蓮華達がいる天幕

｢元気になれええええええええええええええ！！！！！！！！！！｣

もの凄い勢いで鍼を刺して、治療している男、華佗と一生懸命、怪我人を看病している女の子、過去空が霞達を治療していた

霞｢いつつ｣

空｢あ、ごめんなさい！少し強すぎましたか？｣

霞｢いや、大丈夫や。それより、あいつの看病を頼む｣

霞が首を向けると、そこに苦しそうにうなされている才がいた

霞｢あいつ、ウチを庇ったんや。せやから、絶対助けてやってくれや｣

そう、蓮華達が天幕までたどり着くといきなり、才の身体から出血した。おそらく霞を助けた時に受けた傷を才が自分の氣の炎で応急処置を行ってなんとか傷口を塞いだ。だが天幕にたどり着いた時にまた開いてしまったようだ。

凪｢霞様！ご無事ですか！｣

霞｢ん、凪か？城の敵はどないしたんや？｣

入り口の方を見ると、息を荒らしながら入ってきた凪がいた

凪｢はい、五胡の兵は撤退し、我々の勝利に終わりました。それよりお怪我は！｣

霞｢心配するな、ちょっと油断しただけや。それよりこの事を孟ちゃんに知らせなかあかん。たぶん、まだ後のほうで戦っているはずや｣

凪｢分かりました｣

丁度その時

？？？｢おい！光を見なかったか！｣

大きな声が天幕中に響いた

歩｢お養母さん？！どうしたの、そんなに血相をかえて｣

王蓮｢今はそれどころではない！光はどこだ！｣

霞｢光なら、一刀達とまだ後ろで戦って･････｣

それを聞いた王連は何も言わず天幕から出て行った

王蓮｢まずい事になったぞ、すぐ光を止めなければ！あいつが暴走するかもしれん｣

一刀側

華琳｢貴様！絶対に許さん！その首再びこの『絶』で切り裂いてやる！｣

雪蓮｢華琳、あたしもやるわよ！こんな奴、見ているだけで反吐が出る｣

光｢『狩れ』｣

一刀｢光？｣

一刀が見たとき、一瞬本当にあの光なのかと疑ってしまった。身体からは巨大な氣が溢れ出し、華琳の覇気に匹敵する位のプレッシャーを放ち、そして光の目がまるで獲物を狩るような獣の目をしていた。並の兵士が見ても千人いる内九百九十九人が逃げ出すだろう。それくらい光の殺気と怒りが凄まじいのだ

光｢張?さん貴方の武器、借ります｣

光は華琳の近くに落ちていた、消えた張?が残した大剣を持ち上げた

光｢曹操、孫策、奴を絶対狩るぞ！｣

光の豹変にビックリした全員だが、光の言う通り今は許貢を倒すことを考えた

許貢｢ちっ、あのガキか、ならこいつらで！『招』｣

許貢は隠し持っていた刃物で縄を解き、再び白装束の軍隊を呼び出し

光｢・・・・・雑魚が｣

光は、襲い掛かる軍隊の前で立ち止まり、右足を前に出し体重をかけるよな構えを取った

華琳｢光、何をするき？｣

雪蓮｢あの構え！｣

氣を扱う者にはそれぞれ種類が分別されている。起動系、強化系、そして自然系。起動系は真桜が扱うように武器のモーターなど回転させたりする、言い換えれば電気エネルギーに変える力。強化系はそのままの通り、肉体や武器を強化させる力。そして自然系はいわゆる、魔法みたいな力。空気中の水素を凍らせて氷の結晶を作ったり、気の熱気で炎に変える事が可能。

