真・恋姫無双 外伝 「友への誓い」  7話 「決意のあとに・・・」
[全6ページ]
-1ページ-

〜城門前〜

 

諒「ただいま・・・」

 

愛紗「諒殿!!」

 

そう言って愛紗が抱きついてくる

 

諒「心配かけてすまなかったね」

 

愛紗「いいのですよ

あなたがご無事なら・・・」

 

桃香「あのぅ・・・

チビさんは?」

 

桃香様が気まずそうに

たずねてくる

 

諒「すまない・・・」

 

桃香「そんな・・・」

 

諒「でもチビは

笑顔でいったから・・・」

 

桃香「チビさん・・・」

 

桃香様が涙をながしている

それは愛紗も同じに

たしかに彼女達は

チビとの付き合いは

短いかもしれないが

彼女達にできる限り

尽くしたチビは

彼女達の心と

民の心にちゃんと

名を刻むであろう

 

そうやって

英雄は人の心に

刻んでいったのか

自分の名を・・・

 

そうだから

俺はその英雄達から

受け継いだ魂を

最後の一片まで

愛する人たちの為に

使おうと・・・

-2ページ-

 

数刻前

 

一人の青年が

墓の前にたち

手を合わせていた

 

諒「アニキ・・・

チビ・・・デク・・・おっさん・・・

俺は行くぜ

アニキ・・・この布をもらうぜ」

 

俺は自分の腕に黄色い布を

巻きつける

それから後ろを向き歩いていると

 

???「行って来い・・諒!!」

 

諒「えっ・・・」

 

振り向くとそこには

なにもなかったが

たしかにそこには

彼の意思があったことを

俺は感じた

 

諒「ああっ!!」

 

俺は拳を高く天に突き上げ

上で見守ってくれているで

あろう人たちに

誓う

 

諒「アニキ達の志

確かに引き継いだぜ!!」

 

彼の背中を

暖かい追い風が吹く

 

諒「さて生きますか・・・」

 

一人の青年は

一人の漢として

旅立っていった

-3ページ-

 

〜城にて〜

 

俺は自分の部屋に戻り

しばらく

なにもしないまま

ぼうっとしていた

そんな時

 

愛紗「諒殿・・・

いますか?」

 

諒「どうぞ

入って」

 

ガチャ

 

諒「どうしたの?」

 

彼女は顔を赤く

しながらもじもじしている

 

風邪か?

それとも傷が熱をもったとか!?

 

俺は心配になり彼女に

問いかける

 

諒「顔赤いよ

体の調子でも悪いの?」

 

愛紗「そっそうではなくてですね」

 

彼女はさらに顔が赤くなり

口を徐々に開き始める

 

愛紗「いってくれましたよね?

愛する人と・・・」

 

諒「あっ!!」

 

・・・・ボンッ・・・・

 

双方の顔がこれ以上ないくらいに

赤くなる

 

諒の思考

 

あばばばばば

どうしようどうしよう

戦いの最中必死だった

から救おうと必死で

その時さらっと本音が

出ちゃったのか

ここでどう答える?

俺はどういって彼女に

答えたらいい?

生まれてから

女性との付き合い

なんてねぇーー!!

そもそも妹と母親以外の

女の子と話した記憶すらないのにーー

告白しちゃった?

振られてたらどうしよう・・・

 

愛紗の思考

 

言ってしまった

私は諒殿に聞いて

しまった

私はこの人に

愛してほしい

一人の女として

あってから

たった1週間だが

彼の優しさ

彼の心の強さを

しった

そして決意に満ちた

背中も・・・

 

 

 

諒・愛紗「あのっ」

 

諒「そちらから

どうぞ・・・」

 

愛紗「諒殿が先に・・・」

 

諒「じゃあ俺から言うよ?

・・・俺は愛紗が好きだ・・・」

 

愛紗「っ!」

 

そう言い放った瞬間

彼女の顔が真紅

と言えるまで赤くなる

 

愛紗「わ・・・です」

 

諒「へっ?」

 

愛紗「私も諒殿のことが

好きです・・・」

 

思わず彼女を抱きしめた

 

諒「愛紗・・・愛してる・・」

 

愛紗「はい・・・お慕いしております」

 

彼女と口付けを交わす

 

その夜

 

深く交じり合う

二人の姿があった

-4ページ-

次の日

 

〜昼〜王者の間において

 

桃香「私達のご主人様に

なっていただけませんか?」

 

諒「へっ?」

 

耳がおかしいのだろうか?

今とんでもない言葉が

聞えてきた気がする

 

諒「もう一度お願いします」

 

桃香「だから私達のご主人様

になっていただきませんか?」

 

やっぱり耳がおかしいのだろう

と思い

 

諒「冗談ですよね?」

 

桃香「冗談じゃないよ?」

 

諒「ええええええ!!!?」

 

たぶん夢だ

これは夢だ

これは多分俺の

いかがわしい

気持ちから

きた妄想だ

夢から覚めろ

俺!!

俺は自分の顔を

殴って目を覚まそうとする

 

・・・痛い・・・

 

桃香「なにをしてるんですか?」

 

諒「ちょっとこれが現実か

どうか確かめたくて・・・」

 

桃香「そっそれで

答えをお願いしますね」

 

諒「それより

なんで俺なんですか?」

 

桃香「それはあなたが天の御使い

だからです」

 

諒「なんですか?

