「リトバス」あーちゃん先輩の女子寮放送局その5 |
「楽しい時間もあっという間!そろそろお別れの時間
がやってまいりました。」
「わふ〜。名残惜しいのです。」
「まあ、能美さんにはあんなことやこんなことまでた
くさん聞いたから、疲れているんじゃない?」
「いえ!あいむ・のっと・たいあどぅ!なのです!!」
「一瞬犬耳がみえたような……。」
コクリ。
「わふ〜?」
「う〜ん。かなちゃんの言っていたこともよくわかる
わぁ……。」
「佳奈多さんは一体どこへ行ってしまったのでしょう
か?」
バタン。
「あ、かなちゃん。」
「おかえりなさいです〜。」
「ふう……とりあえずあいつは反省室に押し込んでおいたわ。」
「佳奈多さん。べり〜べり〜たいあどぅです。」
「ええ、クドリャフカ。でも、もう一息で終わるわ。」
「それはなにより……で、なぜこちらを見るのかい、かなちゃん?」
「先輩にもお聞きしたいことがございますから。一緒に来ていただけますか?拒否権はあ
りませんよ?」
「ひぃ〜!」
「では、番組はここで閉めるとしましょう。アシスタントは私、二木佳奈多と。」
ガタガタ、ブルブル。
「メインパーソナリティ、みんなのあーちゃん先輩と。」
「ゲストの能美クドリャフカでお送りしました!」
「それでは次回をお楽しみに。さて行きますよ先輩!!」
ズルズル。
「助けて〜。また次回〜。」
バタン。
「えーと、しー・ゆー・れい…」
バタン!
「ふっふっふ。ようやく二人きりだな、クドリャフカ君。」
「来ヶ谷さん!?いったいなにを?わふ〜!!」
『あーちゃんの女子寮放送局。この番組は、学生食堂、女子部活連合、そして闇の執行部
の提供でお送りしました。』
『わふ〜〜!!』
完
説明 | ||
リトルバスターズ!シリーズの小説コンテスト応募作 連作その5 |
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