桂花たんの武器講座+三国志講座 |
やっと休みがもらえ、順調に連載の続きも書いていますが調べ物をしていたらどうしても書きたくなったのでこっちを描いてしまいました。
「ということで早速呼んでみましょうか。私の隣の部屋で一刀と同棲生活をしている桂花さんです。どうぞ」
「ちょっと作者!!あんたがお隣さんって本当なの!?」
「何を言うかと思えば、本当ですよ。毎朝私が一刀と挨拶してるのみてるでしょう?」
「はっ!!そういえば・・・ねえ、まさか「聞こえていない」わよね?」
「・・・・・・」
「何とかいいなさいよ!!」
「ははは、安心してください。毎晩一刀とハッスルしてる声なんて聞こえてませんから」
「///やっぱり聞こえてるんじゃない(怒)」
「・・・えっ!?冗談のつもりでしたが本当に毎晩しているのですか?(2828)」
「なっ///こいつは、死ねぇぇぇ!!」
「ちょっと桂花さん落ち着いて。それはマクロスキャノンってギャ嗚呼!!」
・・・作者自己再生中・・・
「はあ、ひどい目にあった」
「アンタが悪いんでしょうがあんたが(怒)」
「はい、すみません。調子に乗りました」
「まあ、いいわ。で、今回は何をするの?」
「はい、まずは此方をご覧ください」
ある なし ?
桃香 愛紗 焔耶
紫苑 鈴々 冥琳
春蘭 星 穏
秋蘭 翠 明命
凪 桔梗 華雄
沙和 蒲公英
雪蓮 華琳
蓮華 季衣
思春 真桜
祭 流琉
亞莎 小蓮
麗羽 恋
猪々子 霞
美羽 斗詩
七乃 美以
シャム
トラ
ミケ
「なにこれ?あるなし表ってやつよね?けど?っていうのもあるけど」
「はい、その通りあるなし表です。実はこれは私が調べた限りの「正史の三国志」の時代に使っている武器があるかどうかの表です」
「えええ!?けっこういないじゃない。どういうことよ?それに?の人は?」
「それを説明する前に向こうの世界からゲストを呼んでいます。諸葛孔明、朱里ちゃんです。どうぞ」
「はわわ!?ここが天の世界なのですか!?あっ、桂花さん御久し振りです」
「久しぶりね朱里。作者、なぜ彼女を呼んだのよ?」
「それはですね。この表が少し間違いがあるのです。実は中国の武器としての槍はなんと諸葛孔明が作ったとされているのですよ」
「なっなんですって!!!」
「わっ私がでしゅかっあう、かんじゃった」
「そうなんですよ。武器としての槍は矛やハ(ひ)という武器から生まれたらしいのですが私が調べたところ「槍を発明したと言われる人物は、三国志時代における蜀漢の諸葛亮孔明であり、彼は軍隊に装備させた」と表記されてました。蜀の地は魏や呉より鉄が豊富でしたので作れたんでしょうね。ですので三国志の武将が槍を使っていた可能性はありますが恋姫および多くの三国志演義の作品のように黄巾の乱から槍を使っていたりとかはありえません」
「成る程ね。眉唾物だったわ。こちらに来て諸葛孔明の優秀さは理解したつもりだったけどこれほどとはね」
「はわわ、天の世界の私ってすごいんですね」
「他にも孔明は連弩(れんど)や空と飛ぶ方法も思いついていたとも言われますね。正しく天才なのでしょう」
「成る程ね。だから槍が武器の将は無しに含まれてるわけね。なら他の将は?」
「そうですね。前回で説明した人以外ですとまずは・・・」
華琳
「華琳様の武器の「絶」は大鎌、西洋ではサイス・サイズといわれている武器ですがこの時代にはありません。そもそもあのようないわゆる「死神の鎌」は想像上の武器です」
「それって本当なの!?」
「ええ、事実です。似たような武器が18から19世紀におけるポーランドの農民兵が使っていますが
柄にハンドルが付いている物でして華琳様が使っているような戦鎌はありません。実在する武器としての大鎌サイズは偃月刀の刃が逆に付いている様な武器ですね」
小蓮
「彼女の場合は武器のジャンル自体なんなのか分かりませんがあれを投擲武器の「チャクラム」だとするとこの時代にはありません。「チャクラム」は15〜19世紀にインドで使われていた武器です」
猪々子
「彼女の武器「斬山刀」もありえなさそうな武器ですが調べてみたところ「前漢に斬馬剣と呼ばれる両刃の武器が登場」とありましたのでありにしました。ちなみにですが日本における「斬馬刀」とは別の武器です。日本の「斬馬刀」とは「大太刀」といいます。分かりやすい例を挙げますと『灼眼のシャナ』のヒロイン、シャナの持つ大太刀「贄殿遮那(にえとののしゃな)」みたいなのが「斬馬刀」です。るろうに剣心の相楽左之助が使っていたのは想像上の武器ですがどちらかというと斬馬剣に近いですね」
?に分けられている人の武器について
「彼女達の武器に関しては「何時からあるのか分からない」という事で?に分けることにしました。あってもおかしくないですがあったかは不明という事です。詳しく書きますと」
焔耶