それ・・・」

 

桃香「天の御使いとは

こちらの占い師がいっていた

戦乱をしずめる英雄です」

 

伏犠・・・

俺この世界で自由に

生きていいのでは

なかったのだろうか

ちょっと

今度拳で聞いてみるか

 

 

伏犠「なんだ

なんか悪寒が・・・」

 

sideout

 

そんなことを考えていると

桃香様が心配そうに

たずねてくる

 

桃香「あのぅ・・それで

お返事は・・・」

 

無理だ・・・

こんな顔されたら

だれだって了承してしまうだろ

 

諒「わかりました

俺でいいのなら

やりましょう」

 

桃香様の顔が

パアーーーと

明るくなり

 

桃香「やったーーー

これからは私のことは

桃香と呼び捨てして

かまいませんからね

ご主人様♪」

 

いままでにない

ご機嫌さだな・・・

嬉しそうに

飛び跳ねて喜んでいる

姿はまるで子犬のようだな

 

愛紗「これからも

よろしくお願いします

ご主人様」

 

諒「あのぅ

みんないままでどおりで

いいよ?

ご主人様なんて

言われると逆に困るから

普通に呼んでくれないかな?

二人とも」

 

桃香「わかったよ

諒くん」

 

愛紗「わかりました

諒殿」

 

諒「それより具体的に何を

したらいいの?」

 

桃香「それは・・・」

-5ページ-

 

数刻後

 

地獄だ・・・

そうまっていたのは

政務・・・

桃香これのために

俺を太守にしたのでは?

 

結果的にこの町を

桃香と二人で太守を

することになり

 

色々と改善の余地も

見つかったその結果が

これだった

 

ただでさえこの大陸の

文字は少ししか読めないのに

この政務量・・・鬼畜だ

鬼畜以外の何者でも

ない

ただでさえ

元の世界では

勉強が嫌いだった

というより

それもあるのだが

絡んでくるあほでも

の相手で

大変だったのだ

 

数刻後

 

諒「ぐへぇ〜〜」

 

桃香「くぅぅ」

 

二人でがんばっては

いるが

半分終わらせるのが

やっとだ

 

そんな時

 

鈴々「お兄ちゃん?」

 

諒「おっ鈴々!

風邪はもういいのか?」

 

その姿は

いつもみたいに元気はつらつと

した鈴々ではなく少し弱弱しい

感じだった

 

鈴々「それは大丈夫なのだ・・・

あのチビのおじちゃんのこと・・・」

 

諒「気にしてないよ」

 

鈴々「でも鈴々が風邪なんか

ひかなかったらチビのおじちゃんが

死ななくてすんだかもしれないのだ」

 

諒「もう過ぎてしまったことは

仕方ないから」

 

鈴々「お兄ちゃんは悲しく

ないの?」

 

諒「悲しいけど

それをいつまでも

悲しんでたらチビにも

アニキ達にも笑われちゃうから・・・」

 

鈴々「鈴々にはよく

わからないのだ」

 

諒「鈴々にもそのうちわかるよ・・・」

 

桃香「諒くん・・・」

 

鈴々「お兄ちゃん」

 

諒「それはそうと息抜きに少し

そとで遊ばないか?

天の国の遊び道具を

もってるんだが」

 

鈴々「やるのだ〜」

 

桃香「私も〜」

 

諒「じゃあ行こうか」

 

三人で外に出ようと廊下に

でた時に

 

???「どこへ行かれるのですか?」

 

諒「ああ庭でちょっと遊ぼうと

思って」

 

はっ

 

身の危険を感じた

 

愛紗「そうですか・・・

諒殿も桃香様も政務を

放り出してお遊びに・・・・

おまけに鈴々は警邏をさぼって

諒殿の所に行っていたとは」

 

後ろを振り向くと

憤怒のオーラをまとった

愛紗がいた

 

脳が危険を知らせる

アラートを鳴らしまくってる

 

諒の脳内

 

HQ!!

 

こちらHQ

 

敵を発見!!

援軍を要請する!!

 

援軍はだせない

現状の戦力で対処せよ!!

 

了解!!

 

脳内終了

 

 

現状戦力

 

桃香 鈴々

 

結果逃げる!!

 

諒「逃げるぞ!!」

 

わあああああ

 

一斉に全員回れ右で

逃げる

 

その衝撃で

野球の硬球がおちる

 

愛紗「まちなさい!!」

 

愛紗が硬球を投げる

 

ダッシュで角を曲がる

 

諒「これなら大丈夫だろ・・・

んっ!」

 

角にぶつかって落ちるはずのボールが

軌道を90度変えて飛んでくる

 

諒「なにいぃぃぃ!!?

どこのプロ野球選手だし!!

っていうか慣性の法則がん無視!?」

 

そういってる内に

ボールが鈴々の後頭部に直撃する

 

諒「鈴々ーーーー!!」

 

愛紗「さあ、おとなしく

政務に戻ってもらいましょうか

諒殿?桃香様?」

 

ひぃぃぃぃぃ

 

その政務は徹夜となった

-6ページ-

 

 

暇人28号です

はい今回は拠点とさせてもらいました

 

ついでに諒には一刀君

と同等の種馬スキルがあります

 

そんなこんなで

これからもよろしく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
こんにちは
暇人28号です
アンケート・番外編を
終え
本編が再開します

それでは
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
1398 1273 9
コメント
やはりあったか種馬スキルw今後の愛紗の嫉妬がどうなるやら^^(深緑)
御二人共>これからも応援よろしくおねがいします」(暇人28号)
ツンデレ要素高いなぁ、きっと二人きりだとモジモジデレデレ(ムカッ)くそう出会いほすぃー!(黄昏☆ハリマエ)
タグ
恋姫†無双 真・恋姫†無双 オリジナル メタギア 

暇人28号さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com