大抵の氣使いは一つだけしか使えないが五十人に一人の割合で二つ以上の種類の氣を扱うことが出来る者がいる。凪や光はその一人に入る

光は自分の身体に流れる氣を肺に集中させた。強化された肺から放つ音ははダイナマイトにも匹敵するほどの音が可能

光｢グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア｣

光は大群の前で雄叫びをあげ、その衝撃波で敵の大半を吹き飛ばした

一刀｢ダー！耳がああ！鼓膜が！！｣

雪蓮｢や、やっぱり母さんと同じだ｣

一刀｢え？｣

雪蓮｢光の目、母さんと同じ目をしていた｣

その場にいたほとんどの者がしりもちをつくや、耳を塞いだまま気絶した。何とか雪蓮と華琳達は耳を塞いだまま意識を取り留めたがまだ頭がくらくらしているようだ

華琳｢いったい、何が起きたの？｣

一刀｢光が雄叫びをあげた｣

春蘭｢何を言っている！雄叫びって言うような音ではなかったぞ！｣

許貢｢ちっ、何なんだ今のは！ったくこの役立たずが！クズ！カス！｣

今の状況を未だに理解出来ていない許貢は苛立ちを隠せず、白装束の兵に暴言を吐き捨てていた

？？？｢やれやれ、お困りのようですね｣

許貢は声がする方向へ顔を向けるとそこには既に首がつながっているうきつの姿があった

許貢｢于吉様！これはどういう事ですか！ここに来れば曹操を殺せるって言っていたではないですか！｣

于吉｢すみません、予想外の事が起きました。ここは一旦五胡に戻りましょう｣

許貢｢何故です！貴方がいれば簡単に！｣

于吉｢今は引きます。許貢、これは命令です｣

許貢｢く、分かりました｣

光｢･･･逃がすか！｣

光は足に氣を集中させ脚力を向上させて、許貢達の前まで飛んだ

于吉｢やれやれ、『招』！『増』！｣

于吉は許貢が召喚する白装束の数倍以上の兵を呼び出した

于吉｢あの者達を消し散らしなさい！｣

于吉が命令を下すと白装束の兵は抜刀し、そのまま一刀達に向かった

｢技を借りるぞ張?･･････『龍骨破』！｣

光が握っていた剣から黒い氣が纏い、振り払った瞬間巨大な斬撃が白装束の兵達を襲った

一刀｢あ、あれって｣

華琳｢張?の技｣

光｢なにボサっとしている！曹操、孫策！｣

光が怒号をあげたときさっきまで一刀達の目の前にいた兵の三割近くが消えた

許貢｢馬鹿な！于吉様の兵が一瞬で｣

于吉｢･･････｣

王蓮｢そこまでだ！于吉！｣

于吉達が振り向くと王蓮が仁王立ちでたっていた

于吉｢やれやれ、しつこい人ですね。貴女と話している時間なんてありませんのに｣

王蓮｢くたばれ！｣

于吉｢無駄です！知っているはずです、その程度の攻撃私を殺す事など不可能！｣

王蓮だ南海覇王を于吉にふりかかると、于吉の手のひらから何やら光の壁見たいなのが現れた

王蓮｢それはどうかな｣

王蓮がニヤリと笑うと、于吉がはっとした顔で後を振り向いた

雪蓮｢于吉！｣

二人｢コレで終わりだ！！！！！｣

二人が于吉に切りかかった瞬間

一刀｢二人とも逃げろ！そいつは偽者だ！｣

