【楽書】なのは - ムニュッ。
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 ふと気が付くとなのはがジッとフェイトの胸を凝視している。トイレに行っていたせいで、次の授業まではわずかな時間しかないと言うのに。

「? どうしたの? なのは。早く着替えないと体育が」

 フェイトは袖から腕を引き抜きつつ、なのはに着替えを促した。

「うん、そうなんだけど……。フェイトちゃんの胸、大っきくて良いなぁって思って」

「なぁっ!」

 フェイトは思わず胸を隠し、後ずさった。彼女自身の両腕によって歪に潰されたバストが、すき間からムニュッとはみ出している。

「私なんかそうやっても、はみ出ないもん」

 なのはは悔しそうにフェイトと同じ格好をして見せるが、彼女の言うようにそこは残念な結果に終わっている。フェイトから見ると、そう言う格好で顔を赤らめている彼女の可愛らしさの方が、羨ましく思えてしまう。

 と言うより、ぶっちゃけ襲ってみたい……。

「な、なの……」

 フェイトの思考がゆっくりとメルトダウンし始めた所へ、

「……触ってみても良い?」

「はーーっ!」

 思っても見ない展開が訪れた。正確には、そうなったら良いなぁと言う妄想は頭の隅っこにあったけれど、まさにその通りの展開が訪れるのは想定の範囲外。

「ダメかな? フェイトちゃん」

 ブンブンブンブンッ!

 フェイトは首を大きく左右に振る。駄目な訳がない。むしろ臨む所だ。

 でも――。

「駄目じゃないよっ! 駄目じゃないけど今は……」

 フェイトは壁に掛かった時計と、周囲を確認する。

 時間は残り少ないし、まだ着替えていたクラスメイト達は顔を赤らめていたり、そそくさとこの場から立ち去って行ったり。

 クラス委員のアリサかはやてが居たら間違いなく、注意を受けていただろう。特に胸に異常な執着を持っているはやてが居たら……。

 なのはと二人揃って揉み倒されていたのは確実。

「これから授業だから、その、あとで良い?」

 フェイトはそう言うと、なのはから距離を取る。

「うん! それじゃ後でいっぱい触らせてね♪」

 そう言ってにゃはっと笑うなのはの表情は、フェイトの方がボディタッチをお願いしたくなるほど可愛かった。

 ブンブンブンブンッ!

 今度もフェイトは首を振る事が精一杯。当然、断るはずもなくその方向は縦に。

「ありがと!」

 なのはの笑顔はフェイトの頭の中をあっと言う間に埋め尽くしてしまう。

 

 その後の授業は、なのはを除くその状況を目撃をした全員が浮き足だっていた。そして放課後までの間にその雰囲気はクラス中に行き渡り、ホームルームは奇妙なピンク色の空気に満ちていたと言う。

説明
フェイトさんの胸が羨ましいなのはさん。
そしてクラスでも公認(?)のカップルとなりつつあったり。
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魔法少女リリカルなのは なのは フェイト おっぱい 

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