〜魏志恋姫伝〜1 |
第一幕、一章 黄巾の乱
時は2世紀、今から約1800年も前のことである。
当時の後漢王朝は、内部の権力争いにより衰退の道を辿る一方だった。
金で権力、地位が買えるまでに漢室は腐敗していったのである。
そんな中一つの噂が流れる“乱世を終わらせるべく、天の御使いが舞い降りる”というものであった。
こんな眉唾ものの噂にすがりつく程に朝廷は腐敗しているのである。
そして、荒れ果てた荒野に一筋の流星が落ちた。
一刀「ここは、どこだ?」
地面に寝てたせいか、体の節々が痛い。
そして、周りの光景に驚愕した。
見渡す限り荒れ果てた荒野なのだ。
「冷静で非常時むけの性格だよな、かずぴーって」そんな事を親友の及川に
言われたことがあるが、今回は流石に冷静にはなれなかった。
俺は確か残月を受け取って、中庭で刀を抜いたら光に包まれて。
ダメだ。思い出せない。
とりあえず、現状を確認しよう。
持ち物は残月、財布、携帯、旅行バック(制服、下着類、水に食糧)
ちなみに携帯は圏外なので使用不可。もしものことを考えて電源はOFFにしておいた。
食糧は固形食で1年以上持つものなので、非常食にしたい。
こんなところにいるのも何なので、遠くに見える森に向かって歩き出した。
こういう時に、現代人だなとしみじみ思う。
(あれだけの距離、車があればあっという間なのに)
2時間かけて漸く森にたどりついた。
一刀は森の中に食糧を探し始めた。探し始めたのはいいが、空気が生臭いのだ。
これは死臭だ。
「きゃあぁぁぁぁ」
一刀は悲鳴のした方へ駆けだした。
そこにいたのは、金髪の女の子だった。周りには黄色い布を頭に巻いている男たちがいる。
彼女は大鎌をふり応戦しているが、いかんせん数が多すぎた。
気付いた時には、男一人を切り伏せていた。
納刀したままだが、それなりの威力はあったみたいだ
いきなりの俺の奇襲に賊は動揺していた。
また彼女はこれを好機とみて、反撃に転じた。
どうやら、最初に倒した男が賊のリーダーだったらしく、賊たちは「頭がやられた」と一目散に逃げて行った
一刀は思い出したように、女の子の方を見た。
一刀「大丈夫?君、名前は?」
少女「助けてくれて、ありがと。わたしの名は、――よ。」
今思えばこれが彼女“華琳”との出会いであり。
そして、始まりだった。
説明 | ||
第1話ですね。本編に入ります。できたら今日中に見習い解除したいものです。 さて今回は、黄巾の乱を部隊に一刀と華琳の出会いを書いてみました。 では、どぞどぞ |
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コメント | ||
実家に帰ってきて刀受け取って中庭に出て刀抜いただけの人間が何故旅行バックをもっているのかと。その上1年以上持つ固形食?こういうのをご都合主義と言うのだと思います。これらを持たせる理由なんて結構簡単にもっともらしく説明できるのにその手間を惜しむのは感心できません。あと、やっぱりキャラが崩れすぎなのでは…?(PON) 華琳が「きゃあ?」何かの策か?・・・素なわけは絶対にないだr(ざくっ)・・・。(狭乃 狼) 魏王が「きゃああ」だと?(ヒトヤ) |
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