バカとテストと召喚獣「サブタイトル未定」 |
「・・・おい、翔子」
「・・・・・・浮気は許さない」
「その前に、朝目覚めたら縛られている事について聞きたいんだが」
「・・・・・・お仕置き」
「待て、翔子!色々とツッコみたい所はあるがまずはそのエプロンをしまえ。それをどうするつもりだ」
「・・・・・・この前、テレビで男の人は裸エプロンが好きだって言ってたから」
「落ち着け、翔子。前にも言ったがそういうのは自分がやって嬉しいものではないぞ、後その番組はもう見るな、俺の身が危険すぎる」
「・・・・・・私は雄二がやっているのが見たい」
「・・・・・・ちょっと待てやコラ」
「・・・・・・ね?」
「ね、じゃねぇ!そんな甘えた顔をしても俺は騙されんぞ!」
「・・・・・・なら強行手段」
「だから、おまっ、どこからスタンガンをもって・・・」
―バチバチバチッ―
「ぎぃゃぁぁっ!!」
「・・・・・・あ、浮気の事を聞くの忘れてた」
「・・・簡単に人に・・・スタンガンなんて使うんじゃ・・・ねぇ・・・」
「・・・・・・雄二、聞きたい事が」
「ぐふぅ・・・・・」
「・・・・・・ちょっとやりすぎちゃったかな?」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・タヌキ寝入りは良くない」
「ぐげぇっ、何故バレた!?」
「・・・・・・そんなの妻なら当たり前」
「妻じゃないだろ」
「・・・・・・もう許さない」
「やめっ、ぐぁぁぁぁぁっ!!」
「・・・・・・最初からやらせてくれたらよかったのに」
これから一週間、鉄人の顔を見続けると思うと鬱になってしまいそうな月曜日の朝のHR、鉄人の雰囲気がというか何かが違っていた。
「いいか、お前ら、突然だが午後からこの一週間、Fクラスにというか2年生、全クラスに一名ずつ転校生がやってくる。転校生と言っても他校からの留学だがな」
ふぇ、転校生?留学?前で話している鉄人、もといこのFクラスの担任、西村先生からの聞きなれない言葉に一瞬戸惑ってしまう。
「だから、迷惑や悪印象を与えないようにな、特に吉井」
「なんで僕なんですか!?」
雄二や、ムッツリーニならともかくなんで僕が言われないといけないんだ!
「それは、お前が、バカだからだ」
この鉄人、鉄クズにしてやりたい。
とりあえず、今は落ち着け、僕一人ではどうにもできない事はわかっている。そんなバカな事は、流石の僕でもやらないさ。
(雄二、知ってた?)
(いや俺も知らなかったな。クラス代表にも話は来ていない)
と、横で目で合図を送り合っているのはこのFクラス代表で僕の悪友、そして最近結婚間近な坂本雄二だ。
(とりあえず、午後になる前の休憩時間辺りにババァの所に行ってみるか)
(そうだね、なら僕も行くよ、転校生が来るなんて気になるし)
僕達は合図を送り合い、会話を終わらせた。
そしてHRが終わった後。
「いきなり、他校からの留学なんてびっくりですね」
少し困惑しながらも転校生が来るという期待感から笑顔で話しているのは、このFクラスの三人美少女の一人、姫路さんこと姫路瑞希さんだ、あぁいつもこの笑顔に癒される・・・・・・、例えるなら癒しの女神だ。
「そうじゃな、でも仲間が増えるというのはうれしいものじゃ」
その言葉に返事しているのは、Fクラス三人美少女の一人、僕の友人である秀吉こと木下秀吉だ、うん、いつも事だけど秀吉は可愛いなぁ・・・、この笑顔は世界を平和にできるよ・・・・・・、秀吉は平和の女神だね。
「でも、もし女の子だったら・・・・・・」
・・・・・・で、僕の事を狩るかの如く睨み付けているのは、一応Fクラスの三人美少女の最後の一人、美波こと島田美波だ、優しい時は優しいのにどうして普段はこんなに怖いのだろうか・・・・・・、うん・・・・・・この恐怖感まさに闘争の女神だ。
「雄二は何も聞かされておらんかったのか?」
「あぁ、残念ながら俺も何も知らないんだ。」
「もしかしたら、ムッツリーニなら何か情報持ってるんじゃないかな?ねぇ!ムッツリーニ!」
と、僕の呼びかけにカメラを整備する手を止めこちらを振り向いたのが、性に対しては無類の強さを誇る、寡黙なる性識者ことムッツリーニだ。
「・・・・・・・何?明久」
「ムッツリーニさ、今日来る転校生に関して何か知ってたりする?」
「・・・・・・・一応、女子はいるとくらいしか」
「誰がどこに来るとまではわからないとな」
「・・・・・・・流石に、そこまでは」
ムッツリーニですら情報を握っていないなんて・・・、急に決まった話なのかな?
「でもせっかくなら女の子の方がいいよね、ムッツリーニ」
「・・・・・・・そんな事には興味はない」
「またまたそんな事言って、僕は女の子の方がいいけどなぁ」
「ふぅ〜ん、アキは女の子の方がいいんだ?」
すっと、僕の腕の関節を曲げながら美波がって、いだぁあああああああ!!!
「何で怒ってるの!?ただ僕は、女の子が増える方が、姫路さんや、美波が喜ぶかなって!!!痛い痛い痛い!!!」
確かに女の子が増えてくれるのは僕個人としても嬉しいけど、今それを言ったら僕の命が危ない為言わないでおく。
「とりあえず、お昼にはその転入生が来るんじゃな?」
ここで話題を戻す為に秀吉が雄二に聞いていた。
「鉄人が言うにはそうらしいな、午後からは何かするんじゃないか?」
「せっかくなら仲良くなりたいしの」
「とりあえず、島田、明久をこっちに貸してくれ!」
雄二の声が聞こえて、美波は腕の関節を手早く治してくれた。
最近、どんどん技のレパートリーが増えてるのではないだろうか、というか今間接を普通に治してたし・・・・。
「まぁ、とりあえず、今から俺と明久で学園長もとい、ババァに事情を聞きに行くつもりだ」
「そうだね、1時間目が始まる前に行かないと先生も来ちゃうしね」
「んじゃ、さっさと行ってくるか」
「朗報を待っておるぞぃ」
秀吉に見送られ僕たちは学え・・・・、もといババァの所に向かうのであった。
説明 | ||
バカテスのアンソロ小説です 本編とちょっと似通った表現があったりしますがそれも作品への愛だと思っていただけると嬉しいです 時期的に言うと6と7巻の間ぐらいだと思っていただけると助かります オリジナルのキャラを出す予定です ゆっくり更新していく予定なので良ければ応援してください・・・ |
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コメント | ||
続きが見たい(スネーク) 続きお願いします(VVV計画の被験者) |
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