん脅威の萌えニズム(tomi)
だだっこレディ万歳!皆大好きだー!! 苦労人お二人は大変ですなぁ・・・でも霞ねーさんちとこわいw  ヤンデレ、だと?たのしみすぎるじゃないか(よーぜふ)
↓な・・・なんだってーーー!!!(MMR風)(イリヤ・エスナ)
そうか! つまり恋姫無双とは、『「恋」ねーちゃんがお「姫」様抱っこされて「無双」状態』の略だったんだ!!!(MMR風)(happy envrem)
恋無双になるかと思っていたが、ほんの少しの登場でもやっぱり俺は思春が好きなんだー!!(Will-Co21)
相変わらずの壊れっぷり。相変わらずの萌えっぷり。全く恐ろしい文才の持ち主だよ、くらげさんは(悠なるかな)
後付乙wボクっ子ありがとうございますww桃香様無双to愛紗が無かったのは残念でしたが、コレはコレで萌えるなぁ桃香様ww(比良坂)
今回は駄々っ子稟に心奪われてしまったではないか…どうしてくれるんだ作者様(笑)(ちきゅさん)
恋最高だー!!(スーシャン)
これだからなにかは面白いんだよ! とりあえず秋蘭がジャスティスでFAでお願いします。(武中)
アレは姉!アレは姉!アレは姉! wwwwww(ロンギヌス)
駄々っ子稟可愛いよ稟!稟にスポットを当てた話が読みたいw(葉巻)
今回の話は笑いとニヤニヤが止まりませんでしたぞwww後編、すごく楽しみだ!! ヤンデレ全開な秋蘭だと!?作者さん、急いでその話を執筆して下さい!!  やべぁ、今からすごく待ち遠しい(^^♪(mighty)
今回も2828させて頂きましたw先攻ターンで「シンクロDOGE−ZA」を発動させた2人の本能が見事です。霞はやっぱり良いお姉さんでしたw詠は幻想殺し持ってるんでしょうか。突込みどころが多すぎてコメ欄が足りない;後編も期待です!!(kurei)
詠と霞がんばれ超がんばれ・・・・・後始末を・・・w(2828)
毎度のことながらカオスってるなぁ。(poyy)
相変わらず良い感じのカオス!楽しぃw(弌式)
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