二人｢え？｣

許貢｢う、きつ様、何故｣

気づいた時、雪蓮がきっていたのは許貢だった

そして、肝心のうきつは

于吉｢かかりましたね｣

王蓮｢しまった！｣

王蓮が見上げるとそこには宙に浮いた于吉がいた

于吉｢『呪』！｣

雪蓮｢きゃ！｣

うきつが放った閃光はまっすぐ雪蓮に直撃した

王蓮｢雪蓮！おのれ！｣

于吉｢では、王蓮さん次は貴女の番です。『じ･』｣

光｢････死ね｣

于吉｢な！｣

于吉はありえないと思った。なぜなら彼等が今いるのは地上から十数メートル離れた場所である。それほどの跳躍を可能にしたのは光の氣である

于吉｢くっ｣

光｢ぐああああああ！｣

于吉は何とか防壁で攻撃を防いだがそのまま、大地に叩きつけられた

光｢グルルルルル｣

一刀｢光？｣

一刀は目を疑った、目の前にいるはずなのは自分が良く知っている親友の未来光だ。だが何故だろう目の前には人の皮を被った獣に見えた

光｢グルウウ、カリツクセ。テキヲカリツクセ！｣

？？？｢于吉様！｣

于吉｢迷当さん、丁度いい所に｣

迷当｢于吉様、早くここから撤退しましょう｣

于吉｢そうですね｣

于吉は突如現れた、五胡の将軍、迷当に連られて逃げていった

光｢マテ！｣

光が追いかけようとしたが既に于吉達は追いつけないくらいの距離まで逃げていった

一刀｢光、落ち着け！｣

光｢ぐあああああああああああ｣

一刀が止めようとしたが光の体から大量の氣が溢れ出し、近づこうも近づけない状態だった

王蓮｢ワイトが言っていた事が本当になりやがった｣

あとがき

どうも戦国でーす

アニメ、華雄マジ目だったな、終わりの辺

こりゃ、次回のゲームで華雄の拠点期待できるかも

さて、もうお気付きの方もいるのでここで光の最後の遺伝子を紹介しましょう

未来光が所有する遺伝子：呂布、楽進、孫堅

まあ、孫呉が関係しているヒントは第一拠点シリーズでもう出ているのですよね

しかし、恋の武、凪の氣、孫呉の血。本当、自分が思いついた最強の組み合わせです

輸血して遺伝子が変わるという事を聞いた時このアイディアが浮かびました

コレを思いついた時、｢あれ？これってつまり光は雪連の弟になるの｣とか思いました

さて、残るのは空の遺伝子です、いったい誰の遺伝子が入っているのでしょうか

次回：正史を生きる虎の子と運命の恋人

オリキャラインタビュー

制作者｢どうも、オリキャラインタビューもかなりきました！｣

一刀｢だが、まだまだいるそうだな｣

制作者｢ですね、当分は俺達二人でやりましょう｣

一刀｢光と及川は？｣

制作者｢光はストーリーで活躍しているので良いでしょう。それから及川････いてもいなくても変わらないし（笑）｣

一刀｢最近、お前かなり腹黒いな（汗）｣

制作者｢それじゃ、今回のオリキャラはこの人！｣

法寺｢聖フランチェスカ学園高等部三年、鎌倉法寺だ！先祖は管輅様。趣味は女性の観察。特技は占いと呪い！好みの女性は、美女全般。嫌いな人物はもの凄くモテル男！座右の銘は『女に優しく、自分に厳しく！』｣

