ミッドナイト†無双 魏編 |
一刀の消失から1年。
私は暇さえあればこの思い出の地へ赴いている。
「華琳様にブツブツ・・・」
隣の桂花が何か喋っている。
かわいい部下だけど、今だけはその存在が目障りね。
仕方が無い・・・。
伝家の宝刀「ハオウ拳」発動。
私以外の世界が灰色に染まっていく。
「あの歩く精液製造機ごときが・・・」
くっ、まだ幻聴が聞こえるわ。
ハァーー!!3倍ハオウ拳!!!
「・・・・・・」
ふっ、これぞ無音の境地。
一刀と駆けた日々はかけがえの無く、今でも私の中でキラキラ輝いている。
そして私はいつも一刀が帰ってくることを夢見ている。
「うお〜い!華琳〜!」
そう、こんな感じの声音で。そしたら私はめいいっ━━「!!?」
忘れるわけが無い。この声を。
目や鼻や口、肢体の全てが覚えている。
声が出ない。顔が動かない。思考が停まる。
振り向けない。
「時間かかったけど、やっと帰ってこれたよ。」
ひょうひょうと言う。そう、こんな男だったのだ。思い出の彼と何も変わらない。何一つ変わらなっっ!!!?
だっだだ誰だ?この筋肉マッチョは!?
一刀だけど一刀じゃない!顔だけ一刀だ!
服もピッチピチで半袖半ズボンになってる!
しかも、うっ腕が4本生えてるだと。
ああ、これは悪い夢ね。早く起きなくては。
気が付くと、私は一刀(偽)に向かって絶を振り上げていた。
しかし――――
「アシュラバスター!」
「ぎゃあああああああああああああーーーー!!」
「華琳様―――――!!あんたなにやってるのよ!」
「愛する人を守るため、厳しい修行の末に強くなったのさっ。」
「たった今、その愛する人を容赦なく地面に陥没させたわよね!」
「ふっ、安心するがいい。
魔法カード発動「死者蘇生」!!」
「死者蘇生って何!華琳様死んじゃったの!?」
ふいぃぃん。
不思議な音とともに華琳の体が輝いていく。
カリンハイキカエッタ!
「なっなんだってーーー!」
「なんであんたが驚愕してるのよ!!」
こうして魏は今日も平和だった。(完)
説明 | ||
魏エンドから1年後のお話。 | ||
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一刀なにやってんだあああああああww(sink6) いいのか?!!!?(黄昏☆ハリマエ) |
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真・恋姫†無双 魏 華琳 | ||
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