「彼女の武器の鈍砕骨は棍棒です。棍棒自体はもちろん三国志の時代にもありましたが恋姫の作中の表現を見る限り「全てが金属(恐らく鉄製)」の棍棒だと思われます。棍棒には「非金属の同一材質で作られた棍棒を単体棍棒」と「複数の材料を組み合わせた物を合成棍棒」と二種類があるのは分かりましたが「同一金属で作られた棍棒」がそもそも実在するのかが分かりませんでした」
冥琳
「彼女の武器は白虎九尾という鞭ですが、中国で鞭(むち)といえば鞭(べん)の事ですがこれも
唐以降の中国で生まれた武器で三国志の時代にはありません。しかも冥琳の白虎九尾のような牛追い鞭(インディ・ジョーンズが使っているようなあれ)がいつから中国にあったのかは不明です」
穏
「彼女の紫燕は九節棍となってますが本当に九節棍という武器があるか分かりません。七節棍なら知ってますが。似たような武器に九節鞭(くせつべん)という武器がありますがこれはどちらかというと鎖の鞭といった武器で別物ですね」
明命
「彼女の魂切ですがこれはあったとも無かったとも言えます。というのも刃が真っ直ぐは直刀は実在しましたがこれは切る為の刀身、握る部分である刀柄、そして輪のような刀環という部分がありますが繋がってます。つまり「全ての部分を一つの鉄から作られた刀」です。ブリーチの斬月みたいな刀です。もし明命の魂切がこの直刀ならば三国志の時代にあったと言えますが、日本刀のように柄と刀身が分かれる刀だった場合苗刀(びょうとう)または倭刀(わとう)となり日本から伝わった日本刀になりますのでありえません」
「・・・といった感じですかね。他にも詳しく説明してほしい物があったら言ってください。次に前回で来た質問に移りましょうか」
「ヒトヤさんからの質問の「武器の重さはどれくらい?」という質問ね」
「そうですね。これについては代表的な物の重さを書きましょうか。大体こんな感じとしか書けませんからね」
「実在する武器じゃないから分からないもんね」
「そういう事です。私が調べたと所」
青龍偃月刀 全長 1.7〜3m 重量 12〜25kg
丈八蛇矛 全長 3〜5.6m 重量 3〜5.2kg
方天画戟 全長 1.8〜2.2m 重量 3〜3.5kg
槍 全長 2.9〜8m 重量 2.5〜6kg
槊(さく) 全長 4〜6m 重量 5〜9kg 備考 中国版ランスで槍と同じ頃に出来た武器
矛 全長 2〜5.4m 重量 1.5〜5.2kg
ハ(ひ) 全長 3m 重量 2.5kg 備考 槍の前身
柳葉刀(りゅうようとう)全長 50〜150cm 重量 500〜2500g 備考 中国で一般的な刀
剣(けん 全長 70〜140cm 重量 600〜2500g
大刀(だいとう) 全長 2〜3m 重量 18〜24kg 備考 偃月刀の元になった武器
「大体こんな感じですね」
「成る程ね。中々やるじゃない。あっ、はい朱里。此方の単位を私達の世界に直したものよ」
「ありがとうございます桂花さん。・・・なるほどよくわかりしましゅ。あう、またかんじゃった」
「おや、そろそろ時間ですね。やはり向こうの人をこちらに連れてくるのは難しいみたいです。では朱里ちゃん、今回はありがとうございました」
「ありがとうね朱里。出来る事ならまた会いましょう」
「はい、華琳さんにお二人が幸せに暮らしていると伝えときますね。それではまたお会いしましょう、はわわ〜」
そういって朱里は消えていった。
「・・・あれ、挨拶にも使うのね」
「・・・そうみたいですね。次回は三国志での一番の残念キャラの紹介をしましょう。ヒントは「恋姫の三姉妹の一番下」です」
「・・・ほとんど答え言ってるじゃない。まあ、いいわ。後引き続き質問も募集しているわ。出来る限り作者が調べてみるらしいから気軽に質問してね」
「桂花さん、ご協力ありがとうございました。これ詰まらない物ですが「一番大きなテーマパークのチケット二人分」です。一刀と楽しんできてください」
「!?本当にくれるの!!ありがとう感謝するわ。ふっふん〜♪一刀とデート・・・えへへ♪」
「・・・・・・誰あの人?」
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前回投稿した桂花たんの武器講座で来た質問とあれから調べて分かった事実を書いてみました。 結構驚く事が多かったです。 |
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コメント | ||
偃月刀の重さ間違いかとググってみたら確かにそうでした。桁違いに重いんですね。勉強になりました。(moki68k) 恋姫には外史という便利な言葉がある。(スーシャン) |
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