一方、あのあとすぐに捕まった白蓮と華雄の姉妹は桃香の慈悲によってなんとか死刑は免れることができた。

しかし、新たな罰が与えられた。

「くそぉぉぉぉぉ！　なんで私が三国全ての内政をしなくちゃいけないんだぁ！」

「今度の賊は益州だとぉ！　遠過ぎるぞぉぉぉ！」

「うるせえ。文句言わずにさっさとやれ」

『はいぃ！』

一刀は容赦がなかった。

「生かしてもらえるだけでも感謝しろよ？　桃香のお願いがなきゃ首チョンパだったんだからな？」

『は、はい……』

その時、扉が開いて桃香と雪蓮と華琳が入って来た。

「ご主人様〜、おやつの準備ができたよ〜」

「かっじゅと〜、早く行きましょ〜」

「は、はやくちなちゃいよ！」

「ああ。呼びに来てくれてありがとうな！　ご褒美にみんな抱っこしてやるぞ〜」

先程までとは打って変わって優しい笑みを浮かべる一刀。

その笑顔に三人はふにゃー、と顔を綻ばせる。

そして三人を纏めて抱えあげて部屋を出て行った。

「……賊討伐に行ってくる」

「……ああ。頑張れ」

こうして二人は休みなしで働くのだった。

「平和だね〜、ご主人様〜」

「そうだね。これも全部桃香が頑張ったおかげだよ」

桃園で結盟を結んだ四人が城の中庭で和んでいた。

もちろん一刀にもたれかかるように。

「桃香様もですが、ご主人様のおかげでもあります」

「そうなのだ！　お兄ちゃんのおかげでいっぱい仲間が増えたのだ！」

「ははっ。あとがとう。みんなが可愛いからついね」

一刀にとっては雑作もないことだった。

しばらく和んでいると城が騒々しくなってきた。

そして一人の兵士が駆け込んできた。

「俺と代われ。　申し上げます！　華雄将軍が賊の頭の幼女を連れ帰ってきたそうです！」

「わかった！　華雄を手厚くもてなしておいてくれ！」

信賞必罰は当たり前。

「ご主人様！」

「ご主人様！」

「お兄ちゃん！」

「ああ、これからまた忙しくなるぞ〜！」

一刀は勢いよく走りだし、三人はその後を追いかけて行く。

一刀の物語はまだまだ終わらない……。

完。

あとがき

なんというか完結ですｗ

終盤はなんか適当になってごめんなさい！

ショタと違ってあまりネタが浮かびませんでした。

まあこれからの事なんですが、とりあえず外史演義を中心にしていくと思われます。

あとは頑張れ一刀くん、頑張れ一刀の番外編でもちょこちょこ投稿しようかなと。

番外編で書いてほしいのがありましたらぜひともお知らせください。

出来る限りご要望に答えたいとおもいます。

無理だったらサーセンｗｗｗ

ではではまた会いましょー（ ﾟ∀ﾟ）ﾉ

＜予告編１＞

「一刀さんも一緒に来てくれませんか！？」

「えっと、少し考えさせてもらっていいですか？」

――――それは自らの力量を理解している故か。

「はわわ！　なぜわたしたちのことを知ってるのですか！？」

「まだまだ無名なはずなのに……」

「えっと…………夢を見たからかな。あははは」

――――歴史を知っている事を武器として。

「お久しぶりです。無事でなによりです」

「へぅ……」

――――可愛い女の子に悪い子はいない。

「わんわん！」

「ふっ、俺に敵うとでも思っているのか？」

――――犬と戦うバカ一人。

「こいつもろとも殺っちまえー！」

「お前らのような下衆にこの人たちは殺させやしない！」

――――知っている事を見過ごすことが出来なかった。

「俺は、劉玄徳の理想を叶えるために天から遣わされたものだ！」

「な、なんだあの服は！」

――――逃げることはもうやめた。

真・恋姫†無双 外史演義　NOW ON SALE!

実際こうなるとは限りませんｗｗｗ

＜予告編２＞

「へぅへぅ」

「へ〜、それは大変だったね〜」

「へ、へぅ♪」

「さすがだね」

真・恋姫†無双 頑張れ一刀 番外編　COMING SOON!

これは絶対書きませんｗ