一刀｢スゲ―自己紹介。あと、今回は一人だけなのだな｣

制作者｢まあ、色々都合がありまして｣

制作者｢そう言えば、鎌倉さんは占いができるのですよね｣

法寺｢まあな、一刀が飛ばされる前に一度占った事があっってな｣

一刀｢ええ、まあ。あの時『とんでもない女難の相が出ているぞ』とか言われましたからまさか的中するとは｣

法寺｢俺の占いを甘く見るんじゃないぜ。相性占いや背後霊を見る事だってできるからな｣

制作者｢それで？北郷一刀の相性占い、誰が最も相性が良かった？｣

法寺｢それを言っては面白くないだろ、それを決めるのは閲覧者の方々だ｣

一刀｢はあ｣

制作者｢では、ちょっとした小話なのですが、法寺は他の子孫と比べて少し違いますよね｣

法寺｢まあな、俺には大婆さｍ･･･ではなく管輅様の遺伝子が入っているからな。管輅様とは、一刀が飛ばされる前から接触はあったからな、外史の事はそれで知っていた｣

一刀｢そうなんだ｣

法寺｢それから、ある程度俺も仙術が使えてな一人だけなら外史に行く事が可能だ。まあ使った後はとんでもなく疲れるがな｣

制作者｢それで、光達が修業している間に先に外史に言ったわけですか｣

法寺｢まあな｣

制作者｢そう言えば、鎌倉さんって自称紳士なのになんでナンパなんかしているのですか？｣

法寺｢それを聞くのか？｣

制作者｢ええ、気になりますもの｣

法寺｢しいて言うならば､俺は北郷とは真逆の人間だ｣

一刀｢え？つまり･･･｣

法寺｢女運がとんでもなく悪い。例えるなら無印シリーズの詠の不幸スキル並の悪さだ｣

二人｢･････｣

法寺｢笑いたければ笑え！とにかく占いとかで女性は近づいてくるが、好意とか恋愛に関して近づいてくる女性は今までに無い！｣

制作者｢鎌倉さん、鎌倉さん、落ち着いて｣

法寺｢この前なんか、かわいいお客さんにちょっとお茶でもしないかって言ったら『ウザイ』とか言われて｣

カチ

一刀｢先輩？｣

法寺｢しかも、その子北郷一刀に気があるとか！さらに、占いに来る女の子達はほとんどが北郷！お前の事を占えって言うんだぜ！『北郷君の趣味を占って』とか『北郷君に好きな人はいるのですか？』とか言われて！俺の質問は全くなし！北郷一刀！今ここでお前を呪う！いっそ、閲覧者の力を借りてお前に地獄を！｣

一刀｢いや、止めてください！つーか、閲覧者って誰？制作者も見てないで止めろ！｣

制作者｢しかたない、管輅さーん出番ですよ｣

管輅｢やれやれ、ようやく私の名が出たわい。『縛』！『封』！『盥』！｣

ゴーン

法寺｢･････あれ？俺はいったい？｣

管輅｢目が覚めたがこのバカモノが｣

一刀｢いったい、何が？｣

管輅｢気にするな、こいつは感情が高ぶるともう一つの人格『呪いモード』になるだけだ｣

一刀｢呪い（汗）｣

管輅｢安心せい、いくらなんでも死ぬような呪いを掛ける事はしないさ。こいつもお前さんの事けっこう心配していたからさ｣

一刀｢先輩･･俺のために･・うぅ｣

管輅｢といっても、お前さんが女の子達とイチャイチャしている事が分かると怒ってすぐ帰ったがな｣

制作者｢そりゃそうですよね。俺だってそうするな｣

一刀｢（汗）｣

制作者｢とりあえず、自己紹介をお願いします｣

管輅｢うむ、姓は管、名は輅、字は公明だ｣

制作者｢正確には管輅さんもオリキャラの部類に入りますが｣

管輅｢別にかまわんだろ、原作や小説にも登場してるし。オリキャラとは入らないだろ｣

制作者｢では、そうしましょう｣

制作者｢長くなりましたが、とりあえずこの質問を｣

自分の先祖に出会ってどう思いましたか？

法寺｢いやー正直ありえないと思いましたね。だっていきなり現れて『お前は私の子孫じゃ』とか言われて、その後かってに台所から食べ物を食べて、新手の詐欺かと思いましたよ｣

一刀｢おいおい、管輅さん、あんた本当に有名な占師か？｣

管輅｢当然じゃ、だがあの時は腹が減ってついな。てへ｣

一刀｢可愛いっ子ぶっても無駄｣

制作者｢それじゃ今度は管輅さんの番｣

自分の遺伝子を持つ者に出会ってどう思いましたか

管輅｢実に興味深いと思ったぞ。正史に居ながら私と同じ仙術など扱えるからの｣

一刀｢へぇー仙術ってどんなの？｣

法寺｢式神や、霊感、あと簡単な結界ができるかな｣

管輅｢他にも、転移術や治癒術も存在する｣

一刀｢へぇ｣

制作者｢とりあえず、今回はこの辺で｣

全員｢ありがとうございました！｣

特別コーナー

皆の者！俺の名前は鎌倉法寺（呪いモード）だ！

閲覧者の方々、世の中不公平だ！なぜこの世にモテル人間とモテナイ人間が存在する？俺はこの世界が憎い！特に！北郷一刀という人物だ！

何故あいつだけがモテル！何故俺達はモテナイ！顔か？金か？権力か？

違う！北郷一刀には別の物があった！

あいつには種馬スキルという物があった！

コレこそ！北郷一刀の魅力の根源でありそして我々が憎むべき物だ！

我に力を！

我らが北郷一刀を討つのだ！

ここにて『種馬殲滅会』を立ち上げる！